機械式時計と煙草でブログ！

[パイプ煙草インプレ] カテゴリの記事

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  再喫　マックバレン「バージニアフレイク」

  　マックバレンの「バージニアフレイク」を吸っています。少し浅めに熟成されたバージニア・ストレートのフレイクで、割りと標準的な味だと思います。　今回購入した缶は、2015年４月に最初にレポートした時よりも大きくなっています。前の缶は、角缶の中でも最も小さいサイズだったのですが、今回の缶は一回り大きくなり、サミュエル・ガーウィズとかの缶と幅が同じになりました。それでもサミュエル・ガーウィズとかの標準的な角缶よりも少し小さい事は小さいです。　それと今回気になったのは、煙草がかなり乾燥していた事です。フレイクをパイプに詰めるために折り畳もうとすると、パリパリと割れて、ボロボロ崩れていきます。過乾燥で味が辛くなる程ではないので、別に困りはしませんが、ちょっと気になります。開封時にはプシュッと音がしたので、缶の減圧密封が甘かったという訳ではなさそうなのですが・・・。これが今のデフォルトなのかなぁ・・・。　まぁ、パイプ煙草も農作物の加工品なので、製造ロットによって多少の変化はあるという事なのでしょう。[気になる煙草ブログは此方 Click!]

  2019.03.20

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  再喫　ゴールデンブレンド「アマレット」

  　ゴールデンブレンドの「アマレット」を吸っています。　名前の頭に「アマ」なんて発音があるので、甘々な着香煙草を連想してしまいがちだと思うのですが、アマレットというのはアンズを使ったリキュールの事ですから、単純に甘いものという訳ではありません。アンズの香りが微かに漂う、適度に熟成されたコクのある美味しい煙草です。甘さは確かにありますが、それは煙草らしい甘さで、決して着香バリバリの甘々しさとは違います。　この煙草を６年前に一度レポートしていますが、その時は少し乾燥が進んでしまっていると感じて、本来の味を味わえなかったと思ったのですが、今回のパウチでもやはり少し乾燥した葉の手触りで、味わい的にも着香分よりベースの煙草の味わいの方が強く出ている気がします。なので、多分これがデフォルトの状態なのでしょう。着香煙草と言うより、洋酒系微着香と言った方が近いと思います。　やはり一つの銘柄を評価するには、一缶や一パウチを吸っただけでは足りないようです。十分に間隔を空けて、違う製造ロットの同一銘柄を吸ってみないと、個体差や保管状態の違いを超えた正当な評価は出来ないのだろうと思います。　・・・と、再喫レポートを正当化してみたりして。（笑）[煙草らしい煙草ブログは此方 Click!]

  2019.03.17

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  再喫　プランタ「ホルガーダンスケ・ダブルファーメンテッド」

  　今吸っているのはプランタ社製「ホルガーダンスケ・ダブルファーメンテッド」です。近年日本に入ってくるようになった銘柄です。　ちょうど２年くらい前に最初のレポートを書いていますが、その時の感想は「序盤は果物系の着香が美味しいものの、尻すぼみにスカスカした薄味になってしまうのが残念」というものでした。けれども、今吸ってみるとイメージがかなり違います。　序盤の果物系の着香には少しチョコレートっぽいコクや旨味があって奥深さを感じますし、そのコクや旨味は終盤まで続いて、「スカスカした薄味」という感じではありません。バージニア葉を深く発酵させたジュクジュクした旨味という訳ではないのですが、十分に深く熟成された硬めの旨味があります。こういう旨味は、バーレー葉をベースとして「ダブルファーメンテッド」＝「二重発酵」させたブラックキャベンディッシュに由来するのだろうと思います。　実に落ち着きのある奥深い美味しさです。　やっぱり、間を空けて吸い直すと、イメージが変わる事ってありますねぇ。まだまだ修行が足りないのでしょう。orz[奥深い煙草ブログは此方 Click!]

  2019.03.13

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  再喫　ゴールデンブレンド「ブラックチェリー」

  　ゴールデンブレンドの「ブラックチェリー」を吸っています。　開封時よりも吸い始めてからの方がチェリーの香りを強く感じます。かなり強くてしつこい香りで、吸った直後にシャワーを浴びても体の何処かからほんのりチェリーの香りが漂ってくるくらい、香りがしつこく残ります。ですから、朝吸うと夕方までチェリーの香りが何処かに残ります。・・・ってか、私の場合、チェリーの香りに日常的には接する機会がないので、慣れてない分だけ余計に敏感になってるのかも知れません。　これだけ香りが強いと、味はむしろ渋くなったりする場合がありますが（特にアメリカン着香物）、この煙草の場合はそうではなく、煙草らしい甘味やコクが十分あります。こういう煙草なら、いくら着香が強烈でも、香りだけが甘い着香物より、最後まで美味しく楽しめます。　やはり着香物は欧州系が好きです。（笑）[好きな煙草ブログは此方 Click!]

  2019.03.10

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  再喫　STG「スウィートダブリン」

  　今回はスカンジナビアン・タバコ・グループ（STG）の「スウィートダブリン」です。　名前からして甘々な着香煙草に思えますし、確かに蜂蜜っぽい甘味が前に出る喫味なのですが、浅い熟成の干草系・枯草系の風味がかなりあって、意外に煙草らしい味わいが強い銘柄です。糖度の高いバージニア葉の非着香フレイクを良く解してリボンカット状にして、それをメインにブレンドしているようです。　それにしても、『スカンジナビアン』・タバコ・グループのメイド・イン・『デンマーク』（パウチに記載されています）な煙草が、どうして『ダブリン』（アイルランドの首都）なのか、随分と不思議です。（笑）　まぁ色々と会社やブランドの買収やら合併やら移管やらが絡んで、結果的にそうなっているのでしょうけど、何だか分かり難い状況です。　アイルランドの煙草と言えば、どちらかと言えば欧州大陸本土の煙草よりもイギリスの煙草＝「長らく着香が禁止されていた歴史を持つ古典的な煙草」に近いイメージを私は勝手に持っていたのですが、例えばアイルランドの大手・ピーターソン社の煙草なんかでも着香物が多いですし、意外にむしろ欧州大陸本土の煙草の方に近いのかも知れません。今ドタバタやっているブレグジットの問題でも、EUから出て行こうとしているのはイギリスだけであって、隣接するアイルランドはEUから出て行く気は全くないようですし、欧州大陸本土との文化的・精神的な距離は、イギリスよりもアイルランドの方が近いのでしょう。　・・・煙草の名前や作り方にも、欧州全体の社会情勢のベースとなる各地域の精神性や文化が反映されているというお話でした。ちゃんちゃん。（笑）[煙草らしい煙草ブログは此方 Click!]

  2019.03.06

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  再喫　プランタ「ホルガーダンスケ・ブラック＆バーボン」

  　ドイツのプランタ社が製造している「ホルガーダンスケ」ブランドのパイプ煙草「ブラック＆バーボン」を吸っています。　洋酒系の香りと、紅茶系の適度な甘さが美味しい煙草です。甘過ぎず、渋過ぎず、適度に深い味わいで、パウチ物にしては良く出来た煙草だと思います。　ところで、この製造元のプランタ社なのですが、ブランド展開にちょっと不思議さがあるように思います。例えば、「ダニッシュブラックバニラ」のように表にプランタ社の社名を出している銘柄がある一方で、この「ブラック＆バーボン」のように、表には「ホルガーダンスケ」銘を大々的に出して、「プランタ」の社名は製造元としてパウチの裏にチラッとしか載せない銘柄もあります。　話によると、プランタ社は受託生産分も含めると150種類にも及ぶパイプ煙草やシャグの製造を行っているそうで、なる程、それだけ作っていて、しかも受託生産もあるなら、ブランド展開のパターンも多岐に渡るのは当然の事かも知れません。　この辺は、やはりパイプ煙草製造の大手であるマックバレンも似ていて、あそこも「アンフォーラ」のシリーズではマックバレンの社名は後ろに下げている一方で、自社名ブランドの銘柄も沢山あります。また、JTのパイプ煙草のように、マックバレンが受託生産している銘柄も多いです。　そして、そう言えば、スカンジナビアン・タバコ・グループ（STG）（「エリンモア」「コルツ」「クラン」などを製造）やコールハス社（ラットレーのパイプ煙草を受託生産）も、同じような状況にあるように思います。　・・・う～む、もしかしたら数年後には、欧州のパイプ煙草は全て、ほんの数社の大手製造会社で生産されるような事になるかも知れません。そして最後には、世界のパイプ煙草がほんの数社の大手によって独占される日が来るかも・・・。紙巻煙草の世界で起こった事象が、パイプ煙草の世界でも起こっているようです。　度重なる廃業・廃止、製造会社の吸収・合併・・・。市場が縮小していく段階での典型的な景色です。orz[多岐に渡る煙草ブログは此方 Click!]

  2019.03.03

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  再喫　ゴールデンブレンド「バニラ」

  　ゴールデンブレンドの「バニラ」を吸っています。ゴールデンブレンド社のライセンス下でドイツのポッシェル社が製造しています。そのようにパッケージに書いてあります。（笑）　バニラアイスのような角の取れた優しいバニラ香なのですが、かなり強く香ります。とても甘々です。しかも、舌を刺すような刺激もないので、本当に溶けかかったバニラアイスを口にしているような感覚で吸えます。甘味もかなりあります。　この甘味がそこそこあって、舌への刺激がないという所が欧州着香らしい部分です。これがアメリカン着香だと、香りは甘々なのに味は甘くなかったり、舌への刺激が強くあったりします。多分アメリカンの場合は、着香のベースとなっているであろうバーレー葉の特性がそのまま出ているからだと思うのですが、欧州系着香の場合は、糖度が高く刺激が少ないバージニア葉を着香のベースとしているか、或いはバーレー葉ベースの着香でもバーレー葉の特性が出にくいブレンドになっている場合が多いのではないでしょうか。このゴールデンブレンドの「バニラ」を吸っていると、バーレー葉っぽい部分が殆ど感じられないので、そういう風に思います。　・・・やっぱり着香物は欧州系が好きだなぁ・・・。[好きな煙草ブログは此方 Click!]

  2019.02.27

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  再喫　ダン・タバコ「ザモルトハウス」

  　ダン・タバコ社（DTM）の「ザ モルト ハウス」を吸っています。　人気ブランド＝DTMの煙草でありながら、パウチ入りの為か、何故か見落とされがちな銘柄だと思います。パウチ入りでありながら、今では50g入り1,750円と、つい先日までの50g缶入り並みの価格です。でも、価格なりの内容はある煙草だと思います。　ウィスキー着香との事なのですが、ウィスキーの風味は感じられず、ほぼ非着香バージニア系の喫味です。熟成は深めで、少し牧場っぽい腐敗臭があります。それでカットがほぼレディラプドですから、殆ど出来の良いバージニア系フレイクを吸っているような感覚です。　・・・この内容なら、100円増しくらいで50g缶入りにした方が、本格感が出て売れるんじゃないでしょうか。パウチ入りで1,750円だと高いイメージですが、100円増しの1,850円で缶入りなら、リーズナブルなイメージになります。味も缶入りとして通用するくらいの美味しさ＆奥深さはあると思います。　この辺は個人の見解なので、異論は色々あるとは思いますが、要はそれくらい私はこの銘柄を評価しているという事なのです。深く熟成されて、ちょっと臭い匂いも混ざるような煙草がお好きな方は、この煙草をきっと気に入ると思います。[本格感がある煙草ブログは此方 Click!]

  2019.02.24

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  再喫　サミュエル・ガーウィズ「フルバージニアフレイク」

  　サミュエル・ガーウィズ（SG）の「フルバージニアフレイク」を吸っています。好きな煙草の一つですし、巷での人気も高い銘柄なのですが、随分と久し振りに吸います。　今回、缶を開けてみて「あれ？」と思ったのは、缶へのフレイクの詰め方が少し変わっているように思えた点です。フレイクそのものの大きさは変わってないと思うのですが、綺麗に揃えて缶に詰めてある訳ではなく、ちょっとラフに入っていました。このため、フレイクの元のサイズが分からなくなる程崩れかけている切片が多く、パイプに詰める量をコントロールするのが少し面倒でした。　前に書いたレポートを読むと「フレイクが意外と不揃い」とあるので、前からこうだったのかも知れませんが、それにしても随分と崩れているなぁという印象です。元の形を保っているフレイクが数枚しかないのです。　多分、輸送中に揺すられて形が崩れてしまったのだと思いますが、個人的にはキッチリした長方形のフレイクの方が扱いやすいように思うので、それが崩れてしまっているのは残念です。でも、まぁ、美味しい煙草ですし、フレイク特有の詰める所作の面白さは殆ど変わらないので、これならこれで別に気にする程の事でもありません。半分ブロークンなフレイクを吸っていると思って、楽しんでいます。（笑）[面白さのある煙草ブログは此方 Click!]

  2019.02.17

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  再喫　ダン・タバコ「テイクユアタイム」

  　ダン・タバコ社（DTM）の「テイクユアタイム」を吸っています。以前は「テイクイットイージー」という名前でした。　DTMお得意の果物系着香煙草で、かの人気銘柄「ブルーノート」と同じ系統です。その「ブルーノート」よりもバニラが強く、ちょっとマッタリとした果物系の味に仕上がっています。着香が抜け始めた終盤も、バージニア葉の甘味が残り、最後まで楽しめる美味しい煙草だと思います。　名前が「テイクイットイージー」から「テイクユアタイム」に変更された件なのですが、多分、政府系を含む嫌煙団体か何かから「『イージー』という単語は低リスクという誤解を生むので煙草の名称として好ましくない」というようなクレームがあったからなのではないかと想像しています。以前「ライト」という表現・名称が同じ理由で難癖を付けられ、煙草で使用できなくなりましたが、最近はそうした名前だけでなく、パッケージデザインまでも規制しようという動きが強まってきていて、何だか自由のない息苦しい世の中になってきたなぁと感じます。名前やパッケージまで規制するのは、幾らなんでも我が自由主義社会に於いてはやり過ぎだと思います。　ただ、まぁ、そういう不満はありますが、この煙草そのものについては、美味しい中身は変わっていないようですし、とりあえず嫌な事は忘れて、美味しく楽しみたい所です。[イージーでライトな煙草ブログは此方 Click!]

  2019.02.13

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  再喫　プランタ「ダニッシュブラックバニラ（パウチ）」

  　プランタの「ダニッシュブラックバニラ」パウチ版を吸っています。これを吸うのは凡そ８年振りです。　前のレポートを読み返してみると、パウチのデザインが当時から微妙に変わっているのが分かります。日本語の警告表示がシールから印刷に変わり、またパウチに書かれる内容が微妙に違っています。流石に８年も間が開くと、同じパウチでも微妙に変化していくものなんですね。　パウチは微妙に変わりましたが、味や香りは変わっていないように思います。バニラはバニラですが、少し酸味のあるフルーティなバニラ香と、重いようで重くない甘さ、それと喫煙後半で見えてくるバージニア葉の甘味・・・。安心感のある定番の着香煙草です。　様々な容器のバージョンが日本ででも入手できるパイプ煙草は、この「ダニッシュブラックバニラ」だけです。それだけ人気の銘柄だという事ですし、確かにそれなりの内容はあると思います。これからも変わらず売れ続けて欲しい銘柄です。[定番の煙草ブログは此方 Click!]

  2019.02.10

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  再喫　サミュエル・ガーウィズ「ファイヤーダンスフレイク」

  　今吸っているのはサミュエル・ガーウィズ（SG）の「ファイヤーダンスフレイク」なのですが、以前に吸ったのが随分と前だったので、その味をすっかり忘れていました。　果物系微着香のフレイクで、ショップさんの情報ではブラックベリー＋ブランデー＋バニラという着香内容になっているのですが、私にはもっと柑橘系に近い味わいに感じられます。もちろん程好い熟成具合のバージニアフレイクによる紅茶系の味がベースにあって、それを上手く飾る程度の着香ですから、非着香好きの方にも受け入れられる味だと思います。　それと、この煙草のカットはフレイクなのですが、缶の横幅に合わせてテキトーに切ったフレイクをテキトーに折り畳んで缶に詰めているような状態で、切り揃えられた四角い形にはなっていません。殆ど崩れかけています。ですから、１ボウルで何枚というような詰め方は出来ず、大体これくらいかなぁという量を摘み出して、折り畳んでパイプに詰めるという形になります。キチッとした詰め方がお好きな方には向きませんが、テキトーに詰めて、後は吸いながらタンパーワークで調整するというスタイルの方には、むしろ馴染みやすいのではないかと思います。　いやぁ、でも、やっぱりSGのフレイク物、特にバージニア系のフレイクは美味しいですねぇ。ちょっと久し振りに吸ったのですが、改めてその美味しさを堪能しています。幸い、昨年の煙草税増税の際にSGの煙草は値上げされなかったので、相対的に他の会社の缶物よりも買いやすくなりました。流石に次の消費税増税では値上げされるでしょうが、今後益々人気が上がりそうな気がします。[人気の煙草ブログは此方 Click!]

  2019.02.06

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  再喫　ミドルトン「ブラック＆マイルド」

  　ミドルトンの「ブラック＆マイルド」を吸っています。バニラミルクチョコレートな味と香りの着香煙草です。そして、これも廃止銘柄です。　ミドルトン社はアメリカの会社ですが、この着香煙草はそれほど強力なアメリカン着香という感じではありません。アメリカン着香と言うと、香りはやたらと甘いのに、味はむしろ渋いという事が良くありますが、「ブラック＆マイルド」では味にもちゃんと甘さがあります。　まぁ、高級感のない、如何にも庶民の着香パイプ煙草という風情で、舌を刺す刺激もありますが、実際に安い煙草ですし、これはこれで「有り」だと思います。流通在庫のみの日本国内廃止銘柄という事で、ショップさんで見かける事は今後なくなっていく煙草です。興味のある方は、早めに買っておいて下さい。・・・って言っても、興味を抱く人がいないから廃止になるのであって・・・。orz[興味を抱く煙草ブログは此方 Click!]

  2019.02.03

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  再喫　STG「コルツ・チェリー」

  　スカンジナビアン・タバコ・グループによる「コルツ・チェリー」を吸っています。「コルツ」のシリーズの中でも、比較的後から日本に入ってきた銘柄です。しかも今では既に輸入終了し、国内流通在庫も無くなりつつあります。　味としては、欧州系着香のチェリーという事で、確かにそういう味です。チェリーの華やかな香りと、欧州系着香らしい甘味もちゃんとある煙草だと思います。　ただ、私は着香煙草が好きですが、チェリー系の着香だけは未だに馴染まないと言いましょうか、嫌いな訳ではないのですが、吸ってる最中に何となく違和感を感じてしまいます。どうしても人工的な薬品っぽさがチェリー着香にはあるように思えるのです。この「馴染まない」という感覚は、もしかしたら日本のパイプ煙草市場全体にもあるかも知れず、幾つかの銘柄シリーズでチェリー着香のバリエーションが遅れて輸入されたりしています。確かマックバレンの「セブンシーズ」シリーズでも、チェリーは遅れて入ってきたと記憶していますし、先日吸ったオルスボの「チェリー」は逆にシリーズの中で真っ先に日本市場から姿を消しました。　日本人は桜の花が大好きであるにも関わらず、桜の実から出来るチェリー着香との相性はそれ程良くはないようです。まぁ、確かに桜の花は毎年そこら中で見かけますが、桜の実＝サクランボは高価で滅多に食べないので馴染んでないというのはありますねぇ。　国や地域によってパイプ煙草の着香の好みでも違いが出るという事なのでしょう。[大好きな煙草ブログは此方 Click!]

  2019.01.30

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  再喫　マックバレン「アンフォーラ・ブラックキャベンディッシュ」

  　マックバレン製の「アンフォーラ・ブラックキャベンディッシュ」を吸っています。名前の通りブラックキャベンディッシュがメインのブレンドですが、見ると明るい茶色の葉も１割か２割程混ざっていて、100%ブラックキャベンディッシュという訳でもありません。　味はバニラ＆フルーツを感じますが、以前のレポートではバニラチョコレートとかクッキーとかを感じていますから、ちょっと違いが出ています。でも、まぁ、甘い系統の典型的な欧州系着香煙草である事は変わりありません。もっとも、喫煙後半で少し舌を刺す刺激が出ますから、甘々ばかりという訳でもなかったりします。　アンフォーラ・シリーズの３銘柄の中では、これが一番強い着香になっています。他の２銘柄は、どちらかと言えば非着香～微着香程度なので、この「ブラックキャベンディッシュ」だけが少し性格が違う事になります。　ま、とにかく着香煙草として美味しい銘柄だと思います。個性と言う意味では物足りなさはありますが、価格なりに納得できる煙草です。[納得の煙草ブログは此方 Click!]

  2019.01.27

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  再喫　STG「コルツ・ゴールドデラックス」

  　今吸っているのは、スカンジナビアン・タバコ・グループ（STG）の「コルツ・ゴールドデラックス」です。　バニラ・チョコレートっぽい味と香りの着香煙草ですが、ブレンドはバーレーとバージニアで、ブラックキャベンディッシュの黒い葉は入っておらず、茶色一色のリボンカットの煙草です。バーレーの刺激が少々ありますが、さほど気にする程でもなく、平和に喫煙できる欧州系着香煙草です。う～ん、個人的にはもう少しバージニアの甘さがあった方が好きかな。　葉が柔らかいので、調子に乗ってパイプに詰めると、詰め過ぎてしまいがちです。適度なドローを確保できる詰め具合になるよう気を付けて下さい。ただ、燃焼性は良いので、少し詰め過ぎても何とかなりそうではあります。　煙草の出来としては、う～ん、どうでしょう、ビックリするほど良いという訳ではありませんが、損したと思うほど外してもいませんから、価格なりと言った所でしょうか。50gで2,000円前後の中級クラスの缶物と同程度の内容を期待しなければ、悪くない煙草だと思います。　・・・何か、毒にも薬にもならないレポートになってますが・・・。でも、煙草もそういう感じの仕上がり具合ですから、お許し下さい。m(__)m[ビックリするほど良い煙草ブログは此方 Click!]

  2019.01.23

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  再喫　マックバレン「アンフォーラ・リッチアロマ」

  　マックバレン製の「アンフォーラ・リッチアロマ」を吸っています。2016年から日本に入ってきていると思いますから、アンフォーラ・シリーズの中では新参という事になろうかと思います。　「リッチアロマ」という名前からゴリゴリの着香物を想起するかと思いますが、実は殆ど非着香、或いは微着香くらいの煙草です。熟成の効いたバージニア葉の円やかな甘さとコクが美味しい煙草で、カットはリボンカットに近くなるまで良く解されたレディラプドです。　糖度が高いためか、アルカリだと思われる舌への刺激が微かにあるのですが、普通に許せる範疇だと思います。　・・・と、ここまで書いて、レポート内容が最初に書いたレポートと殆ど変わってない事に気付きました。（笑）　そのレポートは2017年１月にアップしてますから、それからほぼ２年、その間この煙草も私の舌も安定している事が分かりました。ふむ、悪くない事です。　まぁ、そんなこんなで、常喫系の良く出来た煙草だと思います。これを常備している人も、結構いらっしゃるのではないでしょうか。[安定している煙草ブログは此方 Click!]

  2019.01.20

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  再喫　STG「コルツ・アメリカンミクスチャー」

  　スカンジナビアン・タバコ・グループ（STG）が作っている「コルツ・アメリカンミクスチャー」を吸っています。STGという会社(?)は、「スカジナビアン・タバコ・グループ」という名前よりも、「コルツ」とか「クラン」とか「エリンモア」とかのブランド名の方が前に立っている場合が多く、STG製だと気付かずに吸っている事が良くあります。自己主張の強くないメーカーって、素敵ですよね。（笑）　・・・あ、いや、元々は「コルツ」とか「エリンモア」とかは小さな煙草メーカーの社名だったのを、STGが吸収合併して旧社名をブランド名としつつ継続販売しているというパターンかも。　今回の「コルツ・アメリカンミクスチャー」ですが、名前の通りアメリカンな着香煙草です。味と香りとしては、ちょっとベタベタしたバニラ＆チョコレートで、バーレー葉ベースのブラックキャベンディッシュを多用するアメリカン着香らしく、香りは甘いが味は甘くないという煙草になっています。ただ、そこは本来欧州のメーカーであるSTGが作っているだけあって、味の方にも少し甘味が感知でき、アメリカ本土で作られるガレリアやマクレーランドのベタベタなアメリカン着香物よりも少し欧州寄りの喫味です。　それと、この「コルツ」のシリーズは40g入りのパウチで販売されているのですが、やっぱり無くなって行くのが早いです。普通の50g入りに比べると10g少ない訳ですから、喫煙回数に換算すると、２回から２回半ほど早く消費してしまう計算になります。私は１日に２回から３回ほどパイプを吸いますから、私のペースでは１日早く１パウチを吸い終えてしまう事になります。この差は結構大きいです。　まぁ、とりあえず、ちょっと欧州寄りではありますが、確かにアメリカンな着香煙草です。取っ付きやすくて分かりやすい、如何にもパウチ入りな煙草だと思います。[素敵な煙草ブログは此方 Click!]

  2019.01.16

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  再喫　マックバレン「アンフォーラ・フルアロマ」

  　アンフォーラの「フルアロマ」を吸っています。これって今はデンマークの大手パイプ煙草メーカーであるマックバレンが作ってるんですね。最近まで知りませんでした。　ほんの何年か前までは、この「アンフォーラ・フルアロマ」が日本で一番売れているパイプ煙草だと言われていたと思うのですが、最近どうもそういう記事を見かけなくなってしまいました。程好く熟成の効いた非着香に近い煙草で、ショップさんの情報では柑橘系の味となっていますが、私としてはケーシングにウィスキーを用いたとされるボルクムリーフとかに近い味わいで、バージニア葉の甘さがあり、糖度の高さから来る舌へのアルカリ刺激が微妙にあって、飽き難い煙草だと感じます。また、良く解されたレディラプドの葉が、程好い燃焼性を実現していて、吸いやすい常喫系の煙草に仕上がっています。　それと、これも最近気付いたのですが、この煙草の名前「アンフォーラ」はショップさんによっては「アンホーラ」と表記される事もあって、実は統一されていないような節があります。製造元や輸入元、あるいは時期によって表記が変わってきたのかも知れませんが、検索等を行う際には、両方の表記で試してみるなどの工夫が必要になります。私の過去の記事でも「アンフォーラ」と書いたり「アンホーラ」と書いたりしていますが、これからは元発音に近い「アンフォーラ」という表記で行きたいと思います。　とにかく、少なくとも以前は日本一売れたパイプ煙草ですから、価格の割りには良く出来た美味しい煙草だと思います。未喫の方がいらっしゃるなら、ぜひとも一度はお試し下さい。[日本一売れた煙草ブログは此方 Click!]

  2019.01.13

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  ラールセン「クラフツマンズ・エディション2018」

  　イヤー煙草とは別にラールセンの毎年恒例の限定煙草となっている「クラフツマンズ・エディション2018」を今回は吸います。この煙草は、元はと言えばラールセン社の150周年記念として限定発売されたのが始まりでしたが、その後は毎年発売されるようになり、今回が５回目、１５４周年という事になります。これよりも前から販売されてきたラールセンのイヤー煙草よりも上位に位置付けられている煙草で、価格もイヤー煙草よりも高くなっています。　さて、今年の出来はどうでしょうか。　今年の缶は、イヤー煙草の方の今年の缶と同じく、手では簡単に開けられなくなりました。缶の蓋側面にコインを差し入れるスリットが設けられ、そこにコインを挿して開けるというスタイルです。でも、ちょっと頑張れば素手でも開きます。　開封時の香りは、程好く熟成・発酵された干草系に、バニラや果物系の香りが乗っています。着香は少し弱めになっているようです。カットは、ブロークンフレイクを更に良く解したリボンカットで、色は茶色がメイン。黒い葉の割合は少ないので、ブラックキャベンディッシュの割合は低そうです。湿気は普通でしょうか。　これを火皿内径21mmのパイプに詰めて着火しますと、微かに果物系の着香が施されたバージニア・ブレンドという風情の味と香りが来ました。中心にあるのは適度に熟成されたバージニア葉による紅茶系の喫味で、そこに酸味の弱い柑橘系の味と香りが加わっています。メインのバージニアの味を邪魔しない、この主張し過ぎない微妙な着香の使い方が絶妙です。そして、メインにあるバージニア葉の喫味も、かなり上品で、随分と上質な葉を使っているように感じます。う～む、これは価格なりの内容がある美味しい煙草です。　火付きと火持ちについては、特段の問題はありません。やや刻みが細かいので、少し硬めに詰めるのが良さそうですが、特に意識せずに詰めて吸っても失敗する事はなさそうです。　喫煙中盤になっても基本的に喫味の変化はありません。微かに舌を刺す刺激がありますが、殆ど気になりません。よ～く気を付けて吸って行くと、バージニアの甘さを少し抑制している要素があって、それは多分バーレー葉かケンタッキーではないかと思うのですが、意外に複雑なブレンドになっているかも知れません。　喫煙終盤でも喫味の変化はありません。それでも非常に美味しい煙草なので、飽きるという感じがありません。適度に熟成されたバージニア葉による紅茶系の味に、少しだけ柑橘系果物の味が乗っているという喫味は、私の好きなエリンモア「フレイク」にも少し似ていますし、バージニア系フレイクがお好きな方なら、きっと気に入る味だと思います。　という事で喫煙終了。後味は紅茶系＋果物で、残り香は果物混じりの焚火系でした。　全体的に見て、果物系微着香のバージニア・ブレンドという味の美味しい煙草でした。ラールセンの最上位シリーズとして十分な内容のある煙草で、このままレギュラー化して欲しいと思わせるブレンドです。価格が100g入りで4,700円ですから、50g換算で2,350円となり、世間一般で見れば中上級辺りの価格帯に入りますから、美味しさから考えてもレギュラー品として十分戦えるのではないでしょうか。　バージニア・ブレンドがお好きな方でも、着香物がお好きな方でも、十分納得できる煙草だと思います。ぜひお試し下さい。[十分戦える煙草ブログは此方 Click!]

  2019.01.09

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  ラールセン「エディション2019」

  　ラールセンの毎年恒例のイヤー煙草「エディション2019」を吸います。　今年の缶のデザインは、クリーム色が基調になっていて、ちょっと大人しい感じにも見えますが、なかなかオシャレです。それと、今年の缶から蓋の固定形式が変わり、素手では明け難くなりました。その代わり、側面に小さな溝が設けられ、そこにコインを差し込んで開けるようになっています。ただ、ちょっと頑張れば素手でも開きます。　ま、とにかく今年の出来栄えを見てみましょう。　開封時の香りは、かなり明確な柑橘系で、そこに他の果物、桃とかチェリーとかが少し混ざっているような感じです。カットは、一辺が5mmくらいのキューブカットが半分くらいを占め、それにラフカットが加わっています。キューブカットがメインになっているブレンドというのも珍しいです。湿気は普通です。　これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時と同じく柑橘類中心の果物系の香りが来ました。私の好きな系統の香りです。味の方は、柑橘系の酸味が前にあって、後の方に果物系の微かな甘味があるという感じです。ちょっと同社の「ファイン＆エレガント」に似ている味で、そこにチェリー系の喫味を少し加えたような感じもあります。う～ん、舌を刺す刺激も少しあるかなぁ・・・。　キューブカットがメインとなっている構成なので、火付きは余り良くありませんが、一旦燃え始めると火持ちは悪くありません。ただ、燃え進みは遅い方だと思います。　喫煙中盤では喫味の変化はないようです。柑橘メインの果物系の喫味です。やはり同社の「ファイン＆エレガント」に似た喫味の部分があり、同銘柄を常備している私としては馴染みのある味に感じます。そう言えばカットも「ファイン＆エレガント」に似た四角形に近い切片が多く、それはキューブカットが解れた結果の形だと思うのですが、そういう見た目にも親しみを感じます。　喫煙終盤になると少し着香が抜けてきて、微かに渋味が出て来るのですが、ながら喫煙とかだと気付かないレベルなので、基本的には最後まで柑橘系の喫味を楽しめます。　という事で喫煙終了。後味は少し甘味のある柑橘系で、残り香も甘めの柑橘系でした。　全体的に見て、同社の「ファイン＆エレガント」の上級バージョンという感じの煙草だったと思います。柑橘メインの喫味は私の好みに合っていて、これがレギュラー品であれば「ファイン＆エレガント」に替わる常備煙草になっていたかも知れません。　実はラールセンの100g缶は、「シグナチュア」以外が廃止になってしまうようで、そうなるとラインアップとして少し寂しい状況になります。何か新しいレギュラー品が欲しい所なのですが、今回の「エディション2019」辺りは良い候補なのではないでしょうか。限定品で終わらせるには惜しい煙草です。[上級バージョンの煙草ブログは此方 Click!]

  2019.01.06

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  再喫　オルスボ「ブラック」

  　オルスボの「ブラック」を吸っています。オルスボらしい良く出来た欧州系の着香煙草です。　バニラに近い果物系の香りと、やはり果物系の甘さのある味で、ややマッタリ傾向の喫味です。ただし、喫煙序盤を過ぎた辺りから、舌を刺す刺激が強めに出て、マッタリし過ぎない雰囲気になります。　この刺激の正体は良く分かりません。糖度の高さから来るアルカリの刺激なのか、ブラックキャベンディッシュのベースとなっているバーレー葉の刺激なのか。多分どちらか、或いは両方かも知れません。この刺激をプラスと捉えるか、もしくはマイナスと捉えるかで、この煙草の評価は分かれるような気がします。とにかく舌にチクチク来るのは嫌いな方もいらっしゃるでしょうし、適度な刺激が好きな方もしらっしゃるでしょう。味以外にも、そうした特性の違いも好みがありますから、喫味レポートでは盛り込んで欲しい情報だと思うのですが、私のレポートも含めて、二の次になっている事が多いです。この辺は、私のレポートの反省点です・・・。ま、とにかくこの煙草は強めの刺激が舌に来ます。　マッタリ果物とチクチク刺激を楽しむ欧州系着香煙草・・・。簡単にまとめてしまうと、そういう感じの煙草です。[マッタリ煙草ブログは此方 Click!]

  2018.12.23

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  再喫　STG「ハーフ＆ハーフ」

  　今は「ハーフ＆ハーフ」を吸っています。これを吸うのも随分久し振りです。　で、改めて調べてみると、今この煙草はスカンジナビアン・タバコ・グループ（STG）が作ってるそうです。アメリカを代表する煙草の一つで、バーレー葉とバージニア葉が半々でブレンドされている非着香というのが私のこれまでのイメージだったのですが、某情報サイトによれば、製造はSTGで、ブレンドはバーレー葉とバージニア葉、着香はカルダモンやコリアンダー等だそうです。ちょっと意外です。　更に、STGが作っている他の煙草を見てみると、私の好きなエリンモア・フレイクも作っていますし、クランのシリーズやコルツのシリーズもSTG製です。STGは余り表に名前が出てこないのでブランドという認識がなかったのですが、これだけ色々作っているのであれば、ダン・タバコ（DTM）とかと同じように、一つのブランドとして認識した方が良いように思います。それで私の「レポート済みパイプ煙草銘柄リスト」でも新たにSTGの欄を設け、エリンモアやクランとかもそこに入れる事にしました。　さて、「ハーフ＆ハーフ」ですが、適度なコクや旨味、飽きの来ない味わいで、強過ぎず弱過ぎず、価格も高くない、実に常喫に適した煙草だと思います。特に美味しいという訳でもないですが、とりあえず大きく外す事もありません。お金を節約しつつ、他に適当な銘柄が見つからない時の選択肢として、これからも重要な銘柄であり続けるでしょう。[重要な煙草ブログは此方 Click!]

  2018.12.19

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  再喫　オルスボ「バニラ」

  　今はオルスボの「バニラ」を吸っています。　かなり強いバニラ香なのですが、そこは流石に欧州系着香で、香りだけでなく味にもちゃんと甘味があって、味と香りのバランスが上手に取れています。やはりオルスボの着香は巧みだと思います。これがアメリカンなバニラ着香になると、香りは甘々なのに味はむしろ渋いという事が良くあります。そもそもバニラという香料は、実際に舐めてみると味は苦いので、味の甘さは他で補う必要があります。アメリカン着香の場合、味の甘さを補う事には余り気を使っていないようで、確実に甘味もある欧州系着香とは違った雰囲気になります。　今吸っているオルスボ「バニラ」の味には甘さがあるので、多分何かで補っているのだろうと思います。それが糖度の高いバージニア葉をフレンドする事によってなのか、何らかの甘味料を添加する事によってなのか、そこまでは分かりませんが。　という事で、この銘柄もまたオルスボの上手さを感じさせる物でありました。[上手さを感じる煙草ブログは此方 Click!]

  2018.12.16

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  再喫　クラン「ファインアロマティック」

  　クラン「ファインアロマティック」を吸っています。メープルとウイスキーの着香という事で、なるほど、そういう味です。　ブラックキャベンディッシュのベースとなっているであろうバーレー葉に由来すると思われる刺激が少し舌を刺しますが、大筋で平和な喫煙が出来ます。着香による部分以外の喫味も、そこそこコクと旨味があって、特段不満もありません。逆に、際立った個性というものはありません。価格なりに無難な線といった所でしょうか。　40g入りで1,040円ですから、50g換算で1,300円となり、パウチ物としては標準的な価格ですが、とにかく１パウチが安いですから、とりあえず今サイフに金がないという時に調達するには都合が良いです。或いは、安く銘柄数を確保するのにも良いです。　それと、このクランのシリーズで良く言われるのが、手巻き煙草にしても悪くないという事です。今回はしませんが、以前レポートした際に手巻きでも試していて、やはり言われるように悪くない感想を抱いています。　パイプと手巻きの二刀流の方には、良い選択だと思います。　・・・が、パイプだけ、若しくは手巻きだけしか吸わない方だと、この銘柄を積極的に選ぶ理由は、あんまりないようにも思います。[良い選択の煙草ブログは此方 Click!]

  2018.12.12

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  再喫　オルスボ「チェリー」

  　今はオルスボの「チェリー」を吸っています。どうやらこれも日本国内廃止の予定になっているようです。　私は着香煙草が好きで、色々な着香煙草を試してきましたが、何故かチェリー系の着香煙草だけは何度も吸おうという気が起きません。チェリーの着香は、どうも人工的な感じが強過ぎるように感じてしまうのです。このオルスボの「チェリー」は、数あるチェリー着香の中では、かなりマイルド且つナチュラルな方で、この辺は流石オルスボといった所なのですが、それでもチェリー着香特有の不自然さはあります。ですから、チェリー着香が抜けてくる喫煙後半に、この煙草の一番美味しい瞬間が来ます。オルスボ・ブランドのベースブレンドの上手さが、着香が抜け始めた喫煙後半に見えて来るからです。　この煙草のベースは、意外に太いコクがあり、かつバーレー葉によるものと思われる舌への刺激があって、強めの吸い応えがあります。この価格帯で、これだけの吸い応えがあれば、十分以上と言えるのではないでしょうか。　チェリー着香に抵抗のない方は、流通在庫がなくなる前に吸っておいて下さい。[コクのある煙草ブログは此方 Click!]

  2018.12.09

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  再喫　クラン「アロマティック」

  　スカンジナビアン・タバコ・グループが製造しているクラン「アロマティック」を吸っています。１パウチで1,040円と安いですが、これは40g入りなので、一般的な50gに換算すると1,300円となり、パウチ入りのパイプ煙草としては標準的な価格です。　日本の某ショップさんの情報ではラタキア銘柄となっており、確かに私の最初の試喫レポートでもラタキアを感知しているのですが、今回のパウチではラタキアを全く感じません。それで米国の某情報サイトを見ると、ブレンド内容は「ブラックキャベンディッシュ、バーレー、キャベンディッシュ、ケンタッキー、メリーランド、オリエント、ペリク、バージニア」となっており、やはりラタキアが含まれていません。ってか、こんなに色々ブレンドされてるんですね、この銘柄って。　香りは洋酒と蜂蜜を感じ、味では蜂蜜系の甘味をはっきりと感じます。また、味が濃いとは言いませんが、言う程は薄味でもなく、この辺も最初のレポートと違っています。前のレポートと同じなのは、少しザラッとした感触があるという事ぐらいでしょうか。これ本当に前のと同じ煙草なのかなぁ・・・。今回のパウチでは、前のレポートよりも美味しい良い印象を持ちました。　まぁ、価格なりの内容はある煙草だと思います。悪くないと思います。[良い印象の煙草ブログは此方 Click!]

  2018.12.02

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  再喫　オルスボ「シルバー」

  　今はオルスボ「シルバー」を吸っているのですが、「この煙草、こんなに美味しかったっけ？」と、ちょっと感激しています。　一般的なバーレー葉ではなく、元々糖度が高く着香が浸み込み難いバージニア葉をベースとしたブラックキャベンディッシュだけの構成で、着香のメインは蜂蜜なのですが、前に吸った時のレポートでは、そこまで飛び抜けて美味しいとは感じていないような書き方になっています。　今回開けたパウチでは煙草がカチカチに固まっていて、加湿しないとちゃんとした味が出ないのではないかと心配したのですが、そのまま吸ってみるとビックリするくらい美味しく感じます。過乾燥で辛いという事は全くなく、燃え過ぎる感じもありません。熟成の効いたバージニア葉のマイルドな甘味に蜂蜜の風味が加わり、舌を刺す刺激も皆無。極めて幸せな喫煙が出来ます。　勿論、味の内容は違うのですが、真っ黒なバージニア葉ベースで、マイルドな甘さが美味しいと言えば、ラットレーの「ブラックバージニア」が思い出されますが、それと良く似た感触がオルスボ「シルバー」にあります。価格の割りに非常に良く出来た美味しい煙草です。　ところが某ショップさんの情報では、この銘柄も廃止予定だそうで、先般の増税による値上げも見送られています。おいおい、これもかよ？　何か、私のお気に入りに限って消えて行ってるような気がしてなりません。orz[お気に入りの煙草ブログは此方 Click!]

  2018.11.28

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  再喫　「アークロイヤル・フルアロマ」

  　今回吸っているのは「アークロイヤル・フルアロマ」です。　前回吸ってレポートしたのが2012年７月でしたから、もう６年以上も前です。で、改めて吸ってみると、前回とかなり違った印象を受けました。前回は洋酒・蜂蜜・バニラといった味と香りを感じたのですが、今回は洋酒とチョコレート辺りの味と香りを感じます。この着香内容に関して、ショップさんの情報ではチョコレートとホワイトラム、海外のパイプ煙草情報サイトではココア／チョコレートとバニラとなっていて、今回の私の印象の方が各情報に合っています。私の鼻と舌も６年の間に進歩したのかも知れません。（笑）　また、前回の喫煙では、この煙草はパイプよりも手巻きにした方が楽しめると感じて、結局最終的には手巻きで吸い切ったのですが、今回の喫煙では、パイプで吸っても十分楽しめると感じています。前回感じた過燃焼時のエグ味とかも、今回は感じません。勿論、凄く美味しいという訳ではありませんが、価格なりの内容は十分にあるように思います。もしかしたら、前回のパウチは乾燥が進んでしまっていて本来の味が出ていなかったのかも知れませんが、或いは私の吸い方も進歩しているかも。（笑）　という事で、６年の歳月を改めて感じる喫煙となりました。価格なりの悪くない煙草です。[進歩している煙草ブログは此方 Click!]

  2018.11.25

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  再喫　オルスボ「ゴールド」

  　オルスボの「ゴールド」を吸っています。随分と久し振りに吸いますが、これ、美味しいですねぇ。　味と香りの中心に南国の果物があり、バニラも少し。酸味と甘味のバランスが私好みです。ブレンドされているとされるバーレー葉に由来するのか、少し舌を刺す刺激があるのですが、嫌になる程ではありません。　この「ゴールド」も含めてオルスボの各銘柄には良いイメージを持っています。典型的な欧州系着香煙草で、甘味を確保しながら良い香りを出します。ラインアップに缶入りの上位ラインがないので、ブランド全体の評価が上がらないような部分があるのだと思うのですが、パウチ入りの安価な煙草の分野だけで見ると、私の好きなラールセンにも負けない完成度があるのではないかと私は思います。　度重なる煙草税の値上げで、日本におけるパイプ煙草の市場はパウチ入り下位ラインに少しシフトする可能性がありますが、そうなるとこのオルスボ・シリーズへの注目度が上がるかも知れません。ただ、このオルスボ・シリーズにも日本国内廃止になる銘柄があるようで、何とか頑張って生き残って欲しいと願っています。[完成度がある煙草ブログは此方 Click!]

  2018.11.21

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  再喫　ラールセン「スイートアロマティック」

  　今はラールセンの「スイートアロマティック」を吸っています。以前は「ザ・マスターズブレンド」と呼ばれていて、パッケージには「ザ・マスターズブレンド」と「スイートアロマティック」が併記されていました。で、今のパッケージでは「ザ・マスターズブレンド」の表記がなくなり、単に「スイートアロマティック」とだけ書かれています。　ラールセンは着香が上手いブランドだと思いますが、中でもこの「スイートアロマティック」は、ラールセンを代表するパウチ入り着香煙草だと感じています。爽やかさを伴った果物系の香りと、やはり果物系の酸味と甘味のバランスは、非常に良く調整されていて、他社の缶入り着香煙草と比べても見劣りのしないブレンドに仕上がっています。個人的には、ダン・タバコ社の人気銘柄「ブルーノート」に肩を並べる着香煙草の傑作の一つだと思っています。　こういう煙草がパウチ入りでリーズナブルな価格で買えるのは幸せな事です。　私も未喫銘柄ばかりを吸ってレポートするという縛りがなくなりましたから、今後はこの銘柄を吸う機会が増えるような気がします。[幸せな煙草ブログは此方 Click!]

  2018.11.18

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  再喫　ガレリア「ラム＆メープル」

  　ガレリアの「ラム＆メープル」を吸っています。ガレリアでは一番人気の銘柄だそうで、国内廃盤になるガレリアが多い中で、これは継続販売されるようです。　アメリカのガレリア社の着香煙草ですから、如何にもな煙草のように一瞬思うのですが、アメリカン着香の常套手段であるブラックキャベンディッシュはブレンドされておらず、葉っぱは茶色一色です。ただ、ブラックキャベンディッシュのベースとされる事が多いバーレー葉はブレンドされているそうです。アメリカンな煙草と言えばバーレー葉の多用というイメージを私は持っているので、そういう面から見れば、この「ラム＆メープル」もアメリカらしい着香煙草と言えるかも知れません。　とは言え喫味の傾向は欧州系着香に近い感じがします。あまりドギツイ香りではなく、甘味もちゃんと感知出来る程度にはあります。強い香りと渋い味という組み合わせになりがちな典型的なアメリカン着香とは、この辺が少し違います。これがガレリアで一番人気だと言うのですから、もしかして日本のパイプスモーカーの多くは、アメリカン着香よりも欧州系着香の方が好きだったりするのでしょうか？　そんなような事をボンヤリ考えながら吸っています。（笑）[如何にもな煙草ブログは此方 Click!]

  2018.11.11

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  再喫　ラールセン「メロウ＆テイスティ」

  　ラールセンの「メロウ＆テイスティ」を吸っています。これを吸うのは随分と久し振りのような気がします。　バニラと蜂蜜辺りの着香煙草で、まったりした甘い喫味です。ラールセンは欧州のブランドで、この銘柄も欧州系の着香煙草と言えると思いますが、ガレリアとかのアメリカン着香煙草と違うのは、香りだけではなく味にも甘さを感じる所です。アメリカン着香の場合、糖度の低い葉に正に「着『香』」して、香りが非常に強く立つようになっているのに対して、欧州系だと香りだけでなく甘味も足している、或いは元から糖度の高い葉を使っているのか、香り立ちはアメリカン程ではないけれど甘味はアメリカンよりあるという煙草になっています。　ですから、アメリカン着香では香りの割りに甘味を感じないという、悪く言えば香りと味がフィットしない喫味になりがちなのに対して、欧州着香では味と香りが良くフィットしている喫味に仕上がります。　同じような着香煙草なのに、製造する地域によって特性の違いが出るというのは、興味深い事です。主な消費地の人々の好みの違いなのでしょう。　いわゆる本格派の人からは軽視されがちな着香煙草ですが、それなりに様々な特性を比較できる面白さがあります。[面白さがある煙草ブログは此方　Click!]

  2018.11.07

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  再喫　ガレリア「チョコレート」

  　今はガレリアの「チョコレート」を吸っています。幾つも廃盤予定になっているガレリアの中にあって、この「チョコレート」は継続販売されるようです。　香りは甘いが、味はそんなに甘くないというアメリカン着香煙草の典型的な銘柄だと思います。チョコレート＆バニラの香りは強く出ますが、糖度の低いバーレー葉をベースにしているであろうブラックキャベンディッシュのブレンド割合が高く、例えばバージニア・ストレートの非着香煙草よりも甘味は少なく感じます。香りは激甘なバニラエッセンスは、実際それ単体を舐めてみると、かなり苦い訳ですが、アメリカン着香煙草はこれと似たような感じです。　こういう典型的なアメリカン着香煙草、しかもパウチ入りで買いやすい価格の銘柄というのは、とかく軽く見られがちですが、一つのカテゴリーとして市場から消えてしまってはいけない存在だと思います。　こういう煙草をこれからも時々吸って、市場を守って行きたいものです。[守って行きたい煙草ブログは此方 Click!]

  2018.11.04

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  再喫　ラールセン「シンプリーユニーク」

  　ラールセンのパウチ物「シンプリーユニーク」を吸っています。先日の煙草税の値上げでも定価が変わらなかったのですが、某ショップさんの情報だと、この銘柄も廃止予定だそうで、輸入元が値上げの手続きを面倒臭がったのかも知れません。　この銘柄もラールセンのパウチ物の中では人気が薄かったのでしょう。確かにラールセンの着香物にしては華やかさのない地味な煙草のような気がします。でも、だからと言って不味い煙草だという訳でもなく、これはこれで価格の割りには味わい深い銘柄だと思います。　開封時には着香煙草らしい洋酒系の香りが立ち、吸い始めると意外に抑えられた甘さで、ちょっとアーモンド入りビターチョコレートを思わせる落ち着いた味です。常喫にしても飽き難いと思います。　・・・それにしても、どうもこの頃は新規の銘柄よりも廃止銘柄の方が多いようで、全体として日本で買える銘柄数が減って来ているように感じます。まぁ、時代の流れと言ってしまえば、それまでなんですが・・・。　色んな美味しい煙草が自由に楽しめる世界が、出来るだけ長く続く事を願ってやみません。[楽しめる煙草ブログは此方 Click!]

  2018.10.31

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  再喫　ガレリア「ミッドナイトスモーク」

  　随分と久し振りにガレリアを吸っています。ブラックキャベンディッシュだけで構成された「ミッドナイトスモーク」です。どうやらこれも廃止予定になっているようで、流通在庫も残り僅かになっています。　本当にブラックキャベンディッシュだけの真っ黒な煙草で、バニラ系の香りが非常に強いです。一方、味は渋めで、甘味は殆どありません。アメリカンな着香煙草という事で、糖度の低いバーレー葉をベースとしたブラックキャベンディッシュを使っているのだと思います。　それと、以前に吸った時と比べると、パッケージが変更になっています。以前は、口を折り曲げてテープで留めただけのパウチを、透明なビニール袋に密封して販売されていました。けれども、今回購入したパウチは、一般的なパウチと同じように、パウチの口が接着剤で閉じてあり、透明ビニールの外装はありませんでした。何時のタイミングで変更されたのか分かりませんが、やはりこの方が扱い慣れているので良いです。　ガレリアの煙草については、幾つかは日本市場に残るようですが、大半は廃止になるようです。廃止予定銘柄の流通在庫も、既に残り僅かです。アメリカン着香の典型的なブランドなので、趣味の喫煙者としては体験しておくべきブランドだと思います。今の内に吸っておいて下さい。[体験しておくべき煙草ブログは此方 Click!]

  2018.10.28

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  再喫　ダンヒル「フレイク」

  　ダンヒルが煙草事業から撤退するという事で廃止が決っているダンヒル「フレイク」を吸っています。ちょっと前に買っておいた物です。なくなるという事で、長く保管しておいた方が良かったのかも知れませんが、流通在庫がかなりあって、まだもう少し購入できるチャンスがありそうで、今持っている缶は吸ってしまう事にしました。　この丸缶になってからダンヒル「フレイク」を吸うのは二度目なのですが、前回の購入時から少し梱包が変更されているのに気付きました。缶の中の紙包みが、前回は普通のラフカットの煙草と同じ丸い紙だったのが、今回のは角缶用の四角い折り畳みの包みになっています。やっぱり、フレイク用の紙包みはこちらの方が良いですね。この方が、フレイクが缶の中で暴れ難く、形が崩れないと思います。　で、改めて吸いながら思うのは、バージニア・ストレートの煙草にしては、この「フレイク」は味に太さがあるなという事です。ちょっと前にバージニア&ペリクのブレンドであるオーリック「ゴールデンスライスド」を吸いましたが、それよりもコクと旨味があって、まるでペリクがより多くブレンドされているかのようです。ペリクは入っていない筈なのにです。　・・・「フレイク」の作りが良いからなのか、それとも私の舌がいい加減だからなのかは分かりませんが。（笑）　何れにしても、ダンヒル「フレイク」もオーリック「ゴールデンスライスド」も、フレイク物の煙草の中では最も買いやすい価格の銘柄だっただけに、この二つがなくなるのは大変に残念です。　今の内に吸っておいて下さい。[太さがある煙草ブログは此方 Click!]

  2018.10.24

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  再喫　ラールセン「アトゥルーディライト」

  　ラールセンのラタキア物「アトゥルーディライト」を吸い始めました。　某ショップさんの情報によると、この銘柄も廃止予定なのだそうです。ラールセンで丸缶の銘柄が廃止になって以降、この「アトゥルーディライト」だけがラールセンのラタキア物だったのですが、それも日本から消えてしまうのだそうです。昨今の中東の情勢不安から、シリア産に限らず全てのラタキアが入手難になっていると聞きますから、ラタキア物のラインアップが減っていくのは仕方ないのかも知れません。　この煙草は着香のラタキア物で、開封時の香りは殆ど果物系です。ラタキア独特の腐敗臭もあるにはあるのですが、最近では強いラタキアにも慣れてしまった私の鼻では、殆ど感知できないほど弱いラタキア臭しかありません。　味の方も殆ど果物系なのですが、ラタキア由来と思われるコクと旨味が微かにあって、喫味に奥行きを持たせています。ラタキア初心者の方ですと、それでもラタキア臭が鼻につくかも知れませんが、ラタキアに慣れてしまった方なら、ラタキアを余り意識せずに吸えます。ラタキアが大好きな方だと、「こんなのラタキアじゃねぇ！」と言うかも知れません。（笑）　それくらいラタキアの存在感は薄いです。　この如何にも着香らしい香りと味の煙草でありながら、ラタキアで奥行きを持たせた煙草というのは、今思えば非常に珍しいような気がします。実は着香されていながらも、着香を感じさせないラタキア物というのは、多分幾つかあると思うのですが、この煙草ほど着香を感じさせるラタキア物は、ちょっと直ぐには思い出せない程度の種類しかありません。　流通在庫がなくなる前に吸っておいて下さい。[珍しい煙草ブログは此方 Click!]

  2018.10.21

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  再喫　オーリック「ゴールデンスライスド」

  　今はオーリックの「ゴールデンスライスド」を吸っています。だいぶ前に買っておいた物なのですが、これも国内販売が終了してしまいました。　超でっかいフレイク＝ペブルカットの珍しい煙草で、リーズナブルな価格のパウチ入り、且つ私の好きなバージニア＆ペリクのブレンドでした。こんな良質な銘柄を止めてしまうなんて、大変に残念です。やっぱり売れてなかったんだろうなぁ・・・。orz　まぁ、でも海外では継続して販売されているようなので、どうしても吸いたくなったら個人輸入という事になります。　適度に熟成されたバージニア葉の紅茶系の味に、少しのペリクによる適度なコクと旨味。基本的なVa&Peの味です。重くもなく軽くもない、そしてリーズナブルな価格も含めて、常喫するには持って来いの煙草です。でっかいペブルカットをパイプの容量に合わせて自分で千切って詰めるのも、この煙草の楽しみの一つです。　もし身近で在庫を見つける事が出来たなら、ぜひとも試していただきたい煙草です。[楽しみな煙草ブログは此方 Click!]

  2018.10.17

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  再喫　ラールセン「ファイン＆エレガント」

  　まぁ、再喫というより常備している銘柄なので、話がちょっと違うのですが・・・。ラールセンの「ファイン＆エレガント」です。これまで何度も記事にしています（銘柄リストをご参照下さい）。　常備煙草として写真のジャーに移し変えて、レポートする新銘柄の間で吸ったり、パイプレポートの試喫用として吸ったりしているのですが、長い間ジャーで保管していると、やはり乾燥が進んだりします。それで改めて加湿すると、時々失敗して過加湿になったりします。で、一度過加湿にしてしまうと、乾燥させても着香が飛んでしまって同じ味には戻りません。　今回も加湿に失敗して過加湿になってしまったので、新しいのに入れ替えるため、今の分を急いで吸っています。　過加湿にしてしまった「ファイン＆エレガント」は、やはりどうしても水っぽい味と言うか、ペラペラな味と言うか、あまり楽しめない味わいになります。湿気が強いので、火付きや火持ちも悪くなりますし、火種を維持するために無意識の内にドローが強くなり、逆に過燃焼気味で吸ってしまったりします。　非着香の煙草であれば、過加湿の状態から再乾燥させても、それほど味は落ちないという印象がありますが、着香分が美味しい「ファイン＆エレガント」だとそうも行きません。ですから、これを常備するなら未開封でストックしておいて、開封したなら早めに消費するというのが良いのだろうと思うのですが、この開封後即消費というのは、新規の銘柄レポートを続けてきた今までだと、なかなか難しいものがありました。新しい銘柄を最優先で吸って、常備煙草は時々少し吸うだけだからです。　でも、新銘柄レポートが一段落した今後は、開封後即消費という吸い方も出来るかも知れません。さて、どうするか・・・。とりあえず次のパックは開封せずに置いておこうかな。　まぁ、そんなこんなで。[楽しめる煙草ブログは此方 Click!]

  2018.10.14

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  再喫　ダビドフ「スコッティッシュミクスチャー」

  　これも既にレポート済みだったのを間違えて買ってしまって、吸わずに置いていた煙草です。ダビドフの「スコッティッシュミクスチャー」です。最初のレポートは2017年４月でした。　国内での高い販売価格を考慮しなければ、非着香バージニア系の良く出来た美味しい煙草で、オススメ出来る銘柄だと思います。ですから本格的にダビドフのパイプ煙草を吸っていくなら、安く調達出来るまとめ買いの個人輸入は必須でしょう。　ところで、この煙草の名前「スコッティッシュミクスチャー」は、「スコットランドの」もしくは「スコットランド風の」ブレンドという意味ですが、この「スコットランド風」の定義が私には良く分かっていません。　例えば「イングリッシュ」ブレンドだと、非着香でラタキア入りだが、ラタキアは中庸、「バルカン」ブレンドでは、ラタキア入りの非着香で、且つラタキアが非常に強いというイメージだと思うのですが、「スコッティッシュ」というのはどうなのでしょう。今吸っているダビドフの「スコッティッシュミクスチャー」はラタキア無しの非着香煙草なので、もしかしたら非ラタキアの非着香、又は非着香でラタキアは弱いという感じが「スコッティッシュ」なのかも知れないのですが、それだとバージニア系非着香とかの非ラタキアの非着香煙草は全部「スコッティッシュ」という事になり、それもちょっと違うのではないかと感じます。一方、スコットランドのメジャーなパイプ煙草ブランドであるラットレーのラインアップでは、ラタキア物でもラタキアの存在感が薄い銘柄が多く、「非ラタキアの非着香、又は非着香でラタキアは弱い」のが「スコッティッシュ」だとの考えも、あながち間違ってはいないような気もします。　この辺、スコットランド現地のパイプスモーカーの皆さんは、どのように考えていらっしゃるのでしょう。　・・・まぁ、そんな事をボケーと考えながら吸ってます。（笑）[必須の煙草ブログは此方 Click!]

  2018.10.07

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  公開開始「レポート済みパイプ煙草銘柄リスト（工事中）」

  　ちょっと前から「レポート済みパイプ煙草銘柄リスト（工事中）」の公開を始めました。リンクは、ブログページの右列、PR欄の次のボックスにあります。　リストでは、アイウエオ順ブランド名→アイウエオ順銘柄名という並びになっていますので、ブランド名や銘柄名でレポートを探しやすくしています。　ただし、レポート数が非常に多く、私もそれほど時間がありませんので、リストの作成がなかなか進みません。ですから今はまだまだ掲載数が少ない状況ですが、最終的には膨大な行数になります。　よろしかったら、ご利用下さい。[膨大な煙草ブログは此方 Click!]

  2018.10.03

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  再喫　ラットレー「セブンリザーブ」

  　国内で販売されているパイプ煙草を一通り試してレポートし終わったので、これからは新製品以外の銘柄は再喫という事になります。で、どんな感じの記事を書くか考えているのですが、良い考えが浮かばないので、まぁ、書きながら考えていこうと思います。そうしていれば、その内自然にスタイルが固まってくるでしょう。　という事で、今回はラットレーの「セブンリザーブ」です。かなり前に、レポート済みだった事を忘れて再び買ってしまっていたのを、今まで吸わずに置いていました。初めて吸ってレポートしたのは2017年５月28日です。　前にレポートした際と比べると、缶のラベルデザインが変わっています。「セブンリザーブ」は随分前から販売されている銘柄ですが、ラットレーの近年の新製品のラベルデザインに合わせて変更されたようです。この新しいデザインでは、ラベルの下半分に警告表示を入れるために大きな空白が設けられていますので、そういう面では前のデザインの方が好きですが、それを考慮しなければ、今のデザインはなかなかカッコイイと個人的には思っています。　私は国内販売されているパイプ煙草は全て一度は吸いましたから、ラタキア物もそれなりに吸ってきました。それで、あの臭みとかにもかなり慣れたとは思うのですが、未だにラタキアが強い銘柄には少し抵抗があります。自ら積極的にラタキア物を吸いたくなる事が殆どないのです。ですから、これはもう好みの問題で、仕方がありません。　この点、ラットレーのラタキア物は、私でも吸いやすいと感じる銘柄が多いです。ラタキアを完全に裏方に回しているのです。中には、ラタキアが本当にブレンドされているかどうか疑わしい銘柄もありますし、ラットレーにしてはラタキアが強く主張してくるような銘柄でも、他のブランドに比べるとラタキアは全く強くありません。　今回の「セブンリザーブ」は、ラットレーの中では比較的ラタキアの存在感がある方ではないかと思います。それでも、「臭い！」と感じるような匂いはなく、ちょっと強めの出汁臭に抑えられているので、匂いとしてはとっつきやすいです。味も、ラタキアらしさがありながらも、果物的な甘味と酸味があり、重苦しさが軽減されています。ですから、この「セブンリザーブ」辺りからラタキアに入門するのは良い選択ではないかと思います。　まぁ、そんなこんなで、今回はこの辺で・・・。[良い選択の煙草ブログは此方 Click!]

  2018.09.30

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  ラットレー「ハロザウインド」

  　ラットレーの「ハロザウインド」をレポートします。ラットレーのレポートとしては最後になります。と言うよりも、現在国内で販売されているパイプ煙草全体からしても最後のレポートです。ですから次回以降は、国内新製品や毎年恒例の限定銘柄以外では、再喫再レポートを軽くやっていくという事になりそうです。　で、「ハロザウインド」ですが、バージニアにケンタッキーとペリクのブレンドだそうです。・・・あれ、この組み合わせは最近別の銘柄で吸ったような・・・、銘柄は忘れましたが、良いイメージがあります。早速開けてみましょう。　開封時の香りは、良く発酵したチーズのような匂いです。ヨーグルトにも似ています。こういう香りは、サミュエル・ガーウィズの銘柄にもあったような気がします。カットは、非常に細かく解されたブロークンフレイクで、湿気は普通からやや強めといった感じです。　これを火皿内径21mmのパイプに詰めて着火しますと、あぁなるほど、バージニア系非着香煙草らしい紅茶系の味が来ました。ケンタッキーが効いているのか、甘さは控え目ですが、糖度の高いバージニアに良くあるアルカリの刺激も殆どありません。軽い果物系の酸味も少し感じますが、これは少量のペリクに由来するのでしょうか。コクや旨味もそこそこあって、非常に良くバランスされた喫味だと感じます。一方、香りの方は、これもバージニア系非着香煙草らしい焚火系の匂いです。　火付きと火持ちは、問題になる程悪いという訳ではありませんが、決して良くはありません。燃え進みも遅い方だと思います。ですから、気持ち緩めに詰めた方が良かったかも知れません。　喫煙中盤、少し果物系の風味が増したような気がします。基本はバージニア葉の紅茶系の喫味なのですが、酸味が少し出てきたような感じです。アルカリの刺激が出るのをギリギリ一歩手前で抑えつつ、甘味を控え目でありながら確かに感じさせる絶妙なブレンドだと思います。　喫煙終盤では喫味の変化はなく、そのまま喫煙終了。後味は紅茶系と少しの酸味、残り香は焚火系でした。　全体的に見て、バージニア系非着香煙草として良く出来たブレンドだったと思います。甘さは控え目、コクや旨味も控え目、あと果物系の酸味が少々といった所でしたが、前回吸ったバージニア単葉の煙草よりも豊かで美味しい煙草だったと思います。重くも軽くもなく、常喫系の良いブレンドです。それと、喫煙時間は予想外に長くなりました。ブロークンとは言えフレイク系ですし、湿気も強めだったからでしょう。　こういう煙草を作らせると、やはりラットレーは上手いと思います。飛び抜けた個性という意味では物足りませんが、缶も100g入りですし、常喫するには持って来いです。お試し下さい。[持って来いな煙草ブログは此方 Click!]

  2018.09.26

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  加湿後の「かがやき」

  　さて、前回の「かがやき」の試喫では、葉が乾燥し過ぎていたようで、味わいの希薄な辛い喫味になっていました。そこで今回は、適度に加湿して吸ってみます。　加湿具合は、経験的に「ちょっと強めかな？」という程度で、全体にちょっとひんやりする感じにしました。それで火皿内径21mmのパイプに詰めて着火しますと、・・・そうそうこれこれ、バージニア葉らしい紅茶系の喫味が来ました。甘味も前回よりは明確にありますし、パイプ煙草らしい味になったと思います。　これがこの銘柄の本来の味だと思いますが、う～ん、どうなんでしょう、やはり浅い熟成のバージニア単葉の煙草だけあって、味わいに奥深さとか複雑さの類は感じられませんし、コクはあっても旨味は物足りない気がします。また、喫煙中盤以降のアルカリの刺激は依然強く出がちです。葉の質は悪くないと思いますので、このまま単葉で吸うなら、もう少し深めに熟成させた方が良かったのではないかと感じます。　或いは、例えばペリクとかラタキアとか、他のブレンド用煙草を少し混ぜる等、自家ブレンドのベースとして使うのなら、かなり有用な煙草かも知れません。　何れにしても、単葉の銘柄らしい煙草ではあると思います。[有用な煙草ブログは此方 Click!]

  2018.09.23

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  柘製作所「かがやき」

  　柘製作所が海外メーカーに生産委託し日本国内で販売している「かがやき」をレポートします。葉組みは、インド・マイソール産のバージニア葉だけの単葉となっています。ブレンド用を除くと、単葉のパイプ煙草というのは珍しい存在です。果たして、どんな仕上がりになっているのでしょう。　開封時の香りは、ちょっと青臭い枯葉っぽい匂いなのですが、ちょっとチョコレートにも似た部分があって、悪くない香りです。カットはリボンカットで、かなり乾いた感触です。　これを火皿内径22mmのパイプに詰めて着火しますと、乾いた枯葉を炊いているような喫味が来ました。いや、確かに乾いた枯葉を炊いているので、そういう味になるのは当たり前なんですが、もうちょっと、こう、紅茶っぽいとか、干草っぽいとか、そういう味わいがあるのが煙草だと思うのです。ところが、この「かがやき」では、そういう煙草っぽさが余り感じられません。舌に感じるコクはあるのですが、熟成感は浅めで、何かはっきりした「味」というのは希薄です。　火付きと火持ちは良いと思います。かなり乾いた感触なので、硬めに詰めるのは必須でしょう。そうしないと燃え過ぎになりそうです。　喫煙中盤、パイプが暖められて温度が上がってくると、舌を焼くアルカリの刺激が強くなってきました。しかも、コクだけあって味が薄い状態で刺激が強くなったので、あまり良い気持ちがしません。う～ん、やっぱり乾き過ぎの喫味のような感じがします。　喫煙終盤になってヤニが溜まってきたのか、刺激よりもコクが前に出て、幾分マイルドになりました。ただ、コクが主体で他の味が薄い喫味に変化はありません。ヤニが溜まってマイルドになるという事は、やはり序盤で湿気が足りていなかったのではないでしょうか。湿気があれば、序盤からこのマイルドさが出ていたような気がします。　という事で喫煙終了。後味は太めのコクが残り、残り香は焚火系でした。　全体的に見て、コクは良いのだけれど、その他の味わいの部分では今一つ納得しかねる喫煙に終わりました。やはり、どうも湿気が足りていなかったような感触で、「辛い」という言い方もできそうな味でした。　ちょっと納得できないので、一度加湿してから吸いなおして再レポートしようと思います。請う、ご期待。（笑）[納得の煙草ブログは此方 Click!]

  2018.09.19

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  ピーターソン「スペシャルリザーブ2018」

  　今年も出ました、ピーターソンの「スペシャルリザーブ」。今回は「2018」年版という事になりますが、毎年恒例の夏の限定煙草なので、私も「2014」年版から毎年吸っています。各年のレポートについては、下記のリンクをご参照下さい。・2014年版・2015年版・2016年版・2017年版　聞く所によると、今年の「スペシャルリザーブ」は、毎年恒例の限定煙草の類では珍しく非着香の煙草だそうで、その仕上がり具合が気になる所です。後付の味付けで目先が変えられる着香煙草と違い、葉の熟成具合とかも大きな問題になるであろう非着香煙草を、毎年恒例の限定煙草の短いであろう開発期間でリリースするとなると、なかなか上手く行かないのではないかと思ってしまいます。また、特徴的な非着香煙草がそれで出来るのであれば、限定ではなくレギュラー品として売り出した方が良いような気もします。果たして、どんな煙草に仕上がっているのでしょう。まずは開けてみます。　開封時の香りは、干草系の匂いに、ベリー系のような果物香が強く混じり、更にそこに何かの薬草のような青臭い匂いが混ざります。割りと良い香りですが、非常に独特です。カットは、25mm×20mmくらいの楕円形のコインカットで、湿気は普通だと思います。ちょっと小さめのコインカットで、今回の100g缶に入っている枚数が多く、一缶に入っている枚数は数えていません。毎年恒例の限定煙草でコインカットなんて、初めて見ます。　このコインカットをテキトーな枚数取り出し、テキトーに解して火皿内径21mmのパイプに詰めます。そうして着火しますと、確かに非着香バージニアブレンドらしい紅茶系の味が来ました。ただし甘味は弱く、ちょっとスモーキーなコクで吸わせるような風味です。ブレンド内容が、バージニア葉とケンタッキーだとの事なので、ケンタッキーが強めに効いている感じです。そして、ケンタッキーはバーレー葉がベースなので、この煙草にもバーレー葉特有の舌を刺す刺激があります。・・・ふむふむ、この刺激が嫌でなければ、常喫でも行ける味わいです。　火付きは、圧縮されたコインカットの煙草という事で、決して良くありません。着火する一番上に積む煙草は、良く解してから詰めた方が良いと思います。一方、一度着火できれば火持ちは良く、燃え進みも早く感じます。ケンタッキーは燃焼性が良いと聞きますから、この部分でもケンタッキーが効いているようです。　喫煙中盤、コインカットにしては早めに燃え進んでいる感じがします。喫味の変化はありません。やや浅めに熟成されたバージニア葉の甘味はあるにはあるのですが、それよりもスモーキーなコクと舌への刺激が前にあります。　喫煙終盤、バージニア葉の甘さがやや後退し、ケンタッキーのコクが更に強まったような気がします。ですから、序盤以上に硬質なコクで吸わせる喫味になったように感じます。　そうして喫煙終了。後味は硬質でスモーキーなコク、残り香は焚火系でした。　全体的に見て、ケンタッキーが強く、コクで吸わせる非着香・常喫系煙草だったと思います。こういう喫味なら、限定ではなくレギュラー品としてラインアップされても良いのではないかと思いますが、ピーターソンの缶物にしては少し重量単価が高いですから、その辺はなかなか難しいのかも知れません。　非着香でコインカットという、毎年恒例の限定煙草としては非常に珍しい存在です。話のネタになりますし、煙草の完成度もなかなかだと思います。ぜひ、お試し下さい。[非常に珍しい煙草ブログは此方 Click!]

  2018.09.16

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  ダビドフ「フレイクメダリオンズ」

  　米国のネットショップさんでは見かけるのですが、国内の殆どのショップさんから姿を消していたので、個人輸入でしかもう吸うチャンスはないだろうなと思っていた銘柄です。ところが、たまたま未だ在庫を持っているお店を見つけたので、とにかく買ってみました。ダビドフの「フレイクメダリオンズ」です。　バージニア、ペリク、ブラックキャベンディッシュという組み合わせのブレンドで、少数派のコインカットの煙草です。コインカットの煙草で、バージニア＆ペリクと言えば、割りと最近吸ったコモイ「カスクNo.7」とか、日本から既に姿を消してしまった「スリーナンズ」とかを思い出しますが、何れもペリクの熟成臭が強く出たコクのある煙草でした。このダビドフ「フレイクメダリオンズ」はどんな仕上がりになっているのでしょう。とにかく開けてみます。　開封時の香りは、酸味のある漬物と甘味のある腐りかけの果物が混ざったような香りで、かなりペリクが強く効いているように感じます。カットは、直径40mm・厚さ2mmほどのコインカットで、湿気は普通だと思います。缶には、このコインカットが28枚入っていました。　このコインカット３枚を適当に折り畳んで、火皿内径21mmのパイプに詰めます。１枚当たりの重量で考えると、１ボウルに３枚詰めるのは少し多いかも知れませんが、その量がボウルに軽く入ってしまったので、とりあえずそれで吸ってみます。で、着火しますと、割りと浅めに熟成された糖度の高いバージニア葉の味が来ました。砂糖が少し入った紅茶系の味です。このバージニアはかなり良質のもののようで、自然な甘さが美味しいです。一方、ペリクの存在感は希薄で、微妙に感じる果物系の酸味混じりの風味が、そのペリクに由来するのではないかと思われます。或いは、ブレンドされていると言われるブラックキャベンディッシュが良い仕事をしているのでしょうか。微かに舌を刺すような刺激があるので、少なくともそれはバーレー葉ベースのブラックキャベンディッシュなのではないかと思います。　香りの方は、開封時の漬物臭は消え、ほぼバージニア葉の焚火系の香りがメインにあります。それに微かに果物系の甘い香りが混ざります。　う～む、これはかなり美味しい煙草です。今まで吸ったコインカットの煙草の中では、一番好きな味かも知れません。　火付きと火持ちは、圧縮されたフレイク系の煙草にしては随分と良く、手間取るような場面は全くありません。逆に、強く吸うと燃え過ぎになりそうな感触さえあります。時間をかけて抑え気味に吸うのが良さそうです。　喫煙中盤を過ぎても喫味は変わりません。糖度の高いバージニア葉の紅茶系の味に、微妙に果物が混ざっています。舌を刺す刺激も、相変わらず少しあります。味の奥深さはそれ程感じませんが、複雑さは十分あって、飽き難い味だと思います。　喫煙終盤も、味の変化は特段ありません。で、気付けば結構な時間が経過していて、抑え気味に吸ったという事もあるのでしょうが、燃え進みは早くはなかったようです。或いは、コインカット３枚という量が多かったのか・・・。　という事で喫煙終了。後味は刺激のある紅茶系に少しの果物、残り香は焚火系でした。　全体的に見て、ペリクの存在感が意外と薄いVa&Peだったと思います。良質のバージニア葉によるのか、もしくはブラックキャベンディッシュによるのか分かりませんが、甘味がはっきり意識できる程あって、果物系の酸味と相まって、私好みの美味しい煙草でした。ただ、例によって日本国内でのダビドフの高い小売価格ほどの内容かと聞かれると、かなり疑問ではあります。　日本価格が高いので、個人輸入した方が良いかとは思いますが、かなり良く出来た美味しい煙草だと思います。価格等で入手しやすい条件がそろえば、もっとメジャーになってもおかしくありません。そういう煙草です。[メジャーな煙草ブログは此方 Click!]

  2018.09.12

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  ラットレー「プロフェッショナルミクスチャー」

  　ラットレーの「プロフェッショナルミクスチャー」をレポートします。未喫のラットレーはまだ残っていますが、他のブランドを含めてラタキア物のレポートは、これが最後です、多分。（笑）　果たして、最後を飾るに相応しい出来になっているのか。とにかく試してみましょう。　開封時の香りは鰹出汁系です。ラタキアはラタキアだと思いますが、ラタキアの臭みよりもオリエント葉の出汁っぽい匂いの方がメインです。カットは、明るい茶色のリボンカットに、黒いラフカットが少し混ざっている状態で、湿気は普通だと思います。　これを火皿内径22mmのパイプに詰めて着火しますと、しっかりした出汁系の味が来ました。少し味醂を足したような甘味が少しあるお吸い物っぽい味です。この旨味とコクは、ラタキアに由来する部分もあるだろうとは思いますが、非ラタキアのオリエント葉によるものがメインにあるような感じで、香りに於いてもラタキア特有の臭みは非常に希薄です。私がラタキアに慣れてきて、ちょっとやそっとのラタキア臭では動じなくなっている事もあろうかとは思いますが、これだけラタキアの存在感が薄いと、この煙草が非ラタキア銘柄だと言われても不思議に思わないような気がします。それくらいラタキア感がありません。　火付きと火持ちは普通です。燃え難い訳でもなく、逆に燃え過ぎる感じもなく、普通にストレスなく吸える感じです。　喫煙中盤になると、燃焼温度が上がってきたせいだと思うのですが、少し味わいが後退したように感じます。しっかりした旨味とコクはありますが、少し硬い味なのです。また、糖度の高いバージニア葉が使われているようで、そういうブレンドに特有のアルカリ性の刺激が少し舌を刺します。　喫煙終盤では中盤からの喫味が続きます。やや硬質な旨味とコクがあり、ラタキアの存在感は殆どない出汁系の味です。美味しい煙草だと思いますが、ラタキア好きがラタキアを目的に選ぶ銘柄ではありません。　という事で喫煙終了。後味も残り香も出汁系でした。　全体的に見て、ラタキア感のない出汁系の美味しい煙草でした。ラタキアブレンドとされながらもラタキアの存在感が薄いブレンドというのは、ラットレーには多いような気がしますが、旨味とコクを出すためにラタキアを使いつつ、特有の臭みは抑えるというブレンドの方向性は、私の好きな方向性なので、私としては良かったと思います。　出汁系の煙草は好きだけれどもラタキアの臭みは得意ではないという方なら、この煙草を美味しく吸えると思います。ラタキア感が余りに薄いので、逆にラタキア入門には適さないと思いますが、ラタキア云々に拘らずに吸うのであれば、しっかりした旨味とコクを十分に楽しめるでしょう。[楽しめる煙草ブログは此方 Click!]

  2018.09.05

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  ラットレー「ダークフレグラント」

  　ラットレーの「ダークフレグラント」をレポートします。販売店の情報に拠ると「極少量のラタキアがバージニアの熟成したコクのある甘さを引き立てています」との事なのですが、「極少量」というのがどれほどなのか良く分かりません。ラタキアの主張の度合いは如何ほどなのでしょう。まずは開けてみます。　開封時の香りは鰹出汁系で、熟成の効いたオリエント葉っぽい匂いなのですが、ラタキアの臭みではありません。それと、やはり深めに熟成されたバージニア葉の干草臭もあるような気がします。カットは、やや細かいリボンカットと、同じく細かいラフカットの混合で、全体的に黒に近い濃い茶色、湿気は普通です。この時点でのラタキアの存在感は、前に吸った「スリーノギンス」よりも希薄です。　これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、深めに熟成されたバージニア葉に由来すると思われる円やかな紅茶系の甘味に、やはり深めに熟成されたオリエント葉に由来すると思われる出汁系の旨味が混ざった味が来ました。この深く熟成されたオリエント葉由来という部分がラタキアなのだろうと思うのですが、ラタキア的な臭みが全くないので、本当にラタキアがブレンドされているのかどうか疑わしい程です。実際、米国や輸入元のサイトの情報では、この煙草のブレンドはペリク葉とブラックキャベンディッシュ加工されたバージニア葉という事になっており、ラタキアが含まれていません。・・・う～ん、どっちが正しいのでしょう。バージニア葉ベースのブラックキャベンディッシュというのは理解できます。でも、この旨味はペリクではなくオリエント葉のもののような気がします。ただ、ラタキアは入っていないと言われても納得できる喫味です。　火付きと火持ちは悪くありません。どんどん燃えていくようなタイプではないのですが、火種の維持に苦労するような事はありません。　喫煙中盤では、甘味よりも出汁系の旨味が勝ってきました。それにしても、この喫味はラタキア入りではないような気がします。また、ペリクの旨味ともちょっと違うように思います。実際どうなんでしょう。少なくとも、この煙草を吸う際は、ラタキア専用のパイプを使う必要はなさそうです。　喫煙終盤で益々出汁系が前に出て、紅茶系の甘味は殆ど感じなくなりました。でも、この出汁系の旨味は、私にはペリクではなく、オリエント葉のもののように感じます。う～ん、分かりません。　という事で喫煙終了。後味は出汁系で、残り香は焚火系＋出汁系でした。　全体的に見て、出汁系の旨味が美味しい煙草だったと思います。実際に入っているかどうかは別として、ラタキアの臭みは全くないので、ラタキア銘柄として扱う必要はなさそうです。ですから、私はこの煙草をラタキア専用ではなく、非ラタキア用のパイプで今後は吸っていこうと思います。　出汁系の旨味が美味しい煙草ですが、ラタキア特有の癖は全くありませんから、ラタキアが苦手な人でも気にせず試してみて下さい。逆にラタキア好きの方は、ラタキア特有の味や香りは全く期待しない方が良いと思います。[期待の煙草ブログは此方 Click!]

  2018.08.29

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