古いラジオ:RF-1006M開腹、何とRCAのトランジスタを使っていた!
去年の内にT-81Hといっしょに落札し、外観掃除した後は部屋のインテリアと化していたRF-1006Mを、初めて開腹してみました。AMが受信できることは確認していましたよ。まずRF-1006Mはこんなラジオです。米国のFM放送とAM/MB(マリンバンド)の受信が可能で525KC〜4.5MC(Hzではなくサイクル表示になっています)が受信可能です。内部はこんな感じでした。基板の部品面にあらかたのパーツが載っていると考えて良さそうですね。なんと12cmスピーカーが載っています。そしてポリバリコンは普通にミツミの物が使われていました。そして私も初めて見るRCA製のトランジスタです(^o^) 回路図では2SA241と書いてありました。ただし2SA241は4本脚なので回路図とは別物が採用されたわけですね〜。松下製のトランジスタは当初高周波特性が悪く苦戦していたという話※1もあるので、ラジオは売れるが部品調達が間に合わないという事もあったんでしょう。このトランジスタはもう1本使われていました。この辺りはFM/RF回路の筈です。※1:ラジオの歴史 工作の〈文化〉と電子工業のあゆみそしてFM中間周波増幅部には、T-81Hでも見た2SA70が使われていました。これが4本脚で、1本は金属ケースのシールド用です。低周波増幅段に来ると、割とお馴染みの松下製トランジスタ:2SB173と2SB175が出てきましたが、出力段のトランジスタは不明です。回路図では2SB324×2となっていますが、外形が明らかに異なっていますね。【送料無料】ラジオの歴史 [ 高橋雄造 ]価格:5,040円(税5%込、送料込)