それでもボクはやってない
周防正行監督の「それでもボクはやってない」を見た。電車で痴漢に間違えられた青年が“裁判”で自分の無実を訴えるというストーリー。この映画のテーマは、日本の裁判制度の問題点を浮き彫りにした点だろうか。でも、これから陪審員制度が導入されると思うと、陪審員って、辛いですね。どうしても、女子中学生に同情してしまうのは、人情だろうから・・・でも、やってもいないのに痴漢をやっていないのに、無実が認められないなんて・・・裁判って怖いなあ。これは、一種の不条理映画だろう。弁護士から、やってもいないのに痴漢を認めるように勧められることもある意味で怖い気がする。今回出演していた山本耕史がNHKドラマ”マチベン”でも、冤罪を描いていたが、人を裁く事は本当に難しい事だ。