体験を通じて心が開ける・・
なんでもそうですね。体験を通じて心が開ける。生まれてからの様々な体験が、頭の中のいろんな部分と関連し合って、一番反応としてベストのものをはじきだす。学習もそうやって強化されていきます。単純にいえば、勉強をして結果が出るとうれしいので、また勉強する。そうするとまた結果が出るのでどんどん進んでいく。こんな感じです。反対はどうでしょう。勉強をしてその結果がとても悪い。次は頑張ろうと思うけど、やってみるとやっぱりできない・・・最終的には、きっと勉強することを止めてしまうことになりますね。必要ないことであれば、切り捨てていけばいいわけで、その分ではいいようにできているのかもしれないのですね。でも必要な部分がそのようにして切り捨てられていたら、そしてそれが人間関係を結ぶ上で必要なことであったら、その場合は後々とても苦労をすることになります。まだ2,3才のこどもの時に、人間は怖いんだ、とあきらめてしまったなら、その神経回路は成長を著しく弱めてしまいます。それでも、最近の脳の研究では、いつになっても神経細胞は必要ならば成長し続ける、という結果が出ていますねどういうことかというと、時間はかかるかも知れないけれども必要である、とか気持ちいいという神経回路はいくらでも発達させられるということなのですね。人と出会うことが怖いと思っている人が、人と出会うことで怖くないんだと思えたら、勝手に脳のその部分の回路が増えて強化されていきます。時間をかけて生きた分だけ少しずつでもそう思えたとしたら、心が必ず開かれていくのだと思います。体験する中で学ぶことって大事ですよね。とくにこどもの頃の経験はとても重要ですね。