感覚、こころのキャパ
人間的なスケールに年齢は関係ない、と最近とても感じる。たとえば、15歳の辻本選手が阪神に指名された。彼のいうことには「プロ野球選手になるだけでなく、監督をするところまで目指したい」スケールがでかい。私が十五歳のころなど、せいぜいどこの高校に入ろう、くらいしか考えていなかったと思う。彼のような考え方をしていると、当然日々の暮らし方は高校入学だけ考えている人間とはまったくちがっているだろう。そして、1,2年後の結果も違っているだろう。彼のような身体能力をもっている同じ15才はほかにもいると思うけど、彼のように考えている人間は何人いるのだろう。心のスケールの大きさは、人の歩みに大きな影響を与える。ふとわが身を振り返っても、年をとるにつれ、それだけでえらくなってくるような錯覚(慰め?)が働くことがあることに気づく。年をとるだけでなく、感覚、心のスケールも大きく深くしていきたいものだなと思う。