ハプニングのおかげで(10/1)
旅客機のコックピットでの一枚 2017年10月1日のことである。イグアスの滝を観光して午後の航空便でブエノスアイレスに向かった。ところが、搭乗した旅客機は、離陸後しばらくして悪天候のためにイグアス空港に再び戻ってしまった。 しばらく乗客は機内待機となった。天候の回復具合を調べている模様である。ふと前方を見るとなんとコックピットが開いていた。写真でも撮れたらと思って機首の方に向かった。すると、やはり乗客たちが写真撮影をしている。 自分の番になると、機長席に座らせてくれて機長自らが写真を撮ってくれた。天候悪化というハプニングのおかげで、とてもありえない貴重な体験をすることができた。「機長席でのスナップ」(今思えば、南米ならではのおおらかさだったと思う) 機長席が客席側に開放されること自体が異常である。その上に機長席での写真撮影なんて・・・。乗客に迷惑をかけたので、待ち時間にサービスで行っていたのだろうが、日本いや世界のどこででもありえないことだと思う。 搭乗時にチェックを受けているので、爆発物や可燃性のものを持ち込んでいる者はいなかったろう。それにしても、乗客にコックピットを開放し、しかも機長席に座らせえてくれるなんて、規定違反で処罰される行為ではと思ったりした。 結局天候は回復せず、乗客はイグアス空港に降りてホテルを案内された。このあたりのやり取りは、同行していたボリビア在住の従姉がやってくれて助かった。空港スタッフは英会話も出来たろうが自分の英語力では心もとない。 バスでホテルに向かう途中、道路上に大小の木の枝がたくさん道に落ちていた。ここイグアスでも風雨が激しかったようだ。翌日。天候は回復して無事にブエノスアイレスに向かうことができた。 7年前の今日、地球の裏側での出来事である。↓ランキングに参加しています。良かったら下をクリックして下さい。写真日記ランキングパタゴニア、アンデス、アマゾン 大自然ガイド [ さかぐち とおる ]価格:2,200円(税込、送料無料) (2023/10/26時点)楽天で購入