Ａｒｔ ｏｆ Ｌｉｆｅ研究所 プレイバックシアター　　　　　　

[KokoroほぐしWS] カテゴリの記事

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• 先着30名様まで。１１月１２月限定。無料体験受付中。

  大阪地下鉄のOPPIというフリーペーパー11月号に、広告掲載中につき、11月12月の2ｹ月間限定で、「ココロほぐしワークショップ」無料体験ができます。関心のある方は、どうぞこの機会に。  

  2011.11.02

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• kokoroほぐしワークショップを再開します！

  【kokoroほぐしワークショップ】(最小開催人数2名　定員8名)Kokoroは見えませんが、硬くなったり、疲れていたりします。ココロも、カラダ同様、温まったり癒されると、あなた自身だけでなく、あなたの周りの人たちへもギフトとなるでしょう。　■日　時　第２・４火曜日　10:30-12:00　(受付/10:15～）　　　　　第１・３水曜日　19:00-20:30　(受付/18:45～）■講　師　渡辺美佐子■参加費　2,500円(税込2,625円)　チケット割引(6回分)13,000円(税込13,650円)　　　　　　　■会　場　Art of Life 研究所■申　込　申込フォーム1回毎の完結ですが、連続で参加されると、グループとしてのつながりがより深まり、効果もより実感されることでしょう。【kokoroほぐしワークショップで、感じられること】●自分自身への信頼●自己肯定感●他者批判や攻撃の減少●共感性●深い充実感●愛●こころの平和　　など、個人差はありますが、ワークショップを通して、kokoroがほぐれ、自分へも他者へも、優しくなるようです。2011年11/8(火)22(火)10時半～12時　11/2(水)16(水)19時～20時半12/13(火)27(火)10時半～12時12/7(水)21(水)19時～20時半【過去の参加者感想】■最初、少し緊張したけど、気がついたら、たくさん、笑っていた。楽しいっ♪って、久しぶりに感じた。■こんなに、静かな時間を感じて、自分が大切だって、感じた。短い時間なのに、すごく集中した。■あっという間の時間。可能性を制限していたのは、自分自身だった。何でもアリだと、面白い！今日の話題、実現するといいな☆■ほかの人の目が気になって、言葉を選んでいたが、だんだん、どうでもよくなって、気がついたら、一人でしゃべってた！■長い間、自分一人で背負っていた荷物を、こんなに簡単に下ろすことができるなんて。身体が軽くなりました。ありがとうございます。■絵筆なんて、何十年ぶりだろう。あとから、じわじわ、この絵の意味が、心に染みます。■目に見える形にするって、すごい効果！！最初は戸惑ったけど、夢中になってる私がいました。きれいな布で、夢心地です。■言葉にすることの大事さを感じました。今まで、心の中で思っていても、実際に、相手に伝えるとインパクトが全然違います。言葉にしなくても、わかってもらえるというのは、私のエゴ（自分勝手なわがまま、幼い子ども）でした。ちゃんと、伝えようと思います。■話すことなんてないと思っていたのに、急に堰を切ったようになりましたが、皆さんの温かいまなざしが、すごく嬉しかったです。■心理療法って、もっと、どろどろしたモノだと思っていたけど、こんなに感動するなんて。ずっと怖がっていたけど、今は、温かい。

  2011.10.17

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• エネルギー補給

  昨日は、約1ヶ月ぶりの、kokoroほぐしワークショップ。陽に焼けたお久しぶりの顔。参加者の口から漏れてきたのは、暑い日本の、夏のお疲れだけではないようだ。気力も体力も、・・・・。一気に溜め込んでいたものが、あふれ出し、毒素が吐き出される。わたしはただ、お聴かせいただく。そして、最後に、イメージ瞑想。今日の瞑想は、わたし自身が、ファミリーコンステレーションのトレーニング中、何度も力強く感じた、わたしの芯につながる瞑想だ。わたしの中の女性エネルギーにつながる、愛をいっぱい受け取るイメージワークだ。男性には男性エネルギーを、女性には女性エネルギーを、充分に補給する。一体誰からって？時には反抗したり、嫌いな面が目に付いたりもする、同性の親から。その愛を受け取る。自分が親よりも小さいと、たとえ思えなくても、その親の後ろに、その又親をイメージすると、あらあら不思議、自分の大きさが、するすると、徐々に等身大になってくる。顔を見たことのない、祖父母であっても、そしてその親、またその親、の親。。。と、それは、永遠に続く、いのちのバトンの受け渡し。その膨大な人の命の愛が、エネルギーが、自分に流れてくるのを感じていく。。ただそのままに。わたしの中に流れ込んでくるのを、せき止めないで、受け取り、身体の隅々の、細胞の一つひとつまで、浸み込ませていく。愛に包まれた、わたしの身体は、力まない等身大の大きさで、充分に力強く、エネルギーに満ちている。kokoroほぐしワークショップでは、毎回いろんなワークが出来るから、楽しみだ。

  2007.09.05

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• たくさんの言葉よりも

  ８月はすべてのＷＳをお休みする予定だったが、このkokoroほぐしＷＳだけは、今日が１学期最後になる。とっても久しぶりの人、交代で休んでいる人たちなどが、顔を合わせるグッドタイミングとなった。場に馴染んだり、感覚に開いていくエクササイズや、私とつながるウォームアップの後、４人一組でのコンステレーションエクササイズ。わたしの中のそしての３人が、コンステレーションのように代理人になる。その中身が何かは、一切聴かないで、代理人に何が起こるか？スーパービジョンクラスやトレーニングクラスで受講した時に、わたしの中に、クリアに残っているエクササイズだった。今回のメンバーは、コンステレーションを知らない人もいる。そんなことは、問題ない。わたしも代理人になった。肩に触れられたとたん、何かが伝播するようだ。それは不思議な感覚だが、確かで信頼できるものだ。４人とも全く違った形になった。動きの激しいのもあれば、とても静かなものもある。これからが、何か起こりそうだと、次の段階を期待させるものもあれば、やっぱり、今はこの状態から動けないというのもある。それぞれが感じ取ったその感覚は、確かなものであったようだ。代理人が感じたその情報は、本人たちにとって、まさにビンゴ！！だったようなのだ。１ヶ月のお休みのあと、みんながどんな風に変化しているかが、楽しみだ。わたしも、帰国後すぐ、ファミリーコンステレーションの２期生の修了が待っている。それぞれが変化の中にあって、留まることがなく、すべては過程で、結果など何一つ決めつけられるものはない。そう終わりにさえしなければ、道は続いていく。今日のこの印象的なワークも、過去の過程に過ぎないと、言える日が来るだろう。それぞれの行く道が、明るくありますように。

  2007.08.07

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• 待っていてくれるもの

  kokoroほぐしって、一体全体、どういうことをさすのだろう？昨夜は、演劇WSに参加して、身体をほぐした。イタタ、まだ筋肉痛は続いている。kokoroほぐしWSをファシリテートするわたしにとって、そのほぐしたあとは、重要だ。マッサージでも何でもそうだが、もみ返しのような状態、薬でいえば、副作用、スポーツでいえば、筋肉痛。そのような状態を想定してもなお、必要なワークは、自ずと行われていく。ワークショップの中で起こるプロセスは、見事なまでに、素材の宝庫。創造性の神が支援するわたしたちの人生を、クリエイティブに、果敢に関わっていけるかは、自分次第。今朝の参加者たちの、共時性が実に興味深い。同じワークでも、参加メンバーが違うと、また異なるエネルギー磁場ができあがる。今朝の磁場は、明らかに、先週とは違っていた。そのようにして、メンバー構成をみていくと、その時点の、その人の、ちょうどのタイミングで、この場が、執り行われているかのようだ。そう、同じ人であっても、昨日のその人だったら、違うのだ。このちょうどの瞬間。ドラマセラピー的な今朝のkokoroほぐしワークショップは、そんなタイミングのメンバーが、ちょうどいたということなのだろう。彼らの存在が、このWSでは重要だ。継続的なこのWSでは、その変化の道のりが見える。その通過地点を、目撃することが出来る。そして、彼らのゴールが待っていたように、わたしもまた、待っていよう。彼らが見失わないように、しっかりと目に入る地点にいて。

  2007.05.29

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• 新しい環境で

  人事異動のこの季節、今日の参加者も例外ではなかった。異動に、転職、転勤、引越し、入学、入社って、まぁ時期的にそういう季節なんだろうけど、新しい環境を迎える人が、わたしの周り、今年多すぎ！！は気のせい？なんだろうね、わたしの歯車と接触しあう人たちの歯車は、無関係ではありえないのでしょう。なにかが、少し変化すると、その力は大きくシフトされて、わかりやすい見える変化で訪れる。良くも悪しくも、地球上の全ての人たちが、全ての生物が、影響を受けずにいることなど出来ないのだから。と、今日はその話は置いといて。。今日のワークでは、自分の内側の正義と、外側の正義について、自分にとっての当たり前と、自分以外の人の当たり前を、再検討。他者からいろいろ指摘されると、それについて、深刻に受け止めてしまう事がある。新しい役職に対する、重責などが加われば、なおのことだろう。出来ない自分を、責めたくもなる。でも本当に、出来ないのだろうか？実のところは、したくないだけなのでは、ないのだろうか？したくないことを、しようとすると、抵抗が生まれる。繰り返し語るうちに、気づく事がある。まるで、呪文のように繰り返しているフレーズがあることに。その呪文が、その人に効力を持つ限り、本来のその人が隠されてしまう。カラフルなペンで、自分自身と外側を書き出してみると、視覚的に、その呪文が浮き彫りにされた。指摘されたから、人は変わるのではない。スキルを学べば、出来るようになるのではない。本当にその人がしたいことは、なんなのでしょう。たくさんの呪文が、一斉に襲い掛かったら、混乱し、イライラするのも不思議はないでしょう。それぞれの呪文を、ひとつひとつ、解き放ち始めると、同時に加速的に、呪文がぱらぱらと消え落ちていくのを感じるように、今日はそのひとつを、みぃ～つけた!ｄ(^-^)ネ!

  2007.04.03

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• 幼い日の少年は

  「kokoroほぐしワークショップ」では、毎回どんな展開になるのか、ファシリテーターであるわたしも楽しみだ。その場にいる人と、プロセスに信頼を置いて、起こるべく流れとともにある時、全宇宙が全面的に協力して、わたしたちのこの場を滋味溢れるものへと促してくれる。今日の後半は、繰り返し脳裏に浮かぶ、ある風景が意味しているものを、再現する形で進行していった。その時の少年の姿勢、歩き方、眼に映っているものを、丁寧に再現しながら感じていく。その時感じていた、少年の心の内側が、はっきりと表出し、増幅される。ポケットの中に突っ込んだ、手を取り出すと、片方の手は、怒りと防衛のための握りこぶしだった。怒りの正体に入っていくと、そこには守りたい大切なものがあったのだ。もう片方の手は、愛する家族と手をつなげずに、丸めてポケットの中にしまわれていた。両方の手は、表現される事なく、ポケットの中に閉じ込められて、ただ無力さの中にあるしかなかった少年。大人になった今の彼が、少年と対話する。対話の中で、現在の自分が未だに少年と同じ状態だと気づき、授ける智慧など全くないかのように、抵抗があらわれる。根気よく対話していると、少年がどんなに揶揄しようと、抵抗しようと、彼にしかできない、彼独自の方法で、否定的な態度から肯定的な力強さへと変容させていくのだった。他の誰も、その少年を変えることなど出来なかったとしても、大人になった彼自身が、少年にポケットから手を出して、愛する家族と手をつなぐ事は、可能なんだと示唆する。いつまでも、その時の少年のままでいる必要がないことを、彼自身の言葉で伝え始める。ウソっぽい大人の言葉を使ったときには、すぐさま少年として抵抗するので、ごまかせない。安易に、強引に、などは、できようもなく、丁寧に、本心の望む方向へと、少ぉ～しずつ一致していく。長年馴染んだその少年とのお別れを、充分に名残り惜しんだら、いつの間にか少年の方から、あっさり過ぎるくらい、さわやかに、さよならと手を振っていた。遠ざかって小さくなる少年を、愛情いっぱいのまなざしで見送った。

  2007.03.27

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• たくさんの思い出

  幼い頃の自分と、大人になった今の自分とは、全く別人なのだろうか。それとも、内側にその幼い子どもがいるのだろうか。今日は、からだをほぐすことを先にした。超スピードで歩いたり、静止したり。一定の速度で、指定された時間内に身体のポジションをかえる。その後の瞑想から、参加者の幼少時代の少年が、いきいきと顔を現す。彼を取り巻く、周囲の人物。すっかり記憶の彼方にあった、ワクワクする体験。仲間、暗号、秘密基地。少年時代に経験する、それらは一体どこに消えていくのだろうか。先週のkokoroほぐしは、母娘がテーマだった。今週は、少年だ。少年は、永遠に少年のままではいられない。社会の要請が、圧力が、さまざまに亀裂を創る。甘酸っぱい美しい思い出だけではなく、淋しく、痛みを伴う思い出も経験している。それらの数え切れない思い出たち、悔しかった思い出、楽しかった思い出が、成仏せずに浮遊している霊のように、心のどこかで彷徨っているなら、それらをていねいに味わう事で、心に収まっていくだろう。何が入っているか判らない箱を開けるのは、勇気が居る。一緒に中身を確認してくれる人が、そばにいたなら、一つひとつ取り出して、それらを大事に、あるべきスペースに収めていくこともできるだろう。心も身体もほぐれるとき、わけのわからない不幽霊に、悩まされる事がなくっているのは、不思議な事ではない。ちょっと、身体や心が重たくなったら、ときどき中身を整理するのはどうだろう。思わず、楽しい思い出のアルバムを、引っ張り出すことになるかもしれない。子どものときに口ずさんでいた、懐かしい流行歌を、一緒に歌い、時空を越えた今日のワークのエンディングとなった。

  2007.01.30

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• 頭が理解することと、ハートに収まるということの違い

  イメージの力は、大きい。それが、長年にわたり、世代間を越えて、伝えられているものであれば、なおさらのこと。 「心配してくれているのが愛だと、わかっていても、それが邪魔だし腹が立つ。」「わかってるんです」と参加者は言う。 でも、「動けなくなってしまう。」「自分の感情がわからなくなってしまう。」 「母と同じことを、自分が子どもたちにしている事もわかってるんですけど。」そう「わかってるんです。」「けど」と。 このような経験は、この参加者に限った事ではない。大概の親は、子どもの事を心配する。そしてその「心配」が、親の「愛」の形の一つだという事も、頭では理解しようとする。 だが、過剰な心配は、子どもの負担を大きくし、子どもは愛し方を見失ってしまう。 「わかる」ことが、必ずしも行動と一致しない事は、よくあること。 そもそも、思考と感情の次元が違うのだから、常にズレは生じる。「思考」↓「感情」↓「感覚」↓「存在」と、そのそれぞれの層が存在に深まっていくとき、「思考」の信頼性がもっとも薄くなる。 「思考」は、簡単に理解したがり、論理を振りかざす。「感情」や「感覚」は、それにふりまわされるが、ついていく事など到底できない。 頭がよくて、物わかりのいい人ほど、このような現象に陥りやすい。自分のこころが、だんだん見えなくなっていく。 理解してわかろうとするのもまた、子どもの親への愛だ。親は子どもを愛するがゆえに、心配する。 ところが、これらの愛は、もつれや滞りを生じさせる。本来「愛」は、相手にエネルギーを送ることなのだ。 「心配」がもたらすものは、相手のエネルギーを奪ってしまうという事実。「理解」がもたらすものは、思考の侵略を容認してしまうという事実。 このkokoroほぐしでは、「愛」を感じることを、充分に味わう。もつれや滞りを少しずつ、解いて、愛の流れにつながっていく。ほんの少しずつ、丁寧に感じていく。 いのちの流れにつながって、今の自分を見たとき、凝り固まったイメージが、変容している事に気づく。動けず座り込んで、下を見ていた参加者が、自分の足で立ち、視線が前方に向けられていた。イメージされていたものが、はっきりと表現され、ぼんやりとしたイメージが、明確になる。しっかりと、ハートに収まったとき、理解とは違う次元の現象が、起こるのを発見するだろう。すべての流れは、宇宙の法則に則って、動き出し変容していくそのさまを。

  2007.01.23

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• ひとつの可能性

  わたしたちは、ある状況に陥ると、ついパターン化してしまい、繰り返す。表面上は、愚痴をこぼしたり、改善したいといいながらも、本心では、そのパターンを望んでいたりする。まるで、ゲームだ。ある状況に慣れ親しんでいると、ないと、淋しい、つまらない。無意識のなせる技の素晴らしさ、場が、驚愕なほど、必要な要素を取り込んでくれるというのを、今日のkokoroほぐしワークでも実感した。参加者が意図したのでも、ファシリテーターのわたしが意図したのでもない。「こじつけだ」と片付けてしまう事もできるだろうが、意味あるメッセージを受け取るも受け取らないも、それは自由だ。心を開き、ハートにスペースをつくったなら、必要なメッセージは飛び込んでくる。それは、参加者自らが実感すること。充分に受け取り、謙虚になると、意外なハッピーエンドを用意してくれる。日常に起こっていることと、ワークの中で示されることは、見事に一致する。その事実を認めたなら、ワークで展開されていった、次の段階についても信頼性はあるだろう。そのイメージやビジョンを、信じるのも否定するのも、もちろん自由だ。だが、そんなギフトは、そうそうやっては来ない。人生はこんなにもたやすく、変えられる。人生はこんなにもたやすく、選ぶ事ができる。オプションを否定していたのが、自分自身だと気づきさえすれば。一度、その可能性を信じたなら、今度は、もっと違う可能性も信じられるだろう。次はどんな展開が待っているのか、楽しみだ。家族ひとりひとりの愛が、両手を広げて待っている。

  2007.01.16

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• ずっと心にあるもの

  今年最後のkokoroほぐしワークショップ。「今年最後」という言葉、今月に入り何度使ってきた事か。１２月は、特別だ。１年の終わり月。「始まりがあって終わりがある。」という概念のもと、１２月を特別だと感じる。「昨日と同じ明日がある。」と信じるのも、一つの概念。「今日という一日が終わり、新しい明日がやってくる。」というのも一つの概念。どんな概念を信じて生きていくかは、人それぞれだろう。暦の数字がひとつ増えるだけ、と捉える人生もあるだろう。節目や季節を大事に取り入れながら、生きる人生もあるだろう。今日は、この１年の自分自身の身体を、様々な素材で表現した。創っているときには気づかなかったものが、出来上がって眺めてみると、なぜかそこに意味のあるものとして存在していたりする。本人が意識していなくても、ちゃんとそこに存在する理由のあるもの。みることで、意識化でき、気がつく。参加者が残した言葉。。「いつも思う事だけど、話そうと思って用意していた事と違う話をしてしまう。毎回この話を持ち出してしまうのが自分でも不思議だ。他では、絶対にこの話題には触れないのに。」わたしが誘導しているのではなく、どんな話から入っても、気がつくとそこに意識が行く、その人自身が居る。本人も気がつかないうちに、自分自身の核心へ、ぐいぐいと引っ張られるかのように、向かっていくのだ。表層社会だけで生きようとしても、無理があるのだろう。（もちろん、この場で、社交辞令をする必要もない）表面の使い込んで硬化した戦闘服の下には、生身の人間のあたたかい血液が、流れている。血液までが硬化し、どろどろになり、血栓ができ、流れなくなるという緊急事態になる前に、血の通った自分自身に触れること、つながることは、生きること。生命体として、当然の危機的回避で、自身の内側に触れようとしているかのようだ。意識しなくても、心臓から血液を送り出し、わたしたちのいのちが、脈々とつながっているように、表面に出さなくても、内側で深くずっとあるものは、その人が、今生きている事に、深くつながっている。何かの拍子に、表面に血が出て驚く事があるが、普段意識していないだけで、ちゃんと血液は誰にでもあるのだ。傷口は、かさぶたが出来るまで、そっと見守るに限る。ガーゼで無理やり覆い隠せば、傷口は悪化してしまう。表出した血液を、汚らわしいものと見るか、いのちを支えている、あたたかい神聖なるものと見るか、どのような概念を創り出すかは、わたしたち次第だ。

  2006.12.26

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• わたしの中に

  今朝のkokoroほぐしワークショップは、先週の続きのような、ワークになった。直接的に、続きをするのは避けていたのだが、やっぱり、どうしたって、どこから切り取っても、そっちに流れていく。つながっていく。その大きな流れの中に、参加者と共に、その流れの深さを感じながら、小賢しい個人的な感傷を抜いて、ただただ付き従っていく事にする。言語化されたたくさんの情報を一旦遮断して、沈黙の中で、瞳をみつめる。そこには、たくさんの情報が、思考の検閲を受ける前の事実が、混沌とした感情の泉が、浮き表れていた。左側の眼が体験している事、右側の眼が体験している事、それぞれを丁寧に、感じていく。見える世界が違っている事に気づいていく。ここにあるいのちは、父と母から受け継いだもの。そのどちらもが、割合は別として、それぞれに対する個人的感情は別として、そのどちらもが、自身の中に在るのだという事実を、まずはしっかりと、深いまなざしでみつめるワークになっていった。そのまなざしの奥深くをみつめていると、その人の父親が生きてきた人生、その人の母親が生きてきた人生が、深い深いところで、誰にも語ることはなかったその人の生き様が見えるようだった。哀しみ、信念、潔さ、決断、覚悟、葛藤、、、、目の前に居る参加者は、一人だというのに、その背後に、たくさんのいのちのつながりを感じる。本人すら感知していない、その多大ないのちの生き様の種が、その人の中に混在している。決して困難を伴わなかったとはいえない人生でありながら、こうしていのちを受け継いでいる事は、絶賛すべき素晴らしい人生だ。たとえ、今は世の中が生きにくいと感じていても、そう感じるその人の人生を、わたしは尊重する。

  2006.11.28

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• 血のつながりはないけれど

  このメンバーが、今日、このときに、輪になって座ったということが、もうすでに、何かを予感させる。わたしは、全員を知っているが、初めて顔を合わす人、数年ぶりに再会する人など、そのコラボレーションが、見事な配置のコンステレーションになっている。さて、平日の午前中、容易く揃うはずのないメンバーが、それぞれのタイミングで、今こうして顔を合わせている。しかるべき流れとなって、一人の人の働きかけにつながっていった。コンステレーションになるのかどうか、話を聴いているだけでは、どう展開するのかと思っていたが、どうも場が、招聘しているようだった。リチャードのトレーニング直後ということもあって、その成果が遺憾なく発揮できたことは、嬉しい。このような展開が可能で、わたしの理解している理論が、この場で立証され、参加者の深い癒しにつながり、急速に深部へと誘う力の偉大さを実感する。シンプルで、短時間だというのに、長年抱えていた気になる存在が、収まっていき、自身もすぅ～～っと、身体が軽くなるような変容振りを見せてくれる。ありがとう。参加してくれて。個人セッションもいいけれど、このようなグループでの相互作用ほど、わたしを奮い立たせるものはない。好きだ！！参加者の皆さんへの敬意を表明します。みなさん、ありがとう。今、みなさんが、みえます。

  2006.10.24

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• ネガティブな感情

  いつものように、話の流れで、ワークが決まっていく。「よかったね。チャンチャン。」となるはずのところを、そのまま見過ごしたくなくて、ワークに入っていった。漠然としたものが、具体化されていく。色で表現され、配置され、ひとつひとつが、言語化されていくと、それらは、触りやすくなる。覆い隠せば隠すほど、押さえつければ押さえつけるほど、逆の力もパワーアップされてくる。大事な自分を守るためにしていることが、全くの逆効果であったり、良かれと思ってしていることが、苦しみを増すことになったりする。遠くのほうに置かれた、本人にもわたしにも不明の、過去のものは、今回は触れずに、ただ見えるように、その存在があることを認識するところで、終わった。近くにある現在進行形のものは、かなりすっきりし、遠くの固まりに対し、成仏するように手を合わせている姿は印象的だった。先程までの、見たくもないという、嫌悪感あらわにした拒否反応とは違い、謙虚な姿があった。すぐに効果があるとかではなく、実際に動いてみて、感じてみて、ワークをすることで、見え方が変わり、心情も変化してくる。ワーク後すぐの出来事に対し、それでも変わらないと感じたとしても、それがすでに変化の兆しだ。それまでは、変わる感覚すら想像しなかっただろうから。

  2006.10.10

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• たくさんの存在の中でも特に

  自分にとってのその時に必要な言葉、存在、それらは、投影という形で見えやすくなる。抜糸がまだだという手術の跡を見せてもらい、ワークが始まった。このタイミングのすべてが、実に見事で、それぞれの人生のサイクルが、ときどき突然、カチッと合うのが不思議な用意周到さに、いつもながらに驚く。その巧みさに、勝るものを準備することなど、できようはずもない。流れに乗っているのか、流されているのか、流れを創っていっているのか、ＡＬＬ夏合宿で語られたストーリーが、かすかに頭をよぎる。考えすぎてしまうと、深みにはまって抜け出せなくなりそうで、自分自身の中心とつながっていることだけを意識する。頼る葦など、どこにもない。あったとしても、そんな不安定な葦をつかんで、安心するのはバカげている。どこにも固定されることはない安定感。波に漂い、波と一体となっているときのような、不思議な安堵感。ムリに逆らうのでもなく、自分の力を誇示するのでもなく、ただ、たまにぐ～んと手足を動かして、進みたい方向へ進んでみる。そんな和歌の浦での気持ちよさが、まだ身体に残っている。久しぶりに、ヨセミテの石を置いてみて、また、思い出のある各地での石を取り出してみて、過去のあらゆるときとも違う今の自分を感じる。天然の石には、そのもの自体が多くの意味を持っていて、ヒーリング等にも使えるが、今日は、石を使ったサイコドラマになった。石で会話したりストーリー展開していくのではなく、ソシアルアトムの逆バージョン。それぞれの石固有の存在から、自我と補助自我で展開する。参加者の言葉やそのムードに集中し、ワークが終わる頃には、不思議な確かさを感じていた。参加者からの、貴重な智慧ある言葉は、わたしの中にも、響いてくる。その力強い説得力あるそれらの言葉を、声に出して唱えると、よりリアルに、わたしの中に在るものとが共鳴する。わたしが蛇足を加える必要など何もない。葦も足も必要ない。たくさんの存在の中でも特に、スペシャルな存在は、参加者自らが手元に引き寄せていた。

  2006.08.01

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• あふれる涙

  ぽたぽたと溢れ落ちる涙の、なんと美しいことか。チェックインのとき、「自然な流れで」という言葉が参加者双方からきかれた。この自然な流れは、今日、この日この時間、この場所で出会う前から、始まっていた。その不思議な共時性と共に、ワークが進行していく。美しい涙は、彼女の中で浄化され、水晶の結晶のように、きらきらと零れ落ちる。丁寧に、自分の内側の感覚と照らし合わせながら、静かに、静かに展開されていく。メディテーションのようでもあり、アートセラピーのようでもあり、サイコドラマのようでもあり、コンステレーションのようでもあり。それは、とても美しいムーブメントで、流れの自然を感じるものだった。次は、このメンバーで、プレイバックをしたいねと、ランチを食べながら話す。このような場を共有した仲間と、プレイバックをするのは、楽しみだ。

  2006.06.27

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• 動けば変わる

  今日は、夏至の日の前日。明日は、冬の太陽が、夏の太陽に切り替わる日。冬の時代から、もっとも昼間の太陽が長くなる夏の時代へ。そんな今日は、じっくりじわじわ、いいワークになった。どうしても必要だと、それがないと不安で、つい手放したくない感情。本当に、手放したくないのだろうか？魂の奥底では、手放したいと願っているのに、今までの長い年月、あまりにも当たり前のようにあった感情だから、そう簡単には、手放せなくなってしまっている。ワーク１は、自分自身の人生ラインを歩いてもらうことにした。まず、自分には充分な力がないと思っている状態、片足で歩いてもらう。その時、頼れる存在として、モップを杖代わりに手渡した。彼女は、モップにしがみつくように、全体重をかけて歩く。その姿は、決して、ラクそうには見えなかった。安全なようだが、苦しみと共にあるようにしか見えない。で、次に、モップなしで、片足で歩いてもらった。最初の１､２歩は、不安げだったが、そのうち、ぴょんぴょんと軽やかに歩き始めた。きわめて、楽しそうだ。スキップをしているかのようにも見えて、弾んでいる。実際には、彼女は片足ではないので、次に、両方の足で歩いてもらった。必要だというモップを持ってもらって。モップは必要なさそうだ。モップなしで、歩いてもらう。モップがなくてもいいか確認すると、「坂道の時には必要になると思う」と言う。なるほど。では、そのようなシチュエーションを、リハーサルしてみる。そのとき、モップの存在を、しっかりと、具体的なもの(人)としてイメージしてもらった。坂道の時にはどうしても必要になるという、そのもの(人)を。そのもの(人)と共に、様々な状況を加えた人生ラインをゆっくりと歩いてもらう。嵐のときや、でこぼこ道や、ぬかるみ、急な坂道、お花畑、草原などなど。。その都度、そのものとの関わり方が変わっていった。常に同じだと思っていた関わり方ではなく、状況が変われば、関わり方も変わる。自分という人間は、常にそういう関わり方しかできないという思い込みが、外れていった。モップがなければ生きていけない弱い存在ではなく、自分の人生において、自由自在にモップを使いこなせている。実に豊かな人生を、目撃させてもらった。ワーク２は、自分の中から取り除けない、もうひとつの感情について。自分という人格とそれが、すっかり同化してしまっている。そこで、まずは、自分自身とその感情を分ける作業。取り出したものの、その感情に対して、一体どうしたいのか、自分自身では、アイデアが出ないようだ。だったら、雄弁である優位なその感情に語ってもらおう。でるは、でるは。なるほど～～～、そうだったのか。。。言いたい放題言う、その感情の言葉を聴いて、本人も、言いたいことが湧き出てきた。そうして、対話を続けると、感情の言い分、本人の言い分が、それぞれ明確になってきた。そのどちらもが、相手の言い分をよく承知して、納得し始めた。一方通行ではない、相互間のコミュニケーションがしっかりととれて、ぶつかっていた２つの異なる言い分が、ある方向を持ち始めた。そして、本人の口から、今までその感情が居てくれたことに、感謝の言葉が飛び出した。そして、「今はもうさよならする時だ」と。両者が熱いハグをして、充分に、相手の存在に敬意を払い、別れの儀式をする。すっかり離れて遠くなっていくのを、しっかりと確認する。時間をかけて、最後の最後まで、見送る。姿が見えなくなったことを確認して、次の自分がしているであろう行動を、体験する。「魂はあとからやってくる」と、ネイティブアメリカンが言うように、行動すれば、そこには、時差があるとはいえ、必ず追いかけてきてくれるもの。今すぐに変わった気がしなくても、ワークをすれば、する前とは、すでに変わっているのだ。これからが楽しみだといった彼女の顔は、晴れやかで、「もう必要ない」といった声は、力に満ちていた。追いかけてきてくれる魂をじっくりと、ゆったりと待ち構える彼女を頼もしく思う。

  2006.06.20

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• わたし成分表

  今流行の、成分分析！某ソーシャルネットで、楽しんでいたのだが、ＷＳでは、占いではなく、自分で成分分析をする。ちなみに、＜成分解析 on WEB＞http://seibun.nosv.org/?p=%C5%CF%CA%D5%C8%FE%BA%B4%BB%D2　　によると、本名では、57%は汗と涙(化 合物)で出来ています29%は時間で出来ています7%は心の壁で出来ています6%は成功の鍵で出来ています1%は理論で出来ています通称では、86%は電力で出来ています8%は月の光で出来ています4%は濃硫酸で出来ています2%は成功の鍵で出来ていますわかるような、なるほどと思えるような。。他にもサイトがあった＜ユーモア占い　成分分析占い＞ http://aym.pekori.to/uranai/2006/03/seibun.html本名81％は水分で出来ています12％はビートルズで出来ています5％は休憩時間で出来ています1％はカルシウムで出来ています1％は感動で出来ています通称35％はしつこいヨゴレで出来ています27％は美肌で出来ています24％はバーベキューで出来ています6％は缶バッジで出来ています5％はオリンピックで出来ています1％は特別チャリティー公演で出来ています1％はサラサラ血液で出来ています1％は悲しみで出来ています注意書きに、ジョークで楽しんでくださいとある。なるほど、意味不明のものも、それなりに笑える。スーパーで商品を買えば、あらゆるものに、成分表なるものが記載されている。一体、わたしっていう人間に、そのような成分表の表示がされるとしたら、どのような要素で構成されているのだろうか。自分自身で探っていくことにする。といっても、わたしの講座では、真剣に眉をひそめて自分自身をみつめる作業は、性に合わないので、まずは、ブレーンストーミング、あらゆる成分を書き出してもらう。他の人が書いた成分に悪ノリしながら、語録を増やしていく。自分の内側ばかりを見ていると思いもつかないような、成分要素がそこに提示される。紙面が付箋で張りつくされたら、ＫＪ法でわかりやすく分類。いやはやバラエティーに富んでいる。物質的なものから、気体、液体、眼に見えない抽象的なものまで。その中から、これぞまさしく自分の成分だと思えるものをピックアップする。そうして、手元にあるそれらの成分で、自分を充分に言い表せているかどうかをチェックする。もし付箋にない要素が必要なら、付け加えて完成させる。今度は、その言葉で書かれた成分を、リボンや色紙、ひも、ボタンなどのあらゆる素材に変換する。そうカタログ見本のように、実際のものを添付する。画用紙に、各自のスタイルで、表現する。出来上がった成分表は、前衛芸術のように、個性的で美しい。そこに、なまえと、成分割合を表示したものを添付する。言葉で表現されていたときだけとは、別のチャンネルで、その人が見えてくる。「自分」ってこうだ、と思っていた成分を全く手に取ることなく、思いもかけない成分を手に取ったりしている。エアークッションやストロー、プレゼント包装のパッキング剤など、素材の持つ個性が、言葉以上にその人を物語っている。直線的、曲線的、立体的、小さく切ったり、大胆に紙面を埋めたり、その豊かな表現の作品を眼にすると、作品自体が何らかのメッセージをもって、ギフトされているかのようだ。不明のままに手にした言葉、自分からは出てこない言葉が、自分のところに来るというのは、一体どういう仕組みなのだろう。わたしの知らない、わたし、『ジョハリの窓』でいうわたしもあなたも知らない窓の部分に、働きかけているかのようだ。写真は、参加者が作っている間の時間を利用して、おまけに作ったわたしの成分表。添付資料なしの未完成品。

  2006.06.13

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• 森羅万象　女たちの絵巻物

  たくさんの切抜きの「言葉」から、いくつかをチョイスする。単純にシンプルに、眼についたもの手に持ったものを声に出して、選び出す。それらの「言葉」を大きな紙に置いていく。誰が選んだ「言葉」の区別なく、共同作業が進められていく。白い紙という限られた空間に「コトバ」たちが、場を作っていく。次に、水性ペン・クレパス・水彩絵の具などで、「コトバ」が生み出す場を彩っていく。お互いに言語を使用しないで、静かにArtの世界に没頭する。「コトバ」が発する磁場は強力だ。それを色や形にしていく。お互いにインスパイアされながら、ひとつの作品が出来上がった。作品の周りを歩きながら、絵物語を語り紡いでいく。たくさんのキーワードが、眼に飛び込んでくる。色や形、方向など、いろんなチャンネルから刺激を受けて、言葉にして語っていく。語り終えた頃には、その作品が、非常に強力な人類の歴史を物語っていたことに気づく。『発芽する生命』と命名されたその作品は、アダムとイブの創世記にもみえた。「フィーリングだけで、ほかの人のこともあまり考えないで、自分の世界に没頭していた。」と語った人がいた。それなのに、ひとつの作品として、完成していたのだ。没頭することで、恣意的な計らいを超えて、グループメンバーの深いつながり、如いては我々人類の普遍性に触れることに成功したのだろう。壁に、この大きな作品を貼って、しばし鑑賞。床の上において、眺めているのとは違った迫力でもって、存在している。Ａｒｔな文字とのコラボレーション。通勤途中に、このような壁画があれば、思わず立ち止まって、そのメッセージを読み解こうとしたくなる。きっと、毎日毎日、その日によって、同じ言葉や同じ絵でも、違うメッセージに見えてくるのだろう。ポジティブもネガティブも、見事に調和したこの作品を創り上げた女性たちを祝祭したい！！お見事～～～♪＼(^o＾*))／o(*^○^*)o＼((*＾▽^)／わたしたちの毎日を、祝祭しよう！！

  2006.05.30

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• 13回目　線路は続くよどこまでも・・？

  なぜか今日のチェックインのとき、トーキングスティックとして手にしたものは、汽車とレールのミニチュアだった。「よく使うね」と指摘されたのだが、毎回使っている記憶はない。偶然のように、その指摘した参加者がいた回に、以前使ったことがあるだけだった。その回で必要なトーキングスティックは、作意を持って選んでいるというより、気がついたら、手にしているという感じの類。そう、ちょっと怪しげな言いようだと、「何かが降りてきた」という感覚なのだ。その感じがないときは、手に何も持たずにチェックインをするときもある。不思議だけれど、その感覚に従いたい。場に必要なものは、自然と現れるということに、絶対的な信頼を置いている。ということで、列車から始まったワークになった。チェックインで、ひとり目の参加者が手にしたとたんに、レールからはずれ落ちそうになった。面白い現象だ。そのことを解釈するのが、適格だとは思わないが、その現象を本人がどんな風に捉え、どのように感じたかをシェアしてくれたのが、興味深い。他の参加者からは、「列車で移動していると、自分がどこにいるのか、行き先はどこだったか、ふっと忘れる瞬間があることを思い出した」というようなコメントもあった。(←正確に覚えていないのでご本人の意図とは違うかもしれないが）列車で、自分の人生を旅するワークになっていった。部屋に自分のレールを敷いていく。他の人と重なることもある。しばらくレールの上を歩いた後、それぞれの列車と駅をレールに付け加える。自分の列車には、○○駅発△△駅行き　□□号と表記する。駅の看板には、その駅の詳細を明記しておく。そして今、その列車はどこの駅を通過したところで、どこの駅に向かおうとしているのか、レールの上で再現する。参加者が作成しているのを見ているうちに、わたしも参加したくなった。で、人の敷いたレールを使って、そこにわたしの駅と列車を付け加える。面白い現象が起きていた。それぞれのルートや駅などを紹介したあと、見渡すと、よく似た場所によく似た駅名がある。路線は違うが、その場が持つ何かしらの磁場のようなものを感じる。また通過する順番にも、共時性が起こっていた。知らずに通過した他の人の駅の詳細をきくと、順列の確かさが確認できる。レールの上に駅の看板を置く作業は、単純だけれど、複雑なセンサーが知らずに働いて、その作業をしていたことになる。ある人が「一面の深い黒い沼の上にレールがある」とイメージした近くの路線に、他の人が、「深い森」という名の駅看板を置いていた。お互いがそのことを知ろうはずもない。また、わたしが置いた「下積みの駅」の手前に、他の人のみどりの「畑の丘駅」があった。イメージとしては、のどかな風景しか目に浮かばなかったのだったが、「経済的には苦しい」という駅インフォメーションを聴いて、ちょっとした驚き。「下積みの駅」の駅前風景は、戦後の復興的な、土煙の中を荷馬車が走り、重い荷物を背負っている人々が縦横していたから。わたしの列車は、「下積みの駅」発「新展駅」経由「理想郷」行き。「新展駅」は、第二の人生を新天地で展開していく駅、そこには、様々な人生経験をしてきた人たちが集っている。「理想郷」には、悩める人も迷う人も輝いている人も幸せな人も、その時点での美しさを放ち、共生している地。わたしはその３つしか駅名を作らなかったが、わたしが出発した「下積みの駅」は、他の人のループ状のレールの上だった。シェアするまで気づかなかったのだが、そこを逆走していたようだ。途中「迷走」「大都会」を通り抜け、「出会いと別れ道」駅を通過し、わたしの「新展駅」を通り過ぎたところに、今列車がいる。そして、新たな自分のレールを追加して、「理想郷」へと向かっている。自分ひとりの作業だと、自己完結してしまうことが、グループだと相互作用が働いて、思わぬ展開を見せてくれる。他の路線の駅名も興味深く、時間さえ許せば、そこに駅前風景や、車窓の外の風景もジオラマのように再現したい気がする。今度は、車内の内装なども追求してみようか。。今日は、気になる駅を舞台で再現するところから、サイコドラマ風になったのだけれど、続きはまた今度。。

  2006.05.16

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• 必要なものは場にある

  毎回、どんなことをしようかと、いろいろと思案はするが、今回は、場からのオファーを拾うことに専念した。チェックインの後、瞑想。そこから浮かび上がった個人のキーワードから、その人の、ひとつのシーンを選んでもらって、再現していく。とてもクリエイティブで、美しい。この再現シーンは、提供できる人のエネルギーによって、よりドラマティックになる。瞑想では、ぼんやりとしていたことが、目の前で再現されると、よりはっきりとビジュアル化されて、メッセージ性が強くなる。美しい布やイス、クッション、台詞、楽器を使い、プレイバックとは違って、本人がシーンの主人公になってもらう。途中、場面がフリーズしてしまったときには、ロールチェンジしてイメージをはっきりさせていく。最後はいったいどんなシーンになるのか、予想もつかないが、どの人のシーンも、素敵なシーンに変容し、収束を迎える。本人が主人公になっているので、瞑想の中に入り込んだかのようだ。他のロールをした人たちも、充分に味わいシェアをする。すべての人のシーンを再現した後は、それぞれのシーンを、物語調に語る。全員で輪になって、ひとりが１センテンスずつ。自分の物語は、最初と最後のセンテンスを語る。そして、ひとつの普遍的な智慧ある物語を、みんなで紡いでいく。どれも美しい物語で、語り継ぐために村中の人で、輪の中心の火を囲むイメージだ。その時、その人にとって必要なことは、その場に現れる。ほんのかすかに浮上したものも、とり逃さずに、表現することで明白になる。そこには、たくさんの智慧があり、それぞれが他の人のストーリーの一部を再現し、その一部を少しずつでも語ることで、互いに学びあい、こころをほぐしていく。こんな場が成立していることが、嬉しい。素敵な参加者たちだ。

  2006.04.25

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• 人生のお散歩

  今日は久しぶりに良いお天気。スタジオの中を歩くことから始めた。お散歩。。お散歩するといろんなものに気づく。何も目に入らないときもあれば、たくさんの情報が目に飛び込んでくることもある。今までの人生をお散歩のようにふり返ってみる。部屋の東西南北に、黄赤黒白の４色の布を置く。４つのポイントを通過しながら、人生をメリーゴーランドのように、サークル状に歩く。日が昇る東(黄)の時代、太陽が真上にある南(赤)の時代、日が燃えるように静かに沈んでいく西(黒)の時代、日が昇る前の静けさの中にある北(白)の時代、春夏秋冬、自分の人生にそれぞれの地点での名前をつける。○○の時代。。そしてその頃のキーワードを思いつくままに書いていく。今日は参加者と共にわたしもワークを一緒にした。歩いていると、急に歩みが遅くなるときがあったり、浮き足立ったりする地点がある。その感覚に従いながら、その時代を味わう。自分が歩いてきた道を、確かな感覚で辿りながら再体験する。そして、これから歩くだろう道も想像しながら、歩いてみる。未来の道を。身体感覚を、図形と言葉に、そして、最後には、絵の具を使って絵にした。いろんなチャンネルをフルに使って、それらのサークルの中心である自分自身のための、絵を描いた。シェアする時間はあまり取れなかったが、まずは、自分自身で充分に味わう貴重な時間。他の誰でもない、自分自身の人生を感じる大切な時間。

  2006.04.18

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• 曇りという天気

  今朝も雨が降っている。週末から降り続いている雨の話題が、チェックインのときに、それぞれから出た。そこで他にどんな天気があるかとたずねると、「晴れ」「雨」「くもり」「雪」「嵐」それぞれを題材に、人生のお天気模様を、絵にしてもらった。出来上がった絵のカードをシェアする。順番は、くじ引き形式で。「嵐」から始まって、最後は「くもり」だった。このことが、わたしにとって、とても興味深い。語られる５つのシーンは、小さな絵を超えて飛び出してくるようだ。良く似た経験、絵の中に登場する逆の立場など、シェアしあいながら、それぞれの存在が、どんどん近く感じられる。最後に、曇りのカードをシェアしあうと、それぞれ、現在の状況の絵だという。偶然にしては、出来すぎている。そして次に、立体的に表現する絵を１枚だけ、選んでもらったが、それが現在の曇りのカードだったというのも、一致していた。この興味深い流れから、過去ではなく、現在に焦点を当てることを強く感じる。彼ら彼女らは、現在にいる。今にエネルギーがあるのだと教えてくれているようだ。あれこれ画策するのは無意味だ。今を観察することに集中する。設定した舞台で、自分の絵を再現してもらう。舞台上に、他の人に手伝ってもらいながら、布やイスやクッションを使ってセッティングされていく。そうして実際に、絵の中を体験し、味わう。楽器を使って音でも表現し、臨場感はたっぷりだ。さぁ、ここから、どう展開していくか。充分味わうと、次の動きが出てくる。内なる声にしたがって、もしくは、何かに突き動かされるように、状況が変化する。自分自身の絵を体験し、自分の変化を体験すること、他者の人生の変容から、新たな気づきが得られること、そのどちらの立場の体験もすばらしく、わたしにとっても、嬉しい喜びとなった。今回わたしは、曇りという天気に、愛着さえ感じた。全く違う絵がそれぞれ舞台で表現されたが、雲の向こうの光の存在がはっきりと感じられた。ちょうど舞台の照明が、金色の太陽の光のようだったということもあるのだろうが、主人公の瞳に光がきらきらと入り、光を浴びた姿は美しかった。そして、次の展開、それぞれが自分の想像を超えたラストは、観ていてエネルギーの強さを感じ、すっきりと流れの方向が示されたかのようだった。

  2006.04.11

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• マンダラ塗り絵

  不思議だなぁ～、同じものをコピーして参加者に配ったはずなのに、出来上がったものは、それぞれ全く違った作品として仕上がっている。大の大人が、寝転んで色塗りをする。「塗り絵なんて、子どものとき以来だなぁ～」作業をしながら、「最近は、大人の塗り絵が、流行っているらしい。」そんな会話も聞こえてきた。このマンダラは、その瞬間のその人を、映し出してくれる。表現された作品は、切り取られたその人の人生。内側の世界を外側に表現することで、外側から思いがけないギフトがある。作品のタイトルは、それぞれ素敵なものだった。製作意図を聴きながら、作品をずっと眺めていると、その人がにじみ出ていて、先程までのただの紙切れではなくなっていた。作品として、自分とは切り離したところで、他の人からの見え方もシェアしてもらう。自分の作品を違った目で観察してもらうことで、新たな発見もある。また、他の人の作品をじっくりと味わって、自分なりの見え方をシェアすることで、智慧は生まれてくる。作品を近くで観るときと、展覧会の絵のように、壁に貼って少し距離を持って観たときとでは、違う味わいを持って、絵は語りかけてくる。ひとりで塗り絵をする作業とは、違う働きかけがある。

  2006.04.04

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• 伝えたかった言葉

  遠方から朝早く参加してくれる仲間がいた。当然のことだが、毎回メンバーによって、場の空気は変わるし、内容も変わってくる。固定メンバーもいるが、単発で参加する人もいる。この時間には、ＢＧＭを流しながら、誘導瞑想をよくしていたが、今日はなぜか、音楽なしで、誘導もしなかった。誘導という形で、わたしが意図的に、ある方向に持って行きたくはなかった。その選択は、今日のメンバーによるところが大きい。この場から、何が出てくるのか、そこから動いていくのがいいと思った。そうして、「他者との距離」のエクササイズになった。距離感というのは、その人にとって、とても大事だ。自分の距離感、相手の距離感、そこを無視してしまうと、怖い。その距離感というのは、相手によっても、その時によっても違うものだ。眼に見える形で、お互いを認識しあうこと、自分のスペース、相手のスペースをしっかりと守ることが、この場には重要だ。最後は、「会いたかったあの人と再会する」サイコドラマになった。伝えたかった言葉、聴くことのできた言葉、そして感謝の気持ち。最近再会した初恋の人、３５年前の恩師、今は亡き担当の患者さん。実際には言葉にしなかった心の内側が、言霊として言葉になった。年月を経ても、なお色褪せない、その人との思い出は、どの人の経験もとても美しく、人生にとっての大切なもので、短い時間だったけれど、深～くこころの奥が熱くなった。主役も補助自我も観客も、凝縮した大切な時間を一緒に過ごすことが出来た。美しい涙が象徴するように。

  2006.03.28

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• こころのひだの奥に

  午前中は、こころほぐしＷＳ。スタジオに来る人は毎日違っていて、エネルギーも場も瞬時で違ったものになる。箱は同じなのにね。面白い！今日はＰＴはしない。当初、こころほぐしＷＳでメンバーによってはＰＴしてもいいなぁ～と思っていたが、ここはＰＴ以外の手法で、ほぐして表現するという場にすることに決めた。（またいつか変更するかもしれないけど（￣▽￣；）チケット制で連続受講の体制をとっているのは、毎回をぶつ切りにしたくないから。１話完結編の連続ドラマのようなもの。１回だけ観てもわかるけど、連続で観ると複線とか背景とかわかって、面白い。このこころほぐしＷＳでも、そういう構造をとっている。今日は初めての参加者がいなかったこともあり、ちょっと突っ込んで、自分に向き合ってもらった。わたしを掘り起こす作業、わたしも途中から参加者として加わった。ある程度掘るのは簡単でも、どんどん進むと、岩盤にぶち当たることがある。今回は時間の関係もあって、そこまではいかなかったが、通常の２時間ＷＳではもっと浅い部分しか触れないところを、けっこう掘り起こすことができた。掘るといっても、腐葉土のような栄養となる役に立つと思われるものを探す作業。自分の強み、良いところ、謙遜しがちな日本人には大変な作業かもしれない。参加者の一人が言った。「最初の頃、作業するとき、ついネガティブな言葉が浮かんでしまうので、それをポジティブにいちいち変換しながら書き進んでいた。」「書いたのをみてみると、その書いた方がしっくりくる。」わたしたちは、この日本の社会で、年を重ねると共に、ポジティブな自分をネガティブに変換する作業を学んできたのかもしれない。そんなことを思った。生まれたての赤ちゃんは、そんなことしない。言葉を覚える頃から、ネガティブ作業を学んでいくのだろう。お互いにシェアしあいながら、２０個から５０個にそして１００個近くまで、自分の中にある豊かな資源に気づいていく。一人作業でなく、グループですることで促進される。夜は、ベーシック・エンカウンターグループ。沈黙が１時間半も続く、味わいのあるグループだった。

  2006.03.07

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• こころほぐしWSはPTではないけれど

  ＰＴ以外に関心ないかのようなわたしだが、この「こころほぐしワークショップ」では、ＰＴはまだしていない。おそらくずっとＰＴをしないという位置づけで居るだろう。が、わたしはすごく気に入っている。参加者が豊かだからだろうか、ひとつひとつのワークが、すご～く深くやさしく、こころの内側に触れていく。 少人数で、ひざを交えてというのも、ちょっとほっこりした感じ。ふふ。。 お互い初対面の人もいたので、インタビューゲームをしたが、インタビュアーの質問内容が、なかなか面白く、興味深かった。個性溢れる質問に、そばで見ていた進行役のわたしも、答えてみたくなる。 記者会見風にインタビューされる人は、黙秘権があり、答えたくない質問には答えなくてもいい。基本的に安全な場の保障を、怠らないように配慮する。前もって、記者たちに、この人にはこれを聞きたいというスペシャルな質問や、他の参加者皆に聞いてみたいという共通の質問など、事前にメモっておいてもらったので、即興でＰＴＷＳのときにする記者会見とは、違った味わいになった。取材メモをもとに、記者会見はスムーズに行われる。ふり返りでは、質問事項を考えているとき、実際にインタビューしたとき、インタビューに答えているときなど、細かくその自分の内側のプロセスを紙に落とすことで、深く自分を観察してもらい、シェアをした。 幼い頃の質問や、ある条件のときにどうするか、願望についてなどのインタビューに答えていくうちに、いろんな自分を発見したという感想や、なぜそんな質問をしたかというインタビュアーの存在にも興味がわいたという感想などもあった。 わたしも、短時間で、この参加者たちの一部を知り、魅力が味わえて嬉しかった。 その後、個人作業でツアープランを作成。そういえばその前のインタビュアーの質問に、「旅行に行くとしたらどこに行きたいですか？」というのがあった。まるで、わたしの今回のプランニングを知っているかのような前振りだ。仕上がったツアーを、それぞれプレゼンしてもらったら、どれも素敵なツアー名がついていた。あぁ～メモってなかったのが残念。。 最後にこの参加者全員でいくツアーを企画してもらうと、情報がどんどん提供されて、実に面白い企画になった。盛りだくさんの企画内容に、最終的にはツアー期間も延長されるほど。(*^_^*) 普段の役割をはずして、ＷＳに参加してもらっていても、つい日常の自分が顔を見せる。「その自分を変えたいと思っていたけど、それでいいんだと思った。いつもわたしの周りには、他の役割の人たちがいるということを思い出し、むしろ、他の人の役割に気づいて感謝の思いが起こった。」と参加者の一人が、シェアしてくれた。そう生来の自分を無理に変えるのではなく、その自分でいさせてくれる周りの存在の有難さを知ることが、全ての関係性を変化させるのだろう。ＷＳをさせていただいていて、いつも思うことは、参加者の口から、智慧ある言葉が必ずの様に出てくること。ある参加者は言った。「自分の人生という旅を楽しみたいけど、歩んでいこうとすると、後ろから引っ張る誰かが居る。」その誰かという存在を無視する限り、いつまでも引っ張り続けるだろう。その誰かは存在に気づいてほしくて、引っ張っているのかもしれない。見ないで振り切るのではなく、存在に気づき、振り返ってみたら、満足して、一瞬で消えるようなものかもしれない。一人で見るのが怖いなら、このグループが、わたしたちがそばに居るのを感じてほしい。場合によっては、前から引っ張る力が強くなれば、後ろの存在は無力に、離れていくかもしれないしねｄ(^-^)ネ! 「人生という旅を楽しむ」自分の内側も外側も、旅という言葉で参加者から言葉をもらい、この『こころほぐしワークショップ』は、そんな旅の道連れなのかもと思った。袖振り合うも多生の縁、旅は道連れ世は情け。こころほぐしワークショップ

  2006.02.21

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• 石で会話

  ワークショップは生ものだ。常にライブで、何が起こるかわからない。展開が読めないのに、ちゃんと納まっていく。前回とは、また違ったメンバー構成で、違った味わいになった。先週は、ファミリーコンステレーションがあったので、お休みにしたのだが、参加者全員がファミリーコンステレーション参加者だった偶然もあり、それぞれの人生が投影された内容になった。場の中に、言葉が出てくると、その言葉は、いのちを持つ。必要な言葉が、その場に現れる。思いがけず出てきてしまった言葉ほど、出たがっていた言葉かもしれない。「選択肢」「運命」「宿命」「運ばれる」「根を張る」「飛び跳ねる」「動かない」「一筋の線」「周りでダンス」「来ては去っていく」「流れて導かれていく」「哲学」「恐怖」「未知の世界」「楽しい」などなど・・リカちゃん人形ではなく、ネイティブアメリカンが言うところのおじいちゃん、石で会話した。地球の誕生と共に、この太古の歴史の中で長～い経験をしてきた石たちに手伝ってもらって、語らせてもらった言葉の数々。自分に出会い、他者に出会い、関わりの中で、独りではほどけないこんがらがった何かが、ほぐれていく。。そうして、自分が発した言葉をじっくり味わい、その表面的な言葉から離れて、言葉のねっこを見つめ始める。。自分が発した言葉の裏側を発見したとき、自ずから変容していく。。智慧を含んだ言葉が飛び出してくる。。どのように今回が終わっていくのだろうかと思っていると、たくさん発言していた参加者の口から、シェアリングで必要なことが提示される。「静かな時間が必要だ」エネルギーのある言葉たちは、静かに内側に納まって、水が絶えず流れ小鳥がさえずるＢＧＭの、鎮まった場の中に身を浸し、心地良いい瞑想タイムで終了。さぁ、次回はどんな展開になるのだろう。。今日欠席した人が、体調を戻して参加してくれるのを楽しみにしている。こころほぐしワークショップ

  2006.02.07

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• 新企画「こころほぐしワークショップ」

  今朝は友人たちを起こし、部屋を片付け、見送った後で、シャワーを浴びて、大急ぎで身支度をする。今日は、今年からの新しい企画「こころほぐしワークショップ」の日だ。スタジオに初めて来る参加者がいると、なんともドキドキするものだ。ちゃんと場所はわかるだろうか。どんな思いでたどり着くのだろう。迎える側としての準備は怠っていないか。ワークの内容以外にも、いろいろと心を配ることがある。始まるまでの時間、早めに来てくれた参加者と、ＰＴの話をひとしきりする。わたしの常として、ＰＴを話し出すと、どうしても熱が入る。どうしよう、すぐにでもＰＴのワークをしたい状態になっている自分に気づく。ワーク内容は、直前まで決定できない。参加者の今日の顔を見て、声をきいて、はじめて、１つ目のアクティビティが決まる。もちろん、随分前から(今回は昨年から）、何をどんな風にするかは、ずっと考え続けてきてはいる。ワークのタイトルだけで、参加を決めてくれている参加者たちに、いったいわたしが何を提供できるのか、頭がショートするくらい考える。↑いやいや、それではろくなアイデアは出ない（￣▽￣；）(訂正文)ショート直前で、いい状態を作り直して、考える。が、プランニングは、結局のところ、当日になってみないと、蓋を開けてみないと、決められない。レジュメを要求してくる行政や、プロジェクトチームでする窮屈さからは、全くの自由になれる幸せの中で、わたしはこのワークに没頭できる(*'ー'*)(どこでしてもわたしのスタイルは、それほど変わらないようにみえるだろうけど。。。)そんな幸せの中でワークをするためにも、ワーク途中で、困って路頭に迷わないように、選択肢をたくさん用意する。そしてゴールを見失わないことを、しっかりと肝に銘ずる。そこで起こっていることを、眼を見開いて、観て、感じる。そうすれば、必然と必要なことが行われる。ファシリテーターとして促進したいことは、自分の欲求を満たすことではない。そこの区別が、実に難しい。。。センサーを鈍らせないように、開いた状態をキープする。そして自分が、今、したくなった(必要だと感じた）感覚を信じる。それは、参加者の全ての人にとって、温度差があったにしても、「必要なことは、必要なときに起きる」と信じることにつながる。自分の欲求を、相手の欲求だと勘違いしたり、すり替える安易さとは、全く違っていることに、注意する必要はあるが。参加者の感性の深さ、敏感さ、鋭さに後押しされて、ワークは完了していく。ひとえに、参加メンバーのエネルギーに、よるところが大きい。そう、参加者が創り上げていくこのグループを、そばで味わえるわたしは幸せだ。初めて会う人のグループ内で、安心して心が開いていく様子は、美しい。ほどけていって、自分の存在が、いかに大切かを、大事な人の存在になりきることによって、自分の口を通して語っていく。インタビューしながら、わたしは、参加者の存在の輝きに触れる。

  2006.01.17

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