Ａｒｔ ｏｆ Ｌｉｆｅ研究所 プレイバックシアター　　　　　　

[ファミリーコンステレーション] カテゴリの記事

全30件 (30件中 1-30件目)

1

• 

  ファミリーコンステレーション1日ワークショップのご案内

  来週、1日ワークショップを開催しますので、ご案内します。 HIJのコンステレーションチームで行っている、年に２回の１日ワークショップです。 親子、夫婦関係、恋愛、仕事、お金にまつわる問題など、身近で困っている事に対して、全く異なった角度からの視点を得て、対応する事を可能にします。 システム(家族や会社組織など）のメカニズム(構造)がみえると、因果関係や法則に気づき、個人の選択肢が自由になって、人生がより拓けていくのを感じるでしょう。 セラピストや問題を抱えている人たちだけでなく、会社経営者・教師・子育て中の親など、様々な人にお薦めです。 (最小開催人数4名　定員20名) ■日時　2013年6月23日(日)9：45～16：45 ■会場　大阪市立生涯学習センター http://osakademanabu.com/umeda/?page_id=4970 〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第2ビル5・6階 【TEL】06-6345-5000 【地下鉄】御堂筋線・梅田/四つ橋線・西梅田/谷町線・東梅田 【JR】大阪駅/東西線・北新地駅 【私鉄】阪神電車・梅田/阪急電車・梅田 ■講師　渡辺美佐子 　　　　　(コンステレーションチーム・ファシリテーター) ■参加費　15,000円(税込15,750円） ■申　込　https://all-pt.sakura.ne.jp/reserve/entry.php?lesson_cd=60152 お電話（06-6210-3210）または、メール（info@all-pt.com）の場合、以下をお知らせください。 1.お名前 2.連絡先(連絡のつきやすい電話番号とメールアドレス(PC用と携帯)) 3.働きかけ希望の有無 ※なお、後程詳細をお知らせしますので、メール受信設定で、info@all-pt.comからの受信許可設定しておいてください。 解決したいと願っている問題に、【システム】という大きな視野から働きかけるグループワークです。 問題とも思っていないような、本人にとっては当たり前の痛みや苦しみも、もしかしたら、必要のないことだとわかるかもしれません。 犠牲者は必要なく、愛(命)の流れが、見える形でわかることで、楽にいきいきと生きる人生を手に入れましょう。

  2013.06.16

  コメント(0)

• 本気で問題解決を望んでいる方へ　恋愛や家族のパターン、人間関係などに働きかけます

  12月に入り、今年も残すところ1か月をきりました巷では、1年を振り返るイベントが次々とありますね毎年同じようでいて、2011年という年は、特別です。この先振り返るときに、強烈な祈念すべき年として、記憶に刻まれるでしょう。我々がこの生を、無期限ではないと、ちょっと油断していた人までもを、真剣にさせる意識変革を起こさせました。わたしにとっての大きな意識変革は、【ファミリーコンステレーション】との出会いでした。それまで経験したあらゆることが、伏線としてあったのも事実ですが、衝撃的に人生を変革させてしまう、強烈な影響力がありました。学び続けることで、わたし自身の生き方・モノの見方が、がらりと変わってしまいました。これまで描いていた自分の設計図が、すっかり変わってしまうのは、怖いことでもありますが、一方、自分の思い込みで創り上げた設計図ではなく、本来の自分が、楽にこの生を全うするために用意されていた設計図を、ただ感謝して受け取ることを選択したとき、我々の魂が歓んでいるのを感じます。関心のある方、自分の人生が変わる覚悟のある方、お待ちしています。必要な方へご案内いただけたら、幸いです。────────────────────────────■問題解決を本気で望んでいる方へ　　　　　　　　　　　恋愛や家族のパターン、人間関係などシステミックコンステレーション1日ワークショップ　Vol.2────────────────────────────http://www.all-pt.com/CL02_01/list.php?startview=5&endview=10#20111211ここでいう【システミックコンステレーション】とは、【ファミリーコンステレーション】と【ビジネスコンステレーション】を総称して使っています。【家族の座】と呼ばれているものと同じ流れのものです。【日　　時】　2011年12月11日(日)10:00-18:00【会　　場】　Art of Life研究所http://www.all-pt.com/sansahra.html【ﾌｧｼﾘﾃｰﾀｰ】　渡辺美佐子　(コンステレーションチーム・ファシリテーター)【参 加 費】　15,000円(税込15,750円）※申し込みフォーム　【プロフィール】渡辺美佐子ファミリー・コンステレーションの創始者バート・へリンガー氏に正式に認められた、日本で唯一のトレーニングを行う機関ヘリンガー・インスティテュート・ジャパンのトレーニングプログラム２期生を修了。その後も修了生特別枠で３期・４期修了、スーパービジョンで研鑽を深める。1990年第1子誕生を機に、保育士を取得し幼児教室を運営。TAや家族療法など様々な心理療法を学び、社団法人での相談業務後、独立。共著に『あなたの声が聴きたくて』(明石書店)　個人カウンセリングやグループファシリテーター、子育て講座講師。ファミリーコンステレーションは2005年から学び始め、2006年バート・ヘリンガー氏からも直接学び、2010年2011年には、ドイツでの国際システミックコンステレーション協会主催の集中トレーニングを２年連続修了、現在もなお常に最新の手法を提供できるよう精進している。コンステレーション関西自主勉強会発起人、世話人。コンステレーション・ファシリテーター。

  2011.12.02

  コメント(2)

• 問題を繰り返さないために、抱き続けないために～2/5(土)6(日)チェトナの2日間ワークショップ

  最近すっかり、タイガーマスク現象が世間で定着し、 各地の児童養護施設に、プレゼントや寄付が相次ぐ現象を、 TV局がこぞって、取材していましたね。 その取材の中で、現在の児童養護施設は、孤児院としてだけではなく、 虐待や犯罪被害者、加害者等の子どもたちなど、 さまざまな背景を持っている子たちが、共同生活を送っていると伝えていました。 以前、わたしが代理人として経験した、 チェトナの「システミックコンステレーションワークショップ」でも、 児童養護施設出身のクライアントのケースが、いくつかありました。 プライバシーに関わるので、詳細はお伝えできませんが、 環境的に、ご自身の出生についてさえ、事実を知らされることがなかったり、 あらゆる事実が、隠されていることの多いコンステレーションです。 たとえ会ったこともない両親だったとしても、 代理人を配する事により、システムを紐解いていくことができます。 負の連鎖を繰り返すことなく、途切れていた愛とつながり、 次の世代へとつなげていくことが可能なのです。 愛する人が出来、子どもを生みたいと考えたとき、 事実を見る勇気やエネルギーが湧いてくるのでしょう。 子どもの命の誕生を願うクライアント自らが、愛で満たされるとき、 おなかの子どももまた、愛で満たされたことでしょう。 いよいよ、来月2/5(土)6(日)チェトナのワークショップです。 ご自身の抱えている問題を解決したいという方は、 まだ、働きかけ枠が、若干残っていますので、速攻お申込み下さい！！！ また、このワークショップが、役に立ちそうな方がいらっしゃいましたら、 その方へのご案内をよろしくお願いします。 ここから、ご案内文↓ ********************転送歓迎********************************** ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 　　システミックコンステレーション　2DAYワークショップ　withチェトナ小林　VOL.8　 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ http://bit.ly/aN51oo http://www.all-pt.com/CL02_01/list.php#chetna8 ～～家族や仕事・お金の問題など、システムで起こる”もつれ”にアプローチ～～ わたしたちは、好むと好まざるに関わらず、システム(組織)に所属しています。 家族・学校・会社・国家など、様々な何層にもなるシステム(組織)の中で生きています。 システム(組織)というのは、一種の生命体のようなものです。 「種の保存」原理のように、生き残るという大目的のためには、多くの痛みや淘汰をも厭いません。 幕末や戦後の日本というシステムも、その痛みを超えてきたといえるでしょう。 大抵の場合、大きな痛みほど、耐えるよりも、感じないようにする常套手段が採用されます。 そうすることで、後に続くものの命を守ろうするのです。 ところが、過去を、なかったことには出来ません。 痛みはとどまり続け、世代を超えて出現するとしたら、あなたは驚くでしょうか。 家族や企業といったシステムにも、それぞれに過去があります。 表面的には見ないようにして、隠したとしても、過去の事実が消え去る事はなく、 潜在的に、現在のわたしたちに影響を与え続けているのです。 わたしたちが知る事のないそれらの過去が、世代を超えて、 「補償行為」という見事なシステムのバランスで、持ち堪えているに過ぎない場合もあります。 あるシステムの中でのバランスが崩れると、 システムの構成メンバーである誰かが、その補償行為をします。 その誰かとは、世代間を超越することもあり、本人に自覚がない場合もあります。 もし、表面意識では、望んでもいない補償行為で、生きづらい人生を送っているとしたら、 誰かが犠牲になることなく、バランスを取り戻せ、システム全体が改善されるヒントを、 このワークショップで発見できるかもしれません。 過去に必要だった犠牲に終わりを告げ、命の恩恵を享受し、 本来の生きるエネルギーとつながります。 ■日　時　　2011.2.5(土)6(日)　両日とも10：00-18：00 ■会　場　　Art of Life研究所　(大阪梅田駅から1駅/地下鉄南森町駅徒歩5分） 　　　　　 http://www.all-pt.com/sansahra.html#map ■講　師　　チェトナ小林 http://www.hellingerinstitutejapan.com/institute/index.html ■参加費　 36,000円(税込37,800円)　(1日のみ参加20,000円(税込21,000円） ■定　員　　20名 ■申込み／問合せ 　 Art of Life研究所　代表　渡辺美佐子 　 06-6365-6550(TEL)　06-6365-6563（FAX) 　 info@all-pt.com（e-mail) ■申込みフォーム　http://www.all-pt.com/contact.html ※申込みの際には、参加日と働きかけを希望するかどうかの明記を必ずお書き添え下さい。 なお、働きかけ枠は、2日間参加を原則とします。 ～～今までに理解できなかったこと、自分を駆り立てていた衝動、自分、家族、そして人間への深い理解が湧き起こることでしょう～～ ●このワークショップでは、２０人前後のグループで、１日４～５人の問題に働きかけます。 ●改善や解決を望んでいる自分の問題に、働きかけを希望する方は、事前に連絡が必要です。 ●参加者は、その場に参加して現象を体感することで、隠れていた自分の感情に気づいたり、理解が深まる事でしょう。 ●代理人(問題解決に必要な誰かの代理)として経験する、別人の体験を、感情や身体感覚として感じることで、新たな発見もあるでしょう。 ●システムという有機組織に、アプローチする事で、今まで予想もしていなかった認識が得られることもあります。*働きかけによって、深刻な問題（ひきこもり、薬物やアルコール依存症、自殺願望や過食・拒食、癌など）や、多くの人が抱える問題（不登校や夫婦間の不仲、親子の断絶、慢性的な頭痛や腰痛など）仕事やお金にまつわる問題（ビジネスネストラブル・借金など）に対して、全く異なった角度からの視点を得て、対応する事を可能にします。 *申し込みの際には、必ず、働きかけ(問題解決）を＜希望する＞＜希望しない＞のどちらかを明記の上、同意書を添付ください。 *働きかけによる別途費用はかかりません。参加費は同金額で、ワークの参加者全員が、対等です。 *問題への働きかけは、事前に申し込みされた方を対象に行います。 *働きかけを希望される方は、 記入用紙　http://www.all-pt.com/CL01_01/question.doc に必要事項をご記入の上、メール　info@all-pt.com に添付して下さい。 ＦＡＸや郵送でも受け付けます。 〒530-0045　大阪市北区天神西町４-４サンサーラビル1Ｆ　Art of Life研究所 ０６－６３６５－６５６３(fax) (番号をお確かめの上、お間違いのないようにＦＡＸして下さい。 届きましたら、確認の連絡を差し上げますので、連絡先をお書き添え下さい。） *１日に働きかけられる人数は、４～５人です。申し込み多数の場合、当方で緊急を要すると判断した方から選ばせていただきますので、あらかじめご了承ください。 *カウンセリングなど治療中の方は、担当主治医とご相談の上、ご一緒にご参加ください。*カウンセラーやセラピストが、クライアントと参加する場合、付き添いとしてではなく、ご自身も参加費を支払って、ワークの参加者の一人として、その場を経験します。*このワークの性質上、働きかけを受けることだけが、価値を受け取る事ではないことをご承知下さい。問題に執着した観点から放れて、家族やダイナミックなシステムを理解する事で、長期的に人生に役立つ事を目的としています。ワーク全体を通して、ご自身の人生が、よりラクに生きられるよう、日常生活やお仕事に役立つシステミックな視点を学びます。*問題を取り上げ、働きかけを受けなくても、全ての参加者が、その場にいることで、観て、聴いて、感じ取り、代理人としての経験をすることで、今までに理解できなかったこと、内側に存在する要因を理解し、自分や家族、組織や人間関係への深い理解が、湧き起こる経験をすることでしょう。 *働きかけを受けた人の中には、深い癒しが起こる過程で、一時的に精神的・肉体的に変調を感じる場合があります。ご自分ひとりでは、その変化を乗り越えるのが難しいと思われた方は、チェトナ･小林とスタッフが電子メール・電話で対応します。まず、Art of Life研究所の渡辺まで、その後の経過についてお知らせの上、お問合せ下さい。その経費が別途かかることはありません。ただし、ワークショップへの参加は、ご自身の意思で決められた、ご本人の責任であるとご了承下さい。 ＜キャンセルポリシー＞キャンセルについて、ご確認下さい。 問題への働きかけの有無に関わらず、キャンセルされた場合は、以下の手数料を申し受けます。ただし、他の方が代わりに参加することは可能ですので、その場合はご連絡をお願いします。申込書、同意書の提出が必要になります。連絡なしの参加者の変更は受け付けません。 ---------------------------------------------------- キャンセル料： [7日前まで]参加費の15％ [6日-2日前まで]参加費の半額 [前日･当日]参加費の全額 ----------------------------------------------------- ****************************************************************　

  2011.01.17

  コメント(0)

• 今週末☆チェトナのシステミックコンステレーション2DAYワークショップ

  今週末のご案内を、こちらにコピーしておきます！ １日だけ参加も可能です！ 「システミックコンステレーション」って、 耳慣れない方もいらっしゃるかと思いますが、 ドイツを起源に、 今、世界的に、必要とされている最先端のセラピーです。 詳しくはこちら↓ http://www.hellingerinstitutejapan.com/systemic/index.html セラピーというと、心の病が連想されますが、 このシステミックコンステレーションは、 個人ではなく、企業や家族というシステムにアプローチします。 個人が抱える、こころの問題だけでなく、 お金にまつわる事や仕事、症状、関係性、恋愛、結婚生活など、 働きかける内容は、幅広く多岐にわたります。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 　システミックコンステレーション　2DAYワークショップ　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　withチェトナ小林　VOL.5 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ http://www.all-pt.com/CL01_01/list.php#chetna ジャッジメント(批判的)をしないで、 より良い関係性を築きたい人に、お勧めです。 特に、組織やグループを運営している人、ファシリテーターには、 このシステムの観点からの発見は、 即、日常の業務に役立つでしょう。 心理学に縁のない人にも、お勧めです。 ■日　時　　2009.11.28(土)29(日)　両日とも10：00-18：00 ■会　場　　Art of Life研究所　(大阪梅田駅から1駅/地下鉄南森町駅徒歩5分） 　　　　　 http://www.all-pt.com/sansahra.html#map ■講　師　　チェトナ小林 　　　　　　　　　http://www.hellingerinstitutejapan.com/institute/index.html ■参加費　 36,000円　(1日のみ参加20,000円） ■定　員　　20名 ■申込み／問合せ 　 Art of Life研究所　代表　渡辺美佐子 　 06-6365-6550(TEL)　06-6365-6563（FAX) 　 info@all-pt.com（e-mail) ■申込みフォーム 　http://www.all-pt.com/contact.html ■FAX申込み用紙つきチラシ 　http://www.all-pt.com/CL01_01/chetna09112829.pdf このグループセラピーでは、 実際のケースを扱いながら、システムの法則を学び、 グループ全体に、深い癒しが起こります。 グループの中で、どの立場にいても、影響を受けます。 自分自身の問題に、 働きかけ(限定1日4-5人)てもらって、解決につながる事もあるし、 グループの他の人が、実際に働きかけを受けるのを、目撃したり、 働きかけを受ける人のお手伝いとして、 ある人物や要素の代理人として立ち、 その感情や感覚を感じることもあります。 これらを通して、日常への捉え方が、全く変わり、 現象が変容していく事もあります。 このワークショップで体感する全ての事が、 今まで感じずにいた、何かに、 アクセスするきっかけに、なることもあります。 参加費が、一見高く感じるかもしれませんが、 その価値のあるワークショップだと、お勧めします。 とくに、チェトナのお金にまつわるワークは、 世界のトップレベルのセラピストたちにも、好評です！

  2009.11.25

  コメント(0)

• いのちを呼吸する

  コンステレーションのトレーニング３期が修了した。 ２期も３期も、 見事、皆勤賞で、トレーニングが受講できる環境に感謝。 しかも、スーパービジョンも、少人数で、たっぷり味わった。 この恩恵を、おすそ分けしなきゃと、 自分独り占めするのは、もったいないと、 関西で、コンステレーションの場を提供していく事に、 強く意味を感じる。 システムをみることで、わたしの知的欲求が満たされ、 魂レベルでの、ファシリテーションで、 深い生命につながるところに、触れていく。 これまで、人類が、 神聖なるものを、自然や宇宙の法則に対する畏敬、 心理学として発展させてきたもの、グループダイナミクス、 その全てが、このコンステレーションへと、結実する。 「今、ここ」に「生きる」ということが、 いのちの流れの中で、 つながる人々、システムの中で、 ありありと、「いのち」が、見えてくる。 わたしの「いのち」他者の「いのち」 その全てが、尊く、輝き、振動するエネルギー。 すべてに、愛おしく感じる。 雨上がりで葉っぱが、キラキラしている。 今朝、とても、穏やかだ。

  2009.11.24

  コメント(0)

• 言葉の持つちから

  ファミリーコンステレーションでは、(グループセラピーの一種）ファシリテーターが口にする言葉は、とても正確で、端的で、無駄がなく、本質を述べる。ファシリテーターをすると、安易に、言葉を発することに、注意、深くなる。ほんのちょっとした、ニュアンスの違いで、全く違う、行動が起こる。全く違う、感情が起こる。うわべの言葉ではなくて、きちんと腑に落ちる言葉。自分が使う時に、その言葉に、嘘が、まぎれていないか、すり替えが、起こっていないか、チェックすることで、見えてくることがある。「手放し、人生の流れに身を任せ、無欲でいること。」も、容易にすり替えることができる。「放棄して、人の言いなりになって、望みさえしなければいい」もしくは、「放棄すれば、無責任に、望みは叶う。」というように。◎「手放す」ことは、安易に「放棄する」ことではない。◎「身を任せる」ことは、ただ「無責任」になることでも「いいなりになる」ことでもない。◎「無欲でいる」ことは、「望みをもってはいけない」のではない。クライエントが、本当に、心からその言葉を使っているのかどうか、表面的な言葉ではなく、魂の言葉を聴くことが必要だ。というのも、わたし自身が、すぐに、そのワナに陥ってしまう、可能性があるからだ。すり替えが得意な、マインドは、エゴに都合よく、操作する。「手放し、人生の流れに身を任せ、無欲でいること。」を正確に言うと、「エゴを、手放し、自身を差し出す、勇気と、覚悟を持って、エゴの欲に、従わずに、魂の望みを、生きる。」ということだろうか。自分が使うとき、相手が使っているとき、その言葉の真意を、感じ取ることで、言葉のちからが、威力を発揮する。

  2009.05.18

  コメント(4)

• 高落伸氏リードのコンステレーション

  今日は、コンステレーションという、日本では、まだ、馴染みが少ない、グループセラピーの主催。わたしもトレーニングを修了しているが、今日は先輩である高落氏にリードしてもらう。もう４回目を迎える今日、参加者の顔ぶれは、半数がこの場にはじめてくる人。この場は知っていても、コンステレーションは全く初めての人。別の場所で、コンステレーションをちらっと、知ったばかりの人。さまざまな人たちが、さまざまな思いを持って、さまざまな状況でこの場にいる。今日のコンステレーションワークは、 休み時間を惜しむかのように、 丁寧なプロセスと、分かちあいがあった。 すでに、この場に来るまでに、あの手この手、散々手を尽くし、 準備が出来た人たちのコンステレーション。コンステレーションに出会うべくして、出会った人たち。 個人に言及しても解決の糸口が見えない、家族システムからの影響。本人はまったく思いもよらない、家族の秘密。あまりにも深い悲しみや、怒り、 下の世代には知らされていない事実、封印された押し込められた感情は、バランスをとるが如く、無垢で無力な幼子に転移する。 それらの強くて激しい痛みと共に、 参加者として、代理人として、身を提供しあう、 このグループの質が、心地いい。 高落氏独特のリードで、 代理人としての身体的感覚を信頼しきって、 その場の変化に身をゆだねていく。 少ない情報で、感覚が先にやってくる。 このような代理人経験は、貴重だ。 思考は事実を容易に変更しうるが、感覚は信頼できる。自分の人生では経験し得ない感覚を、代理人という立場で感じることが出来る。 肌感覚。。 頭でわかっていても、 身体的感覚を伴わないと、絵空事に感じてしまうことがある。 今まで見えていなかった世界が、 目の前で、コンステレーションとして、展開される。 タブーとして隠されてきた、死にまつわるコンステレーションが、 下の世代で見えない引力のように、混乱と共に再生された。 被害者の孫が加害者と同一化して、苦しんでいた。 先に生まれた兄姉の死の大きさと重みで、末娘は無力だった。 今日語ってくれた、クライアントたち、 その家族、その家族システムから除外された人たち、 そして、代理人として身を提供してくれた人たち、 見守る参加者、全ての人たちに、深々と頭が下げて、感謝。 そして、今日リードしてくれた高落氏と、この場に感謝。 コンステレーションの中で、息を吐きながら、 深々とお辞儀をする、あの姿勢が、もっともふさわしい。 ありがとう。それでも生きていてくれて。ありがとう。いのちを引き継いでくれて、ありがとう。過去の、何世代も前の、家族のもつれは、過去の人たちにお任せして、今生きているわたしたちは、そろそろ今の人生を歩き出してもいい頃。働きかけを受けた方たちのみならず、その場にいたみんなが、今朝とは別人のように、雲が取れてすっきりとした、美しい表情になっていた。

  2008.01.29

  コメント(0)

• 最終日の今日

  ノートを全然録らずに、コンステレーションに見入ってしまった。ノートをとる暇すらない。美しいその動き、言葉、目が離せないのだ。その事実を知ってなお、美しい愛がみえる。チェトナが魔術師のようにも思えるが、その一言を相手に伝えただけで、ハートが開き、溶け出し、関係性が展開する。トレーニング生たちの代理人も、すごいセンサーで、場を展開させていく。クライエントは知りようもない事実を、代理人は知り得るのだ。この３日間を通して、たくさんのコンステレーションを見てきた。どれも、自分の人生とは無関係ではなかった。正しいとか間違っているとか、善とか悪とか、正義を振りかざす事に、意味は感じられない。すべては、システムの中で、バランスとして成り立っている。そこに愛と理解があれば、除外されてしまったものが再び、包含され、全てが愛のエネルギーで満ちる。泣いたり笑ったり、怒ったり、極端な感情を代理人すると、確かに疲れるのだけど、表現される事で、代理人になった人もまるで憑き物が落ちたかのようになることがある。プレイバックシアターのアクターも、コンステレーションの代理人も、大事な人生を体現させてもらえて、貴重な経験をさせてもらって、感謝。

  2007.07.08

  コメント(0)

• ビジネスコンステレーション

  １年半のトレーニングが、終わりに近づいているということで、働きかけをしてもらう機会が、残り少なくなっている。もうリミットだと思った頃、そう、今日、やっとコンステレーションをたててもらった！！ファミリーではなく、ビジネスコンステレーション。今回のトレーニングのテーマが、「仕事とお金」だったので、当然の流れなのだが、ビジコンは、会社組織というシステムに働きかけるからかどうかわからないが、いつ見ても、すっきり、気持ちいい！チェトナの横に座ったときは、一体どうなるかと、全く暗中だったというのに。わたしの座は、あっという間に、終わってしまった。あまりにも、あっさりと、とってもわかりやすく！！！え～～～～～～！＼(◎o◎)／！代理人を選び、座を立てたとたん、正確には最後の一人を立てたとたん、クライエントであるはずのわたしですら、はっきりとその先が見えた。いや、クライエントだからこそ、はっきりと、既知の自分が見えたのか。わたしの代理人が、わたしが思っている言葉をそのまんま、口をついて出る！きゃぁ～、恥ずかしい。代理人の口をふさぎに行く事も出来ず、座が展開していく。それは、わたしが望んでいたもの。そんなことありえない、夢だと、口に出して言わなかったこと。目の前で実現しているのだ。あぁ～～～、どんなに否定しようと、それは眼前にある。そして代理人と入れ替わり、自分自身がその位置に立ったとき、そう、知っているこの感覚。エネルギーが満ちてきて、しっかりと安定して立つ事のできる場所。ここだ！まさにここがわたしの場所だ。うじうじと、謙遜？して、ぐちゃぐちゃと逃げ回っていたけれど、覚悟を決めると、気持ちいい！素晴らしいポジション。夜はみんなから、冷やかしながらも、エールを送ってもらい、真剣に力になってくれようと、声をかけてくれる仲間もいて、素直に嬉しい。コンステレーションという形で、すっきりと眼に見える形で、整理され、迷いや思惑を取り除かれて、ただ、魂が望むままに、ただ、邁進することの、その覚悟が決まった。チェトナに背中を押され、しかりと、足を地に着けることになった。これだけのトレーニング生の証人がいるのだから、もう、逃げ隠れできない。ちゃんと真正面から、引き受けます。それは、わたしの夢へとつながることでもあるのだから。恐るべし、ビジコン！

  2007.07.07

  コメント(0)

• 関西セミナーハウスで再び

  今日から３日間、ファミリーコンステレーション２期生のトレーニングだ。毎日が、駆け足のようだ。先週末も京都だった。今日からは、また全く違うグループでの、濃密な時間を過ごす事になる。今回はとても楽しみにしていた。そろそろトレーニングも終盤に来ているので、なにかがだんだんと収束していくような、少し落ち着いて、希望の光を見出せそうな気がしていたからだ。とはいえ、毎回、このファミコンのトレーニング直前には、わたしの内側を揺らす出来事が、起こって来る。面白いくらいに、はっきりと、わたしへ自覚させるかのように、追い詰めるかのように、ソレはやってくるのだ。見過ごす事ができてしまったり、見ないでいようとしたりが、できないように！そのことを、吐き出せる仲間がいるのは、ありがたい。吐き出すというより、勝手に表出してしまうといった方が、近いかな。表出しても安心だと、知っているから、ここでは、自分の感情をそのまま感じることが出来る。しんどいオーラが、ありありとわかりながら、「今は、そうなんだな。」と、そのことで全人格を否定することなく、気持ちに寄り添ってくれる。そんな、そばで暖かく支えてくれる仲間がいると、ひとりで煮詰ることもない。わたしがわたしでいられる場に、感謝。トレーニングの場だけでなく、終わった後も、みんなの学ぶ欲求は納まらない。エニアグラム談義が始まった。互いの親密さがあるからこそ、毒舌も交えながらの、タイプ別分析。え？あの人と、あの人が、同じタイプ？なるほど、あの人とあの人が同じタイプなのかぁ～～と、驚いたり、納得したり。タイプとウイングを聴いて、もっともっと、自分探求がしたくなる。同じ部分と違う部分、似ているようで素が違っていたり、、相性や関係性、日頃のその人との関係性のパターンなど、聴けば聴くほど、面白い！！！みんなの勝手な私見もあいまって、言いたい放題、すっきりぃ～～～(*^^*)先週、身体の誤用について学んでせいか、タイプの誤用について、考えてしまった。不可能な事に、無駄な努力をして、エネルギーを使い果たしてしまう前に、自分の本質を知って、正しく使うようにしたいと思いながら、エニアグラムを熱弁する人に、聴き入ってしまった。次の日、知識を披露してくれた彼は、全く記憶にないくらい、酔っていたらしいのだが。

  2007.07.06

  コメント(0)

• 第２回システミックコンステレーションWS＆第１回学びの輪

  そういえば前回、一日ワークショップが終わった後に、夜、カンパニー稽古を入れていたら、メンバーたちにとって、かなりハードな様子だった事を思い出した。平日なので、せっかく有給をとったのならと、欲張った結果だ。人によっては、衝撃的に内側が揺れる事があるので、ワークショップが終わる頃には、くたくたになることもある。もっとも、ふだんそこに触れていなかったり、見ずに済ませていたりしていた反動でもあるのだが。そういう時、プレイバックはとても役に立つのだが、カンパニー稽古としての質に、到達する余裕がなくなっていたのだった。それで今回は、「稽古」は入れなかったのだが、「学びの輪」を開催することにしてしまった。講師と相談した結果だったのだが、やはり、朝から続けて参加している人たちには、体力的にも精神的にも、ハードだったに違いない。ＡＭ１０:００～ＰＭ１０:００よく集中力が続いたものだと、感心する。でもおかげで、「ワークショップ」と「学びの輪」との性格の違いが、１日で両方した事によって、明確になった。かなり贅沢な時間。「学びの輪」は、新企画だったけれど、深い！！！面白い！！！！自分がファシリテートする立場で、それぞれがワークをみつめる視点は、とても興味深く、１日のワークよりも、濃厚な時間となった。講師の伸さんが、快く引き受けてくれて、この企画が実現した事が、実に嬉しい。ワークショップよりも、学びの輪での探求は自ずと深まり、講師にとっても、お疲れさまでした。そして、この日のために、全ての準備を整えて、自分の生い立ちのルーツを、見る覚悟をされて、ワークショップに参加した方の、勇気と力強さを一緒に感じさせていただき、本当に、深い愛に包まれた一日でした。全ての皆さんに、感謝です。

  2007.07.03

  コメント(0)

• 3日間のトレーニングを終えて

  この３日間、相当な疲れが顔に出ていて、びっくり！＼(◎o◎)／！うぁ～～、わたし、いくつ？？？？って感じですが、とても静かに落ち着いた心境で、悪くない感じ。。(*^^*)久しぶりの日記ですが、あまりに毎日書くことが多すぎで、書く時間が確保されません。また、まとめて、ばぁ～～っと、書きます。内側がたくさんシェイクされて、今、静かにきれいな層をなしているのを味わっています。とても豊かで満ちた状態。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう。たくさん受け取って、そして、与え、受け取り、その循環のリレーションシップの心地よさを味わっています。

  2007.04.15

  コメント(2)

• 魂のもつれ

  最近になって、ファミリー･コンステレーションの創始者、バート・ヘリンガーの本を読み始めた。もう１年も前から、手元にあって、移動中や宿ででも読もうと、重い分厚いこの本を持ち歩いていたというのにである。＜熟成＞って、本にもあるのだろうか。読みたいのに、１ページも開く事ができなかったというのに、今、一気に読み進んでいる。まるでその時がきたといわんばかりに、今！面白い！！！新酒のツンとした粗さが消えて、芳香豊かに、細胞の隅々に染み渡る至福感。読みながら、１年前のヘリンガーの優しい声を思い出す。温かい全てを包含するような、ゆっくりとした口調を。ドイツなまりの英語が、だんだん耳に馴染んで、やっと最終日に、ヘリンガーに直接話しかけることが出来たのだった。感謝の言葉を伝えずには、いられなかった。樽に馴染むのに、わたしには歳月が必要だった。スモークされた樽の年輪と芳香とが、少しずつわたしの角を、和らげていく。ワインは、樽から出て、空気に触れて初めて、美味しくなる。ファミリコンステレーションの２期生トレーニングが、終わりに近づき、その覚悟が定まってきたのだろう。空気に触れる前に、存分に細胞の全てに染み込ませようと、欲が出てきた。たくさんのコンステレーションを通して、祈りの言葉の効力を、目の当たりにしてきた。思い上がった子どもであることや、優越感が、家族システムにどう影響しているかなど。システムに欠けた存在がいると、バランスを保つために、誰かが何かが、その穴埋めをしようとする。その事実を知らない後世の人が、理由もわからず身代わりになっているという、コンステレーションを繰り返し見てきた。この現象学的な視点が、大好きだ。目の前に起きている事が事実で、詰め込んだ知識など、幻想に過ぎないということを、ファミリーコンステレーションは、無言で提示する。直視するのを抵抗していた幼いわたしも、無駄な抵抗をやめることにした。どのような魂のもつれであっても、そこに深い愛があるのがわかる。わたしのハートが、ぽんとひとまわり広がって、システムから排除していた、愛する人たちの居場所が出来る。その安らぎの中にいるとき、強がる必要もなく、大きく見せようとすることもなく、ただあるがままのわたし、等身大でいることの自由さを味わう。

  2007.04.04

  コメント(0)

• ビジネスコンステレーションとファミリーコンステレーション

  家族関係や職場の人間関係など、あらゆるシステムにアプローチする、システミックコンステレーションを主催した。直前でキャンセルがあったり、前日に申込みがあったり、このような場を構成する参加者メンバーの変動も、興味深い出来事の一つだった。バート･ヘリンガーによってドイツで誕生したこのセラピーを体験した人は、一様に驚愕する。今までの自分の概念を遥かに越えるからだろう。自分の眼で見て、体感してしまうと、否定のしようがない。長年作り上げた、妄想や思い込みは、もろくも崩れてしまう。親を人一倍愛する子どもは、思い込みも人一倍かもしれない。必死になって、力以上のことをしようと、支えようとするのだから。今まで頑張りすぎて、背負い込みすぎた重荷を降ろし、小さな子どもは子どもとして、親からの愛を充分に受け取る瞬間、なにかがやわらかく溶けて、もつれが解けていく。そうしたらいいとわかっていても、するのが怖い。経験してこなかったことだから。本来居るべき場所に戻り、余分な力全て抜けて、楽な状態を充分に味わう。今日は、ビジコンもファミコンもどちらも展開することになり、コンステレーション初体験の人たちと、豊かな場をご一緒することができた。「代理人」経験も皆さんに体験していただき、それぞれにとって、味わい深い一日になったようで、嬉しい。講師の高落さんの魅力を、この場の人たちと共有できたのも実に素晴らしい！！ふふ・・文字化するのが困難な感覚を、これからも提供していけるのが楽しみだ。今回関心はあるのに参加できなかった皆さん、次回日程が決まり次第ご連絡しますねぇ～ｄ(^-^)ネ! 問合せ

  2007.02.06

  コメント(9)

• 強烈な代理人の反応

  コンステレーションの特徴として、代理人を配置するというのがあるが、今日は、その瞬間から、そのエネルギーがびんびん伝わってきて、怖いほどだった。瞬時に反応する化学実験のようだ。その動きや、身体に起きる変化を観察するのは、興味深い。そのときには明らかにしていなかった事が、座を閉じた後に、メンバーからの感想ではっきりしてくる。代理人の感想も、実にリアリティがある。クライエントとしているとき、すでに持ちえた知識やファシリテーター経験を、できるだけ白紙にしようとすればするほど、それは操作的になるようだ。わかった気になりたくないと、わからないフリをすることで、その操作が混乱を招く。事実をもつれさせて見えなくさせる。本気で、事実を見ようとしているのかと疑いたくもなる。そんなとき、事実として現象として、クライエントとしてのわたしの身体的反応が、ごまかしを許さない。ほんの少しでも、思い上がった子どもの顔をのぞかせると、痛みが伴ってくる。無力であること、謙虚になること、頭が自然と下がったときに、その痛みは自然となくなっていく。このどうしようもない、どうにかできる範囲を超えた、手の及ばないことに、つい、傲慢な子どものわたしが、何かをしたくなる。そして、痛いのはイヤだと、駄々をこねたくなる。痛みを受け入れ、無力さと共にいること。たくさんのコンステレーションや、様々な事例を見てきてもなお、自分自身に染み付いてしまった子どもに、今日も気づかされる。性急さも子どもっぽさのひとつだ。ここは、ゆっくり、そんなどうしようもないわたしに、付き合おうとするか。

  2007.01.29

  コメント(0)

• 愛のある家族

  今日は、奈良での一日ワークショップ。予定が重なってしまうと、身体がひとつであることが、いつも悔しく思ってしまう。なんとか睡眠時間を調整して、夜中にこなしたとしても、同じ時間、別の場所に居ることは、今のところ不可能だ。完璧主義者を崩すための、天使の仕業だろうか。平気な顔をしていても、まだこうして揺さぶりをかけられる。もう問題ではないと思っていることも、敢えてイシューとして、口にしてみた。実際に代理人がたつと、そこに不思議なほどの、エネルギー磁場が流れているのを感じる。わたしのために、彼女がその場に参加してくれたのか、彼女のために、わたしがイシューを提出したのか、その相互の縁起の中でおこる出来事は、深い魂に触れ合って、癒しにつながっていく。つい解釈したくなる思考を横に置きながらも、クライエントとして知りえる情報が、次から次へと思い出され、推理ではなく、魂の創造性から、わたしの認識を新たにする。思考が創り出す「愛しさ」や「哀れみ」が無意味だと知るのだ。深く眠っていた強い感情が、いったん表出することによって、その振り子の揺れはバランスをとり、正常な、静寂さを取り戻す。わたし自身が気づいていなかった感情を、わたしのハートに納めることで、過度な敬愛や尊敬ではなく、過度な心配や過敏になることなく、ひとりの人間として、ひとつの魂としてみることができる。今回、ある家族が、３人そろって参加していた。じっと黙っている父の傍らで、母娘が互いに主張する。午前中のわたしのワークがウォームアップになったのか、彼女たちの自由度が増していた。そのリアルな母娘の、テニスゲームのようなやり取りは、客観的に自分の姿や母の姿を観る事になった。表面上で伝え合っている姿の奥底に、深い愛を観ることができた。テラーとしてわたしが語っているわけでもないのに、勝手に目の前で繰り広げられる、プレイバックシアターのようだった。目の前の母娘が、母に理解されたいと熱望していた、わたしの過去を再現してくれて、わたしは、もうすっかり手放すことができた。「同じ日本語なのに、互いに違う辞書を持っているようですね。」とリーダーが親しみをこめて、にこやかに語るのを、当事者でなく観察しながら聴くことができ、ありがたかった。同じ家族でも、生きてきた文化的背景は違う。母たちが生きた世代、戦後の日本を駆け抜けてきた世代、彼女たちの主張することが、今、随分と寛容に聴けるわたしが居る。理解するだけの豊かな情報が、様々な方向からわたしへとやってくる。理解できなくても、娘のために、この場に父母揃って参加する家族の愛は、その場に居たわたしをも、あったかい気持ちにさせる。帰路早速、母に電話して、一緒に食事することに♪ちょうど台所に立とうとした瞬間に、わたしからのお誘いだったらしい。ベストタイミング。すべては、天使のなせる業か。笑みを浮かべている天使に感謝。

  2007.01.14

  コメント(0)

• トレーニング生の勉強会　in　東京

  昨日までの静岡３日間に、連ちゃんで参加する事に。朝から夜遅くまでという、また、ハードな日程を思いつく人たちと、ファミリーコンステレーションを学びあう。昨夜は、激しい雨の中、助手席で、過去の事故体験を語る。まったく縁起でもないが、免許を取り立ての若い頃のわたしの運転を振返り、よくぞ、こうしていのちを続けさせてもらっている事に感謝する。わたしが免許を持っていることに、まず驚く人がいる。う～～～～～ん、何故？？？？？ちなみに、当時マニュアル車で、実技試験は１００点満点だったのに！！踏み切りもS字もバックも縦列駐車も完璧！！！それが、わたしの無謀な運転につながるのかもしれないが（￣▽￣；）「まぁ、今日はおとなしく、助手席にいますから。　安全に明日の勉強会に参加したいし、、　最近は、生きることを、決意してるから。。」と強く思っていたのか、翌日の今日、ＦＣのＣＬにならせてもらったら、最後に、「生きるように」というメッセージをいただいた。イシューが明確にあったのに、言葉を避けつつイメージから入ったのだが、結果は、わたしのイシューが完全に完結するシーンで終わった。強烈にその映像が残っていて、いつでもリフレインできる。何度となく、座を立ててきたが、似たようなプロセスになるものの、最後まで完結することなく、途中までで、終わることも多かった。今回、トレーニング生のひとりが、ヘルプを何度となく出しながら、それでも座は進行してゆき、プロセスは進んだ。そして、わたしの胸の痞えを落とす事ができたことが嬉しい！もうこれだけで、東京まで来た甲斐があった感じだったが、そのあと、ＣＬ本人の代理人をさせていただいた事で、先程のわたしのイシューがより精細に、完結する事になった。２部構成で、途中夕食挿んでの３時間あまりのコンステレーションは、壮大ないのちの流れを感じるものだった。同じ女性である母から受け継いできたもの、そして男性である父からも同じように、わたしのいのちは受け継がれている。女性性と男性性のどちらもが、わたしのいのちに受け継がれている。統合された一人の人間として、誇りを持って生きる決意を持つという、代理人体験のギフトをいただいた。わたしの細胞の隅々が、生まれ変わっていくのに必要な睡眠だったのか、くたくたになって、最終の新幹線では爆睡だった。地下鉄の最終に乗り換えてからも、一駅乗り過ごしてしまうくらい、たくさんエネルギーを使い、吸収した。 あたたかいいのちに包まれて、一駅歩くのが、とても気持ちよく感じられた。通り過ぎるタクシーに心は動かず、一歩一歩、歩きながら、なにかが、確実にわたしを変容させていくのを感じていた。今までと違う景色を眺めているかのようだった。

  2006.11.20

  コメント(2)

• ハンター･ボーモントの慈愛

  上映会を主催することは、単に会場や機材のセッティングだけでないことが、今更ながらに身にしみる。ハンターの言葉一つ一つが、懐かしく、半年前に聴いた言葉、まなざし、態度すべてが、じっくりと身にしみる。このような学びの機会は、本番のワークショップさながら、たくさんの恵みを得る。メモを取ることや、思考による記憶にとどめておくというような類のものではなく、繰り返しその場を感じ、言葉に耳を傾け、細胞の隅々まで浸ることの大事さを思う。「門前の小僧、経を読む」という言葉や、職人や芸人の弟子に共通するのは、繰り返しその技や質に浸りきることなのではないかと思う。理論はそのあとでいい。身体にしみこんだあと、理解するしかないのだろう。わかりもしない難解な文字から入ったって、一行読むことすらできもしない。幼い子どもたちが、言葉を覚えるのは、文字からではないように、学習の順序には、法則があるのだろう。ファミリーコンステレーションを一気に理解するのは、難解なお経を読み解くようなものかもしれない。だが、法則はとても簡単でシンプル。コンステレーションをするのが適しているものかどうか、その極意は、どのようなケースにおいても通ずるもの。今日は、終戦記念日だ。ケースでは、戦争体験者を家族に持つものも少なくない。６５年たった今現在に、これほどの影響を与えているのかと、コンステレーション(座)を観ることで、明らかになっていく。「『決して父は戦争体験を語らなかった』というとき、誰が聴く耳を持っていたのか？」という、ハンターの言葉に、はっとする。本当の意味で、耳を傾けていなければ、語られることなど、何一つないのだ。プレイバックシアターでは、「声にならない声を聴く」ことを重視している。そう、多くの人が、本当の意味では、声にしていないのがわかる。自殺する子どもたち、被差別的立場の社会的弱者と呼ばれる人たち、墓場まで誰にも語らず秘密を守りぬく人、繰り返し何度も同じ話を語る年老いた人でさえ、誰をとっても、聴く人が居ないのがわかる。「言わなければ、わからない」という論理は、誰にとって有利な言葉なのだろうか。言わないということ、言えないということ、ファミリーコンステレーションやプレイバックシアターをしていると、そこには誰も悪者は存在しなくなる。たとえ現象として、愛がもつれていたり、誰かが痛みや悲しみを背負っていたとしても、簡単に一人の悪者の責任にすることができなくなる。どの人も、愛にあふれているのがわかる。ただ、その流れがうまく伝わらなかったり、愛のために誰か（自分自身であることも多々あるが)を犠牲にしようとするだけなのだ。正しく愛が流れ始めるためには、やっぱり「聴く」「観る」ことが重要だ。そして、正しく偏見なく聴いたり観たりできるのも、愛を充分に感じ、受け取ることによってできるのだろう。

  2006.08.15

  コメント(0)

• ハンター･ボーモント上映会

  ３日間のワークの記録を、２日間で見るのは、かなりハードだろうと予想していたが、参加者の提案で、特に再度確認したいコンステレーションを、ピックアップして観ることにした。上映会参加者の条件として、そのワークに参加している必要があった。ワークを受けれなかったから、せめて、映像だけでもと思っても、それはかなわない。個人の大切なプライバシーは、最優先されなければならない。また、彼の見事なファシリテーションは、その場にいたものこそが味わえる特権だ。今回は、学びのための記録を上映することによって、より学びを深めるための企画だ。この企画を提案した人は、働きかけをしてもらった自分のコンステレーションを、観たいというのが趣旨だったようだ。わたし自身は、睡魔に負けて、抜け落ちているシーンの穴埋めを、したいと思っていた。今回こそ、正確な記録を録って、完璧なノートが完成するだろうと、期待していた。ファシリテーターの見立てが、どのように行われていくのか、自分だったらどう動くか、参加していたときとは違った視点で、しっかりと学びたいと思っていた。が、またしても、睡魔がわたしを襲う。壁一面にプロジェクターで映し出すため、室内は暗い。マイクで拾いきれない声がある。通訳の入る英語のワークは、２倍時間がかかる。動きの少ないコンステレーションは、かなりの集中力で観る必要がある。昨夜はほとんど寝ていない。睡魔の条件を上げだしたらキリがない。ここで言い訳を試みる気はない。これらの条件を満たしていたからというのは、理由ではなく、これだけの条件をそろえてまで、わたしが見なかったコンステレーションの意味を考える。おぼろげに見て記憶しているのと同じコンステレーションを同じような状態で、再度見ることになったことが、わたしにとって興味深くてならない。物事には、すべて意味があると仮定するなら、昨夜から今夜にかけての流れ、今日の出来事、すべてが、わたしのコントロールを離れている気がするのだ。約半年前のトレーニング開始前、このハンターのワークで、そのとき必要なコンステレーションや、働きかけを充分に観ていたことを思い出す。体調がすこぶる悪くて、座っているのがやっとの状態だったとはいえ、目の前で繰り広げられている人生模様は、わたしにとってすべてが他人事ではなかった。自分を防衛しながらも、その場にしっかりといたことも確かだった。消化不良でおなかを壊さないように、必要な分だけを、上手に調整しながら摂取していたのだろう。学べなかっただろう穴の部分を見るのではなく、学んだであろう血や肉となる気づきをより深く観てみる。そこが深まれば、おのずと、穴はつながっていく。穴だけを見つめていれば、無限大の大きなものに拡大していくが、実はほんのピンホールほどの、針穴の大きさなのかもしれない。上映会場を提供することになって、上映のための必要なものも揃えることができた。そんな役割をさせてもらえていることの意味を大事にしたい。ハンターの暖かい、大きく人を包み込む懐の広さを、今再び味わいながら、自分自身に対しての、偏見に満ちた見方が、和らいでいく。その時に働きかけを受ける必要がなかったことも、重ねて思い出してきた。「必要なことは必要なときに起きる。」「正しいことは、正しいときに起きる。」そんな言葉が、腑に落ちる。わたしの代わりに、目の前でイシューを語ってくれている人たちに、ありがとう。

  2006.08.12

  コメント(2)

• 天使の羽の名残

  今日は、もう限界に来ていた。昨日のチェックアウトの時間、とっても大切にしたい時間だというのに、じっと座っていることが困難だった。またしても、右肩甲骨がきりきりと痛み出したのだ。まるで、天使が羽をもぎ取られたときの恨み辛みかのように、これでもかっていうくらい、カラダがよじれるほど痛い！なんとか乗り切ったものの、今日も痛くて、痛くて、ＰＣの前に座っていられない。仕事にならない。今夜の「暮らしの中のファミリーコンステレーション」は、残り２回を残すだけとなっていた。参加者の中には、まだ、イシューを語っていない人も居る。円座で座っていると、自分の内側に敏感になるのと同時に、その場を構成しているメンバーの状態も意識に入る。今夜この場でコンステレーションを行うのには、誰がもっともふさわしいのか。誰のエネルギーが必要とされているのか。そんな、余計なことも脳裏によぎりながら、自分自身の内側にも注意深く探っていく。前回は、わたしがイシュー(問題)を語ろうと痺れを切らすほんの０.５秒前に、他のメンバーが語り始めた。そして、そのメンバーのコンステレーションをしたことが、わたしにとっても必要なワークとなったのだった。さぁ、今回は。。。かなり慎重になりながらも、おずおずと口を開いた。イシューとして取り上げられるかどうか、不明なままに。クライエントのエネルギー値としては、最もテンション低めだったかもしれない。場に預けるというか、ファシリテーターに任せてしまうというか、とりあえず、口を開くことで、何かのレスポンスがあるだろうというくらいの、かなりの他人任せな状態だった。結果は、今までにないわたしにとっての重要なコンステレーションを見ることができた。この痛みに関することを、ほんの少し口にしてみただけのこと。そこから、一体全体、どんなコンステレーションになるのか、全く不明だった。ところが、以前、違うイシューで語ったコンステレーションの続きを見るかのように、途中までは、まるで復習するかのようなプロセスが、より丁寧に行われていった。ファシリテーターの違いがこのあたりで、顕著になる。で、一旦、そこで終わりに近づいた。が、今回は、その先を続けていった。そう、そこから先がわたしが見たかったコンステレーションなのだった。このクローズのメンバーだからこそできた、コンステレーションに違いない。長時間に及ぶ、コンステレーションは、かなりハードなはずだった。わたしは、その先を見るあたりから、もがれた天使の羽の傷が、癒されていくのがわかった。２時間半近く、鼻をかんだり、落ちる涙をぬぐいながら、そのプロセスを味わった。たくさんの涙を落としながら、最後まで代理人でありつづけてくれたメンバーに、感謝です。メンバーフル出演、豪華メンバーで繰り広げられるコンステレーションは、すでにこの世に生はない、わたしの叔父たちや祖母、そして、わたしが生まれる前にすでに亡くなっている祖父が、まるでリアルに生きているかのような、ドラマティックなものだった。終わったときに、「大作の映画１本を観終わった気分だ」という感想があったが、まさしくそのようなコンステレーションになっていた。今は亡き、わたしにいのちを引き継いでくれた人たちへの敬意と共に、代理人として立ってくれたメンバー全員に感謝です。終わった後に、代理人に立った人たちが、一様にそのロールをしたことが必然だったようで、その言葉を聴けたのも、わたしにとっての収穫だった。折りしもお盆前、祖先の供養となるようなコンステレーションをありがとう。合掌

  2006.08.10

  コメント(0)

• 暮らしの中のファミリーコンステレーション　第５回

  代理人をすると、クライエントとして自分のイシューを提示しなくても、たくさんのギフトがある。今夜のコンステレーションでも、そのことがはっきりとわかった。代理人として立っているとき、ふいに、ある感情に支配されることがある。それがあまりにはっきりとしていると、代理人の役割を超えて、自分自身と同化してしまっているのではないかと、疑いたくなるほどだ。で、何度も自身の中でチェック機能を働かせてみる。自分自身のオリジナルな感情でないことを確認する。よく似た立場からの個人的な感情が、誤作動していないことは、明確だった。コンステレーションの中だからこそ、起こる感情。それはとても微細な身体の向きだったり、目線だったり、自分以外の他者間で起きている関係性の動きが、即座に代理人としての感情に触れていく。拗ねて反面の行動に出ているわけでも、開き直りでもない。そこでの新たな発見は、わたしにとっての驚きであり、真正に受け止められた。誰かに指摘されたり、諭されたりするのとは違う、すっきりさだ。すとんと腑に落ちる。代理人として立ったときに、そのもつれに巻き込まれてしまっている第三者としての感情と、その構造的なコンステレーションが同時に見えた。好き好んで、巻き込まれていたが、その問題を当事者たちに、お返ししたことに、罪悪感を覚える必要はなかった。むしろ、愛する彼らの邪魔にはなっても、役には立てないことが明白だった。子どもは愛する親のために、そのもつれを引き受け、愛するがゆえに、配偶者もそのもつれを引き受けてしまう。もつれが少しずつほぐされ、その源が見え始めたところで、今夜は終わり。統合された理が、わたしの中に収まった。

  2006.07.13

  コメント(0)

• 奈良の和室で

  先週の横浜でのトレーニングコース人数とは、随分と違うエネルギー場がそこにあった。小雨降る奈良の和室に、静かに座る空間は、一切の緊張がなく、くつろぎの中にあった。午前中に開いた座では、代理人に選ばれたが、本人が配置しないやり方で進められた。ノーマルポジションに立ったとたん、わたしの身体は、即座に反応し始めた。この感覚は、何度味わっても面白い。面白いというと御幣があるかもしれないが、わたしの身体であって、わたしのコントロール化を離れた、この感覚が、不思議な感覚をもたらしてくれる。トレーニング生としては、自分の身体が反応したり、ある強い感情に突如襲われたりするのを、観察するのが面白い。自分自身が作り上げたストーリーでないことを、重々知っている。その感覚に従うと、ある事実がどんどん判明してくる。その感覚の信頼性が、より正確になっていくのを感じる。今回も代理人をやらせてもらって、そのことを強く感じた。身体を通して、その人物の生き様が、ドラマが体感される。戦前戦後を生き抜いた、その女性の強さや不器用さ、愛情深さ、孫として知っている祖母の姿とは、全く違った一面が明らかになった。昼食を一緒にとりながら、他の人の代理人体験もシェアする。本人のイシューのために開かれている座ではあるけれど、そこに登場する過去の人々が、重要なキーを握っていることがある。今は亡き人々から引き継いだ命を、改めて感じる瞬間だ。午後は、わたしが働きかけをしてもらった。人数の都合上、複数の代理人を同じ人に交代してもらうなど、ちょっとしたイレギュラーなやり方で。わたし自身も、途中から本人をやってみたり、代理人の位置に立ってみたり。初めての人がいればできないような、コンステレーションを冒険できた。座が展開していくと、またしても、ある終わり方に近づいた。全く違うイシューから始まった座であっても、切口がどうであろうとも、そこに集約されるようだ。そこで、チェックするために、最後にシンプルな座を開いた。外から観察していると、突然、わたしの脳裏に、ある映像が現れた。それはとても強烈で、その映像が事実だとすると、今までわたしが抱いていたイメージの不明だった由来が、そのことを象徴していたに過ぎないと納得がいく。でも、そんなことが実際にあるのだろうか、ファミリーコンステレーションのトレーニング中では、経験したことのなかったことだった。円座に戻ったときに、ファシリテーターに確認してみた。今すぐに事実を確認できる内容ではないが、わたしの体験を疑問として。すると、わたしがみた映像と、ファシリテーターがチェックとして立ったときにみた映像とが、一致していたことがわかった。前回、別のメンバーで、同じファシリテーターに働きかけをしてもらったとき、シェアの中では言わなかったのに、そのときにわたしがみたモノと、今日彼がみたモノが、一致していたことも。わくわくとした興奮の中で、時がたつのを忘れていた。気がつけば、終了予定時間を１時間半も過ぎていた。

  2006.06.25

  コメント(0)

• 代理人体験

  今回は、なんとしても、イシューを持っていって、クライエントになろうと、意思を固めていた。トレーニング生として、この恵まれた人材の中で、自分の問題を取り扱ってもらう経験は、今後、ファミリーコンステレーションのファシリテーターをするときに、役立つに違いないからだ。その効果のほどを、身をもって知りたい。かなりの意識を持っていたにもかかわらず、今回も、クライエントになることはなかった。その代わり！といってはなんだが、クライエント本人の代理人に２度もなった。それも、かなりハードなポジション。苦しくてしょうがない。朝の１本目から、そのもつれの構造の中にどっぷりと入っていった。午後からも、クライエント本人の代理人となる。クライエント本人を希望していたのに、今日のこの代理人体験は、どういうことだろう。代理人として、身体で感じることは、どれも貴重で、わたしにとっては、願ってもない経験だった。こればっかりは、わたしの意志だけで決めれるものではない。かなりの集中力と体力を消耗したのか、ひどく疲れきってしまった。疲れのせいか、自分のイシューを取り扱ってもらいたいという欲求も、すっかり薄れてしまった。夜は同室の人から、レイキ手当てをしてもらう。その手法を少しばかり伝授してもらって、すこぶる気持ちがいい。気が全身を流れ、通りが良くなって、心も身体もくたくたになっていたのが、ウソのように、軽くなっていく。たくさんの困難な、もつれの状況が再現されて、場に集中されたエネルギーは、半端じゃない。そんな今日のワークのあと、素晴らしいおまけのプレゼントをもらって、学び仲間に感謝する。

  2006.06.17

  コメント(0)

• 暮らしのためのファミリーコンステレーション3回目

  今回は、わたしのイシュー(問題)を取り扱ってもらった。実に、味わい深い。従来の心理学を超えている、このファミリーコンステレーションを学ぶものにとって、自分自身の問題を扱ってもらうと、様々な収穫がある。東京でのトレーニングのときから、ずっと自分の問題を扱ってもらえていなかったので、いつになればそのタイミングが来るのかと、待ちくたびれるほどのこの時期に、その時は来た。連続参加メンバーと単発参加メンバーからなる、混成メンバーでの月1回コンステレーション。今夜は、連続参加者のみの少人数。信頼できる安心した場での、わたしの人生にとっての大事な時間となった。そのプロセスは、実にはっきりと明確に、私に具体性を持って、提示されていた。その現象が示すもの、わたしの内側に現れたはっきりとした感覚と、周りにいる代理人との感覚が、見事に納得のいくものだった。まるで殺人現場に残されたわずかな事象から、犯人を割り出す謎解きのように、犯行のプロセスを再現するかのように、静かな動きからそのことが見出され、明らかになっていく。観ることを恐れるよりも、そのことが判明するとすっきりするだろうという、もつれを解き明かす探偵気分で、わたしはわくわくとしている。自分自身が事件に関与している、というより、かなりの巻き込まれ方をしているときは、仲間の名探偵たちの力が必要だ。２人のファシリテーターたちは、見事な展開を促してくれる。見解を聴いて、自分自身がすごくうなづける。今までにも、何度かファミリーコンステレーションで、わたしのイシューを取り上げてもらったが、今回は、その続きとして、核心に触れるところに近づいてきた。実に、興味深く面白い。ネイティブアメリカンがなぜか懐かしい、私の起源に近づきつつある。

  2006.05.25

  コメント(5)

• 暮らしの中のファミリーコンステレーション2回目

  昨日は終電まで、ミュージカルの稽古で、身体を動かしていたが、今夜は、ファミリーコンステレーション(以下ＦＣと略）。少し遅れていったが、その間、じっと輪に座って、沈黙が流れていたようだった。そうしてわたしが座に着くと、チェックインから始まった。へリンガー氏のＷＳとスーパービジョン後、初めてのＦＣ。わたしはとても楽しみにしていた。月１回のこのＦＣは、連続参加している人と、１回ずつの単発受講者からなっている。参加者の中には、ＦＣのことをまったく知らない人も含まれている。このＦＣを主催する２人とは、東京でへリンガー氏のＷＳでも一緒だった。わたしは、３日間クライエントにも代理人にもならなかったので、今回は、どちらかできるかと思ったのだが、今回も、どちらにもならなかった。が、オーディエンスとしてその場にいるわたしの身体に、大きな影響が訪れた。それは、驚くほど、自分の身体ではないかのような動きや、痛みとして現れたのだ。３日前までのＷＳで起きた代理人たちの様子が、目に浮かぶ。意図的にコントロールしてできるような動きではない、ゆるやかで、有機的な動きだが、まるで操り人形のように、本人の意思が感じられない様。自分の身を持って体験していることが、面白い。代理人でもないのに、オーディエンスとしてその場にいるだけなのに、この影響力は何なんだろう？最初、なじみのある痛みからそれは始まった。痛みがあると集中できないと、その痛みの症状を抑えて、場に居ようと試みていた。そこで、はっ！とした。「痛みを抑える」という行為が、何をしているのかということに。「痛み」を排除しようとしている自分に気がついて、唖然とした。ＦＣで、排除されている家族、忘れ去られた、居ない者としてみなされている家族が、どのような形で、もつれに影響しているかを見てきていた。それなのに、自分の身体の一部である「痛み」に、眼を向けようとしていない自分をまた感じる。目の前のコンステレーションに集中することが大事だと、最優先事項として、自分の身体の一部を排除することを、繰り返しているということに。今回は、その「痛み」をとことん、感じたままにしてみようと試みた。昨日、鍼灸院の先生にも、「痛み」の箇所だけを治療してもダメで、身体全体を整えることが大事だと言われたばかりだった。ファミリーコンステレーションをひとりの人間の「身体」と観ると面白い。目の前で繰り広げられるコンステレーションで、「あなたがみないから、わたしがみます」という台詞が降りてきた。本来見るべき人が、その人(その現象)を見ていない。コンステレーションで明らかに、それらのもつれの営みが表される。いくら代わりの人が見ても、その対象人物(現象)は、見るべき人に見てもらうことを求める。目の前のコンステレーションと連動するかのように、わたしは、自分自身の身体の変化にも細心の注意を向けながら、わずかなサインを感じようと、試みていた。ひとつのコンステレーションが終わり、シェアリングタイムに入ると、ますますわたしの痛みは激しさを増してきた。それにつれて、座っていられなくなり、その痛みと共にいるのが自然な体勢になっていった。この座に座るまでは、全く感じていなかった「痛み」が、突然現れて、わたしの身体を支配していくようだった。が、無力なわたしが「痛み」に支配されていくという図ではなく、「痛み」に同化してしまわず、わたしの一部として見ながら、意識をわたしの身体から少し離して、ファシリテーターとして私自身を観察してみると、実に面白い。座っている態勢から、ぐにゃっと身体が崩れるようにゆっくりとリリースしながら、横たわっていると、左手首が勝手に動き出す。まるで自分の手ではないかのように、何かに反応して、急に動き出す。ちょうど、ブレスレットをしていたので、音がして、何かを語っているかのようにも聞こえる。こうなってくると、青森のイタコのよう。何にとり憑かれたの？って感じ。。。何気に気持ち悪い感じがしないでもないが、まぁ、こんな機会を逃す手はない。場のエネルギーに任せようと、腹は決まっている。そう、かなりの信頼感だ。場に対する信頼感。自分自身に対する信頼感。今までに経験したことのないことであったとしても、そのことに恐れをなして、逃げ出す必要を感じない、プロセスを信頼し続けることができるというのが、実に不思議な気もした。こういう結果になってほしいとか、このほうがベターだと、操作しようという意志を、全く感じない。そういう操作がすべて無駄だと知っている、そんな絶対的なものに対する信頼感。大いなるものに身をゆだねることの心地よさを感じていた。たとえそれが、苦しみだとしても、その後に何が用意されているのかを楽しみにできるような心地よさを。この時間をわたしは、楽しんでいた。「痛み」の中にありながら。ファシリテーターは、場を感じるためのセンサーが敏感な状態であらねばならい。場に対する責任は、自分自身を抑え込んで、自分自身を無くしてしまうことであっては、そのセンサーも最大限には働かない。自分を open な状態にしていながら、自分を脇に置きつつ、場に対する責任を完全にホールドできる状態。参加者として、今回、わたしはとことん自分をオープンにしてみた。自分の身体がおかれている環境、この場のコンステレーションを、かなり正確に感じ観ていたことに気づいて、嬉しかった。こんなに七転八倒している最中に在りながら、観れるものなのだと。否、観ていたからこそ、七転八倒したのだろう。この場に起こることは、クライアントひとりのためではない、この場にいるすべての人のために、起きている。この場にいるすべての人の後ろにいる人たちも含めて。そんなエネルギーが確かにこの場にあった。

  2006.04.13

  コメント(0)

• バート･へリンガー氏によるスーパービジョン

  昨日までのＷＳとは、また違った空気が場に流れる。持ち寄られたケースのうち１２件が、あっという間に、明確になる。へリンガー氏は言う。ケースの問題については、３センテンスだけで充分だ。それ以上話す人には、実際のところ「問題」はない。エンターテイメントを望んでいるだけ。それに応えるつもりはない。それでも長年クライエントに関わってきていると、このケースは・・、このクライエントは・・と説明したくもなるし、明確な本質、以外の染み付いてしまった微にいり細にいりを言いたくなる。そんな時、へリンガー氏は言い放つ。「ストーリーは必要ない。ストーリーは瞬時に混乱を招く。」と。へリンガー氏は言う。ここでは、サイコセラピー以上のことをしている。これらはすべて病気ではない。実人生を扱っている。病気の人は誰もいない。医者として治療すると、上から下への関係を形成する。しかしクライエントが、実際の人生の問題を解決したいと望んでいるとき、あなたはカウンセラーとして扱う。実際の人生の経験を積んでいる人、特に人間関係を、そういう人が、相手に示すことが出来る。セラピューティックな関係にはならない。故障した車を持ってきたら、修理方法を示すか、実際に修繕をして去る。ビジネスの関係と同じ。相手が問題を解決したいのかどうか、ただのエンターテイメントを望んでいるだけなのか、何かをしてほしいのか、文句を言っているのか、それを慰めてほしいのか。そこを見極める。もし相手がゲームを望んでいるのであれば、そういう関係から自分をはずす。「共感する」のは母や父のような気持ちになることではない。フロイトがいう「共感する」というのは、あらゆる感情から離れている、セラピストとしていること。フィーリングに巻き込まれないことが必要。ダブルポジションであること、前にも出ているし後にまわることもある。ゲームに巻き込めないのがわかると、クライエントは本気でワークをし始める。人生への奉仕、愛への奉仕、いのちに奉仕することで、力づけられ、前に進んでいくことが出来る。へリンガー氏の現象学的アプローチは、クライアントだけでなく、その家族全員の救いになる。no intention（意図なしに）　no fear (恐れなく）その場に自分をさらし、そこにおきていることを観察する。あーしたいこーしたいと考えずに、何かこんなことではないかと捕まえようとすること一切になしに。スピリットの動き、ムーブメントの動きと同じに動く。自分のもっているイメージを手放す。純化する。その瞬間瞬間にいる。過去や未来にいるのではなく、その瞬間にいる。かわいそうとか、恐れを持ってしまうのは、ムーブメントの動きを信じていないこと。すると、たちまちコンタクトから外れてしまう。「ある種の恐れがあったとき、あなたの知覚はブロックされてしまう。」この言葉は、セラピストだけでなく、ファシリテーターにも、あらゆる職業の人にも当てはまる。今日展開された典型的なケース事例は、心理学の本を何冊読んでも未解決のものばかり。わたしも、以前関わっていた相談業務で、気になっていた人の顔が何人も浮かんだ。本人の責任ではないにしても、どこに原因があったのか、どうすれば今の状態から脱却できるのか、長い年月、カウンセラーや精神科に通っていても解決できないクライエントの顔が。そんな今までの心理学の限界に風穴を開けるアプローチは、見事だった。ケース事例とたくさんの質問について、ひとつひとつ丁寧に、深い洞察でもって、瞬時にへリンガー氏が応えるのを直接、眼にした。最後の２０分休憩に、すこし小雨がぱらついているけど、会場となりの公園に行った。木々の葉が雨よけになる場所をみつけ、カナダ大使館側に隣接している一角に腰を下ろし、木にもたれてしばし瞑想。３日間の疲れを、大地と空と木に癒されながら、父母の愛、父母の今は亡き両親兄弟の存在をハートに納めた。愛に満ち溢れてくるのを感じ、涙が頬を伝う。わずかな時間だったが、宇宙の法則にちゃんと自分が納まった安定した時間をもてた。帰りに、ひと言だけへリンガー氏に感謝の言葉を伝え、握手して記念撮影。またひとり、智慧あるおじいちゃんの存在が、わたしのハートに納まった。

  2006.04.10

  コメント(4)

• バート・ヘリンガーによるＦＣ２日目

  How Love Can Grow「人間関係」の中でももっとも緊密な男女間の「愛の関係」について、この２日間、カップル（夫婦）を中心にファミリーコンステレーションをした。ふたりの関係は、お互いが知らない家族システムの影響を受けている。それは、何世代も前の家族の中で、除外されてきた者の代理であったりする。そのシステミックなアプローチは、８０歳になったへリンガー氏の、鋭く深い洞察から、見事に紐解かれ、氷解していく。そのコンステレーションのフィールドは、魂のエネルギーの強さと共に、美しいムーブメントとして、目の前で表現される。スピリチュアルな愛とは、すべてのものを、そのままで愛する。今の状態から変わることを望まない。すべての人がすべての人と対等である。彼が語るその愛の真実は、ドイツ人セラピスト（心理療法家）という肩書きより、ネイティブアメリカンの長老かメディスンマンといった方が、わたしにはしっくりとくる。彼の隣にカップル（夫婦）が座ると、瞬時に問題の本質を見抜いてしまう。その深い洞察に、たくさんの言葉を必要としない。やっぱり、ネイティブアメリカンだ。エネルギーに波長をあわせ、スピリットを感じる。男が女に出会ったとき気づく。自分が半分の存在だと。男は女がいて、完結した存在になる。女もまた、男がいて、完結した存在になる。自分が男になるためには、女が必要。女もまた同じ。お互いに必要だと認めること、それは謙虚なこと。性的な関係で満たされること。愛の充足。人生の充足。生命は、性的な充足をもって誕生するという事実。この言葉も、ネイティブアメリカンの儀式でつかうパイプについての説明と同じだ。パイプの構造は、火を入れる石鎚の部分（女性器）とパイプの部分（男性器）がひとつになって、はじめて完結する。へリンガー氏は続ける。男と女は全く違うんだということを、認めないといけない。男はそのままで正しい。違うから。女はそのままで正しい。違うから。他のものが、自分とは違うということを認めたとき、受け容れたとき、成長する。そのままの状態で同意する。そのままの状態で愛する。違っているからこそ愛する。お互いの存在がチャレンジで、そこで成長する。男が女を愛したら、女の家族も愛する。受け容れる。自分の家族同様、良いと。自分と違ったものを統合していく。違いを受け容れて統合する。もし、妻の家族を同じように愛したら、自分の家族に対する帰属ができなくなって、（自分の家族に対する）良心の後ろめたさを感じてしまう。良心はあらゆる争いの元だが、内面の成長は、良心の後ろめたさを感じて、はじめてある。女もまた同じだ。カップル（夫婦）が成長するのは、お互いの家族が、自分の家族と同じように良いと認識すること。とてもゆっくりと落ち着いたトーンで、へリンガー氏は語る。良心の限界を超えてすべてを受け容れる。スピリチュアルなレベルで。夫や妻の愛、親の愛、子どもの愛。良心の限界の中では、もつれになる愛も、限界を超えたスピリチュアルな愛は、人を「真の人間」にする。コンステレーションで、愛に満ちた美しい姿を、目撃させてもらった。

  2006.04.09

  コメント(0)

• バート･へリンガー来日ＷＳ　１日目

  早朝、新幹線に飛び乗って、赤坂のドイツ会館に向かう。賞味期限がヤバイと、慌てて冷蔵庫の中身を運び出した、ヨーグルト・アボガド・フルーツ･ピュアウォーターで、ゆっくりと朝食をとりながら、眠いはずなのに、ついＤＶＤを観てしまう。ちょうど新大阪ー東京間は、ＤＶＤ鑑賞にいい長さなのだ。ブラックで熱いコーヒーを味わいながら、早朝ののぞみが、スローな時間を確保してくれる。へリンガーの初日の最初の言葉は、ある本からの引用だった。チョーサーの書いたカンタベリー物語の僧侶の言葉「Woman wants more.｣女性というものは、もっともっと、欲しがるものだ。１組目のカップル(夫婦)を自分の隣に座らせて、何も訊かずにただじっと見て、その言葉を言った。「あなたもそうですか？」と、にこやかに、いたずらっぽくへリンガーは尋ねる。その女性は、照れ笑いをしながら「そうです」とうなづいた。会場にいた多くの女性たちも、同感だったに違いない。わたしも、ギクｯと痛いところを突かれた気がして、のっけから参りましたという感じ。母親がわたしたちに与えてくれるもの、全てを受け取らないならば、空虚感が生まれる。その空虚感を埋めるために、どこかに探す。「more」もっと欲しいとカップルの相手に求める。しかし相手は決して母親以上にはならない。そのことは、女性にも男性にも言えること。そこで、ファミリーコンステレーションが始まった。女性とその母親の代理人が、座に立つ。そこでみえてきたことは、その母親もまた、与えることが出来ずに、何かを手に入れようとする Lost child　だったこと。こうして、代々受け取ることが出来ず、与えることが出来ない連鎖が続く。それでも女性たちは、子どもを生み育ててきた現実がある。命を与えてきた。ここで、その女性の周りに１２人の女性たちを代理人として、サークル状に立てた。その一人ひとりにはパートナーの男性がいて、子どもの世話をしてきた女性たちだ。輪の中央に立っている女性が、一人ひとりの顔を見て、「ありがとう。」と言う。それは、とても神聖な、受け取りの儀式だった。彼女の周りの女性たちの輪が縮まり、１２人の女性たちそれぞれが、彼女の肩に手を触れる。彼女は、一人ひとりと眼を合わせながら、涙にあふれていた。そうして輪の中の一人、先ほど、母親の代理人をしていた女性とお互いが惹かれるように抱き合った。感動的なシーンだった。充分受け取った後、彼女はその輪の一部になった。そして、「今、わたしには、充分あります。」と。次に、背後に１２人の女性たちが一列に並んで、彼女は夫と対面する。その時の満ち足りた彼女の表情は、すでにすっかり別人のようだった。ハグをするが、ここで夫側にも課題があることがコンステレーションでわかる。その事情は今回展開しなかったが、ここで終わることをしない。二人は向き合って、お互いの先祖家族を超えて、大いなるものをみて、その存在とつながっていると感じた。お互いの先祖たちも、相手を超えて相手の先祖をみているのを感じたとき、スピリチュアルな深い愛が、そこに存在した。カップルというのは、ロマンティックな感情的な愛から始まるが、そのレベルを超えた愛、強い愛は、真の人間性の強さを感じさせるもので、とても美しかった。こうして、この日、直接たくさんのインタビューをせずに、全く異なるタイプの４組のカップル(夫婦)のコンステレーションが続けられた。スピリチュアルなムーブメントを感じた一日だった。

  2006.04.08

  コメント(0)

• ２期生トレーニング３日目

  昨日やり残したスモールグループでのエクササイズ。今朝、たっぷりと満喫できた。全員がクライエント体験をする。それは、わたしにとって、実に豊かで貴重な体験となった。内側の３つの素質を感じているときの、自分という存在と共にあるとき、わたしは、エネルギーに満ちて、生きる困難さからは遠ざかる。そのエクササイズの短い時間で、たくさんの代理人やリソース(資源)体験もした。それぞれの素質になりきり、シンプルにその素質を充分に感じる。そのことで、自分の中に確かにある、その素質を実感した。全体でのシェアリングから、シンプルなコンステレーションに展開。観客として、その変化を見させていただいたことで、昨日講義のあった基本理論〔フィールド(場)・システム(体系）・現象学・構成主義〕のおさらいが出来た。今回の３日間では、コンストレーションを立てることを、あまりしなかった。が、参加者の内側ではたくさんのことが起こっていたようだった。時として、「座って聴いているだけ」は、何も動いていないのではなく、内側を随分と動かしシェイクするものだ。今回、個人の良心・システムの良心を学び、ファミリーコンストレーションの基本理論をおさえる説明の中で、代理人に立たせてもらったことは、わたしにとって、より明確に感じ理解を深めることになった。もつれのない愛の流れが、スムーズに行われているときの状態は、とても気持ちのいいものだと。自然の理。自然の摂理。もつれだらけの今の世の中だから、ファミリーコンステレーションは現れた。これからのトレーニングが楽しみだ。

  2006.03.26

  コメント(0)

• ２期生トレーニング開始

  始まりの挨拶で、講師の急な変更のお知らせがあった。直前に文書で知らされてはあったが、あらためて、経緯を語られる。1期生の大半も加わって、大きなグループでのスタートとなった。　「逆境」というコモビでのチュソンの言葉が、頭をよぎる。どういうわけか、その年にはそういうメンバーが集まる。という、惹かれ合う引力のようなものがある。で、今年わたしが所属するメンバー、コモビであったり、ＦＣ２期生であったりが、「逆境」というキーワードになりつつある。それだけ、「強い」のだろうか？？？

  2006.03.24

  コメント(0)

全30件 (30件中 1-30件目)

1