サビネリ「アロマ」
サビネリ新製品の三つ目は「アロマ」です。如何にも「着香バタコでござい」という名前ですが、どんな仕上がりになっているのでしょう。まずは開けてみます。 開封時の香りは、南国フルーツとバニラ系お菓子の中間ぐらいの感じです。米国某情報サイトによると、着香内容は「Alcohol / Liquor, Almond, Bourbon, Coffee, Sherry, Vanilla, Whisky」と書いてあり、それを読んでから再度嗅いでみると、アーモンドの部分は感知できました。それと香り方の雰囲気は洋酒系(アルコール/リカー、バーボン、シェリー酒、ウィスキー)っぽいですから、そこまでは理解できます。でも、コーヒー? そんなもん、どこにあるんじゃ? ってな感じです。ま、所詮私の香りに対する感受性なんて、そんなもんです。orz カットはリボンカットとラフカットの混合で、湿気は普通だと思います。見た目としては、前回の「ブラックキャベンディッシュ」よりも明るい色の葉の割合が高いようです。 これを火皿内径21mmのパイプに詰めて着火しますと、南国フルーツっぽい香りが来ました。アーモンドの香りは・・・、う~ん、ちょっとあるかも知れない・・・。味の方は、フルーツ系の甘味が弱くあり、それにちょっとナッツ系(アーモンドか?)が混ざっています。着香系でありがちな渋さとか舌を刺す刺激とかは、この段階では感じません。 火付きと火持ちは普通です。特に難しいような感触はありませんから、普通に平和に吸えると思います。 少し吸い進んで来て、喉の奥の方に煙を入れると、弱い刺激がある事に気付きました。多分、バーレーキックだと思います。それと同時に、舌へも微かな刺激が来るようになりました。ブレンドされているブラックキャベンディッシュはバーレー葉がベースでしょうから、この手の刺激が来るのは想定内です。むしろ予想より弱く感じます。 喫煙終盤になって着香分が薄れて来て、やや渋さが出て来たのですが、強まるだろうと予想していた刺激は弱いままです。このレベルの刺激であれば、余り気になりません。薄れて来た着香分も、完全に後ろに下がってしまう訳ではないので、割りと最後まで着香煙草として楽しめます。 という事で喫煙終了。後味は南国フルーツとナッツ、残り香は南国フルーツとアーモンドでした。 全体的に見て、「アロマ」という名前通りの着香煙草で、最後までそれを楽しめます。名前から想像していたドギツイ着香ではありませんし、着香煙草で良くある刺激も弱いですから、良く出来た着香煙草だと思います。 さて、これでサビネリの三つの新製品を全て試し終わりました。どれも着香煙草として悪くない出来だったと思います。欲を言えば、非着香物とかフレイク物とかあるとラインアップとして楽しくなると思うのですが、まぁ、サビネリ自体がパイプメーカーであって、パイプ煙草メーカーではないので、余り贅沢は言えないでしょう。 こんな感じで良いのではないでしょうか。[贅沢な煙草ブログは此方 Click!]