倖和（サチナゴム）の妄想小説・・・

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  第67回NHK紅白歌合戦。紅組優勝の裏の裏。

  　誰もが紅組の司会者すらも白組優勝を疑いませんでした。で、まさかの大逆転。NHKに抗議の声が殺到したとの噂です。 　 　今回の紅組優勝で通算成績は紅組３１勝白組３６勝となりました。まだ白組が圧倒的に勝ち越しています。理由はジャニーズでしょう。嵐が司会でSMAPが出演となればファンの女性の心を鷲掴みにできます。対する紅組にはそれほどのファンを獲得している人はいないのです。AKBなどの大所帯グループにはファン数も水増し的な部分が多い。何より女性ファンがいないのが痛いのです。女性アーティストであっても女性に圧倒的支持がないと数字は出せません。スケベな男性は頼りにならないのです。テレビはもはや女性のテリトリーです。男の口出す場はありません。ガチで勝敗を争ったら女性の応援する方が勝つのは当たり前。それがジャニーズ白組だったわけです。官僚的発想で何とか紅組優勝２年連続を演出したNHK。男社会の女の腐った香りがプンプン漂います。 　 　NHKこそ女性の活躍する女性のためのテレビ局になったらいいでしょう。会長は大抜擢で有働アナウンサーあたりはどうでしょう。経営委員も３分の２を女性にします。男どもは使い走りで十分。こうして女性が納得できる女性アーティストが数多く育ってくれば目をつむっていても紅白いい勝負になってきます。 　 　日本の芸能界、根本から育て直さないといけないのです。それが突きつけられたヤラセ疑惑の紅組優勝でした。 　 Destiny 体験版を遊びつくしてみた。 貴婦人の乗馬他　オーケストレーション にほんブログ村 ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！ マジックミラー それから。 うさぎとかめ　それから。 もう一つのアリとキリギリスby 倖和（サチナゴム）forkN

  2017年01月04日

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  世に倦む日日氏。真珠湾慰霊にいちゃもんの浅はかさ。

  　頭のいい人ではあると思います。いつもしっかりとした（やや冗長な）文章をアップしています。それなりに勉強になります。 　 　今回当然のように安倍首相の「和解の力」に疑問を呈していました。そのキーワードはハル・ノートです。事実上の日本に対する最後通牒と言われています。目的はモンロー主義に固まっていたアメリカをヨーロッパの戦争に参加させるためだとされています。だから「真珠湾だまし討ち」はおかしいし広島とのセットで不戦の誓いというのも変だというのです。それは全くその通りだと私も思います。 　 　アメリカが参戦していなくてもその軍事物資の輸送でソ連はナチスに勝てただろうし、そのソ連が米国製の新兵器を携えて毛沢東の八路軍とともに満州の日本軍を駆逐できただろうという世に倦む日日氏の発想には驚きました。そういう仮想戦記を書いたら面白いかもしれませんがね。 　 　これには疑問符です。あのままアメリカがモンロー主義を貫き参戦していなければ、まずソ連の前に大英帝国が壊滅していたでしょう。Uボートです。そうしたらソ連への補給ルートは田舎海軍と揶揄されたドイツ海軍でも十分妨害できたと思います。日本もアメリカと戦争せずにすめば南方資源は取り放題で完全に英国など西洋帝国主義の勢力を駆逐してしまっていたでしょう。太平洋戦線ではアメリカの潜水艦による通商破壊作戦の戦果には凄まじいものがありました。その妨害が一切ないわけですから楽勝です。 　 　結局アメリカは大英帝国、ソ連という有力な仲間を全て失ってから事態の深刻さに驚き、ついには参戦することになったでしょう。でもときはすでに遅し、百戦錬磨のドイツ軍や日本軍相手に相当苦戦したと思います。世界はもっとひどい破壊と混沌に苛まれ歴史は停滞したにちがいありません。 　 　で、中国はどうなっていたでしょう？　毛沢東は蒋介石を対日戦争に追い込み日本と共倒れになることを目論んでいたようです。蒋介石も日本軍よりも共産党をやっつけることに熱心でした。アメリカ軍はB29を中国大陸から飛ばしましたが、爆撃目標到達までに日本軍の占領地域の真上を飛ぶために容易に警戒されかなり損害を受けていました。当然東京空襲など不可能でした。つまりもともと中国には対日戦争勝利の決め手がなかったのです。 　 　アメリカの参戦なくして第二次世界大戦の進展はありませんでした。なんとかアメリカを辱めたいという世に倦む日日氏の思いは空回りしています。反対にしばき隊批判など左翼らしい共食いの論調に多少ため息が出ます。 　 Destiny 体験版を遊びつくしてみた。 貴婦人の乗馬他　オーケストレーション にほんブログ村 ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！ マジックミラー それから。 うさぎとかめ　それから。 もう一つのアリとキリギリスby 倖和（サチナゴム）forkN

  2016年12月29日

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  安倍首相。真珠湾訪問の裏の裏。

  　アリゾナ記念館で献花をし日本人に縁のある墓所を巡りました。日系人部隊の生き残りの人々の前で所感を述べました。「和解の力」を強調した内容です。 　 　案の定中国は気分がよくありません。日米安保の現在の仮想敵国は中国だからです。それを和解だの寛容だの国際平和だのと言われても納得し難いでしょう。アメリカも日本もかつて弱りきった中国を散々引っ掻き回したのですから。 　 　アメリカは日本占領が大成功したと思っています。かつての敵国が強固な同盟国となりしかも経済大国になりました。中国の場合は北朝鮮ですが今や完全に足手まといになっています。文化水準は決して低くないのに多くの国民が経済的困窮の状態に置かれ、国際的孤立を深めています。中国は失敗したのです。 　 　今回の真珠湾慰霊訪問はまあ突然の話でした。実はトランプ氏当選に慌てた安倍首相がトランプ氏との初の会談で大はしゃぎしたことにオバマ大統領周辺が激怒したから、という噂もありました。トランプ氏の露骨なアメリカ第一主義に対する不安もあるようです。もっとカネと血を出せと言われそうだからです。 　 　オバマ大統領の広島市訪問のお返しと位置づけられていますが正式にはそのようなアナウンスメントはありません。基本軍人相手の真珠湾と犠牲者の殆どが非戦闘員だった広島とを同じ戦争の惨禍で片付けるのは無理があります。犠牲者数も文字通り桁が違います。ただアメリカは喜んでいるようです。広島の原爆が非人道性の問題から単に戦争の犠牲の一つとして認識されやすくなるからです。 　 　実はアメリカの占領政策がうまく行ったのは後にも先にも日本だけです。ベトナムは失敗しアフガニスタンもイラクも手こずっています。私はアメリカが占領政策を成功させたというより日本がうまく占領状態を活用したという認識のほうがより正しいのではないかと考えています。 　 　平和憲法もいやいや押し付けられたのではありません。国防をアメリカに肩代わりさせることで国際社会への復帰を早め、そのおかげで経済的にも成功を収めることができたのです。今アメリカ追随の姿勢に対して批判が言われています。本物の保守ではないと。でも私に言わせればそれ以外にどんなうまい手があったでしょう？ 　 　安倍首相は明治憲法大好きの国家主義者ですが、総理を二回経験した不屈の人物です。おそらく我々よりも見える景色が違っているでしょう。その彼が相変わらずアメリカ追随を続けることが日本のためになると考えているのです。そして戦争を知らない世代の代表として初めて総理大臣の立場で真珠湾に慰霊に訪れ新たな時代のアメリカ追随を示したのです。 　 　確かにそれ以外にいい知恵はないかもしれません。ただしそれがトランプ氏とその周辺に伝わったかどうかはわかりません。ただ慰霊に対して悪い気はしなかったでしょうね。 　 Destiny 体験版を遊びつくしてみた。 貴婦人の乗馬他　オーケストレーション にほんブログ村 ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！ マジックミラー それから。 うさぎとかめ　それから。 もう一つのアリとキリギリスby 倖和（サチナゴム）forkN

  2016年12月28日

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  東アジア大戦　ノート　「東アジア大戦」将来に指導者となる予定のキムジョンナム氏。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート 報道では金正日氏の後継者は長男のジョンナム氏ではなく三男のジョンウン氏であるとされています。しかし、私は東京ディズニーランドに行きたいばっかりに、偽造パスポートでちょんぼをしたジョンナム氏がいずれは北朝鮮を率いるのではないかと予想しています。中国の後押しです。実際にもジョンナム氏は実業の世界に身を置き、中国政府の保護下にあるようです。将来、独裁体制が崩壊した後に中国の後押しを受けて新星北朝鮮の舵取りを任されるかも知れません。そう言う前提で「東アジア大戦」でも扱います。俳優さんは一目見てジョンナム氏だと分かる人にキャスティングしたいですね。しかし、彼は自分のことを「ジョンナム」だと名乗ることはないのです。ただ、彼の持ち物から観客は例のジョンナム氏なのだと推測するようにしたいです。自分の母親や家族の写真を懐かしそうに眺めていたり、反対に金正日氏の写真をイヤそうに眺めるシーンなどです。またキムチを嫌いだという理由を説明する件もあっていいと思います。祖国の窮状を思い出すからです。韓国によって北朝鮮は完全に占領されます。駐屯していた中国の人民解放軍もサイバー歩兵によって壊滅します。そして中国は北京までを失うのです。ところが小説で出てきた幻のサイバー軍団「第17軍団」が突如登場し、状況が一変します。韓国軍はあっという間に崩壊し、朝鮮半島は中国と日本によって分断されてしまうのです。そして中国による日本占領のシナリオが本命として動き出します。その過程でキムジョンナム氏が朝鮮半島に帰ってくるのです。

  2009年09月03日

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  東アジア大戦　ノート　「東アジア大戦」最強の、韓国陸軍サイバー歩兵ユニット。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート近未来、韓国では北朝鮮の崩壊に備えて効率的な軍事力の整備を行っていました。それがサイバー歩兵です。ITを駆使し、軽快な宇宙服のような戦闘服をまといながら、強力な火器で地点を制圧します。このサイバー歩兵の特徴は基礎的な歩兵の訓練を終えた者なら誰でも精鋭の特殊部隊隊員と同じだけの戦闘力を発揮できることです。戦闘服に備えられている高性能なセンサーの他、人工衛星や電子偵察機、それに諜報部などからもたらされるあらゆる情報を搭載コンピュータによって解析し、最適な戦闘行動を個人単位でとることができます。画面のイメージは映画「ターミネーター」の殺人ロボットが見ている景色に被さって映るグラフや地図、テキストなどのデータ表示です。場合によっては建物の陰に隠れている敵が透けて見えることもあります。別の位置から索敵している偵察カメラの映像解析データを利用しているからです。これらサイバー歩兵は落下傘降下したり潜水艦で密かに海岸に上陸したりして敵地奥深くに侵入します。そして姿をできるだけ隠しながら、チェスの駒組みを進めるように自ら駒となって最適ルートを取って危険な脅威を無力化していきます。つまり敵を殺していくのです。たった一人で1個師団程度の戦闘力を発揮します。しかも敵からの武器や弾薬、戦闘車両を調達して直ちに自らの戦闘力に加えることができます。これで北朝鮮の部隊や人民解放軍などは、敵の姿を捉える前に次々とやられてしまうのです。この生身のターミネーター、サイバー歩兵によって、韓国軍の戦闘は全く順調そのものにすすんでいき、中国はあっさり北京まで占領されてしまうわけです。この戦闘シーンも中国による日本占領までの中盤の盛り上がりにおける最初のクライマックスです。イケメンの韓国俳優なんかをモデルとした兵士達に活躍させ、かっこよくいきたいです。

  2009年09月02日

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  東アジア大戦　ノート　「東アジア大戦」で気の毒な韓国・朝鮮民族の人々。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート20世紀から朝鮮半島は落ち着くことがありませんでした。中国やロシア、そして日本から圧力を受け続け、民族自決が困難でした。日本の事実上の植民地になり、独立運動も鎮圧されてしまいます。1945年の太平洋戦争終結後、日本からは解放されました。しかし、今度は冷戦の最中、南北に分断され、朝鮮戦争という悲惨な内戦が起きてしまいます。同じ民族同士での戦いは敵味方の区別がつきにくく戦線も激しく動いたために大混乱を引き起こしました。死者は400万以上という説もあります。日本の植民地であったときにも多くの人が傷つき亡くなりました。しかし、内戦の犠牲者は桁が違うのです。現在でも南北は停戦中という状態で戦争は解決していません。それにもし今南北が統一したら経済的な混乱は必至です。軍事優先の独裁政治で貧困にあえぐ北朝鮮は統一国家のお荷物以外の何物でもありません。朝鮮半島が平和裏に統一されるなんて夢の又夢だと思われます。その状況を映画「東アジア大戦」でも使います。東アジアの安定のために朝鮮半島を犠牲にするわけです。具体的には統一どころか7つの国に分断してしまうのです。そこでの小競り合いを通じて東アジア地域の政治的ガス抜きをするわけです。まったく気の毒な話しです。が、現実味も十分あると思います。

  2009年09月01日

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  東アジア大戦　ノート　「東アジア大戦」中国はいかに日本を占領するのか。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート近未来、中国は政治も経済も今のアフガニスタン以上にガタガタになった北朝鮮に在住している中国人の保護を名目に人民解放軍を進駐させます。そして38度線に圧力をかけるのです。韓国の秘密諜報部は北朝鮮に進駐してきた人民解放軍が実はほとんど戦力のない素人集団であることを見抜きます。そして、最新式のサイバー歩兵を展開すれば北朝鮮どころか北京までの中国領土を占領できると踏みました。アメリカが鎖国してしまって東アジアは軍事空白地帯になって不安定でした。韓国大統領は、先手を打って中国に痛烈な打撃を与え、韓国を東アジアの盟主に据えようと野望を燃やしたのです。そこに例の橘一郎が暗躍します。韓国は北朝鮮に電撃的に進撃し、混乱した状況を利用して一気に北京まで進撃します。これが中国の仕掛けた罠の始まりだったのです。

  2009年08月31日

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  東アジア大戦　ノート　本当に中国に占領されちゃったらどうなるのか？

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノートこれは今の日本人にとってかなりのストレスを感じるでしょう。映画ではストーリーの中盤で日本が中国に占領されてしまうという展開を考えています。実は中国自体が国家存亡の危機に瀕していたためにやむを得ず日本を占領したという設定なのですが、理由がともあれあの中国人達が占領者としてやってきたら大変なことになりそうです。先の戦争での被害を未だに声高に叫び反日的な態度を取る人々が数多くいます。経済格差が深刻で劣等感にさいなまれている人も沢山います。このような人々が大挙して日本にやってくるのです。かなりの軋轢が生じるでしょう。この辺りの表現を上手くやっていきたいです。決して中国人が悪であるという単純な感じにはしていきたくありません。来週から中国に占領されている日本の占領状態をどう映画に盛り込んでいくか考えていこうと思います。小説「東アジア大戦」では、レストランで中国人の客が暴れ、女性店員に暴行を加えようとしたのがきっかけで暴動が起きます。それで日本人の方が処刑されてしまいます。が、同時に中国人のゆゆしい行状の情報が公開されてしまいます。それが功を奏して一部の中国人に理性が戻り、徐々に日本人との共生を模索していくのです。やはり平和が一番なのですが、そうは問屋が卸さない。だって映画ですから。

  2009年08月28日

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  東アジア大戦　ノート　「東アジア大戦」加藤大作総理大臣のラスト・シーン

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノートラスト・シーンが前に来てそれがプロローグのようになるケースは多いです。主人公である加藤大作は死にそうになりながらも最後まで生き残ります。それが主人公であると私は考えています。加藤のラスト・シーンは９０歳近くの老人の姿です。最後はどこかの別荘のベランダにあるアームチェアに座り、遠くを眺めているという、回想シーンに入る前によく見かけるシーンです。彼は途中で自分が天皇家に利用されていたことに気がつきますが、自分の理想と違った世界を築いてしまった後悔の念を持っています。ホームレスから数年で総理大臣まで上り詰め、その地位を失うことを怖れてしまったのです。が、彼の横には孫らしい少女が立っています。加藤大作の好物であるコーヒーを入れてきたのです。加藤はにっこりとして「ありがとう」といいコーヒーをすすります。カメラがどんどんズームアウトしていきます。そしてすっかりジャングルに埋もれてしまった東京を映します。そこには大型の動物が歩き回り、巨大な鳥が飛び交っています。「サトヤマ」システムによって環境が激変してしまったのでした。そして人類は新たなステージの文明に向かって息をひそめて原始的な生活をしています。そして映画は終わっていきます。とりあえず、こんなあたりを考えています。

  2009年08月27日

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  東アジア大戦　ノート　映画「東アジア大戦」のテーマとエンディング。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノートテーマは簡潔な文章で表されなければなりません。テーマに必要な言葉は主語、動詞、目的語と最小限の補語です。主語はこの映画の主役であり、動詞と目的語はその主役が映画の中で成し遂げたい願望です。最初の設定では主人公はホームレス出身の総理大臣、加藤大作です。彼の願望は日本中心の帝国を築くことです。つまり、テーマは･･･ホームレスだった男が総理大臣になり、東アジアに日本中心の連合国家を築こうとする。に、なるでしょう。これに言葉を足していきます。少し詳しいテーマは･･･近未来、ホームレスだったが応募したインターネット小説が当たって有名作家になり、そのまま政治の世界に入って総理大臣になった男が、鎖国したアメリカに代わって世界制覇を企む中国の日本占領を逆手にとって、東アジアに日本中心の連合国家（AU･･･アジア連合）を築こうとする。に、なります。テーマには直接出ませんが、日本の天皇家が実は国際的なシンジケートを形成していて、文明の節目に活躍するという設定があります。自然のエネルギーを最大限に利用する「サトヤマ」システムの秘技を活用して、炭素エネルギーによる化石燃料文明を終わらせ、水の循環エネルギーによる磁力文明を築くのです。そして一度文明による汚れをリセットさせます。天皇家のルーツをユダヤに求めた「トンデモ」話もありますが、これをある程度真剣に取り入れようと思います。この辺りはキリスト教の聖書の謎をテーマとした小説「ダヴィンチ・コード」の雰囲気も取り入れたいです。すなわち、映画「東アジア大戦」にも即位したての天皇を登場させたい。このために、フィクションとして相当大きな事態が天皇家に起きることにしなければいけません。つまり現在の皇室とは別の血統をもった天皇家の子孫が日本の皇室をいつの間にか乗っ取っているのです。新しい文明のために、です。実際に映画にするならタイトルは「東アジア大戦」ではインパクトがありません。なにかいい言葉を見つけなければな、と考えています。が、当分は映画「東アジア大戦」でいきます。とにかくエンディングをしっかりと決めていかないと途中で出てくるサイド・ストーリーの繋がりがバラバラになり、見ている人がなにそれ、という感じになってしまいます。最後に全ての謎がすっきりするように構成したいのです。

  2009年08月26日

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  東アジア大戦　ノート　「東アジア大戦」映画としてのエンディングはどうするのか。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート国際情勢がめまぐるしく変わっています。ついでに日本の政治状況も変わっています。どうやら民主党が政権を獲ることは間違いなさそうです。日本は相当混乱するでしょう。スタートから中盤まではいろいろストーリーも思い浮かびます。しかし、エンディングは難しい。前半で打ち上げた花火がうまく余韻を残して終わらないといけません。でないとだましのような話しになります。だから、エンディング直前は特に派手に行きたいものです。とすると、前半以上にスペクタクルな戦闘シーンを用意しなければなりません。ヒントは映画「2012」あるいは「ノウイング」です。世界の終末を表したストーリーです。どちらも圧倒的な迫力があります。「ノウイング」はどうやら地球上の人類は絶滅し宇宙人に助けられた一部の人類が他の惑星で再起を図るという形になっているようです。私の小説「東アジア大戦」ではエンディングは飛行石に象徴される磁力文明に引き継がれていきます。宇宙人は出てきません（笑）「サトヤマ」システムによって自然が回復し水の循環が勢いを増します。それが新たな磁力エネルギーを支える元になるというあまり科学的考証をしていないアイデアで強引に話しを持って行こうとしています。しかし、物質を簡単に空中にあげてしまう磁力文明は結局人間の欲望に火をつけ短い期間で沢山の伝説（例えば宇宙人や神の存在を彷彿とさせるような）を残して滅んでしまうであろう、というように私は考えて、それを元にストーリーを組み立てようとして、そして、行き詰まっています（笑）水の循環による磁力文明の技術を天皇の一派が継承しているという設定にしているからです。小説のラストは橘一郎が天皇の兄として弟の天皇と会話を交わすところで終わりました。日本では現役の皇室メンバーを現在や未来を舞台としたアクションものに登場させたことはほとんどないと思います。あるとすれば歴史物だけでしょう。皇室の存在が微妙だからです。しかし、秋篠宮家の悠仁様をモデルとして若き天皇がそれなりのポジションでストーリーに絡む設定にしたいと思っています。もちろん架空の話としてです。ならば兄である橘一郎はどうやって天皇より先に兄として生まれたのか、そして、どう育てられたのか、その目的は何かと言うことが明らかにならないといけません。これがエンディングにかけての重要な謎解きとなるでしょう。そこを考えていきたいと思います。

  2009年08月25日

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  東アジア大戦　ノート　派手なオープニングとしての福岡占領、になるか。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート福岡にある地方のテレビ局の取材クルーが特殊部隊や武装集団を取材します。ここにも主要登場人物を入れておきたいです。カメラマンの伊藤大空（おおぞら）です。彼はこの事件をきっかけにジャーナリズムに目覚めていく設定にしたいです。女性の美人リポーターとともに福岡の町を駆けめぐります。取材規正がかかると予想した伊藤は、その映像をインターネットにもアップしますが、それを見た自衛隊の陸自特殊作戦群の隊長が武装集団が素人集団であることを見抜いてしまいます。歩き方や姿勢、武器の扱い方で見抜くのです。プロです。彼らはその断片的な情報を組み立て武装集団の行動を予測して、先手を打つべく行動を起こそうとしますが、シビリアンコントロール下ではなかなか出動要請が出ません。そこで陸自特殊作戦群の隊長は独断でたった７人の精鋭を選び、民間人に紛れて福岡の町に侵入するのです。ところが敵の田所美雪も同じように情報を収集・解析して陸自特殊作戦群の行動を予測します。これは橘一郎の内通によるものです。罠にかかった陸自特殊作戦群は犠牲者を出しながらも公園に集まっていた素人集団の傭兵もどきをあっという間に撃滅してしまいました。これで普通科連隊などで追撃をかければ福岡からテロリストとならず者達を追い出すことができるはずでした。それが難民の大量流入でした。いくら自衛隊の特殊部隊であっても、さすがに民間人を不用意に排除・無力化することはできないからです。この戦闘シーンから難民流入までは息つく暇無く展開させ、これで映画のつかみとしたいところですね。

  2009年08月21日

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  東アジア大戦　ノート　福岡が占領され、独立を宣言するシーン。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノートそれに似たようなシーンが「半島を出よ」にあります。「高麗（こりょ）遠征軍」を名乗る北朝鮮からの武装集団が福岡県知事や福岡市長を恫喝、今後福岡は高麗遠征軍と市民の協力により統治され、最終的には日本からの独立を目指すという旨を記者会見において、発表させてしまいます。私のシナリオ「東アジア大戦」では、何も宣言せずに中国や朝鮮の貧しい人々が大挙してやってくるのです。事実上の租借地状態になってしまいます。そして福岡の日本人は少しずつ追い出されてしまいます。このやり方が巧妙なのです。「半島を出よ」では資金稼ぎのために不正医療行為や人身売買など違法行為により富を得た者を「重犯罪人」として逮捕、その預金を没収します。これと同じように、「東アジア大戦」では、工作員達が予め目をつけていた“悪代官”と“越後屋”、すなわち既得権益をむさぼっていた政治家、官僚、企業の幹部などから財産を没収し、不動産などは勝手に中国企業に売り飛ばしてしまいます。こうしてできたお金を追い出した人々に補償金として渡すのです。追い出された人々は被害者の顔をしながら、お金のことはひたすら黙っています。むしろラッキーだったとすら思っています。この辺りのシーンに後の総理大臣、加藤大作を登場させようかなと考えています。

  2009年08月20日

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  東アジア大戦　ノート　映画「東アジア大戦」のファーストシーン

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート村上氏の小説「半島を出よ」では北朝鮮の９名の特殊部隊が漁船で福岡に密かに上陸後、プロ野球をしていた福岡ドームに侵入、観客らを人質に取ります。そして、「北朝鮮の反乱勢力」と名乗り、航空警戒の解除を要求して、日本政府を翻弄するのです。その後、旧式の複葉機で多数の北朝鮮兵士がやってきます。自衛隊は政府首脳の無能により有効な迎撃を行うことができず福岡は北朝鮮の反乱勢力に制圧されてしまいます。さて、私の映画「東アジア大戦」ではやはり田所美雪も入っている特殊部隊が福岡ドームに侵入しますが、３機のヘリコプターで上空からいきなりやってきます。彼らは同じように航空警戒を解くように日本政府に要求しますがこれはフェイクです。日本政府の分析官の一人が特殊部隊の行動に村上氏の小説「半島を出よ」との類似性に気づきます。そして、第２弾作戦を予測するのです。すなわち侵入する北朝鮮の複葉機の撃墜です。実はすでにアメリカが鎖国をしているため国防をアメリカや国連に頼めない事情があったのです。この分析官を例の潜水艦長、橘一郎にやらせます。彼は後で実際に潜水艦に乗って活躍します。もちろん天皇の兄であり、裏天皇家を牛耳っているのです。彼は当然、特殊部隊とグルです。航空機による迎撃は陽動です。自衛隊は国籍不明機を確認しますがこれは通信システムが故障した日本の航空機だったのです。もちろん事前に機械が故障するように工作されていました。本命はチャーターした旅客船です。この船に大量の傭兵を北朝鮮兵士に偽装させて乗船させ福岡港に接岸させるのです。この傭兵は実はにせものでした。食い詰めもの達を金で雇って簡単な訓練をさせて装備を与えただけの素人集団でした。が、それなりの身なりをして行動するので日本政府をあっさりだましてしまうのです。ここまで橘一郎が村上氏の小説「半島を出よ」を解説しながら予想を立てます。その言葉に従って戦闘シーンが進行するわけです。

  2009年08月19日

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  東アジア大戦　ノート　「東アジア大戦」のシナリオを考えていきます。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノートファーストシーンは戦闘シーンでいきます。これは村上龍氏の「半島を出よ」の設定を参考にします。つまり謎のテロリスト集団が福岡を襲い、自衛隊の特殊部隊と壮絶な戦いを繰り広げます。テロリストたちは実は小説「半島を出よ」を読んで研究していたというオチです。黒幕は実は国際シンジケートとしての天皇家です。これはストーリーの進展に従って段々と明かされていく筋書きです。そのテロリストの指揮官がなんと北朝鮮に拉致された被害者の少女です。つまり例の横田めぐみさんがモデルです。整形し工作員として長年にわたって非合法の活動していたのでした。このブログでも何回も出てきましたが、動機は彼女の北朝鮮に対する復讐です。彼女は工作の情報を敵であるはずのアメリカに漏らしていて北朝鮮を窮地に陥れるのです。映画は２時間でまとめなければいけません。だから最初に出てくるこのテロリスト集団にいろいろな人物を混ぜるつもりです。まずプロの殺し屋の女性、２５歳の田所美雪です。それが福岡で元ホームレスだった後の加藤大作で出会うのです。彼女は加藤の将来性を見抜き陰から彼を支えます。加藤はその支えのおかげで政界に打って出、総理にまでなるのです。彼は小説の通り、中国の日本占領を演出します。シーンを整理しなければいけませんね。

  2009年08月18日

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  東アジア大戦　ノート　さて東アジア大戦ですが・・・

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート大分寄り道しました。話は４月１５日で途切れています。もう一度構成を見直そうと考えたからです。で、いろいろネタを考えてきました。自然再生システム「サトヤマ」システムから最後は戦国武将をテーマにしました。やはり、２時間程度の映画用シナリオとして考えていくのがいいように思いました。大事なのはファーストシーンだといわれます。大アクションシーンか、それともしんみりとした回想シーンか、どうでしょう。映画用のシナリオをどう構成するか勉強してみたいと思います。それにはマネするのが一番でしょう。面白いと思った映画の構成を拝借しながら東アジア大戦を組み立てていきたいと思います。まずは「スターウオーズ」シリーズなんかどうでしょうか。フォースや暗黒面などネタはバッチリです。あれはエピソード４の戦闘シーンから映画がはじまりました。

  2009年08月17日

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  東アジア大戦　ノート　信長は東洋のナポレオンになったか？

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート私の小説「東アジア大戦」はアメリカが鎖国してしまうという、異常事態がきっかけで中国の覇権主義に火がつきます。実態は中国が環境破壊によって崩壊しつつあるわけです。環境が戦争を決めてしまうわけです。これは戦争の法則の一つです。天変地異と戦争はどこかで繋がっている。例えば気候の変化で気分が変わったりします。反対に人々の気分が気候に変化を与えることはないでしょうか。それが戦争の引き金になってしまう。こうして人類はそれまで溜まってきた“ごみ”を大掃除します。人命とともに、です。さて、信長が本能寺その他で謀反に遭わなかったとして、彼は日本を、世界をどうしたでしょうか。私は大胆に予測しています。それは「革命」です。彼に最もふさわしいイメージでしょう。恐らく現在に通じるような兵器を次々と開発していったのではないかと思います。３段撃ちという鉄砲の打撃力を最大限に生かした戦法を編み出す信長です。西洋の文化・文明に対して深い理解を示した彼は、様々な文明と接触してもっと斬新なアイデアですごい武器を作り出したかも知れません。私は、信長は、もしかしたらイギリスよりも早くに日本に産業革命を引き起こしたかもしれないと考えています。ナポレオンのように東アジアを席巻したかも知れません。

  2009年08月07日

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  東アジア大戦　ノート　もし、信長が本能寺で死ななければ歴史はどうなったか？

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート最後に天下を取った家康はいわば物真似の天才で独創性のかけらもない人でした。しかし、強運の持ち主です。自分の生母を手元で大切に面倒を見ることができました。このことだけでも彼の精神を安定させたと思います。そして、側室軍団を美貌ではなく利発さと責任感、そして子供を産んだという実績で選んだことも彼の運を発展させました。彼の凡人に徹した発想のおかげで多くの人々は安心する思いがしたのです。それまでの信長、秀吉の天下で、めまぐるしい変化と不安定さで疲れていたのです。もし、信長が何かの事故で死なずにそのまま織田政権を維持していたらどうなったか。小説のネタによくなる話しです。信長なら朝鮮半島はもちろん明も平らげ東アジア一帯に勢力を伸ばしたでしょうか。それとも明智光秀以外の誰か、例えば秀吉に謀反を起こされてしまったでしょうか。その恐れは十分あります。彼のやり方について行けなくなる家臣はその後も続出したでしょうから。が、もし、彼が運強く裏切りによる危機を切り抜けたとしたら、とんでもない未来が日本にもたらされたと思います。つまり４００年ほど早く太平洋戦争が始まったような騒ぎになったでしょう。

  2009年08月04日

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  東アジア大戦　ノート　凡人、家康の愚痴。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート家康は信長や秀吉のように新兵器に興味を示しませんでした。つまり文明の進歩を好まなかったのです。信長は鉄板で装甲した巨大船を建造し毛利水軍を撃滅します。また琵琶湖湖畔の安土山に独創的な南蛮風の大城、安土城を築きます。水路を利用して京の都に大軍を迅速に派遣できるように琵琶湖を利用した政治・経済・軍事のネットワークを構築したのです。秀吉は信長が苦戦した石山本願寺の跡地に、大阪城を築き上げました。１０万人以上を収容できる難攻不落の城であり、家康も攻略に苦労させられました。幾たびの敗退の後、家康は計略を巡らして内堀をこぼち、秀頼らを自滅させます。武田信玄は上杉謙信と並ぶ戦上手で知られていました。その遺臣を大量に召し抱えて徳川を一流の軍団に育てますが、どうにもならないことが一つありました。それは寿命です。大阪夏の陣までに自慢の徳川家臣団はほとんどが代替わりしてしまいました。引き継いだ息子達は歴戦の勇士である家康から見て、かっこばかりで全然頼りになりません。実際、徳川軍は随所で真田や後藤、長宗我部らの豊臣方武将に翻弄されました。勝ったのは圧倒的な数の力と、家康ただ一人の計略です。ここで本物の家康は討ち取られた、という伝説が生まれたほどです。家康は、どんなに強力な軍勢をもっても、寿命には勝てないことを自らの長生きで思い知ります。強力な軍勢の後には必ず虚弱な軍勢が生まれてしまうのはむしろ法則といってもいい状態です。だから家康は天下平定後は技術革新を行って軍隊を強くすることよりも、進歩を封印させ軍隊が弱くても治世が成り立つようなシステムを考え出していったのです。信長や秀吉と比べれば遙かにネガティブな発想です。もし家康が信長と同じような積極的な思考方法を採っていたら、日本はヨーロッパと同じような戦争の絶えない国になっていたに違いないのです。なぜか？それは信長が本能寺で斃れず、そのまま日本の天下統一を成し遂げたらどうなるかを想像してみたらわかるのではないのでしょうか？

  2009年07月31日

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  東アジア大戦　ノート　命からがら。三方原の戦いの徳川家康。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート立派な巨大都市、江戸を築いた家康ですが、若気の至りで命からがら逃げたことがあります。武田信玄と戦った三方原の戦いです。信玄は陽動作戦で家康を三方原におびき出します。そして十分に引きつけて徹底的に攻め尽くします。家康は家臣の犠牲で辛くも城に逃げ帰ります。恐怖で脱糞したと伝えられています。文字通り死にかけたのです。家康は信玄の強さを身をもって知りました。後に信長の許しを得て武田の遺臣を大量に召し抱え、一括して井伊直政に預けます。井伊の赤備えは秀吉との小牧・長久手の戦いで先鋒を務めて奮戦し、井伊の赤鬼と呼ばれ恐れられました。家康の軍法は一つの部隊に精鋭を集中させ、それをドリルのような突破用の先鋒として使用することに特徴があります。それが井伊の赤鬼です。ただし本気で奮戦したのは例の小牧・長久手の戦いだけです。後はその赤備えの衣裳だけでびびらす情報戦に利用しました。危ない仕事はできるだけ脅威になりそうな外様の大名にやらせ、徳川の軍勢を温存することに徹します。武田の戦わずして勝つということを戦略の大原則としたのです。これは基本的に大成功します。が、その後に起きた争乱では徐々に実力の低下を招いてしまいました。つまりは「平和ぼけ」です。だが、軍隊が「平和ぼけ」していることは大切です。だから国が安定するのです。戦いは相手が強いから負けるのではありません。相手が強ければそもそも戦わないからです。戦いに負けるのは自分の軍隊が勝手に崩れてしまうからです。だから一度平和になった国の軍隊はめったに戦ってはいけません。伝統だけで相手の戦意を挫かなければならないのです。本当に軍隊が強ければその軍隊の指揮官の誰かが謀反を起こしてしまうかも知れません。こちらの方がより深刻な事態を引き起こします。信長に対する明智光秀の例です。彼は実は秀吉以上に実力が認められた強力な部隊の指揮官だったのですから。

  2009年07月30日

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  東アジア大戦　ノート　豊かな江戸の町。家康の野望。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート戦国大名で名をはせた人は多くが経営感覚に優れています。戦も上手く領地も稼ぐがそれ以上にお金を稼ぐのがうまかったのです。貧しくては天下を狙うことはおろか自分の領地も維持できません。領内に産業を興し、他国との交易を重ねて自分の倉を金銀財宝で一杯にするのです。徳川家康の実力を恐れた豊臣秀吉は、小田原の北条を滅ぼした後、そこに家康を追いやります。家康は駿河を失ってしまいました。が、行った先の関東で世界有数の巨大都市を築きます。そして２５０万石という途方もない大大名に成り上がりました。私の小説「東アジア大戦」は理想の時代モデルとして江戸時代を想定しています。キリスト教による侵蝕をさけるために鎖国をし、強固な封建制をしいて一切の進歩を封じ込めました。息苦しいはずですが、戦はなくなります。何よりも庶民にとっては平和が続いたので、今に続くあらゆる楽しみの文化が花開きます。庶民の力が最も解放された時代だったかも知れません。徳川家以上の軍事力が生まれることもなかったため幕末、幕府が自然に瓦解するまで内乱のような大きな争いはほとんど起きませんでした。幕府に楯突いた薩摩、長州が中心となった戦闘部隊は強力でしたが、勝ったのはしかし、幕府軍が自壊してしまったからです。幕府の下級役人達の仕事ぶりは最後までしっかりしていたといわれています。書類をきっちりと整える力にヨーロッパの人々が感心したという話しが伝えられています。つまり江戸はそれだけ人々の力を豊かに蓄えることのできる理想の町でした。家康は基本的にけちでした。贅沢を好まなかったのです。それが蓄財に活きました。その富を町作りには惜しげもなく使います。家康は江戸に引っ込んで質素だが本当に豊かな実りのある町作りにいそしみました。経済力を戦争のバックボーンに据えるというのは秀吉のやり方です。それが城攻めに活きました。家康もそれを大いに参考して莫大な富を築きそれを基に天下の仕組みを整えようとしました。今の日本の政府のように借金で首が回らないなどということは天下の主にはあり得ないことだったのです。平和が続いて多くの江戸の庶民の暮らしは豊かになります。別に年金や社会保障が無くても、平和であればそれで人々の暮らしは落ち着くのです。相互扶助が自然に起きるのです。現代の都市の方がよほど庶民にはつらく当たっているかも知れません。政治家が利権と結びついて争ってばかりだからです。血の流さない、見えない戦が庶民を巻き込んでいる。庶民は江戸時代以上に疲弊しているかも知れないのです。

  2009年07月29日

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  東アジア大戦　ノート　信長から得たもの。徳川家康。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート信長は既成概念に囚われることなく、独創性溢れる戦略・戦術で天下を狙いました。しかし、母親の愛を余り知ることの無かった信長は、癇癪持ちだったようです。時に性急な結果を求め徹底的な殲滅を行いました。つまり恨みを買ったのです。家康も信長の癇癪で最愛の息子信康を失います。大打撃です。しかし、家康は癇癪を起こしません。耐えました。そして学びます。つまり大事な人を失うリスクです。正室を失った家康は、多くの側室を持ちます。好色だからではありません。一族を増やすためです。そのため多くの側室は出産経験のある後家でした。人生の荒波を乗り越えた女性に自分の子種を託したのです。信康亡き後の跡継ぎとなった秀忠は、家康以上に凡人でした。そのことは家康自身がよく分かっていました。だから、能力主義をやめ年功序列を取り入れました。そうでないと、家康の一族が優劣を競って共食いしてしまうからです。つまり長子相続を原則としたのです。絶対に一人の天才に頼ることのない政治体制を作るのに腐心しました。家康は徳川家安泰のために秀吉の遺児、秀頼を大阪城に攻め殺します。息子の凡人秀忠のためです。７０歳を超えた家康は自分の寿命のこともあり焦っていました。だから秀頼殺しでは得意の善人面をすることができなくなりました。後世に狸オヤジと呼ばれるような卑劣な部分や人間性の矮小な部分をさらけ出してしまったのです。それでも家康は血のつながりを最大限に活用しました。それが徳川３００年の安泰をもたらしたのです。織田家が信長以降二度と政治の中枢に出てこられなくなったのとは対照的に徳川家は御三家のバックアップもあって血を絶やさずに行きました。能力よりも年功を重視した結果です。年を取ればそれだけで認められる、ということで人生の生きる道しるべが明るくなったのです。これが明治以降の日本の強さを下支えし育んでいったのです。さて、信長が斃れた後、秀吉にも頭を押さえられた家康。領地を追われます。しかし関東に追いやられた家康は経営というものに目覚めることになります。損得勘定に長けるようになったのです。

  2009年07月28日

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  東アジア大戦　ノート　鳴くまで待とう、というほど待たなかった徳川家康。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート家康は幼少期を今川家の人質として過ごしました。このときの経験が天下取りまでの処世術を形成しました。つまり面従腹背です。顔では神妙にしていても本音は反抗心で一杯である、という状態です。相手を油断させながら水面下ではできる限りの計略と陰謀を巡らす。そして敵の自滅を促し、最後の勝利をつかみ取るのです。決してチャンスが来るまでのんびりしていたわけではない。敵がつまずくように悪巧みを常に考える人でした。稀代の悪役、それが家康です。家康は我慢の人、裏切りをしなかった徳の人、などと成功者として善人扱いされることが多いです。しかし、家康は極悪人です。悪役は善人の面をかぶるのが最も得意なのです。家康は信長を利用し秀吉を利用し敵であった武田も利用し、ほとんど自分の独創性を押し殺して天下を奪い取りました。戦略・戦術の全てが物真似です。これはある意味偉大です。普通の人ならどうしても我流に頼ってしまうからです。敵の最も効果的な術をそっくり真似ることができればそれなりの成功が約束されます。そのために我を押さえる術を身につけました。人質時代の成果です。敵に利用されるためには自分の命を差し出すのが効果的です。捨て身です。そのために犠牲も払います。最初の奥さんともっともできの良かった長男の信康を信長の言いがかりによって失います。秀吉によって自分の手塩にかけた駿河の領地を失います。また武田信玄との戦、三方原の戦いでは多くの有能な家臣を失い、自らも命からがら城に逃げ帰ります。だが、信長、秀吉、信玄に命を削られる思いをして得られたものは絶大でした。

  2009年07月27日

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  東アジア大戦　ノート　人生わずか五十年、夢幻の織田信長。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート織田信長は桶狭間で今川義元を討ち取り華々しく戦国時代にデビューしました。しかし、そこまでの道のりは平坦ではありませんでした。弟を筆頭に楯突くものが後を絶たず、内乱状態でした。転機は斎藤道三の死後、後の岐阜城、難攻不落の稲葉城を攻め落とした辺りからです。信長はここを拠点として全国制覇、天下布武を目指しました。しかし、最期はあっけなく右腕だった家臣の明智光秀に本能寺で謀反に遭います。その後の織田家の没落は正に坂道を転げるがごとくです。家臣団は秀吉と勝家に分裂し、兄弟や子どもなどの血縁者もバラバラになってしまいました。その遠因は信長の西欧流能力主義にあったと私は見ています。能力を発揮せずにのほほんとしていた家臣を容赦なく追放し、優秀な家臣にはその限界まで働かせました。戦国なのだからその措置は当然と思われます。しかし、戦国時代はオリンピックではありません。何時終わるか分からないし、終わった後もどうなるか分からないのです。そんな終わりの見えない緊張の中、織田軍団の深い部分に金属疲労のようなひびが入っていきました。彼が年功序列を取り入れ、無能になった家臣に朝廷からの官位や褒美をあげて上手く引退の道をつくってやれば人材の活用に幅が出たと思われます。信長ほどに戦の駆け引きが上手く、結果としてある程度シェアが広がれば、後は情報戦略で、天下は勝手に信長の所に転がり込んだでしょう。年功序列には能率の悪さがあります。が、それが安全弁となって集団の維持に有効に働くのです。そこを知り抜いていたのが徳川家康でした。

  2009年07月22日

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  東アジア大戦　ノート　生きる知恵としての年功序列。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート今日本は自由主義で資本主義です。実力主義を建前としています。終身雇用は少しずつ崩壊しそれとともに年功序列も姿を消しつつあるようです。しかし、どんどん職場が息詰まるようになってきました。若いときにどんだけ頑張っても年を取れば、後から来る生きのいい後輩に先を越されてしまう恐怖はぬぐいきれません。安心して年を取れなくなったのです。若い人も深刻です。終身雇用が崩れたので契約社員、フリーターのような不安定な身分に甘んじなければならない人が増えました。さらに職場に潜り込んでも人間関係はぎすぎすしやすい。実力主義が精神を圧迫し先輩達の多くが後輩の面倒をちゃんと見ることが出来なくなったのです。いきおい、そういった人々の働く会社は短期的な利益に執着してしまいます。継続的な活動が難しくなっていくのです。一時の損に対する我慢がきかなくなるからです。例え組織や製造・販売システムがしっかりしていてもそれを維持・発展させる人材を育てることが難しくなりました。理由は年功序列の崩壊です。年功序列が崩れると人を育てるという営みが難しくなってしまうのです。弱肉強食のような実力主義、能力主義では人を育てる環境がじわじわと壊されていきます。他人の利益を考えていると自分の利益が守られないと短絡的に考えてしまうのです。実は実力主義・能力主義が効果を発揮するのは時間と空間がきわめて限定された場面でしかありません。例えばスポーツとかコンクールとか、です。これらはルールがしっかり確立されて、勝敗がきちんとつくようになっています。リクレーションやアミューズメントに最適です。もっとも大切なことは参加したい人が参加するということです。昔は働く場所も家でした。家族を中心に役割分担があり生活のために働いていたのです。だが現代では違います。多くの人々が生活のために家の外に職場を必要としています。また家で家族で働いている人も自給自足できている人はわずかです。家の外の働き方に影響を受けています。だから実力主義・能力主義では無理があるのです。年功序列によって家族や仲間内の無意味な争いを予防しました。戦国時代でも一族内で弱肉強食を繰り返すケースはたくさんありました。それで大抵力を弱めていったのです。例えば織田信長の場合を見ていきます。

  2009年07月21日

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  東アジア大戦　ノート　共食い防止装置としての天皇制。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート日本の戦国時代は血で血を洗う凄惨な時代だと思われるでしょうが、ヨーロッパの争いと比べれば恐ろしく穏やかです。相手を全滅させる必要がなかったからです。戦いが深刻になりにくいのには理由があります。朝廷の出す官位です。戦国武将は実力に応じてそれぞれ朝廷から官位をもらい権威をあげていきます。敵も味方も同じ朝廷から官位をもらうのです。要するに全員が朝廷の家来です。適当に戦ってある程度決着がついたら朝廷が間に入り講和させます。そのため現代の戦争みたいに町などのインフラを破壊し尽くすまで戦うことはありません。武将の最高位、征夷大将軍は文字通り蝦夷を平らげるための臨時職でした。位は高くありません。ですが、武士のトップの称号となります。幕府を開く権限が与えられるのです。それは朝廷からの許可を得る形式が守られました。事実上、日本は貴族と武将で権力が分立していたのです。この権力の二重構造で日本は内政、外交での危機管理を行いました。知恵です。ここでのポイントは年功序列です。戦国時代であってもできる限り実力主義は採らず、年功序列を守ろうとしました。このことが日本を争いの混乱から守ることになるのです。なぜでしょうか？

  2009年07月17日

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  東アジア大戦　ノート　日本の政治的知恵、天皇。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート日本の天皇はその起源は神武天皇元年（紀元前660年）に即位した神武天皇に求められます。しかし、神話のような部分があるので歴史的事実を表しているとは考えられません。が、それを支えるための何らかの事件はあったでしょう。天皇の制度が確立したのは西暦646頃の大化の改新以降であると考えられます。ここで劇的に政治システムが変更されるのです。このときから天皇を中心とした律令制度が整えられ、日本は次第に国力を充実していきます。そのシンボルとして国分寺、国分尼寺の建立があります。集大成は奈良の大仏です。ちょっと違いますがある種のピラミッドのようなものでしょうか。しかし、古墳よりもよほど現世に貢献する施設です。あのようなものが建立できるというのはピラミッドの公共事業説同様、日本の庶民も相当豊かになってきた証拠といえます。しかし、歴史では天皇制の頃の庶民は貧窮問答歌で表されるような悲惨な生活をしていた、と伝えられています。しかし、私は多分違うと思っています。日本史上最も豊かである現代だって貧窮問答歌的な生活を送っている人はたくさんいるでしょう。特に都会では格差が目立ちます。当時も都の周辺では格差がひどかったとは思えます。しかし、国が安定すれば戦は減りますから、全体的な庶民の生活は次第に向上していったと考える方が自然です。天皇制によって権力闘争は宮廷の中に押し込められました。そこではシビアな権力闘争があったと思いますが、できるだけ天皇その人を巻き込まないようにする知恵がついてきました。天皇は別格扱いでした。そして、実際に天皇が独裁的に政務を行うことはなくなったのです。なぜなら、どんなに理想的な天皇でも人間である限り寿命があります。一人の天才に頼ると後が大変だというのが歴史の教えなのです。だから律令制度によってだれが天皇になってもうまくいくような仕組みが整えられていったのでした。律令制度における天皇には今の芸能人のようなオーラというか華が重要な要素となっていったのだと思います。そのために様々な儀式が演劇の舞台のように発展していったのです。これによって命を食いつぶすような争いはできるだけ避けようとしていったのです。そして時代が移り変わり、下克上盛んな戦国の世になっても天皇の存在価値は高まりこそすれ、減ることはなかったのでした。

  2009年07月16日

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  東アジア大戦　ノート　危機に弱いか、普通選挙。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート日本人は自分のために頑張るというより、自分以外の人、家族とか、会社とか、チームのために、という方が、気持ちよく頑張ることのできる人が多いような気がします。自分を最優先させる欧米流の個人主義はどうもわがままに走ってしまいやすいのです。なぜか？欧米は義務と権利、日本は義理と人情だからです。違いは感情のコントロールの仕方にあると思われます。ポイントは「甘え」です。日本人は甘えることを処世術の基本に据えているのです。それに対して欧米は競うことを基本に据えています。甘えは相手の優越感を上手く刺激するようにします。競争は契約を含めた約束事を重視して理性に訴えかけます。優越感と理性のどちらを好むかで頑張り方が変わります。相手の優越感をくすぐるにはこちらにへりくだりが必要です。が、相手の身分が自分より上ならば簡単な動作、土下座などで十分相手の優越感を刺激できます。平等ならば相手を喜ばせるような言葉を尽くさなければなりません。それは相手を褒めるというより自分をだめなヤツ、というへりくだりの方が簡単です。いわゆる「つまらないものですが･･･」という言い回しです。この義理と人情による甘えは普通選挙にも現れます。候補者は理性よりも感情に訴えかけた方が有利です。なぜなら日本人の多くが理性よりも感情で動くからです。選挙でさえも競うという感覚を好まないのです。競う、という場面は危機的な状況です。緊張を強います。これが日本人には苦手なのです。それに対して欧米人は競うことを心から楽しめる人の割合が多いです。ですから日本の普通選挙で危機的な状況を打開することはきわめて難しい。それよりも政治的なアイドル、天皇を利用した方が危機に対応するのが分かりやすくなるのです。これが長く続いた日本の政治のありようです。天皇制の本質は日本が独自に開発した危機管理術の一つの完成系なのです。

  2009年07月15日

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  東アジア大戦　ノート　法治国家の限界。普通選挙の欺瞞。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート我が日本の与党、自民党が都議選で歴史的敗北を喫しました。取りあえず危機的状況です。その状態でとうとう解散が決定されました。総選挙は8月30日です。自民党の一部には、民主党に一度政権を渡してもやむなしと言う諦めムードも感じられます。しかし、与党と野党とでは同じ国会議員でも持てるパワーが違うのです。長年与党だった間に得た様々な利権を手放す恐怖は相当なもののはずです。静かだが見苦しい内紛が始まりだしています。北朝鮮とそのあたりは変わらないかも知れません。日本も長く一党独裁が続いていたと言っていい。本格的な政権交代はまだ無い。一度自民党が下野したことがありましたが、結局は自民党の分裂に過ぎなかったようです。今回も民主党の指導層はほとんどが自民党と縁のある人たちです。結局は保守の内部分裂です。健全な政権交代というよりは北朝鮮の内部抗争とよく似たような利権争いになるでしょう。自民党の亜流、民主党では日本の根本的な立て直しは難しいでしょう。原因は国民そのものにあると思います。所詮、国民が全て参加できる建前の普通選挙というものが実は危機には全く役立たないのかも知れません。本当に危機を感じないと日本の国民は本気にならないのです。そのためにはアイドル（偶像）が必要なのだと思います。それが天皇です。

  2009年07月14日

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  東アジア大戦　ノート　指導者の死。金正日（キムジョンイル）の場合。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート私の小説「東アジア大戦」では近未来の北朝鮮の指導者はキムジョンナム氏になっています。現実には彼は後継者レースから脱落したようです。が、次の三男、ジョンウン氏が瀕死の祖国を立て直せるとはどうしても思えません。金正日氏の最近の映像が公開されました。膵臓癌かも知れないという分析も出されています。それなら余命は1年から3年、長くても5年ということになります。とにかく北朝鮮のXデー、指導者交代の日は確実に迫っているようです。それにしても、現指導者の金正日氏が後継者に指名されたときの北朝鮮と今の北朝鮮とではずいぶん格差があると思います。破綻一歩手前です。ジョンウン氏はいよいよ「売り家と唐様で書く三代目」となるでしょうか。自分の権力が自分の死によって終わるとき、その絶望感はどのくらいのものでしょうか。豊臣秀吉は自分の死によって豊臣家の力が相当落ちることを予感していました。だから最大のライバル、徳川家康に頭を下げたのです。それはたった一人の実子、秀頼の行く末を案じてのことです。この心細さは想像して余りあります。その徳川家康も秀頼を殺して1年後、鯉の食べ過ぎで死を迎えます。が、ほぼ徳川幕府の態勢は盤石となり、凡庸な息子、秀忠に後を託します。そのとき事実上の集団指導体制が出来上がっていました。将軍のたった一人の完全な独裁ではなかったのです。御三家が控え、大目付以下の家臣が幕政を支えていました。金正日氏の北朝鮮もクーデターの兆しは見えないので一応徳川幕府のように体制の維持はできそうです。一方、秀吉のように我が子の行く末を思い、最大のライバル家康にへつらうような部分もある。北朝鮮、金正日氏にとっての家康とは隣国中国です。もし、後ろ盾であるはずの中国が手のひらを返したら、北朝鮮の新しい指導者、キムジョンウンの権力はひとたまりもないかも知れません。微妙なパワーバランスの中で極貧国家北朝鮮はしたたかに生きて行かなくてはならない。父、金正日氏の心中は察するに余りあります。核兵器が唯一の頼みの綱でしょう。

  2009年07月13日

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  東アジア大戦　ノート　地球温暖化と私の小説「東アジア大戦」

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノートラクイラサミットでは先進諸国が首脳宣言に「先進国全体で５０年までに温室効果ガス８０％削減」という長期目標を盛り込みました。しかし、インドや中国などの発展途上国はこの宣言を拒否しました。現実の中国の場合、環境問題はかなり深刻なはずです。私の小説「東アジア大戦」の戦争のきっかけは中国内陸部の深刻な環境破壊です。突然変異のウイルスに感染した大腸菌が毒ガスを吐き、人々を苦しめます。しかし、このウイルスは人間によって汚染された水や土を浄化するために活動しているのです。これは「風の谷のナウシカ」の腐海のパクリです。腐海は人間によって汚された世界を浄化しその地下にきれいな水と土を蓄えているのです。私は自然は人間を完全に超越していると考えています。温暖化も自然にとっては別にどうということはない。人間だけが騒いでいるのです。自然は人間がむさぼり合っている間にちゃんと温暖化に対応した新しいステージの地球を用意していると考えています。酸素だってもとは毒ガスのような存在だったのですから。

  2009年07月10日

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  東アジア大戦　ノート　村上龍の「半島を出よ」と私の小説「東アジア大戦」の比較。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート「半島を出よ」における北朝鮮出身の特殊部隊員は物腰が柔らかく紳士的です。おかげで日本人の側にシンパが生まれます。また占領政策も合理的で欲張りで悪そうな金持ちから資金を調達します。日本の政治家よりよほどクールで行動力があります。もちろん、よく訓練されているので戦闘能力も高い。手強い相手です。「東アジア大戦」における北朝鮮も同じようにソフト路線を採っています。しかし、それは国家レベルで、です。紆余曲折を経て長男キムジョンナムが後を引き継ぎます。つまり祖国が国際的に孤立し経済的にも崩壊して落ちるところまで落ちてしまうまで辛抱強く待っていたわけです。彼は中国の後押しを受けて国家主席臨時代理となり、首相をヨーロッパから招いて徹底的に開放政策を採ります。日本の拉致被害者も大胆な手法で解決します。が、それが後押ししたはずの中国の逆鱗に触れてしまうという設定です。それなりに自信はあります。「半島を出よ」では中年男に率いられたアウトローの若者たちが、北朝鮮部隊の根拠地であったホテルを爆破し部隊を撃滅することになっています。それなりに迫力のあるシーンでしたが私は不満です。やはり国家と国家の知恵比べの末に勝負をつけるというのにした方がいいと思っています。最後は大量の難民を受け入れる寸前で中国の警告を受け福岡の占領状態は幕を閉じます。日本はさらに打撃を受け未来に暗い影を落としてしまいました。「東アジア大戦」の場合、中国に占領されるということ自体が日本の陰謀でありしたたかな戦略であったという設定です。占領されることで、第1に日本の国家改造をそれにかこつけて大胆に行う、第2に国家改造の後、自然環境を劇的に回復させ、その自然による水の循環エネルギーを活用して化石燃料以上の生産力を築く、第3にその技術を戦略的に用いて東アジアを日本を中心とした大連合国家にしていく、というステップを踏みました。占領による国家改革は太平洋戦争敗戦後のアメリカによる占領政策を参考にしています。日本人が占領され上手であるという設定です。この設定には私も自信があります。だから私の小説「東アジア大戦」は東アジア自体はハッピーエンドになるわけです。ただ、個人単位では悲劇的な結末を迎えていくようにします。

  2009年07月09日

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  村上龍氏の「半島を出よ」は･･･

  東アジア大戦　ノート↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート私の小説「東アジア大戦」と似た部分のある小説です。正直私は「東アジア大戦」を書くまで読んだことがありませんでした。しかし、いろいろググッている内に「半島を出よ」がヒットしました。特に似ているなと感じる部分は福岡が北朝鮮の反乱軍に占領される件（くだり）です。先に数人の特殊部隊が福岡ドームを占拠、観客らを人質に取ります。その後反乱軍の本隊が旧式の輸送機で大挙押し寄せます。彼らは福岡を日本から独立させようとするのです。私の小説「東アジア大戦」では北九州一帯は朝鮮難民の自治区のような感じになります。日本を占領した中国の主導です。その自治区の代表は現実社会では側近を粛清され亡命を噂されているキムジョンナム氏です。彼は私の小説では近未来北朝鮮の指導者になります。知らなかったとはいえ私の方が後から書いたのでアイデアをパクってしまった観も否めません。ただ、中国や朝鮮を相手にした場合はやはり九州がチョーク・ポイントになるのかなあ、と思いました。東アジアの地図を眺めたらどう見ても九州が中心に見えてしまいますからね。

  2009年07月08日

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  東アジア大戦　ノート　完勝、日清戦争。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート日清戦争は1894年（明治27年）7月から1895年（明治28年）4月にかけて行われた主に朝鮮王朝をめぐる日本と清国の戦争です。日本と清から圧力を受けた朝鮮は国内が分裂し混乱します。朝鮮で起きた東学党の乱で本格的に軍を派遣した日本と清の利害がついに激突しました。しかし、実際に戦争が始まると海戦でも陸戦でも日本軍は大国であるはずの清国軍に圧勝しました。原因は清国が長年の統治で国家の屋台骨が腐りきっていたからです。清国軍は東洋一の強力な海軍もあっさり無力化され、陸軍は退却に退却を重ねてしまいます。日本軍は戦闘での死傷者をほとんど出すことなく楽勝したのです。が、勝ちすぎました。三国干渉です。ロシア・ドイツ・フランスにいちゃもんをつけられました。日本にそれをはねつけるだけの実力はありません。せっかく獲った遼東半島を清に返還する羽目になりました。日本と戦って弱すぎることのばれた清をロシアの南下政策の防波堤に利用することはできません。返した遼東半島は結局ロシアが横取りしました。もし清がもう少し強ければロシアの横暴を防ぐことができたかも知れません。そうすれば日本は日清戦争とは桁違いに死傷者を出した日露戦争を戦わずに済んだかも知れないのです。今、北朝鮮がミサイル問題でもめています。日本では北朝鮮許すまじという機運が高い。しかし、陸続きの中国、ロシアは慎重です。本当に北朝鮮が崩壊したらどうなるか真剣に考えているのです。

  2009年07月07日

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  東アジア大戦　ノート　日本の悪運を生み出した日露戦争。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート日露戦争は有色人種が白人に勝った初めての近代戦争でした。ロシア帝国の圧政に苦しめられていた国の人々は大喜びし自分たちの将来に希望を持ちました。この当時の日本政府は国際政治の場で精一杯の努力を重ねます。軍事的勝利だけではなく第3国による講和斡旋という基本方針を堅持し、満州・朝鮮半島の利権をどうにか確保しました。陸軍は奉天で勝ちを収めます。奉天を占領しロシア軍に大打撃を与えます。ロシア軍は“退却将軍”総司令官クロパトキン大将を解任して態勢を整え直します。そして生きのいい現役の部隊をシベリア鉄道で増援によこしました。もし、もう一度戦えば日本軍は総崩れしかねない状況だったのです。そのことは現地軍の大山、児玉にはよくわかっていました。だから必死に講和が成り立つことを熱望していました。そのことは日本政府首脳も痛いほど分かっていました。だから賠償金をあきらめたのです。分かっていなかったのは国民です。もっというならマスコミが全く分かっていなかったのです。本当なら日露戦争はあってはならなかった戦争でした。これは日本の外交能力が未熟だったことが引き起こした戦争だったのです。ロシア相手に必死で戦った戦争だったから必死で外交努力もしました。が、それは危機に対して受け身だったのです。原因はその前の日清戦争にありました。

  2009年07月06日

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  東アジア大戦　ノート　戦争もギャンブルも結局は「運」　Good Luckの世界。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート人は誰でも運がよくなると願っています。しかし、案外不幸とか、ついていないとかいった状態に浸りたいと無意識に思っているものなのです。理由は簡単です。自分を傷つけたくないからです。運が悪く不幸だと思えば、努力しなくていいし戦わなくていい。ついていると思っていてもうまくいかないことがあるとがっかりしてしまいます。なら最初から高望みしない方が楽なのです。多くの人は努力しないといけない、と考えています。努力したらその分だけ楽になれると思うからです。人は楽をしたいために努力する。そして努力はつらいものだ、我慢しなければいけないものだと思いこんでいます。で、多くの人が努力をしないのです。しんどいことがいやだからです。替わりに不幸や運の悪さに浸っています。なれてくると案外気持ちのいいものなのです。言い訳や悪口の素になります。悪口もいけないと分かっていても結構ストレス発散できるでしょう？　正直なところ･･･ところが、悪口などで問題は何も解決し無いどころか大抵悪化します。それで何とかしようと焦る。それが無理なしんどい頑張りになります。悪口を言いたいためにしんどい努力を続けてしまうのです。こうなると楽になるどころか頑張った分だけもっとつらくなることの方が多い。学校でいうなら小学校で頑張らないと中学校でついて行けなくなる、中学校で頑張らないと高校でついて行けなくなる、そうやってだまされ続けて、結局いつまでたっても楽にならないのです。そして、うまくいっている人をねたんだり憎んだりするようになります。楽になろうとして努力するともっと楽をしたいためにもっときつい努力をするはめになります。つまりは不幸な状態が拡大再生産されてしまうのです。ギャンブルでいうなら負けが続きマーチンゲール法で損失を倍々でカバーしつつ賭け続けている状態なのです。これが多くの日本の労働者の実態だと私は考えています。マイホーム一つ自由にならないでしょう？　つらいと感じている努力をしていては基本的に運が悪くなっていきます。つらいことをしないのが運をよくする基本的な法則だと私は考えています。戦争もギャンブルも努力したから勝利したり儲かったりするわけではありません。それどころか統計的には必ず負けて損をします。戦争など国民にすさまじい努力をさせることがある。その段階で負けが決まったも同然です。第二次世界大戦のアメリカは戦争に参加していない国民のほとんどは努力する必要がありませんでした。でも日本の民衆はどんどんつらい努力させられてしまい、最後は使い捨ての奴隷のような扱いを受けていました。日本はどんどん運が悪くなっていったのです。その悪運作りのきっかけを作ったのが実は勝利したはずの日露戦争でした。

  2009年07月03日

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  東アジア大戦　ノート　the Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム）の海軍フェーズ。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノートthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム）における日本海軍のフェーズは陸戦の後に自動的に入ります。日本艦隊のシンボルは三笠です。旅順に出撃していたら「補給」のために仁川に戻り、仁川にいたら出撃してロシア艦隊のシンボル、ボロジノに向かいます。作戦が失敗すると「天候不順」「損害を受けた」などとメッセージが出て仁川に戻ります。作戦が失敗したら日本の戦力が少しずつ減ります。作戦が成功するとロシア艦隊を旅順に追い込むことができます。こうなるとカードフェーズになります。3枚表示されたカードの内1枚をクリックして引きます。カードには人物がのっていて階級によるポイントが記されています。これの2乗3乗の値が日本の戦力に加わります。Vキーを押せば何回も出撃させることができます。だが、ロシアもシベリア鉄道による輸送を行います。ここにも一工夫しておきました。あっさりした海軍フェーズですがここの取り組み方で敵を圧倒できたり負けかけている戦勢を挽回したりすることができます。まさにこれこそが海軍の役割だと私は考えています。本当はバルチック艦隊が来るまでに勝負をつけ、講和に持って行くことも可能だったはずです。日露戦争は日本海海戦における劇的な勝利で幕を閉じますが、これが後の日本の戦略に深刻な影響を及ぼすことになりました。

  2009年07月01日

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  東アジア大戦　ノート　フリート　イン　ビーイング（そこにいるだけで存在感十分な戦わない艦隊）

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノートこれこそ海軍の重要な役割です。特に戦艦などの主力艦はちょこちょこ走り回るよりも要塞化された港に居座る方が遙かに効果的な場合があります。一種の核兵器のようなものでしょうか。その大砲が使われたら大変なことになるぞ、と相手に想像させることで動きを制限させるわけです。日露戦争における旅順の太平洋艦隊はフリート　イン　ビーイングの役割を十分果たしたと言えるでしょう。出撃して日本艦隊とやり合っても大した戦果を上げることはなく、ほとんど旅順にこもりっきりでした。実際には第3軍の山越え砲撃でかなり早い段階で無力化されていたという説もあるくらいです。だが、中の様子をうかがい知ることのできない日本艦隊は、封鎖作戦を継続し、旅順港の口をふさぐ閉塞作戦も繰り返しました。結果は失敗です。犠牲者の中には「杉野はいずこ」のセリフで有名な広瀬中佐がいます。砲台からの砲撃が激しくそれだけ旅順港の要塞化は進んでいたのです。封鎖作戦中に戦艦2隻が機雷に触れて沈没しました。また日本の主力艦隊を引きつけたおかげでウラジオストックの小規模なウラジオストック艦隊が神出鬼没に日本近海で暴れ回りシーレーンを脅かしていました。近衛師団の1隊が犠牲になったりもしました。フリート　イン　ビーイング最大の効果は旅順要塞戦です。旅順太平洋艦隊の存在のために第3軍が旅順要塞に肉弾突撃を繰り返して大損害を出し、そのため日本全軍があわや瓦解するかとも思われました。旅順に艦隊がいなければどれだけ日本軍はやりやすかたでしょう。日本はこのことを教訓とするべきでした。だが、バルチック艦隊との海戦で大勝利をあげてしまったためあっさり“喉元過ぎれば熱さを忘れる”という状態になったのでした。

  2009年06月30日

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  東アジア大戦　ノート　the Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム）における海軍戦略。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノートNHKのJapanデビューで日露戦争勝利後の日本の歩みが特集されていました。枢軸同士の連携が十分ではなく、一方イギリスはアメリカに対する徹底的な情報公開によってチャンスをつかみます。結果はレーダーという索敵装置の差に出てしまいました。日本海軍の得意技「夜戦」が封じ込まれてしまったのです。そして日本は戦術的に先手を取ることができなくなりました。仕方なく特攻兵器に頼ることになります。太平洋戦争で連合国は勝つべくして勝ったみたいです。だが、彼らも結構ぎりぎりまで追い詰められていたようです。例えば沖縄戦です。特攻によって少なくない損害を受けていました。艦艇もさることながら、参加している兵士の精神的ストレスです。一度何かで大負けしてしまうとアメリカも継戦能力が著しく損なわれかねない状況だったのです。だから一応「一億玉砕」とか「生きて虜囚の辱めを受けず」などという自殺的な戦闘方式もそれなりの効果があったわけです。相手の精神を追い詰めてしまいます。沖縄の犠牲が本土の決戦を防いだとも言えるでしょう。もともと日本を守るだけなら海軍がしっかりしていれば十分です。敵の上陸部隊を阻止し、補給線、シーレーンを確保することができれば負けることはない。日露戦争も純粋に国防だけを考えれば陸軍を朝鮮半島、満州に送る必要はなかっのです。海軍でロシア太平洋艦隊、ウラジオ艦隊を無力化し、ロシア帝国の不安定化工作を繰り返せばロシアは自然に朽ちたでしょう。海軍で敵の海軍部隊を翻弄し補給線をかき乱せば、そのうち敵も疲弊します。島国を特殊部隊や空挺部隊だけで占領することは無理なのです。必ず本国からの補給線を確保しなければなりません。また強力な爆弾による戦略爆撃も占領にはつながりません。それはイラクやアフガニスタンなどの状況を見ればよく分かります。単に町を破壊し、一般市民を殺しても、海軍力を葬らない限り、戦力の無駄使いなのです。現に日本は原爆ではひどい目に遭いましたが、アメリカも原爆に余裕があったわけではなかった。ただでさえ他国を占領するのは難しいのですが、島国ならもっと難しい。the Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム）では海軍はおもに補給を確保するために活躍する設定にしてあります。あえてバルチック艦隊は設定しませんでした。それよりも旅順攻略の際、ロシア艦隊を旅順港に入れていない状態で陥落させたら逃げられたという設定にしました。すると制海権が不安定になり、満州軍は日本との連絡が不通になってしまう、としたのです。この方がアルゴリズムが単純で分かりやすいのですが、ゲームとしては不親切です。海軍には直接の戦闘に勝つということも大切ですが、陸軍以上に戦わずして勝つ工夫が求められます。実はそれを実行しようとしたのがロシア太平洋艦隊でした。

  2009年06月29日

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  東アジア大戦　ノート　the Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム）における組織戦闘とマーチンゲール法

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート集団で戦闘するには組織が必要です。命がけの戦争を行うための組織が軍隊です。一人ひとりの戦力はその組織的な繋がりの中で発揮されます。このことを私はゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム）で簡単な数式で表現したいと考えました。組織的な戦闘ではいくつかの部隊に分かれて前進し、決勝点で戦力を集中し敵を圧倒します。通信機がない時代でも総司令官以下の幹部達の思想がしっかりしていけばその軍隊の動きは速く決勝点に集まります。ナポレオンは「砲声に赴け」と部下の将軍達に指示を出しています。大砲の音がしたところが主将の決戦を意図した場所になるということです。以心伝心で部下達は自分の部隊を率いて駆けつけました。このように一つの部隊の動きは他の部隊との連携によってなされています。熟練した指揮官達に率いられた軍隊は動きの中でお互いを巧みにカバーしています。丁度それはチェスや将棋の駒組みと同じです。これが戦力を倍々にしていく意味です。組織力の優れた軍隊ほど戦闘で互いに連携しているのでそれなりのエネルギーがかかります。だからマーチンゲール法で倍々に賭けていってそれぞれの兵士をカバーしている様子を表しました。つまり一人の兵士の後には司令官の戦闘思想による軍そのもののパワーが控えています。一人の兵士がおとりになったり別の兵士が後に回って挟み撃ちをしたりして勝利に向かって無駄なく迫ってくるのです。一方生身の人間ですから戦争を継続するのには単純に体力の限界があります。だからマーチンゲール法の賭ける回数の限界を設定しました。10回までです。攻撃側がその限界を超えた段階で一挙に崩壊していまいます。そのような常勝軍のカタストロフィーは歴史上にいっぱい刻み込まれています。

  2009年06月26日

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  東アジア大戦　ノート　the Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム）の戦術。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート損害を倍々賭けで補って最終的な勝利を期するマーチンゲール法。このカタストロフィーを活かしたいためにこのゲームを考えました。通常のストラテジーゲームと違って部隊の移動力とか攻撃力、防御力などの概念がありません。そもそも部隊ユニットがないのです。攻撃は総司令官の立場で行います。すなわち細かい作戦は現場に任せ、全体の方針と攻撃の命令だけをするのです。それがポイントで表されます。このあたりを想像力で補うことができれば面白いと感じることができると思います。初期の戦力ポイント256が日本に与えられています。一番標準的な態勢は「指揮官」が星一つの少将、「部下」は星三つの上等兵です。８人の兵士が将軍の前にずらっと並びます。８回まで攻撃を繰り返します。18/38の壁を破れず８回とも負けると、損害は2の2乗マイナス1の255になります。一応プログラム上では最低戦力4に調整されます。でないと指揮官が将校の部隊が組めないからです。大変なリスクを背負いますが、倍賭けによって損害をおぎなうのでじりじりとポイントを重ねていけます。だからついつい頼りにしてしまうのです。1負けて倍の2賭けます。合計3を費やしますが勝てば2が2倍になりますから4マイナス3で1勝ちます。どこまでいっても同じです。ただ7回目の64で負けたとき2の7乗マイナス1で127を費やしています。だから128賭けるのです。これが最後になります。7回連続負けたからといって8回目の確率も同じ18/38なのです。最初の1が2になるときと全く同じです。どきどきものです。だからといってこのモードで途中で止めることはできません。きっちり最後まで戦います。司令官の胃の痛さを体験できるわけです。10ポイント稼ぐならうまくいくことの方が多そうです。しかし、256ポイント稼ぐまでに一度は大負けカタストロフィーにぶち当たる可能性があります。もちろんいきなり8回連続負けの可能性も256ポイント目での8回連続負けと等しくあります。ところでなぜ「部下」が同じ階級なのに戦闘ごとに戦力が倍々になっていくことをどう捉えるかを考えてみます。これは普通のストラテジーゲームにはない考え方です。

  2009年06月25日

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  東アジア大戦　ノート　最強モンゴル軍団。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノートチンギス・ハン率いるモンゴル軍団は元祖機動部隊といえるものでした。速度を最大限に活かした戦術を駆使し、アジア大陸一帯を占領し大帝国を築きます。元です。モンゴル軍は日本にも遠征軍を送りましたがこれは「神風」によって撃退されてしまいました。モンゴル軍団は徹底した集団戦闘を行います。ヨーロッパや日本など中世の騎士道、武士道など関係ありません。名誉以上に勝利を尊びます。敵対するものには基本容赦しません。老若男女を問わず皆殺しにします。が、外交交渉によって交易を盛んにしようとする姿勢は一貫していました。モンゴル軍団はだから多民族軍団でした。皇帝チンギス・ハンは軍団を砂漠で徹底的に訓練します。簡単な指示で軍団はまるで一匹の龍のごとく運動できるわけです。砂漠や草原では騎馬軍団の速度を活かすことが出来るので連戦連勝です。そのため、帝国はどんどん拡大していきます。ついに先鋒の一軍はヨーロッパ軍団と激突します。ワールシュタットの戦いです。

  2009年06月23日

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  東アジア大戦　ノート　戦争とギャンブルの違いと共通点。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノートそれは時間です。ギャンブルはほぼ一瞬で勝敗が分かります。対して戦争はすぐに勝敗は分かりません。勝ったと思っていても負けていたり、負けたと思っていても勝っていたり、単純に戦闘だけでは決まらないこともあります。情報の伝達に時間的なずれがあるからです。なぜか？それはギャンブルはきわめて個人的な活動であり、戦争は集団的な活動だからです。戦争の場合、国家的活動ですから軍人だけではなく政治家、国民など関わる人々の意志の確認に相当な時間がかかります。軍人が勝ったと思っていても政治家は負けたと思っている、軍人が負けたと思っていても、政治家や国民は勝ったと思っている、情報に対する立場の違いで認識がずれるのです。その点、ギャンブルはどの段階でも勝敗がわかります。個人の認識力の問題です。しかし、止め時を認識できるかどうかはその人の思考に影響されます。自分で止めると決めればそれで止めることが出来る。しかし、戦争は止めると誰か一人が思っても簡単には止められません。時間による情報のずれが勝敗の印象を変えてしまうのです。例えば太平洋戦争で日本の軍部は大本営発表という国民に真実を伝えない情報操作をして戦争を継続させました。つまり軍人は負けたと感じていたのです。ところが国民は負けていないと思う。だから戦争を止めることが出来なくなったのです。軍人の見栄が崩壊を早めてしまいました。ギャンブルと戦争の共通点はただ一つ。長くやっていれば必ず負ける、ということです。つまり、どうせ負けるのだから、負けること自体が恥ずかしいことではない、という意識が重要なのです。多少の利益が出たり、規定の戦略目標を６分ほど到達できたりしたら、直ちに止めること。信玄の言い伝えです。勝ったままの態勢で寸止めするのです。ギャンブルも戦争も止め時が大変難しい。それは感情が邪魔するからです。負けるのが恥ずかしい、悔しいなどという感情が大敵です。それをごまかして見栄で賭け事や戦争をすればその先には決定的な敗北が待っています。長くギャンブルをやっている人のほとんどは、トータルで負けていても最近の勝敗による記憶でつい勝っているような錯覚に陥っています。歴史を紐解いても戦争を続けていた国家・集団は必ず衰退します。その一つが最強モンゴル軍団です。

  2009年06月22日

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  東アジア大戦　ノート　ギャンブル、負けるが勝ち･･･

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート戦争では勝ちすぎないことが大切です。武田信玄も六分勝ちを一番よしとしています。勝ちすぎると油断が生じて深刻な負け方をすることが多いそうです。信玄の息子、勝頼は常勝武田の一流軍団を引き継ぎ、それなりの戦果を上げます。が、長篠合戦で大敗しそのまま自滅する形で信長に滅ぼされました。が、勝頼の直接の死の原因は家来の裏切りでした。信長は勝頼の首級に毒突いたと伝えられています。その信長も右腕だった明智光秀の謀反に遭い、勝ったままの態勢で滅んでしまいます。その点でいうと家康は天下分け目の関ヶ原で大勝利したとはいえ、そこから天下を安定させるまで14年かかっています。その上、大勝利といっても老舗大名の薩摩や毛利などを滅亡させることはできませんでした。彼らの子孫が後に江戸幕府を滅ぼしてしまいます。また敵対した上杉家や目の上のたんこぶだった前田家も滅ぼしませんでした。滅んだのは石田三成らの若手官僚や小大名達です。それと豊臣家から家康に鞍替えした福島正則、加藤清正らの強力大名達です。彼らは後に改易されてしまいます。家康は結果として滅ぼしたい相手が自ら下手を打ち自滅するまで泳がしておきました。そして戦ではなく法によって葬っていったのです。秀吉の子、秀頼も生き残ろうと思えば、信長の弟、織田有楽のように生き残れたでしょう。しかし、淀殿のヒステリーのおかげで運をどんどん落とし自ら利点を捨て去り滅びました。象徴的なのが冬の陣の後の内堀（総堀）の埋め立てです。戦ではなく交渉で滅ぼされたのです。戦では決定的に敵を滅ぼさない、勝ちすぎないのが大切です。家康はどこまでそれを意識していたのかは分かりません。本当は戦下手だったのかも知れません。本人は凡人であるという自覚を持っていたとも伝えられています。名将というのは江戸時代に創作されたことかも知れません。しかし、それが徳川の治世を安定させ、江戸の文化を花開かせたのは事実です。競馬でもパチンコでもビギナーズ・ラックで大もうけした人が後に大金を失う話は結構あります。勝ったためにその味が忘れられず、負けを認められなくなったのでしょう。賭け続ければいつか勝てると思ってしまう。それで多重債務者の仲間入りです。これで本当に人生の敗北者になってしまいます。ギャンブルでは勝つ必要はありません。負けていないという感覚が大切なのです。例え目の前の目が外れてもそれで負けではありません。「負けたら止める」というのは「負けていない」と思いこめるからできるのです。でも、どうやって？

  2009年06月19日

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  東アジア大戦　ノート　ギャンブル･･･負けたら止められるわけがないでしょう？

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノートギャンブル自体に勝つ方法も負ける方法もシンプルです。特に負け方は大切です。柔道の受け身と同じでしょう。すなわち、最初に賭けた金額を失った段階ですぐ止めます。最悪なのは次々にクレジットカードなどでチップを買って逐次投入することです。戦争でももっともまずい戦い方といわれています。一回の負けが小さいのでだらだらと続けてしまいます。そして気がついたら大負けしています。ギャンブルで借金して身を潰す人はこのパターンです。賭ける回数は少なければ少ないほどいいです。つまりは一発勝負です。しかし、すぐに勝負が付いてしまうのもあっけなさ過ぎます。また、現実のカジノは賭け金の上限を決めているので大もうけは難しいでしょう。でも数万円から数十万円単位までなら何とかなるでしょう。競馬のように万馬券を期待するときも考え方は一緒です。大穴狙い、一発勝負こそがギャンブルの神髄です。負けさえコントロールできれば大丈夫です。が、負けたときに止めることは相当な強い意志が必要です。どうしたらこのような意志を持つことが出来るのでしょうか。コツはあるのでしょうか？　戦争に勝つことにも通じるのでしょうか？

  2009年06月18日

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  東アジア大戦　ノート　投資から見た戦争･･･占領という幻想。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート私の小説「東アジア大戦」では日本は中国に占領されてしまいます。しかし、これは日本の企みでもあります。中国の占領下という危機的状況を活かして消費社会で肥大した日本国民のわがままを吹き飛ばし国家改造をするためです。「サトヤマ」システムによる自然回復政策です。もし、本当に中国が日本を武力占領したら大変なことになっていたでしょう。占領の過程で多くの日本人が傷つき死んで、占領後は中国人に対する恐怖から反発がおき日本国内は不安定で治安はどんどん悪くなっていったに違いありません。中国も恨みのある日本人相手ですから、ずいぶん手荒なことをしたかも知れません。それでもし占領がつまずいたら中国国内も政情不安になります。奇妙な話しですが占領されている日本の協力がないと占領は絶対にうまくいかないのです。アメリカに占領されている日本はその状態を最大限に生かして結局世界第二位の経済大国になりました。小説では中国の圧政を利用しながら日本で環境回復を行いその知恵と技術を中国大陸に持っていくことで東アジア共同体を作っていこうとするのです。環境大国です。自然の共生を完璧に行いつつその恵みを最大限に受け、限られた場所で都会生活を交代で行います。いわゆる参勤交代です。200年前の江戸時代と違うことはIT技術による情報ネットワークが高度に発達しているということです。ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争）では拠点の占領がスムースに行き過ぎるとロシア帝国から強力な反撃を受けます。つまり敵を本気で怒らせてしまったわけです。却って不利な状況を作り出してしまうことが起きるようにしました。真珠湾奇襲で「リメンバー・パールハーバー」という合い言葉のもと、アメリカを本気で怒らしてしまった日本。こういう勝ちすぎて墓穴を掘るという状況は結構歴史の中に記憶されています。戦争こそ憎しみで始めてしまったらとんでもない不幸が待っているのです。占領はその中でももっとも愚策といえるでしょう。

  2009年06月17日

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  東アジア大戦　ノート　投資活動という視点からの戦争。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート日露戦争の戦場は韓国と中国（清国）東北部です。日本の領土でもなくロシアの領土でもありません。純粋に利権だけを争った戦争でした。勝手に戦場とされた韓国や中国には気の毒としかいいようがありません。しかし、これが戦争を投資活動と見なしたときの正しいあり方です。自分の国を戦場にしてはいけないのです。アメリカは第二次大戦以降、戦争の度に強力になりました。それはほとんど自身の領土を戦場にしなかったからです。常に自分の領土の外側で戦いました。ベトナム戦争は負けたといわれています。しかし、ベトナムの共産主義化を防げなかったというわけでアメリカの領土を破壊され奪われたわけではないのです。現にそれ以降も政権を交代させながらアメリカはどんどん発展していきました。勝ったベトナムは国を立て直しましたがアメリカほど充実した発展を遂げたというわけではありません。利権争いが戦争を引き起こすなら、何が本当に利益になるかを指導者は把握しておかなければなりません。本気で国防とか平和の維持などという理由だけで自国を戦場とした戦争を起こしてはならないのです。日露戦争の原因を考えた場合、ロシア側にかなり問題があります。傾きかけた帝国の勢いを取り戻すため取り巻きの一部が多少おつむの悪い皇帝をたぶらかして東アジアに利権をむさぼりました。もちろん日本と戦争する気などさらさらありません。「戦争はありえない。なぜなら私がそれを望まないから」とは時のロシア皇帝ニコライ二世の言葉です。ロシアの強大な軍事力を推し進め威圧するだけで中国も日本も屈服するはずだと思いこんでいたのです。そのように側近達から吹き込まれていました。これも侵略する場合には正しい考え方です。十分に脅す。そして敵に自分の受ける被害の深刻さを予想させて脅えさせ牙を引っこ抜いてしまうのです。いずれは破綻する予定のマーチンゲール法でも圧倒的な戦力差ならほとんど問題はありません。256ポイントなら指揮官は少将です。兵士は8ユニットまで展開できます。これで10ポイント増えて266ポイントになるまでならまずは楽勝です。その点では軍拡競争は理にかなったやり方なのです。北朝鮮も何とか核保有国になりたがっています。核という圧倒的なパワーを持とうとするのは当たり前です。なぜなら戦争をしたくないからです。むしろ通常戦力にたのんで隣国の領土、領海、領空に侵犯を繰り返すようなら危ない。限定的に戦争を行って敵の勢力を削ごうとしていると考えられます。だが核兵器を保有したら話は別です。ちょっとしたホットな接触でも核爆発の危険が増します。核をもった段階で外国に領土侵犯する意識はなくなったといっていいでしょう。ただ、北朝鮮が核実験を高性能爆薬による実験データのごまかしだったという話し、噂は根強くあります。しかし、同じように戦争を拡大したくないアメリカも口裏を合わすように北朝鮮の核実験が事実だったという認識を示しています。その方が駆け引きがしやすいからです。私のゲームでも戦わずして勝つ方法があります。海軍フェーズにおけるカードです。Vキーを押して海軍フェーズを繰り返して何度もカードを引いて援軍ポイント重ねることで戦わずして拠点が占領されることを再現しました。カードは主に軍人達の写真がのり、「ポイント」が記されています。彼らの階級によってポイントが決まっています。普通なら3乗、ラッキーならその2倍です。大将なら階級によるポイントが10で援軍はその3乗の1000、ラッキーならさらに2倍となり2000になります。256がいきなり1256、2256、という圧倒的な戦力になるので、一度攻撃するだけでいきなり占領できることがあるのです。が、話しはそう単純ではありません。

  2009年06月16日

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  東アジア大戦　the Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム）で試したいこと。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム） 今日のノート私の愛読書のひとつ、「坂の上の雲」で満州軍総参謀長の児玉源太郎が作戦について以下のような意味のことを語るくだりがありました。知謀の限りを尽くして考え抜き最後に残った二つの作戦案。このどちらかを選ぶときは「賭け」である。身を割かれるような思いに駆られることもある。なぜ、作戦の採用が最終的に賭けなのか？　その訳は明確です。考える力のある相手がいるからです。敵がどのように対応してくるかは、どれだけ諜報をしっかりしてもわかりきることはありません。児玉大将にとってロシア軍は最強でした。普通にやれば日本が負けて当然の相手だったのです。実際にはロシア軍総司令官のクロパトキンの保守的で完璧主義的な性格が災いしてロシア軍は退却に退却を重ね、奉天でも負けない態勢を作りながら自滅的に日本軍に優勢勝ちを譲ってしまいます。日本はきわどいところで勝ってしまいましたが、圧倒的勝利とは言えません。私の作った今回のゲームでもシンプルな理屈でこの状況を再現したいと思いました。日本の初期戦力は256です。それに対してロシア軍の動員は1000でそれを拠点ごとに1割から５割、100～500の間でランダムに戦力が決まります。但し、ハルピンとウラジオストック、そして旅順はそのポイントにさらに動員兵力の5割が加えられるので兵力は600から1000になります。戦うごとにロシア軍の動員は少しずつ増えていきいます。だから一つの拠点で勝って次の拠点で戦うときは1000よりも増えた動員がもとでロシア軍の戦力が決まるわけです。つまりシベリア鉄道による輸送です。戦いのパターンは大きく分けて2つです。一つは指揮官の階級をできるだけあげて部下をずらりと展開させ、マーチンゲール法でちまちまポイントを上げていく、もう一つは反対に指揮官の階級をできるだけ下げ、部下も1ユニットだけで、負けたときの損害が一番小さい状態にして、海軍フェーズのときのカードで援軍ポイントで戦力を増す。 マーチンゲール法はやり方がシンプルで手軽にこつこつ勝っていきます。しかし、万が一すべてのユニットが18/38の壁を破れなかったら戦力はほぼ全滅してしまいます。海軍フェーズでのカードによる援軍はこちらの戦力が充実していきますが、敵にもゆとりを与えますのでロシア軍の戦力もじりじり増えます。シベリア鉄道です。が、運良く援軍ポイントが重なり戦力が敵より4、5倍以上になれば戦わずして勝てるのでそれなりに有効です。一番始めの戦いでは敵が100しかない拠点がねらい目です。が、100でも運が悪ければ日本は全滅します。それは単純に確率18/38で行くからです。ラッパの所に後何回勝てばいいかの数字が出ます。それが1になればもう少しです。500を超えているようではマーチンゲール法によるじりじり攻撃では負ける可能性もあります。そこがゲームで、リスク覚悟で部下の階級を上げて戦力を増すか、指揮官の階級を下げて損害を低くする、などといった戦術を考えるわけです。日本が何かで大きく負ければどのみち海軍フェーズのカードによる援軍を積み上げていかなければなりません。ところで、ギャンブルで負ける場合は大数の法則にひっかったときです。このゲームもそうです。だから度胸も大切です。援軍ポイントをにらみながらリスクを取って一気に勝負に賭けるのです。大勝利に繋がることがあります。マーチンゲール法に頼ると努力の割に大きく勝てません。それどころか結構いいところで大敗してしまうことがあります。一度に1ポイントしか勝てないから何回も勝負を繰り返すので大数の法則に引っかかりやすいのです。日本が大敗した場合、北海道や九州の一部、対馬などをロシアが租借してしまいます。これは私の勝手な想像で決めました。

  2009年06月15日

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  東アジア大戦　ノート　ルーレットの確率とマーチンゲール法による「日露戦争」ゲームを作りましたが･･･

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲームthe Russo‐Japanese War（日露戦争ゲーム）今日のノートルーレットに限らず、ギャンブルはできるだけ沢山の賭け金を一度に賭けます。そして「勝ったときに止める」「負けたときに止める」ということを守れば勝ちやすくなります。が、これが難しいのです。これを体験するために自分の趣味を生かしてゲームを作りました。Scratchというプログラム言語を使いました。MIT Media LabのLifelong Kindergarten Groupが開発した子ども向けの言語でブロックを組み立てるように組んでいくわけです。初めてなのでずいぶん無駄な部分がありましたが、何とか動きます。WindowsでもMacOSXでも動きます。ただ、アップしたサーバーのパワーが足りないのかWebプラウザ上では固まってしまうのでダウンロードしないといけないようです。そのためにはアカウントを作成しないとだめなので少し面倒です。気の向いた方は試してみてください。ダウンロードファイルの動作にはscratch1.31のアプリケーションが必要です。もちろん無料です。軍人将棋のように階級から得られる戦闘ポイントを調整してルーレットを回すごとく戦闘させます。指揮官のもつポイントを部下の数で分けるのですが、マーチンゲール法が使えるように二分の一ずつ分けていきます。例えば256ポイントの指揮官は「少将」で最下級の「上等兵」は1ポイント、8ユニットになります。1ユニット目が1ポイント、負けたら2ユニット目は2ポイント賭けます。ここで勝ったら2の2倍、4ポイントゲットしますので1ポイントの勝ちです。たくさんユニットがあるほどこつこつ勝ち続けますがたまに全部はずれるときがあるのです。もちろん全滅に近いほどのダメージを受けます。256ポイントの場合8ユニット全部負けると255ポイントを失います。確率もルーレットの18/38を使っていますから、長く続けていると必ずこのカタストロフィーにぶち当たり、勝利目前で大損害を受けて負けてしまいます。海軍フェーズでカードをクリックして援助を受けますが同時に敵の総兵力の増加も促すので注意が必要です。敵のロシアは拠点に割り当てられたポイントから総兵力をもとに兵力を出します。初期の総兵力は1000なので、拠点ポイントが3なら300になります。ゲームの度に拠点に割り当てられるポイントが変わります。また総兵力は海軍フェーズのカードをクリックするごとにじわじわ増え、その割合が加速するので長く戦争すると不利になるのです。計算それ自体は単純ですが操作の設計とビジュアルにすごくかかりました。記述が簡単なブロック組み合わせ方式なので行き当たりばったりに作り上げたせいです。おいおい直していきます。できればFlashに移植したいのですがどうなるでしょう？ロシア軍の総兵力と講和会議ポイント、日本の動員兵力の変数を上手く組み合わせて演出したので、単なるシナリオではなく計算上で黒溝台の大反撃もでてきます。前半は旅順と奉天を押さえます。そしてウラジオストックを取った後は最終目標はハルピンです。勝ちすぎるとロシアが本気を出して反撃するので本当に勝ち目がなくなります。有利な戦闘状況で講和が出来るように戦います。ただ勝ち続けてもだめというわけです。もっともマーチンゲール法に頼ると前述したとおり思いっきり負けますので注意が必要です。いわゆる実験的ゲームソフトなので確率と賭け方の理屈を理解すると論理的に楽しめると思います。適当にプレイリポートもアップしてみます。

  2009年06月12日

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  東アジア大戦　ノート　ルーレットに必勝法はないけど勝てます。

  ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！坂の上の雲と戦争ゲーム今日のノートルーレットは38ある目に対して36しか返ってこないのでずっと賭け続けていれば、やがて負けてしまいます。必ず負けてしまうのです。しかし、負ける予定のルーレットでも勝つ瞬間はたくさんあります。負け続けることも出来ないのです。つまり必勝法とは「勝ったときに止める」です。簡単でしょう？　もう一つあります。「負けたときに止める」です。とっても簡単でしょう？つまりできるだけ少ない回数、出来れば１回で、できるだけ沢山のチップを、一番高確率のところ、すなわち赤黒、大小、奇数偶数の２倍のところに賭けるのです。出来るだけ沢山とはつまり手持ち全部です。たった１回に全てを賭けます。確率は47.4％で宝くじよりはかなりの高倍率です。儲けたければこれを繰り返します。最初500円を賭けて当たると1000円、又次を賭けて2000円、次4000円と賭け続けると10回勝てば51万2千円になり11回勝ち続けると102万４千円となります。1回でも負ければゼロになりますが、失ったのは最初の500円だけなのです。このときの確率ですが10回勝ち続けるのは至難の業だと思うでしょうが、ルーレットの場合、１回ごとに確率は47.4％で動きません。つまり最初の500円が1000円になる確率と10回目の51万2千円が102万4千円になる確率は全く同じなのです。だから同じなら最初から10万円をどかんと賭けたらどうでしょう。47.4％の低くない確率で20万円となり、一瞬で10万円の儲けに到達します。もし負けたらそれまで。諦めるのです。何もないのですからこれ以上賭けようがない、諦めるきっかけとしては最高です。本当に簡単な理屈でしょう。が、これが人間にとっていかに難しいかを次に考えます。文明の本質にかかわる問題です。

  2009年06月11日

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