オリーブの種(その2)
しかたがないので、オリーブの実が生っている状態で会社にいくことにしました。(^^;交代をやっていて、早出ですから、まだ、朝の5時半で仕事は、6時から始まります。今日の仕事は、検査です、不良があるとおもいっきり動かなくてはなりません。もちろん、仕事も痛くて完全にできる状態じゃありません。上司にそのことを告げると「うそ!さぼりたいからじゃないの!」と言われたので、お尻を見せるのは、恥ずかしかったけど、清水の舞台から飛び降りる覚悟でズボンを脱ぎパンツもおろして見てもらったのです。「なんか見えにくいなー、どこにあるのー、」というので、けつの、われめを両手で思いっきり開いてこれが肛門でござーりまする。と見せてあげました。上司は「ひぇー」と言う顔になり「こ、こ、こりゃー痛いわなー、親指ぐらいに腫れているじゃない。わ、わ、わかった、今日は帰っていい」と言われ、帰ることになりました。会社の門を出るとタクシーは一台もいません。仕方なくバスと地下鉄を利用することにしました。もちろん、病院にいき診てもらうことにしたのですが、総合病院で結構、待ち時間が長いので飲み物を買って待っているとパジャマを着た80ぐらいのおばあさんが私の横に座りました。この病院に入院しているのでしょう私が「どこがわるいのですか」と聞くと肝臓ですといいタバコを取り出してライターで火をつけたのでした。安いライターのためか「シュ、シュ、シュ」3,4回火をつけようと音はするのですがなかなかつきません、その音を聞きながら私が「タバコを吸っていいのですか」と聞くと、おばあさんは「あはは」とわらい「医者の先生からは止められているのだけど、どうしても吸いたくて」といい終わると、5回目でやっと火がついたのです。軽くいっぷくしておばあさんが私に「なんせ、もうこの年じゃでガンなど気にならんわな!」と言いい孫は自分に比べると、ぜんそくでほんとうに体が弱いと云うのです。たしかに、戦争、戦後を生き抜いた人は、何でも食べ、何でも飲んできたでしょう。川の水ぐらい飲んでもびくともしないでしょう。現代人はなにか病にかかるとすぐ病院で抗生物質をもらい投与する。といったぐあいです。実はこの抗生物質、たしかに病の治るのも早いが、副作用もあるのです。たとえば、ぜんそくのもとになる菌を食べる菌が人の腸内にいるのですが、抗生物質はこの菌までも殺してしまうのです。だから、昔は、ぜんそくの人が少なかったのは、昔は、抗生物質がなかったので少なかったといえるのではないでしょうか。