クリスマスローズに続いて、庭でクロッカスが咲き始めました。雌しべが香辛料として使用されるサフランとの違いを観察してみましたが……
☆マンション北側の庭の木の根元に植えてあるクロッカスが咲き始めました。昨年も、咲き始めたのは3月中旬でした。☆クロッカスとは、アヤメ科クロッカス属に属する園芸品種を総称したものです。このうち、秋に咲くものをサフランといい、薬用・染料・香料として用いられています。これとの対比で、早春に咲くものを春サフラン・花サフランともいいます。原産地は地中海沿岸から小アジアで、80種が知られているそうです。庭では黄色や青紫の花が多いですが、白花もあります。☆本格的な開花はこれからで、次々とつぼみが出て膨らんできています。☆ウォーキングコース(玉川上水)では、11月中旬にサフランが咲き始めます。地中海沿岸原産で、江戸時代に日本に渡来したそうです。雌しべが香辛料として使用され、1グラム500円から1,000円するそうです。黄色い花粉が見られる雄しべ、濃い赤色で3裂し糸状に長く伸びた雌しべの花柱がわかります。(2012年11月11日撮影)。☆サフランとの比較で、クロッカスの花を観察してみました。黄色い花では、花粉が付いている雄しべはわかりますが、雌しべははっきりしません。☆そこで、紫色のクロッカスの花の中を観察してみました。花粉が付いている雄しべ、長く伸びている雌しべが見えます。☆雌しべの花柱は3本です。1本の花柱が基部で3裂するのはサフランと共通しているようですが、サフランのように糸状に長く伸びてはいません。☆北海道・東北地方は吹雪など荒れ模様ですが、ここ立川では庭で毎日新たな花が咲き始めており、明日以降にラッパスイセンやカイドウなども咲きそうです。