水着撮影会中止。表現の自由かそれとも性の商品化かの件。
申し入れを行った共産党の女性議員が批判にさらされています。ネットでは泣き崩れている参加予定の少女の写真がアップされていました。せっかく準備していたのに気の毒な話ではあります。補償はないようです。もともと施設側との間に交わされた約束が一部守られていなかったという話も出ています。 最近では行き過ぎた撮り鉄の問題もよく取り沙汰されます。線路に侵入して緊急停車させた動画を観ました。撮影といってもそれは消費行動なのです。表現者が自分のテーマに沿って作品を作り上げていくというプロセスではありません。撮ること自体が娯楽なのです。だから水着撮影も作品つくりというよりは娯楽なのです。 今回の撮影会も入場料は1万円から3万6千円とけっこう高額です。それだけ払っても参加する人が大勢いるのです。確かに個人的にそれなりに有名な女性に個人的に頼むというのも大変なコストと手間がかかるでしょう。女性だって主催者が間に入ってくれた方が安心です。そして撮影会がきっかけで人気がでたらネットの時代ですのでそれなりの出世と報酬が期待できます。撮影が過激になっていく要素は十分あります。双方の思惑がエスカレートして確かに性の商品化と言われても仕方のない状況が発生しています。これは明確な事実です。 撮り鉄はだいぶ前から問題になっています。しかし、どうも改善される動きというかマナー向上の様子はないです。我慢と非難、怒号の応酬になっています。水着撮影会もおそらく撮り鉄と同じような流れになって眉を顰(ひそ)めたくなるようなことがもっと起きてくるでしょう。消費社会では仕方のないことなのかもしれません。 歴史を見ても性をもろ商品化した売春は基本禁止です。だからこのままいくと撮り鉄も水着撮影会も全面禁止、違反者への取り締まり、厳罰化という方向に行く可能性があります。しかし、売春に事実上抜け道があると同様、厳しくすると一方で悪い連中が新たな抜け道を作ってのさばり犯罪が増えてくるのです。禁酒法時代のギャングのようにです。つまり裏撮り鉄、裏水着撮影会のようなものがはびこるのです。たぶんぼったくりバーのように目玉の飛び出るくらい高額でしょう。そして取り締まりとのいたちごっこになり社会不安が募りもっとややこしくなるのです。 LGBTの問題ひとつとってもゴタゴタが続いています。うまく社会的コンセンサスが築けません。日本では女湯に男がはいってくると大騒ぎです。アメリカではジェンダーフリーを言いすぎるあまり子供の性の自認を心配する親をいきなり虐待と決めつけ引き離す法案が出たとあります。 性の問題は簡単には解決できません。すごいエネルギーが放出されます。ときに人の命を簡単に奪ってしまうのです。だから人の性は芸術の対象になって精神を高める工夫をしてきました。しかし消費社会ではどうしても崩れてしまいます。 結局なるようになるしかないというか、簡単には解決できません。でも一つはっきり言えることはユーモアの精神が必要だということです。こういう時にこそ漫画家とか社会学者とかが頑張って世間をリードしてほしいですね。今回、水着撮影会中止が騒ぎになりました。とうとうそこまで状況がややこしくなったということでまだまだ混乱は続くでしょう。社会の分断が進みます。それを笑いに変えられるかな。 Destiny 体験版を遊びつくしてみた。 貴婦人の乗馬他 オーケストレーションにほんブログ村にほんブログ村↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります! もう一つのアリとキリギリスby 倖和(サチナゴム)