義母はスーパーウーマンでした。
今日、義母が突然部屋の模様替えを始めました。退院してくる義父のために、亡くなった祖母の部屋の介護用のベッドを義父母の部屋へ運ぶつもりらしいです。祖母はこのベッドを買ってすぐに施設に入れられたので、祖母自身はほんの数日しか使ってはいませんでした。私も義父母の介護が必要になれば、いずれは使わなければならないな・・・とは思っていました。でも、大きなベッドを義父母の部屋に入れるためには、今置いてあるタンスなどの家具を動かさなければなりません。義父は義母に模様替えの話を聞いたときに、このことに強く反対していて「どこに何があるか分からなくなるから、以前のままの部屋にしていてほしい」と言っているし、義父の体はもうほとんど手術前の状態と同じくらい回復しているので、無理に介護用ベッドを使う必要はないのではないか・・・高齢者の場合は、ちょっとした環境の変化がきっかけで認知症が始まったりするので、部屋の模様替えは極力控えたほうが良いから、今回はやめておいたほうが良いのではないか・・・と思いました。だから「まだ早いんじゃないですか? お義父さんが歩けなくなったり、寝たきりになってからで良いのではないですか?」と義母を説得したのですが、一度言い出したら聞きません。主人に頼んで説得してもらってもダメでした。手伝えば義父の気持ちを裏切ることになるし・・・・ほとほと困ってしまいました。で・・・どうせ義母一人では運ぶことはできないだろう・・・とほっておいたら・・・・なんということでしょう。1晩で義父母の部屋にあった大きなタンスをいくつも祖母の部屋へ移動させて、祖母の部屋にあったベッドを運び込んでいました。朝、ビフォアー・アフターの部屋を見て唖然・・・たった一人で、どうやってあんな大きなものを移動させたんだろう・・・・この人は、魔法使いかスーパーマンか・・・と驚きました。祖母が元気だった頃、知らない間に一人で冷蔵庫や洗濯機など重たい物を移動させていることがありましたが、さすが母娘、やることは同じです。私には絶対に無理だ~退院してきた義父がこの部屋を見てどう言うかわかりませんが、当日本人が見るまでは、黙っておいたほうが良いな・・・と内緒にしておくことにしました。