国防費増額・増税。考えてみれば当たり前の件。
先日、甘い美味しいみかんは1,000円くらい払わないとダメだ、と書いた後、商店街に出向いたらカゴに7、8個みかんが盛られいていて100円で売っていました。いい色をしていて美味しそうでした。試しに買ってみようかと思いましたが、なんとなく衛生状態が良くなさそうだったのでやめました。今、大阪は人出が凄まじくエアゾル感染の危険性が増しています。 考えてみれば昭和の果物は味は酸っぱいがデフォルトだったことを思い出しました。イチゴでもコンデンスミルクという甘ったるい白い液体をたっぷりかけて潰してドロドロにして食べていました。かけなければ酸っぱくて大変だったのです。私の家の場合は、桃とかバナナとかパイナップル、メロンとかは高額で、特別な時しか食べられませんでしたし、必ずしも甘い訳ではなく当たり外れがありました。マンゴーとかキーウィなどは見かけませんでした。冬のみかんだけが比較的安定して甘くて美味しくてコスパが良かったのです。 そう考えると今の果物は相当進歩しています。まあその分値段が高いのは仕方のないことなのかもしれません。1個1,000円程度の桃をもらったことがあります。食べごろが記されていてその通りに食べると本当にジューシーで甘くて美味しかったです。ですが、1,000円でも1個ではお腹がいっぱいにはなりません。同じ値段ならマクドナルドのセットメニューの方が満腹にはなります。うちの朝ごはんならほぼ一週間分です。やはり果物は贅沢なのです。 防衛費が増税によって増額されることになりそうです。これも先日言った通り、アメリカの都合です。軍事的にはアメリカの属国である日本ではアメリカ軍をしっかりサポートすることが自衛隊の基本的な役割なのです。日本を守るためではありません。そもそも軍備というは果物同様、贅沢品の類なのです。ないならないでなんとかなります。 高額な戦闘機もまず敵を撃墜するとか軍事施設を破壊するとかの実戦を経験せずに経年劣化で廃棄される運命です。ロシア軍も軍隊をプーチンが再建したと自慢していましたが、戦闘が始まったらガラクタ同然になってしまいました。本当に金食い虫であり一瞬で多くの命を蒸発させてしまいます。最新の戦闘力を維持するというのは並大抵のことではありません。フルーツも本当に甘いものを食べたければ相当な出費を覚悟しないといけないのです。フルーツも軍備も大抵は何かが足りないことを常に我慢しています。 できれば北朝鮮のミサイルを発射直前か直後に撃破できればいいのですが、まだその技術はありません。でも将来北朝鮮がアメリカ本土を確実に攻撃できるミサイルを開発したことがはっきりすれば、その隣国である日本は自衛隊の能力を明確にミサイル発射阻止の方向に発展させることになると思います。そういう軍事技術と軍備を備えるために防衛費をまた増額するでしょう。それが属国として生きる道なのです。 日本はミサイル攻撃で原発をやられたら終わりだ、だから防衛費増額は無駄だという意見があります。全く的外れです。日本の防衛費はアメリカ本体を守るために使われるのです。結果、アメリカの抑止力を利用して日本も安全でいられるという理屈になります。日本の原発を守るのが第一義なのではありません。必要なら相手の国の原発を仕返しに攻撃すれば軍事的にはOKということになります。アメリカの原潜からのミサイルでもいいのです。中国なら経済発展著しい沿岸部に点在していますからそのどこかを攻撃したらいいわけです。極東は核による汚染が深刻になります。しかし自然の力でいずれは解消するでしょう。日本は壊滅し中国も疲弊したらそれはそれでまた新しい世界情勢が生まれます。それに応じてまた国際秩序を建て直したらいいだけなのです。アメリカさえしっかり生き残ればなんとかなるわけです。日本も再び焼け跡から復活する可能性もあります。 それが現在の日本の防衛の真実の姿なのです。自衛隊の装備や施設は現状全く不十分です。これらをしっかりとした状態に保つためにはおそらくGDP比2%どころか10%はいるでしょう。消耗品が多いからです。間違いなく医療や福祉、教育に影響が出ます。軍備をしっかり支えるための医療・福祉・教育となるはずです。国民の健康イコール防衛力、というか攻撃力です。ストラテジー・ゲームでよくある要素です。 日本は戦争に負けたので軍に対する信頼がありません。今の政権を担う自民党は戦争に負けた勢力の末裔なのでどうにも歯切れが悪いのです。では、どういった政治勢力がこのアメリカの属国である日本の現状を暴露し、その上で徹底的なアメリカのポチとして国運を開くことができるのでしょうか。 日本はアメリカと戦い負け事実上軍事的には属国化されています。現状ではそれを変えることは困難です。アメリカから無理に離れようとしたら逆に戦争の危機を招いてしまいます。今、最も日本に軍事的脅威を与えているのは日本中に基地を構えているアメリカ軍なのです。かつての敵を内部に迎え入れ、それを活用することで日本は戦後復興してきました。そして成功しました。今、アメリカの勢いが衰えてきたので新しいフェーズに入ってきたのです。 アメリカのために戦う、それが日本の国防になるという現実をしっかり訴えない限り国防費増額は国論を二分し結果として国力を削いでしまうでしょう。実は国際社会でも旗幟鮮明という覚悟は大切でアメリカを最後まで裏切らないということが日本が取るべき唯一無二の道なのです。敵からも一目置かれます。戦国時代においても裏切り者は結構悲惨な末路を辿っています。アメリカが大変な時だからこそよくその状況を見定めて日本はアメリカの力を最大限利用して国力を増していくことが大切なのです。 いかに先の大戦が日本を追い込んでしまったかがわかります。そのツケを百年かけて払う羽目になっています。だからこそ戦争はダメなのです。国防費増額がアメリカの望むところなら受忍しないといけません。それが今の日本の宿業です。現に鉄道大好きの駐日アメリカ大使は大歓迎していました。 確かに日本がアメリカの言いなりであるということ自体が中国の台湾武力侵攻をためらわせる効果はあります。もしかしたらアメリカに言われたらなんでもありの日本はついには核武装するかもという疑念を持つからです。第一日本にしっかりとした防衛力を求めたのは朝鮮戦争で追い込まれたアメリカ自身だったのですから。 Destiny 体験版を遊びつくしてみた。 貴婦人の乗馬他 オーケストレーションにほんブログ村にほんブログ村↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります! もう一つのアリとキリギリスby 倖和(サチナゴム)