ガソリン価格ついに130円台…(12/15)
円安なのになぜ安い? このところの円安で輸入品の価格上昇が日本経済の不安材料になっている。ところが、輸入品の代表であるガソリン価格は値下がりが続いている。今日、ふと気づくと燃料計がオレンジ色の部分を指していたので、いつものセルフのガソリンスタンドに立ち寄った。「ついに138円」(1リットル160円代の頃のことを思うと、軽油なみの価格でガソリンが買えるのだ) いつもは1万円札を現金投入口に入れるのだが、「138円ならこれで足りるかも」と考え直し、5千円札1枚と千円札1枚の計6,000円で給油を始めた。今回は走行697.8kmでの給油である。 すると、33リットルほど入ったところで給油ポンプが自動停止した。そこから給油口を見ながら少しずつ足していって、ほぼ満タン状態になったところでストップ。給油量は35.8リットルだった。合計金額は4,940円で、なんと5,000円札からお釣りがくるという状況だった。「満タンでも5,000円以下」(走行距離697.8kmから計算して、今回の実質燃費は19.5m/lとなる) Ct200hは7月初旬に納車されたので、この年末には半年点検の時期を迎える。納車時の初夏のころはハイブリッド車の燃費が一番いい時期で、実質燃費は22kmほどだった。最近寒くなりエアコンやシートヒーターを使用するので、実質燃費はいくらか落ちてきている。「現時点でのトータル燃費」(オドメーターは6,147km、トータル燃費は22.2km/Lと表示されている) カタログ上ではCT200hのガソリンタンク容量は45リットルとなっている。ガス欠を覚悟で走ったら、この冬の時期でも満タンで900km近くは走行できるだろう。 電気自動車やPHV (Plug-in Hybrid Vehicle)も少しずつ増えてきているし、つい最近トヨタは水素自動車を発売開始した。しかし、実用的なエコカーとしては、ここ7,8年はまだハイブリッドカーがエコカーの主流でありつづけるだろう。 ところで、最近のガソリン価格の値下がりは国際的な原油安からきているという。原因はアメリカでシェールガスが増産されているのに、産油国(OPEC)が減産しないために供給過剰となって原油安が続いているのだ。 この原油安は、石油消費国であるインドやトルコなどの新興国の経済に好影響を及ぼしている。日本でも、原油を大量に消費する電力会社や石油化学関連メーカーにとっては生産コストを押さえるというメリットがある。 ガソリン価格の安値傾向は年末年始の長距離移動や観光ドライブの需要を高め、景気回復の一助となるだろう。ともかく、ガソリン安は一般庶民にとっても歓迎すべきことだ。 大方の予想通り昨日(14日)に実施された衆院選で自民党公明党の連立与党は圧勝した。というより、乱立野党がまったく勝つ試合をしなかったというべきだろう。 今後さらに阿倍内閣は「アベノミクス」を推進していくだろう。ただ、その一環として年2%のインフレ(物価上昇)をめざす安倍政権にとって、物価安につながりかねないガソリン価格の低下現象は痛し痒しといったところかもしれない。