今日の1枚・・・Easy Living
■Easy Living / Sonny Rollins(1977)年明けまで仕事がいろいろと入って忙しくなりそう・・・年末もぎりぎりまでだな・・・この間のロリンズが今年最後のライブになりそうだ。ここんとこ、自分の中でロリンズを再評価しているというか、引っ張り出してきて、聴く事が多い。何度も突き上げられた、あのこぶしを思い出す。この誰も真似することの出来ない世界・・・それがロリンズの魅力だな、いうまでもないことだが。ロリンズは常に変化し続けている。一箇所にとどまることなく。内からの衝動に突き動かされるように己を変革させてゆく。ワン・アンド・オンリー・・・彼のためにある言葉のようだ。『Isn’t She Lovely』の楽しげなソロ。オリジナルのスティービー・ワンダーのハープもかなりいいソロを取ってるが、ロリンズのは、それの上を行くと感じさせる。ギターもいいな。テーマ部分で、珍しくオーバーダビングしている『Down The Line』トニー・ウィリアムスのドラミングがいい。スタンダードナンバー『My One And Only Love』はソプラノに持ち替えて。楽器の違いをかなり意識したような吹き方だ。もう1曲ソプラノで『Arroz Con Pollo』美しいバラードと打って変わって、テンポの速いラテン調のナンバーだ。ジョージ・デュークのピアノ、トニーのドラムが心地いい。同名の映画の主題歌『Easy Living』ビリー・ホリデイとレスター・ヤングのものが有名だ。ビリーとプレス(レスター)の恋物語が有名だが、ロリンズの熱いバラードもいいな。「あなたのために生きるのは簡単 あなたが恋に落ちており 私もまた恋に落ちているから」という女性の熱い恋歌だ。恋とは落ちるものではなく、昇華してゆくものだということを感じさせるバラードを、その内容の通り、吹き上げる。歌心のあるサックスだ。最後はロリンズのオリジナル『Here What I’m Saying』で。70年代のロリンズはこのようなアップテンポのナンバーがよく似合う。オリジナルだけあってソロの展開は気持ちいい。この元気なジジイ、まだまだ頑張ってほしいなあ・・・ロリンズ、コーニッツあたりにはまだまだ力がある。その”名前”で吹くのではなく、実力が。1.Isn’t She Lovely2.Down The Line3.My One And Only Love4.Arroz Con Pollo5.Easy Living6.Here What I’m Saying”忙しい”とかいっときながら、珍しくマメに日記更新してるなあ(* ̄m ̄)m ̄)m ̄)m ̄)プッ