質問の持つ力
コーチングでは、質問がとかく脚光を浴びます。「聴く」という土台があって初めて、いい質問は生まれてくるので、「聴く」をおろそかにはできませんが、なぜ質問が脚光をあびるのでしょうか?それは、質問が大きくコーチングの方向性や、引き出し方の深さなどに影響を与えるからです。例えば、「○○をやりたいと思っている」という言葉に対し、「その理由は何ですか?」と訊くと、動機を引き出し、「それをすることで何を目指しているんですか?」と訊くと、意図を確認することになります。動機を訊ねるのがいいのか、意図を確認するのがいいのかは、そのときの話の流れから判断します。また、未来をたっぷり語りたいタイプの時は未来志向の質問、着実に一歩ずつ進みたいタイプには、具体的なステップを訊ねるなど、相手のタイプによっても質問の方向性を変えます。悲観的なタイプには、前向きな言葉で前向きな質問をすると、困難な状況に違う視点を持たせることができます。「なぜこんな目に会うんだろう?」と思っていても、「ここから何を学べますか?」と質問されると、焦点が変わってきます。ティーチングは一斉に同じ内容を同じ速度で教えますが、コーチングはあくまで個別対応です。その人にあった質問や、フィードバックや承認などをしていきます。自分の話を心から聴いてくれ、そして、自分に合った質問やフィードバックをしてくれるからこそ、安心感や信頼感が生まれ、本当の自分の答えに辿り着けます。なかなか、日常では、このような姿勢で会話をするということはありません。だからこそコーチングが活きてきます。私もたった一つの質問がここ4,5年の人生を変えてきてくれました。 「あなたの本当にやりたいことは何?」あなたの本当にやりたいことは何ですか?それをすることでどんなことを目指していますか?いつも頭の隅にこの質問を置いておくと、少しずつ少しずつ人生が変化してきますよ。ブログランキング参加しています。クリック!!してくれると嬉しいです。人気blogランキングへありがとうございます。