神楽舞
さんしゃいん倶楽部でご一緒している仲間が、和歌山からわざわざスタジオALLまで来てくれた。プライベートレッスンもいいけれど、こうして一緒に舞い遊ぶと、いい刺激になる。(実際のところ『遊ぶ』という余裕などないけれど。。。)2時間集中して、日常とは違った身体の動きをする。このゆっくりと丁寧な動きは、わたしのもっとも苦手とするところ。同じ姿勢を保つことの困難さ。ひざが震える、気がつくと腕が下がっている。まっすぐといわれても、手首が曲がっていたり、指が曲がっていたり。。常に身体の中の気の通りをよくして、全身隅々にまで神経を行き渡らせる。しっかりと身についてしまった身体の癖は、相当意識的にしていないと、なかなかとれない。本来の日本人の美しい動き、無駄のない動き、ひねらない動き、それは余計な力の入っていない、とてもたおやかで自然な動きだ。すっかり西洋スタイルで育った現代人の私は、泳ぎを始めたばかりのカチカチに力の入った状態。人が脱力さえしていれば、浮力が働くのと同じで、力むことをはずしていけば、きっと日本人として、動けるのだろう。なんとも燃費の悪いエネルギーの使い方をしていると自省。。