HONDAディオFit
次男が自転車から原付に乗り換える事になった。丁度貰い物の黄色いタクトがあるので、これをキャンディーレッドとブラックに塗り分ければ恰好良いと言う事でバラシに掛かったが、どうもセルモーターが壊れているようである。ヤフオクで調べてみたが、セルモーターの出品はない。大枚はたいて新品を買う気にはなれないので、代わりにシャリーではどうかと尋ねたら、タクトやシャリーのようにメットインが出来ないバイクは不便だと言う。時代は変わったものだ....。オマケに黄色いタクトは地元の友人から「三丁目の夕日」に出て来そうなレトロなバイクと言われているらしい。TLM50やTY50には全く興味を示さない有様だ。どうやら今時の原付ライダーはメットインとセルは必須条件らしい。そうこうしている内に伊勢に帰る日が近づいて来たので、バイク探しに出掛けるも、メットインスクーターは結構なお値段が付いている。高いのは中古でも10万円を超えるものもザラである。灯台下暗し、師匠が行き着けの自転車屋に行ってみたら、HONDA Dio Fitが47,000円であった。平成9年式 空冷2サイクル単気筒49ccのセル付きメットインスクーターだ。今となっては貴重なキャブ仕様で、分離給油式の2サイクルエンジンを搭載している。煙モクモクが懐かしい。即金で払って、その足でナンバーを取得。持ち帰ってよく見てみると、赤い車体をシルバーに塗り替えているようだ。マフラー、ホイールなどもサビが出ていたのであろう。塗装を程してあった。セルを5回程使ったらバッテリーが死んだので、すぐさまネットで注文。送料込みで1,650円だ。大丈夫だろうか....。Dioのバッテリーはメットインケースの中にあるプラの蓋を外して取り出すようになっている。蓋を外してみると何と、バッテリーが横倒しになって取り付けてある。一昔前では考えられない取り付け方だ。当然密閉型のみの対応となる。端子もカプラーを装着するようになっているので、脱着するのにドライバーも何もいらない。24日は夕方に高梁川の河川敷のオフロードを試走してドロドロになった車体を洗車。一晩乾燥させて25日には工作車に積み込む。原付は自転車よりも小さいので、5人乗車モードでもその後ろに乗せる事ができた。タイダウンでシッカリ固定して、伊勢に向けて輸送開始。今年になってゼファーとDio。二台のバイクを輸送する工作車はよく仕事をしてくれる。長距離が多いのでエンジンがすこぶる良く回り、ドンドン走るクルマになって行くのが良く分かる。鳥羽市相差町で1泊して、Dioを積載したまま海岸線をドライブ。5月のサミットに向けて延々と続く道路の両脇の木々を3mほどにわたって伐採し、下草も綺麗に掃除していた。ガードレールもこげ茶の新品を取り付け。そりゃ400億いるわな。伊勢でDioを降ろし代わりに自転車を積み込む。帰りは2人なので、二列目シートを最前へセットすれば自転車を立てたまま積み込む事ができた。昼前、偶然にも岩渕のグリル片山の前を通り掛かったら、5台ある駐車場が2つ空いていたので、即駐車して聞いてみたら今日は珍しく空いているとの事。友人に紹介されて一度訪れたいと思っていたフランス料理店だ。普段は予約しないとまず無理と言われているだけに、願ってもないチャンスである。昼のコース料理を食したが、前菜からビックリする程の美味。噂通りの納得の料理であった。後は軽油を満タンにして軽くなった工作車を飛ばす。京都東付近で事故のため、京滋バイパスに迂回して事無きを得た。和気IC付近で紺色の覆面パトを抜きかけて慌てて減速した以外は順調であった。復路の走行距離364.2km。約4時間といったところである。車体から取り出したユアサの密閉型バッテリー YTR4A-BSHONDA Dio Fit(右前)HONDA Dio Fit(左前)工作車に積載したDio Fit