明け方の月食(7/30)
普通なら熟睡の時間だが 普段から寝付きが悪いので、午前4時と言えばやっと熟睡状態に入ったばかりの時間である。しかし、偶然にもトイレに起きたので、外に出てみると月食がまさに進行中だった。「午前3時50分」写真1 7月28日は月齢15の満月であった。だから月面の凹凸は不明瞭で、写真でも平板に写っている。写真的には東側に際立って明るく見える金星を入れたほうが面白かっただろう。「午前3時58分」写真2 しかし、月と火星は想定以上に離れていて、月と一緒に撮れば写真の大部分が真っ黒になってしまう。火星はマイナス2等星にまで明るくなり、地球との距離は7月31日が最短距離となり、両者の距離は5,759万キロメートルという大接近になる。それでも、地球と月の間の距離が約35~40万キロメートルだから、150倍以上離れていることになる。「午前4時18分」写真3 皆既月食の時間は午前4時30分だったので、上の写真(写真3)は皆既月食になるちょっと前の時間に撮ったことになる。まだ満月の下の部分が少し明るいが、このほうが雰囲気が出る。見た目と同じような赤銅色になるように露出を調整した。 月は地球のまわりを楕円軌道で公転していて、今回の満月は地球との距離は40万キロメートルあり、一番小さい満月だった。欠けていくときの(写真1,2)、地球の影と月の大きさをみれば、かなり大きな「お盆=地球の影」で隠されていく感じが分かる。 次回の月食は2019年7月17日に、中国四国以西で部分食が見られる。そして、2021年5月26日には日本全国で皆既月食が見られるという。↓ランキングに参加しています、よかったらクリックをお願いします。にほんブログ村