オペラ『カルメン』
ローザンヌ歌劇場オペラ『カルメン』2009年10月22日(水)iichikoグランシアタ『カルメン』を劇場で見るのは、2回である。カルメンとドン・ホセ。運命の出会いというか、皮肉な出会い。カルメンとの出会いがなければ、ドン・ホセは、田舎で幸せな別な未来があっただろうが・・カルメンに恋をしたがゆえに、罪を問われ、密輸団に加わり、最後は、カルメンを刺して殺人をしてしまう。オペラは、こうした悲劇を軽やかに歌い上げる。今回のオペラは、フランス語。さすがに日本語字幕がないと意味は不明である。今回の演出は、アルノー・アルベルト。斬新だった。幕の始めに赤を基調とした芝居が入り、舞台装置もシンプル。4幕は、白を基調とした舞台セット。地方として1年1度見るオペラとしては、少し高尚と思える舞台であった。