ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23
さて、久しぶりに日記でも書いてみる。チャイコフスキーのピアノ協奏曲 その中でも一番好きなのがこのアルゲリッチとコンドラシンの80年ごろの作品だ。 アマゾンのレビューを一通り見たが、誰もがアルゲリッチばかりを褒めている。 並みの天才ならその才能を焼き尽くしてしまうほどのコンダクター、コンドラシンあってこその名演ではないだろうか。 ミスタッチを単なるミスとして捉えていないか? そのミスにいたるまでの第3楽章の流れをなんと聴くか。 アルゲリッチのピチカは走る。 明らかにオケよりも走っている。 このコンドラシンVSアルゲリッチの戦いをなんと聴くか。 アルゲリッチの煌きを食うほどのオケは当時のコンドラシン以外ではなし得なかったものではないだろうか。 >「アルゲリッチにはテクニックが衰えない内にこの曲の再録音を希望したいです‥。」 この演奏の数年後にコンゴラシンがなくなってしまった今となっては、この演奏の再演は望めない。 惜しむらくは録音レベルが悪いことだが、それを補って余りある名演だと思う。 この演奏を名演だと思える自分の感覚は無くしたくはない。