株や不動産はいい投資なのか?
ゼロ金利政策のおかげで日本では投資に目覚める人が増えました。銀行に預けておいても何の得にもならない(と思い込まされた)からです。その上に、住宅ローンでは低金利のわなで貴重な人生の黄金期と言うべき30歳台から60歳台を借金漬けにされます。デフレの時代に家などの高額な商品を無知な人々に売りつける根性がすさまじい。彼らはそれに飽き足らず、いわゆるサラ金に融資して庶民をいじめたおしてまでとことん利にむさぼります。その資金があろうことか公的資金なのです。法律まで動員して利にむさぼる姿は悪徳商人そのものです。必殺仕事人を呼ばなきゃならない事態です。一方で、株や不動産への投資熱が高まりました。8,9割の人が結局負けると言われている株式投資ではインターネット取引の普及による個人投資家の増大で活況を呈しています。セミナーもさかんです。この間は時代の寵児と一時もてはやされたホリエモンと村上さんが相次いで逮捕され、そのとばっちりで多くの人が財産を失いました。一方、学生の分際で何億と稼いだ若者もいるようです。正直うらやましい…近年、日本は大改革(どこが?)の号令とともに、社会秩序がごちゃごちゃになり、格差が拡大。人心がすさみました。歴史ではよくある話です。私は株も不動産もそれなりに勉強しました。きっかけはロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」シリーズと彼の考案したキャッシュフローゲームです。私の行動原理は兵法です。その原理から言うと投資は絶対自分の金でしてはいけない、と言うことです。自分も出していいけど、それは参加料程度。必ず相手にたくさん出してもらうこと。だから、株も不動産も簡単に「詐欺まがい」になってしまいます。セミナーの情報を鵜呑みにした人たちは必ず御伽噺の“よくばりじいさん”たちのように破滅が待っています。金を回すテクニックだけが先行し、今ある豊かさを破壊するからです。たけしがCMで言っています。「豊かになったっていうけど、結局子どもや孫の分までむさぼってるだけじゃないか?」真に豊かになるストーリーは今も昔も変わりません。それは「愛」です。うそだと思います?危ないですか、私?