SMAPコンサートin東京ドーム28日
SMAPのコンサートに行ってきました。今年は国立競技場が抽選にはずれたので、今回1回のみの参加です。それも第3希望の平日。でも、1回でも行けたのだから、良しとしましょう。終演直後の東京ドームツアーも終盤なので、ネタバレ気味に感想を書きます。平日の参加は初めてでしたが、土日と違うのは女性の割合が多いこと。GLAYの場合、8:2で女性が多いという感じですが、SMAPはいつもは9:1という印象。ところが昨日は、5万人入る東京ドームですが、男性を見かけたのは子供を入れて5~6人でした。(あくまで私が見かけた人数です。)なんとその中に笑福亭鶴瓶さんがいました。なぜわかったかというと、最初のMCで木村君が、「昨日はカオナシがいたけど、今日は仰天ニュースの人が見えた。」と言ったから。昨日の公演で、客席に「千と千尋の神隠し」のカオナシのコスプレをした人たちがいたというのにもびっくりですが、鶴瓶さんがスポットライトを当てられ、いつもの情けなく笑ったような顔がモニターに大写しになったのにも驚きました。中居君に挨拶を求められ仕方なく、Tシャツ姿の鶴瓶さんはマイクなしで、多分「お騒がせしました。」みたいなことを叫んでいました。コンサート前から気になっていたのは、中居君のこと。8月中旬に肋骨にひびが入り、9月初めには左足の肉離れ。怪我が続きました。肋骨はそろそろくっつく頃ですが、肉離れは昨年夫が経験しているので、痛みの激しさや、回復に時間がかかる事もわかります。夫はしばらく杖をついていましたから。私は実は中居君のファンです。かっこいいのに、いたずら好きで人を笑わせる、少年みたいなところが特にいいな、と思います。そしてダンスの切れがいいところも。でも、今回は無理でしょう。「肉離れが完治していないので踊る事ができませんが、僕には 歌があります。」と笑いを混ぜて報告してくれたけれど、やっぱり寂しいですね。そして、無理するんじゃないかと、親のように気を揉みます。今回の席はスタンド1階のかなり上の方で、結構前の方。つまり花道の先端で踊る姿をほぼ真横から見るという感じです。だから、中居君がみんなの1歩後ろで、一人動かずにいるのが見えたりします。そんな時はちょっと切ない。でも、「BANG!BANG!バカンス」なんて片足で踊っていました。ターンなんかするから、ハラハラします。とにかくとっても、頑張っていました。できるだけのことはやるぞ、という風に見えました。上半身だけで踊ったり、マントを翻したり、ステッキを振ったり、自転車で走り回ったり。楽しみにしていたソロはありませんでしたが、もちろん歌だって頑張っていたと思いますよ。他のメンバーも中居君を支えつつ、カバーしようという様子が伺えて、つくづくSMAPっていざというときには助け合う結束力のあるグループだと感じられます。オープニングはSMAPが赤ちゃんになった劇画調のアニメから始まり、なぜか動物になり、かなり特徴をつかんだ笑える会話が続きます。そしてワイヤーにつかまったジェダイのような格好の5人が花道の先端まで飛んでくるというかっこいい登場の仕方です。それからの時間は夢のように過ぎていきました。SMAPは本当に色々なことで私たちを楽しませてくれます。木村君は中居君とのダンスシーンを盛り上げるためにウインドミルらしき激しいダンスを見せてくれました。剛君はバク転3連続+バク宙を決めてくれました。慎吾君は棒術を披露し、吾郎ちゃんはステージの上の段から引っ込んだと思ったら、すぐに花道先端から出てくるというマジック(としか思えない)で驚かせてくれました。「Pop Up! SMAP 飛びます!トビだす!とびスマ?TOUR」というタイトル通り、入場するときに配られた3Dメガネをかけて楽しむ場面もあります。ディズニーランドのアトラクションみたいに、映像から色んな物が飛び出しました。サプライズもありました。慎吾君のソロの時には、アルバムのように倖田來未さんの声が流れ、モニターにも映像が流れていました。それが急におかしくなって、音も映像も消えて真っ暗に。まさか、と思っていたら、本物の倖田來未登場。会場が大盛り上がりだったのは言うまでもありません。慎吾君と倖田さんは歌い終わると、ステージ上の本物の水が流れる滝の中に消えていきました。アルバムを聴くとわかるのですが、SMAPにはいい歌が多いのです。健全で子供にも聞かせられるような安心できる曲。ほっとして癒されて、ありのままで良いんだよといわれたような気持ちになります。そして力強い一歩が踏み出せる気がします。一番心に残っているのは暗いステージの上に浮かび上がるツリー、天井から降り注ぐ雪。流れるのはSMAPのクリスマスソング……とっても素敵でした。GLAYのライブと大きく違うのはペンライト。ペンライトをゆっくりふるのは、苦手です。でも、会場中のペンライトに灯りがともると、見とれるくらいきれいです。「星空の下で」の前に木村君が、ペンライトを一度消すように要請。歌が始まって一斉に灯りがついたときの景色は、本物に負けない星空でした。「STAY」も良かったし……と書いているときりがなくなるのでこれくらいでやめておきますが、3時間半があっという間でした。家に帰り着いたのは午後11時半。でも元気。起きるのは朝5時50分。でも元気。その後の家事も苦にならないで、元気。(後でがっくりこないといいけど)いいものをいっぱい貰ったようです。それだけ楽しめたんだよ!と案外気にしてそうな中居君に言ってあげたいと思います。