12A 弁理士試験 過去問 計算機工学(その2)
こんちくは。論文試験の過去問。第6弾 選択科目:計算機工学問題(その2)。 特許法 昭和40年~昭和54年 特許法 昭和55年~平成07年 特許法 平成08年~平成15年 実用新案法 昭和40年~昭和54年 実用新案法 昭和55年~平成07年 実用新案法 平成08年~平成15年 意匠法 昭和40年~昭和54年 意匠法 昭和55年~平成07年 意匠法 平成08年~平成15年 商標法 昭和40年~昭和54年 商標法 昭和55年~平成07年 商標法 平成08年~平成15年 条約 昭和40年~昭和54年 条約 昭和55年~平成07年 条約 平成08年~平成13年 計算機工学 昭和63年~平成05年 計算機工学 平成06年~平成09年 計算機工学 平成10年~平成12年 計算機工学 平成13年~平成17年<計算機工学問題 平成6>[1]マイクロプロセッサに関して、次の各問に答えなさい。(1)次の括弧内の用語全部を必ず1階以上使って、一般的なプロセッサが命令を実行するときの、もっとも基本的なすじみちを解説しなさい。(プログラムカウンタ、アドレス、バス、命令、メモリ、フェッチ、デコード、実行、算術論理命令、データ移動命令、オペランド、データ、書き込み、制御移行命令)(2)最近話題になっている「スーパスカラ(スーパースケーラー)」とはどのような方式で、そのような点が優れているかを、上問と関連付けて説明しなさい。(3)16ビットのアドレスバスに対して、A000~A7FF番地を選択するためのアドレスデコード回路を描きなさい。MIL表記の使用を勧める。[2]プログラムの中に現れるデータの表現や構造に関して、次の各問に答えなさい。(1)引数の「値渡し」と「参照渡し」について説明し、実現法や利用上の違いを明らかにしなさい。(2)「再帰呼出し」と「スタック」の関係を論じなさい。(3)プログラミング言語の中で、「型」とその「インスタンス」が表現される例を示し、説明しなさい。(4)「リンクドリスト」はどのようなときに便利かを論じなさい。(5)「抽象データ型」について説明しなさい。(6)上記(1)~(5)の中から、「オブジェクト指向」に関連の深い事項を指摘しなさい。[3]Menu、A、Bの3つのウインドウをもつアプリケーションプログラムがある。ユーザは3つのウインドウのどれかの中にいて、どのウィンドウにも移動できる。ユーザがMenuにいるとき、1秒後にAに移っている確率は40%、Bに移っている確率は50%である。またAにいるとき、1秒後にMenuに戻っている確率、Bに移っている確率は、どちらも10%である。Bにいるときは、1秒後にMenuに戻っている確率は10%、Aに移っている確率は50%である。このとき、ユーザが、Menu、A、Bそれぞれのウインドウの中にいる確率を求めなさい。ただし、1秒の間に2回以上ウインドウを移動することはないものとする。<計算機工学問題 平成7>[1]]キャッシュメモリについて、次の各観点から論じなさい。必要なら、図や式を用いてもよい。(1)キャッシュメモリとはどのようなもので、コンピュータの中のどの部分で使われるかを述べなさい。(2)CPUからのアクセスの方法、ヒット時およびミス時の動き、メインメモリへの書き込みの方法など、キャッシュメモリの基本的な動作について簡潔に示しなさい。(3)ヒット率が高速化にどのように影響するかを示し、キャッシュメモリは、プログラムのどのような性質を高速化に利用したものかを述べなさい。(4)マイクロプロセッサ技術との関係を、最近2~3年の技術水準に基づいて解説しなさい。(5)複数のCPUが共有するメモリをそれぞれのCPUがキャッシュするとき、一貫性保持の仕組みにはそのような配慮が必要かを指摘しなさい。[2]次の各語は、コンピュータの中でデータの組織化のしかたを表したものである。それぞれについて、どのようなものかを説明しなさい。図などを用いてもよい。なお、はじめの二つについては、それぞれ内の観点による二語の比較も併せて示しなさい。(1)配列とリスト(2)スタックとキュー(3)ハッシュ表(4)知識フレーム(5)オブジェクト[3]次に示す組み合わせ論理回路のはたらきを説明しなさい。[4]次に、xの立方根yを求める手順を示す。これによって、x=4.0の立方根を求めるとき、yの値がたどる経過を数値で示しなさい。float cube_root(float x){float y=1.0, e=0.1;while(y*y*y-x>e|x-y*y*y>e) y=(2.0*y+x/y/y)/3.0;return(y)}<計算機工学問題 平成8>[1]10個の要素をもつ配列a[ ]がある。a[0]からa[9]までの値は、それぞれ3,7,0,8,1,5,6,4,2,9である。この配列に対して、次のような手続きを施したとき、a[0]からa[9]までの値はどのようになるかを示しなさい。また、配列の要素数が大きくなったとき、この手続きの手間はどのように増加するかを論じなさい。int j,k,temp;for(j=0;j