RDGレッドデータガール(2)~(6)[ 荻原規子 ]
【送料無料】RDGレッドデータガール(6) [ 荻原規子 ]結局のところ、2巻から6巻まで、一気読みしてしまった。睡眠不足なことこの上ないが、とても面白かった高校に進学してからも、時間の進みは遅く、最後は高校一年の年末で物語は終了。短い間に進化を遂げた泉水子の成長は、目を見張るものがある。話は壮大だが、学園の中にほぼ限られていたので、その壮大さがいまひとつ伝わってこなかったのが、残念ではあるが。物語は、泉水子が高校に進学して、自ら結界を解いて、周囲と折り合いをつけていく姿が描かれる。だて眼鏡を外し、生徒会活動に関わり、友人達と夏季合宿に参加するまでになる。パートナーと見られている深行との仲はどこまでも微妙だが、そのせいで二人の間に立ちはだかるものにうまく対処できていない。泉水子はあくまで利用される人間のままでいる。戦国学園祭で、泉水子の特異性が、生徒達の知るところとなる。けれど、あくまでトップになりたがらない泉水子は、別のやり方を提案するのだが・・・・・題材が興味深いので、このまま書き続けてもらえたらと思わないではない。泉水子と深行の関係も、最後の最後でスタートラインについたところだし。続編が読んでみたいな