078 真理の探究
こんちくは。古来より人生の目的は「真理の探究」であると言われてきた。その真理には3つの説がある。「真理の対応説」「真理の整合説」「真理の実用説」*1私の理解では、以下の説明のようになる。「真理の対応説」は、事物を正しく認識すること。「真理の整合説」は、調和すること。和をもって尊し。「真理の実用説」は、実用的なこと。くだけて言えば、得すること、儲かること。では、特許活動における2大判断である「特許性の判断(特許になるものであるか否か)」と「技術的範囲の判断(侵害になるか否か)」は、真偽を問うことであるから、いずれかの説をとるべきではないか。ということで、どの説が役にたちそうか(実用説)、と考えると、基準になるものは、特許法、過去の判決であり、それに整合するもの(整合説)でなければならない。そうでなければ、客観的な基準とは言えない。となると、特許活動における判断は、対応説で行うべきである。という結論になる。そして、特許活動における意思決定(特許出願するか否か、特許権を行使するか否か)は、実用説に従い、特許性の判断等における理論的根拠は、特許法・判例であるということから整合説に従い、さらに、判断そのものは現実との対比によるものであるので対応説に従う。*1「心理パラドクス 錯覚から論理を学ぶ101問」三浦俊彦 二見書房キーワード 特許活動、特許、真理、対応説、整合説、実用説感想・質問・意見交換は下のコメント欄か私書箱をどうぞ。「今宵はここまでにいたしとうござりまする」(流行語大賞 1988年 流行語部門・金賞)。【クリック拍手 カチ カチ】 人気blogランキング ブログポポタル 【感謝】特許制度の基本 本ページの先頭に戻る