真田丸。本当にそう思えてきた秀次の件。
例の如く「5分で分かる真田丸」で見ました。誤解とすれ違いが重なり精神的に追い詰められていく秀次。秀吉は秀吉で権力者特有の孤独に蝕まれ被害者意識に次第に苛まれていきます。
唯一の血縁関係にある二人は善意の罠にハマって追い詰めあってしまいます。プレッシャーに耐えかねた秀次は勝手に高野山に逃げ込んでしまいます。何とかコトを穏便に収めたい秀吉は体面を取り繕って蟄居や謹慎のふれを後出しするのですがそれがすごくそれっぽい。真実はきっとこうだったのだなあと思わせます。
おねのすすめもあって秀吉は和解のために直接話をしようとします。でも時すでに遅し、史実通り秀次は自害して果てます。無理矢理の切腹ではなく自ら命を断ったのでした。秀吉は自らの失策に我を失い後出しのふれのつじつまを合わせるために秀次の妻子らをことごとく殺し聚楽第を破壊してしまうのです。激情に押し流されてしまったのでした。
今回の話が興味深かったのは秀吉、秀次とも善意の塊だったということです。二人は唯一の血縁で信じ合わないといけないと双方それぞれに思い込んでいました。
これがアカの他人なら、例えば家康をたらしこんだときのように色々と手を尽くし芝居をして関係をキープしようとしたでしょう。なまじ血縁関係があったために甘えのような感情が沸き起こり判断を狂わせてしまったのです。
平成の今も血縁関係が原因の血生臭い事件が絶えません。だから家族をバラバラにする施策が行われようとしています。アベノミクスです。「女性の輝く時代」に合わせて家族のしがらみを絶ち女性は積極的に外へ出る。子供は社会で育てると称して赤ちゃんの時から外に出し自立を促す。
金がかかります。税金が上がり支出も増える覚悟はしておいた方がいいでしょう。
豊臣家は秀次、秀吉が亡くなった後も日の本一の大金持ちでした。しかし、あっという間に滅びます。家族が機能しなくなったからです。アベノミクスもそこが一番心配な所です。家族の“程よい不自由さ”は人類長年の生きる知恵なのです。
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↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります!
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