精神科養生のコツ
という本を、偶然知り合いの方から紹介され読んでみることにしました。本のタイトルからすると、病気になった人がいかにして元気になればいいのかという内容だろうと勝手に想像して読み始めました。そうするとこれがそうでもなくて、どんな人でも今すぐできる健康法という内容だったんですね。神田橋條治さんという精神科の医師が書かれているのですが、気持ちよいという感覚を取り出して、そのことを基本におきながら、様々な養生の仕方をわかりやすく書かれておられました。具体的には、簡単な体操や、気功、漢方、そして指テストというものなどのいろいろなアプローチの仕方という項目があります。また心がどういう時にどのようにして疲れてしまうのか、そしてそのことによってどういう状態がおこるのかということを遺伝的な要素を含めて解説されている項目などもあります。上手く説明できませんが、医師という立場で西洋医学以外のものを実に多く取り入れていらっしゃる所と、患者主体という立場に立ってらっしゃる所に魅力を感じました。機会があれば一度訪れてみたいなと思いました。