燃料コック
久し振りにTLR200のエンジンを掛けてやろうと倉庫から出してみたら、燃料コック全体がガソリンで濡れている。以前見た時、既に漏れてはいたがコックの下辺りが湿っている程度であったので放置していたのだが、ここに来て一気に悪化したようだ。燃料漏れの原因はコックの中の恐らくゴムパッキンの劣化であろうが、TLR200の燃料コックは表示プレートがビス留めではなくカシメてあり、分解できなくしてある。しかし、カシメの部分をグラインダーで削れば無理矢理分解できそうであるが、HONDAは中のゴムパッキンだけのパーツ売りはしていないのだ。仕方がないのでヤフオクで探してみたら、中古でゴムパッキンも危なそうなコックが2,000円で出ていた。消費税、送料、振込手数料を合わせると3,000円を超えてしまう金額となってしまう。そこで念のため、たぶん廃番となっているだろうと思いながら、HONDAに問い合わせて貰ったら在庫があるとの返事が返って来た。これは驚き。2日後にはHONDA純正の新品が届いた。但し、部品番号が16950-164-025から16950-GF6-015に大幅に変わっており、コックのツマミの部分の幅が広くなっていた。恐らくTLR用は廃番になったが、このコックは他のバイクと共通部品となっているので、集約した番号になったのだと思われる。何れにせよ、新品が手に入る事は有りがたい。しかも、ストレーナー付きのASSYで2,980円であった。ヤフオクの中古を買うより安い。早速、タンクを外してひっくり返し、取り付けようと古いコックを抜いたら、ストレーナーが外れてタンクに残ってしまった。精密ドライバーで回しながら耳を出すがなかなか出て来ない。しつこくやっているとやっと1ミリ程出てきたのでラジオペンチで挟んで摘みだした。この作業が一番時間が掛かった。組み付けてコックON、今度は当然ですが漏れないです~う。燃料漏れのコックタンクの中で外れてしまったストレーナーツマミが太い新品の燃料コック作業終了状態