ケースホルダー
先日購入したエポス君は順調に慣らしが進んでいます。歩度が安定してきたので、そろそろ歩度測定をしようと思っているのですが、今のところの感じでは、昼間の着用使用の半日で+1秒程度、平置き状態の夜の間に+10秒程度進んでいるようです。ちゃんと歩度測定をした後に、少し精度を追い込んでみようと思っています。 さて、精度を追い込むには、裏蓋を開けて緩急針を動かす必要があるのですが、その作業の際、時計本体を固定しなければなりません。でないと、作業が上手く運ばないばかりか、時計を傷付けてしまう可能性があります。また、裏蓋を開ける際だけでなく、ベルトを交換するような場合でも、時計本体を固定できると楽に作業ができます。 時計本体を固定するための道具が写真の「ケースホルダー」ということになりますが、まぁ、バイスみたいなものです。 私は以前、上の写真のケースホルダーを使っていたのですが、実はコレ、あんまり良くありません。時計のリューズの位置によってはホールドすることができませんし、材質が固くてツルツルのため、作業中に時計が外れてしまうことが度々ありました。 今使っているのは、下の写真のセイコー純正ケースホルダー(型番:S-212)です。値段は5,000~6,000円くらいしたと思います。 このホルダーは、時計をホールドするための四つの柱の位置が、上下左右に自由に動くので、リューズがどんな位置にあってもホールドできますし、直径50mmオーバーの懐中時計でも対応できます。更に、その柱の材質が比較的柔らかく、また微妙に逆テーパーがかかっているようなので、作業中に時計が外れることが滅多にありません。 残念ながら、楽天内で見つけることはできませんでしたが、セイコーの時計を取り扱っているショップさんでなら購入可能かと思いますので、時計いじりを頻繁に行なう方は、一個持っておくと重宝すると思います。