外に何かを求めない
絵本『ビック・オーとの出会い』を読みました。かけら、が主人公です。かけらは、自分がぴったりはまる相手を探しますが、なかなか相手は現れません。あるとき、どんなかけらも必要のない、まん丸の形をしたビック・オーに出会います。ビック・オーは満ち足りていて、自分のかけらを探していません。ただ、転がって前に進んでいます。そしてかけらに言います。「君だって自分で転がればいいんだよ。とんがってるかけらだって ころがってれば角が取れてきてころがれるよ。 やってみたことはあるの。」かけらはころがってみました。最初は角がじゃまになって、うまく転がれません。けれど、次第に角が取れて、丸くなってどんどん前に転がれるようになりました。そして、ビック・オーに追い付いて、一緒に転がっていきます。絵本なので、言葉は少なく、いろんな解釈ができます。私は、こんなふうに解釈しました。「人は外に向かって、何か自分に欠けているものを求める。 外に答えがあるのではないかと、目が外にいく。 ”だって、自分はまだ角張っていて、うまく回転できない。 前に進めないんだもの。 私にぴったりの何かが見つかれば、私は丸くなって 前に転がれる。” けれど、外に目を向けていてはいつまで経っても その何かは現れない。 最初は、ギコン、バタン音をたてながら、時には痛みを伴いながら 動き出してみる。 すると、少し丸くなって、以前より前に進めるようになる。 そのうち、いつのまにか丸くなって、どんどん前に進めるようになる。 誰にでも最初から、あなただけの何かが、備わっている。 外に求めず、自分の力で動き出しなさい。 動いているうちに、いろんなことに気づく。 いろんなことがわかってくる。 そして、まん丸の球体になったとき、 人に気づかれないくらい小さくても、確実にあなたは自分の力で 前進する。 そして満ち足りている。なぜなら、あなたは外に何かを求めていないから。 自分で自分を満たしているから。 外に何かを求めないで、自分の中に何かがあることを 発見しよう。 そうすれば、一人でもころがれる。 ころがれるからたくさんの人たちともwin-winで一緒にころがれる。 」続ぼくを探しに ビッグ・オーとの出会い [単行本] シェル・シルヴァスタイン (著), 倉橋 由美子 (翻訳), Shel Silverstein Shel Silverstein (原著) ソース・ワークショップ 9/19・20あなたのクリックをご協力ください。ありがとうございます!!