イシミカワの実、サフランの花、ツワブキの花、ノブドウの実、ピラカンサスの実、プラタナスの実、ホトケノザの花。ウォーキングコースでの自然観察(続き)。
☆ウォーキングコースでは、新たな花や実が目立つようになりました。昨日の続きです。☆写真は全て楽天写真館から掲載していますので、クリックすると鮮明な画像になります。◎イシミカワ(タデ科イヌタデ属)の実☆ウォーキングで、いつもと違うコースを歩いていると、空き地の雑草の中に、見なれない青紫の実を見つけました。☆三角形の花の形や、茎に棘があることから、タデ科の植物ではないかと考え探してみました。タデ科イヌタデ属のイシミカワです。☆7月から10月に、他のタデ科イヌタデ属と同じ形の花を咲かせますが、花の後に萼が肉質となって果実を包み、藍色に変化するという特徴を持っています。☆花の時期には花びらのように見える萼が、実の時期には果実を包んで藍色になるというのは不思議です。イシミカワ(石実皮)の名前の由来は、よくわからないようです。初めて出合った不可思議な植物でした。◎サフラン(アヤメ科クロッカス属)の花☆ウォーキングコース(玉川上水)の柵の中で、サフランが咲き始めました。☆地中海沿岸原産で、江戸時代に日本に渡来したそうです。☆雌しべが香辛料として使用され、1グラム500円から1,000円するそうです。1グラムとは、いったい何本の雌しべなのでしょうか?!◎ツワブキ(キク科ツワブキ属)の花☆ツワブキは、昭和記念公園で、何度も見かけましたが、ウォーキングコースの日陰でも咲き始めました。◎ノブドウ(キレハノブドウ)( ブドウ科ノブドウ属)の実☆ウォーキングコースの大きなノブドウ(キレハノブドウ)の実は、しだいに色づいてきています。見つけた時から、1カ月近く立っています。☆実が鮮やかな青や紫色になってきました。◎ピラカンサス(バラ科トキワサンザシ属)の実☆ウォーキングコースの民家の塀で、ピラカンサスの実が鈴なりでした。◎プラタナス(スズカケノキ科スズカケノキ属)の実☆プラタナスの実を見かけました。プラタナスは、スズカケノキ属の総称だそうです。前回調べたところ、ウォーキングコースのこの木は、アメリカスズカケノキのようです。◎ホトケノザ(シソ科オドリコソウ属)の花☆ウォーキングの途中で畑を見たら、ホトケノザが咲き始めていました。春を告げる花と思っていたのですが、小晴日和の中で花を咲かせたのでしょうか。他の多くの植物たちも、春に向けて新芽を育て成長のエネルギーを体内に蓄えているのでしょう。◎うららかな春は きびしい冬のあとから来る 可愛い蕗のとうは 霜の下で用意された☆これから寒さが厳しい冬本番になり、その後、いっせいに山野草や木の花が咲く春がやってきます。しろうと自然科学者がブログを始めたのも、冬を乗り越えてスイセンやフクジュソウが咲き始めた今年の2月末でした。☆ふと、「うららかな春は きびしい冬のあとから来る 可愛い蕗のとうは 霜の下で用意された」(作家:宮本百合子)という言葉を思い出しました。季節の変化と植物の成長を書いていますが、そこには人生の厳しさや困難を乗り越えていくことや、もっと広い意味で閉塞感があり先行きの見えない時代の中で新しい時代の到来への思いも込められていたのかも知れません。