薬への依存心が・・・
人間の精神活動は、ちょっとした物質で簡単に破滅してしまいます。とても優秀で、性格も良く運動も出来る人が、ある物質を吸引することで魂が抜き取られたような人になってしまいます。そう言ってしまうと、ものすごく怖いものが世の中にはあるものです。それで、そういった物質が出回らないように、禁止薬物として括っています。一方、いろいろな病気で薬が処方されることがあります。これは、いろんな臨床試験を経て、薬として国が認可されたものが使われ、副作用が人に及ぼされることがないように配慮されています。何か病気をすると、薬を飲むことで救われたケースも数限りなくあると思います。薬があるだけで安心できるという部分は、精神面の方でやはり大きいと思います。実際、薬がないとわかっただけで不安で眠れない、なんてこともあるのかもしれません。ここで考えてみたいのは、薬に対しての精神的な部分です。薬は確かに役に立つものかもしれません。ところが、薬を飲まなくても改善する部分はたくさんあるし、薬を飲まないということで元気になることもあると思います。そういう部分が薬という大きい壁に阻まれ、生活を依存してしまうことになると、その薬に支配されてしまうこともあるのです。そして、行く必要もないのに病院に通い、必要のない薬を飲み続けている人は、数多くいるように思います。(とくに高齢者の方は、不安も大きく、薬に対する依存度が高い)自己責任ですが、精神的な部分の支えをどう作っていくか、も現在医療が抱える1つの課題であると思う。それはできないのだとしたら、ここで家族というものが、大事になってくるのですよね。