生まれてから感情が与えるもの
ここ3日間くらい、怒りとか喜びの感情について日記に書いています。人によっては、感情があることで苦しんでいる人もいるだろうし、逆に、感情があるからこそ、人らしいって思う人もいると思います。詳しい話は省きますが、爬虫類に感情はあるのでしょうか?動きを見ていると、何かが接近すると、威嚇するか逃げるかですね。人の感情で考えてみると、怒ると怖がるになるでしょうか。少し大きい動物や、サルなどの比較的人に近い動物を考えてみると、最近感情がある、ということがわかってきましたね。最近のテレビで、象がいつまでもかわいがってくれた人のことを覚えている、というドキュメントがあったり、白熊が人に育てられる時の愛着についてテレビで放映されていました。ここでの感情は、感謝するといった感じや、うれしいかった思い出などの記憶などだと思います。この感情は、虫にあるものではありません。では、この感情はどうして生まれてきて、なぜ必要なのでしょう。ここで、人について考えてみたいと思います。動物で考えると、人の出産の数って少ないですね。だから、大切に育てないと種の保存が出来なくなります。人は、生まれてくると最初は自力で動けないほど未熟です。そんな赤ちゃんを見て、親は純粋に喜びます。この喜びの感情を赤ちゃんが受け取ることで、感情というものが赤ちゃんの脳の中をビビビッと走り抜けます。バーってあやしてあげると、手や足が反応しますね。赤ちゃんがうれしいと思って笑うかどうかは別にして、ニコッとしますね。そんな風にして、喜びの感情というものを体得し、それが将来必要なものである、ということを赤ちゃんは認識します。それとともに、脳の中では、神経がどんどん結びついて、喜ぶという感情が強化されていきます。そんなやり取りを通して、自然に笑ったりという感情が確立していきます。そういう過程が親との間で少なかったりすると、どういう状態になるかはご想像の通りだと思います。最初の一年くらいで、こんなことが赤ちゃんの脳の中では進行しているのですね。