<2010年子育てサロン1>2回目「錯覚と思い込み」
[ママのための簡単な心理学]シリーズ第2回目♪ 初回をお休みしていた人も、今日から参加(*^^*) 人数が多いと、緊張度が高いのか、 お馴染みの参加者も、ちょっと、いつもと様子が違う。 でも、身体を動かしたり、ペアシェアリングなどしてもらうと、 もうみなさん、賑やかで★ 今回のテーマは、「錯覚と思い込み」 まずは、心理学の本などによく載っている、 目の錯覚パズルを見てもらった。 知っているのもあれば、初めて見るものもあり、 知っていても、やっぱり、どう見ても、 同じ長さや大きさに見えなかったりするので、面白い。 わたしたちは、見えないものには、疑いを持つが、 見えるものに関しては、意外とスルーしてしまう。 自分に見えるものを、そのまんま何の疑いもなく、信じてしまう。 だが、見えているものが、本当に真実なのだろうか? という問いかけから始まった。 ある参加者が、興味深い発言をした。 図に描かれている●を自分自身に例えたのだ。 その2つの図は、どちらも中央に同じ●の大きさがあり、 ひとつは、その●の周囲に小さな・が並んでいるもので、 もうひとつは、その●の周囲に大きな●が並んでいるものだ。 小さな・を子どもたちに、大きな●を大人たちに例えた。 対象となる人物の大小で、自分自身の大きさが違って見えるのに、 ドキッとしたというのだ。 自分自身に対する思い込みと同じだと。 こうして、仕掛けはこちらで用意するが、 参加者自らが、様々な発見をしていく。 他の参加者の気づきから、喚起されて、 自分を振返る材料になったりもする。 Yes,Noと身体を移動させる事によって、 自分の思い込み度をチェックしたり、 その思い込みは、どこからきているのかを、 ペアで聴きあうなかで、また、新たな発見へと結びつく。 小さな子どもたちと、24時間一緒にいると、 自分のための時間を確保するのは難しい。 たくさんの子育て情報や、周囲の意見に振り回される中、 自分自身がどんどん見えなくなって、 自分が本当にそう思っているのか、 思わされていただけなのかの区別もなくなり、 自信もなくなっていく。 そんな中、少しの間、子どもと離れて、 自分点検をする時間は、貴重だ。 最後のペアワークでの感情彫刻では、 丁寧に、自分に向き合う姿が見受けられた。 シェアリングタイムでの、おひとりおひとりの言葉が、 如実に、その現在地を表明していた。 見たくないと思っていた嫌な感情が、 見てみると、イヤではなくなっている自分に驚いたり、 もう過去のものと、そろそろ大丈夫かと思っていたが、 やっぱり、追体験のように、その時が甦ってきた人や、 現在進行形のもので、 嫌な感情であっても、なお、 頑なに、持ち続ける事を選択してしまう人などさまざまだ。 こうした場があるからこそ、 その時の今の自分が確認できる。 発言が活発になってきて、 ホンネで語り合いはじめているこの場は、豊かで心地いい。