懐かしいテレビ番組(1/20)
あの時代にしてあの臨場感 「コンバット」は、以前このブログで書いた「逃亡者」に次いでよく見ていたアメリカ製のテレビ番組である。日本ではTBS系列で1962年11月7日から1967年9月27日まで、水曜20:00から放送され人気を博した。 ゴールデンタイムに、ビデオもない時代にこの戦争映画を家族で見ていたのは疑問だ。「コンバット」も「逃亡者」と同じく一話完結の番組だったので、日本で放送された番組の中の何話かを、家族が何かでいない時などに見たのだろう。 わが家にテレビが入ったのが1962年だったので、時を同じくして日本放映が始まったわけだ。番組の中で、「エンゴシロ(援護しろ)」と行って飛び出すサンダース軍曹がかっこよくて、戦争ごっこ遊びのときによく口走ったものだ。 戦闘では8:2ぐらいでドイツ兵が死ぬ。あまりに差があるんじゃないかと思った。それに、ヘンリー少尉・サンダース軍曹・カービー・ケリー・リトルジョン・カーターなどレギュラー以外の、補充兵とかがやってくると、こいつは死ぬなと思ったものだ。レギュラーは負傷しても致命傷ではなく次の話では普通に出ていた。 「コンバット」はノルマンディー上陸の場面から始まる。映画「プライベート・ライアン」(1998~監督:スティーブン・スピルバーグ、主演:トム・ハンクス)の冒頭シーンはあまりにも臨場感があって「コンバット」とは比較もできない。しかし、「コンバット」も上陸前の米軍兵士たちの心理は良く描けていた。 「コンバット」は題名からも戦争をテーマとしているが、人の生命をテーマにしたヒューマンドラマでもあった。そんな点が、今でも印象に残っていて、現在YouTube上にあるものはほとんど観ている。時には繰り返し見ているものもある。 「コンバット」にも戦車が登場するが、80年後の21世紀の戦争で戦車が勝敗のカギを握るというのには少し驚いた。結局のところ、ロシアのプーチンは核兵器使用をほのめかすが、使うことの結末は自分でも分かっているのだろう。 ドローンとか無人爆撃機とか、兵器の進化はすごいが、最終的には平原での決戦で勝敗を決めるのは戦車なのだろうか。欧米諸国はウクライナに近代的な戦車の供与に踏み切る模様だが、開戦1年後となる2月以降の戦況に関心が集まる。↓ランキングに参加しています。応援のクリックをお願いします。写真日記ランキング