待ちわびた愛 [ シェリー・トマス ]
【楽天ブックスならいつでも送料無料】待ちわびた愛 [ シェリー・トマス ]シェリー・トマスは、好きな作家だ。たぶん翻訳されたものは全て読んでいる。今作はシリーズものの2作目で、最近ロマンス小説に食指が動かない私が、とても楽しみにしていた作品1作目の「甘いヴェールの微笑みに」は、一風変わったヒストリカル・ロマンスだった。【楽天ブックスならいつでも送料無料】甘いヴェールの微笑みに [ シェリー・トマス ]このヒロインの弟が、今作のヒーローフィッツである。このフィッツの煮え切らないことといったら、イライラするくらいひどい。妻のミリーの財産がどうしても必要だから恋人と別れたのだが、8年経っても別れた恋人イザベルに固執しているわりに、愛人をとっかえひっかえ・・・・・フィッツに片想い中のミリーは、夫を繋ぎ止めるために、夫を自由にさせ、ひたすら尽くすのだが、報われない。イザベルが夫をなくし戻ってくれば、当たり前のように会いに行く。要するに、ミリー視点で読むと、涙・涙の作品である。もちろんハッピーエンドなのだが、フィッツはもっと痛い目にあったほうがいいと思わないでもない。次作は、フィッツの双子の妹がヒロインらしいが、性格的に好きになれないので、どうしようかな・・・・・