うちなー（おきなわ）らいふ

新内閣

次期オーストラリア内閣が決まったようです。新総理（Prime Minister）は、”Kevin Rudd”労働党党首であります。所謂、環境（Environment, Heritage and The Arts）大臣は、”Peter Garrett”元ロッカー（Midnight Oil）であり、オーストラリアの先住民である”アボリジニー”の土地を守る為に歌った”Beds are Burning”１９８７年　が有名であります。そして、新たな省である”Climate Change and Water”を設立し、中国系マレーシア出身の女性”Senator Penny Wong”が選ばれました。この省は、これからさらに活発化するであろう二酸化炭素排出権や取引と、水資源に特化した省であります。そして、京都議定書やポスト京都の交渉の責任を彼女は与えられております。この人選は明らかに、排出権取引の優位を狙った物だと思われます。そして、多文化国家の優位性を生かした、新たな国家戦略のあり方が見えてきたような気がします。環境問題は、地球規模の問題であり、オーストラリアの水不足は、自国だけでは解決できないものである。次期首相であるケビンは、環境問題はもちろんの事、移民や先住民に対して積極的に対応していくようである。先日、彼はアボリジニーに対する政府の過去の過ちを認め、謝罪を行いました。これは、オーストラリアが新しく動き出した事を象徴するイベントである。多文化国家であるオーストラリアが、これからどのように外交を行っていくのか興味深い所である。

新総理大臣

オーストラリアの新総理大臣選ばれる。労働党の”Kevin Rudd” が８０席獲得で、時期総理大臣に選出されました。John Howardが負けたと言う事は、オーストラリア国民が求めているのは、急激な経済成長では無かったと言うことである。急激な経済成長は、一般の労働者を高い金利等によって苦境に立たせる。そして、環境問題を誘発していくのである。Kevin Ruddは、環境問題に対して積極的であり、これから始まるポスト京都議定書に深く関わっていくであろう。天然資源輸出国に対する責任が持ち上がる中、輸入国である日本への影響が懸念されるところもあるが、環境問題の解決を図る為には、この責任をオーストラリアは考慮するべきであろう。今日は、環境問題を考える方々にとって、記念すべき日になる事を願う。

Botanical Garden

パースの中心から、車で１０分ぐらいの所に”Kings Park"と”Botanic Gaden"がある。これらは植物がメインの公園であり、”Botanic Gardens & Park Authority"と言う団体が管理している。そして、西オーストラリア州の植物に関してはトップレベルの団体である。普段パース市内近辺では見る事が出来ない植物も観賞することができ、植物関係などのセミナーなども開催している。無料のガイドによる案内も行っている。（要予約）植物園の入り口付近今、公園内はたくさんの花で覆われていて、観賞にはベストな時期である。そして、無料BBQの施設もあるので、家族などと過ごすのに最適な場所である。最近、よくここを訪れている。天気のよい日は格別である。

花火

日本の花火シーズンは終わりに近づいているようです。オーストラリアから花火の写真です。これは、今年の１月２６日（Ａｕｓｔｒａｌｉａ　Ｄａｙ）で撮ったやつです。この日、パースでは”オジー”一色となり、大きなイベントの一つとなります。花火の写真撮るのは難しいぃっす。

保護エリア（国立公園）

オーストラリアで国立公園と言うのは、保護エリア（Protected Area)と呼ばれるエリアのカテゴリの一つである。この保護エリアの中には、national parks, marine parks, conservation parks,regional parks, State forests and timber reserves, nature reserves, and marine nature reservesなどが含まれている。そして、基本的にIUCN （The World Conservation Union）の６レベル・カテゴリ・システム（IUCN six level system of categories）を管理体制に取り入れている。オーストラリアの国立公園は、連邦政府と各州（準州）政府によって管理され、公園によって管理者が連邦政府、各州（準州）政府に分かれている。連邦政府の国立公園は、国立公園：６マリン保護エリア：１４植物公園：２となり、２１の公園を主にThe Director of National Parks が管理している。これらの公園はThe EPBC (Environmental Protection and Biodiversity Conservation)Act 1999 と言う法律下にある。グレート・バリアリーフ・マリンパークのみ、Great Barrier Reef Marine Park Authorityが管理しており、そして、独自の条例が存在する。そして、各州（準州）政府が管理している保護エリア（国立公園）は、各州（準州）の管理団体がすべてをまかなっている。各州（準州）の管理団体は以下となる。WA：The Department of Conservation and Land Management (CALM)保護エリア：1,224、 (170,610平方キロ)国立公園：63、 (48,743平方キロ)SA: The National Parks and Wildlife SA 保護エリア：324、 (216,310平方キロ)国立公園：18、 (43.374平方キロ)TAS：The Tasmania Parks and Wildlife Service保護エリア：420以上、 (？)国立公園：19、 (？)VIC：Parks Victoria保護エリア：1,966、 (33,780平方キロ)国立公園：36、 (25,774平方キロ)ACT:Environment ACT保護エリア：8、 (1,230平方キロ)NSW:The NSW National Parks and Wildlife Service (NPWS) 保護エリア：549、 (49,533平方キロ)国立公園：150、 (41,723平方キロ)QLD:The Queensland Parks and Wildlife Service保護エリア：470、 (69,388平方キロ)国立公園：216、 (65,871平方キロ)NT:The Parks and Wildlife Commission of the Northern Territory 保護エリア：95、 (53,505平方キロ)国立公園：10、 (19,622平方キロ)各州（準州）管理の国立公園は法律（The EPBC Act 1999)を基本にし、そして、各州（準州）の州法によって管理されている。その為、国立公園によって管理体制に違いが現れる。各地方によって環境の違いがあり、この柔軟な体制はベストな状況にあるのではないだろうか。

マーガレット・リバー

今回は、西オーストラリア州の南西に位置し、パースから２７７Ｋｍ程南下した所にある”マーガレットリバー（Margaret River)" の写真を少し載せる事にする。マーガレットリバーのワインは有名であり、沢山のワイナリーが営まれている。そして、ここで生産されたワインの中にはパース・ワインショウで金賞を受け取った物もある。これは、この地域がブドウ栽培に適しているからであり、数多くの自然が残っているからである。

満月（２）

追加でオーストラリアから見える三日月の写真アップします。

満月

最近は、雨の日が続いていた。そして、久しぶりに晴れた夜空を見上げてみると、満月であった。何故だか満月の夜は、心がスッキリする。妙に酒が飲みたくなってくる。話は変わるが、北半球と南半球では月が西側にあるとき、月の形が違って見えるのである。満月の時は違いが分からないが、三日月の時はハッキリと判る。北半球で三日月を鑑賞すると、左上部が欠けて見えることだろう。しかし、南半球では、右上部が欠けて見えるのである。余談だが、赤道あたりでは、真上の部分が欠けて見えるらしい。１９６９年にアポロ１１号が人類初の月面着陸を成功させた。それから３０年以上経っているが、現代科学でも、殆ど理解されていない”月”。この未知の世界を創り出す”宇宙”。世の中は、知らない事だらけである。深く考えすぎると切りがないので、酒でも飲んで、眠るとしよう。　　　　　　　　　　　　　　　

Ｋａｌｂａｒｒｉ　（カルバリ）

西オ－ストラリアの中西部にあるカルバリと呼ばれている場所の写真をいくつか紹介します。ここでは、大自然の芸術を鑑賞できます。

国立公園

西オーストラリアの”Ｅｘｍｏｕｔｈ”から、さらに奥に行った所に”Ｃａｐｅ　Ｒａｎｇｅ　Ｎａｔｉｏｎａｌ　Ｐａｒｋ”がある。今回は、そこで撮った写真をいくつか紹介します。こちらは、国立公園に向かう途中にある米軍基地。この基地が出来たお陰で、Ｅｘｍｏｕｔｈの町は発展したと言われています。これは、シロアリの巣であり、大きい物で２ｍ弱はある。ここら近辺では至る所で見受けられる。風に吹かれて盛り上がった砂の小山。英語では”ＤＵＮＥ”と言い、砂浜を構成する要素の一つである。そしてこれは、風や波によって絶え間なく変化を与えられ続けている。海に出ると、景色は一変する。”ブッシュランド”　この中で、様々な動物や植物が生きている。Ｂｒｏｗｎ　ＦａｌｃｏｎＡｕｓｔｒａｌｉａｎ　Ｂｕｓｔｅｒｄ”Ｄｕｎｅ”　自然の力でうまくコントロールされている。しかし、人間活動によって自然のバランスは狂わされ、多くの問題が顕著に現れてきている。河口付近には、マングローブが自生している。陸側の川は、峡谷の中にある。これらの地域には、手付かずの自然が多数残っている。とくに、砂浜に関しては素晴しく保護されている。しかし、今日の観光客の増加と人口増加によって、開発の波が近くの町まで、押し寄せてきているのは確かである。ここは、国立公園であるため開発されることは無いが、ビジターの増加による負荷が懸念されている。そして、世界中で起こっている観光と環境保護の問題は、これからも増加傾向のようである。エコツーリズムと言う名目で、アドベンチャーを行う輩もいるようであり、ハッキリとした”法的”認証システムを採用する時が着ているようであると考える。

最古の現生生物

西オーストラリアの中西部にあるシャーク湾の奥で、世界で最初に発見された現生のストロマトライトの群体を見ることが出来る。ここは、パースより北へ７００Ｋｍほどである。地球誕生後、最初の生命体は嫌気性バクテリアのような微小生物だったとされている。その時期に、光合成バクテリアが現れ、酸素の生産が始まったのである。。我々を含めた生物が繁栄できる基礎を築いたのは、紛れもなくストロマトライトの基となる光合成バクテリアである。ストロマトライトは、生きた光合成バクテリアのコロニーが水中で構築したドーム状又は柱状の構造体である。この光合成バクテリアから分泌された粘液に細かい堆積物が海水中の炭酸カルシウムとともに沈着される。そして、奇妙な構造物が出来上がるのである。ここでは、観察場が整備されていて、指定された場所以外の立ち入りは、原則禁止されている。過去にこの場所は、馬車による陸揚げが行われていた。その時に、多数のストロマトライトが傷ついたと言う。写真には無いが、所々にその傷跡が残っている。このバクテリアは、日中は光合成をし、運動性もあるので光を求めて沈着物の表面に現れる。そして、夜間は活動を休止する。この活動の繰り返しによって固い層状構造が形成され、ストロマトライトと呼ばれる生物岩はゆっくりと成長を続けていくのである。 これらの現生ストロマトライトが発見されたのは１９５０年代であり、それ以前は化石の発見が主であった。最古のストロマトライト化石は、西オーストラリアの３５億年前の地層中から発見された。他にも、西ーストラリアの汽水湖や淡水湖でストロマトライトを見ることが出来る。そして、いまだに解明されていない謎が多く存在する。生命誕生の鍵を、ストロマトライトから見つけ出すことが出来るとも言われている。

冬

南半球に在るオーストラリアの季節は冬である。この時期から春（９～１１月）までに、沢山の植物が花を咲かせる。冬の雨によって成長が促され、受粉の季節がやってくるのだ。今日は、僕の散歩コースである公園とそこで見つけた花を紹介します。デイゴの花が満開の季節です。今の時期、至る所で見受けられる黄色い花。ここは、サウスパースにある公園である。一面緑色に埋め尽くされ、綺麗に手入れされている。この時期は、芝が良く育っているので、晴れた日は最高に気持ちが良い場所である。そして、非常に人気がある住宅地でもある。この公園は、住民の憩いの場になっていて、週末にはＢＢＱを楽しむ家族連れなどが訪れる。散歩、ジョギング又はサイクリングコースとしても利用されている。まさに、市民の為の公園であり、無駄な規制も存在せず、法の範囲内で自由に様々な事ができる。日本にもこの様な公園があると、心のゆとりを持てるのではないかと考える。この公園の素晴しさを維持しているのは、行政だけではなく、住民のモラルである。多くのオージー（オーストラリア人）は、ゴミはゴミ箱へが基本である。彼らは、自分が行動を起こさなければ、何も生まれないことを知っている。ゴミ箱は、公園内の至る所にある。このゴミ箱には、黄色いビニール袋が箱の横に付いている。拡大してみる。この袋は、ペットの糞を処理するときに使う。ここでは、行政と市民の関係がうまく機能していて、どちらか一方に負担を押し付けるというのを出来るだけ減らしているように思われる。行政の役割は行政が、そして、市民は市民としてできる限りの事をする。日本とは違うシステムがここには存在している。

パースで見つけた

西オーストラリア州のパースで見つけた場面集ですパースは住みたい町のひとつとして世界中で評価されています。例えば、こんな場面はあたりまえ蜂はせっせと蜜を集めるのでありますデイゴの仲間です只今、パースではデイゴの花が咲き始めています沖縄を恋しく感じる季節でありますアカシアの仲間ですオーストラリア独特の一風変わった花ですこちらは種子変わった形をしていますが、地上を見ると、こんな物が見てください、繊維の多さをまるでココナッツの実のように硬そうだけどかじられている犯人はオウムの仲間　Ｓｈｏｒｔ－ｂｉｌｌｅｄ　Ｂｌａｃｋ　Ｃｏｃｋａｔｏｏ　ですそして、オウムと言えば愛の告白でもするつもりでしょうかそして、近づいてみて。。。。後はご想像にお任せします。こちらはブラックスワンの子供たち近づき過ぎると威嚇されます海もあって最高です市街地からは少し遠いですが。。。夕日を見ながら色々と考えることも出来ますこんな風に考えすぎは体に悪いそう、単純に生きなければいけませんこのように、意味が分からないですか？すべては自然の力から成り立っていると言うことですこんな夕暮れ時も過ごせますそして、こんな時もこんな夕暮れ時もありました。まだまだ、素晴しい場面は沢山あります。次回、もっと色々な画像をアップします。

エスペランスと言う町

エスペランスの町を訪ねた時の画像ですエスペランスは古くにフランス人によって開拓された町であり町の名前はフランス語になります西オーストラリア州の南東に位置しますこれは鉱山で使われていた重機の部品の一部ですエスペランスは、今もそうですが昔から鉱業の港として栄えている町ですそして、環境問題も数多く存在します僕がこの町を訪ねた数週間後、事件が起こりましたこの町に住んでいる鳥たちが多量に死んでいるのが明らかになったのです調査の結果は鉱業による影響でした鉱山は近くには無いのですが、港に大量の鉱物は運ばれてきます重金属である”鉛”による中毒死です後の調査で鳥だけでは無く、人体にも影響している事が数名ですが確認されました人体への影響は少ないようですがしかし、日本の水俣で起こった事件と似たような事が、この時代に確認されたのは悲しいことですフレンチマン　キャップですとある浜辺の一場面国立公園近く国立公園の中山火事の後オーストラリアでは特に夏場に山火事が発生します山火事の原因は人為的な物と自然現象とがあります殆どは、自然現象である雷によって起こりますこちらは防ぎようがありません人為的な着火を防ぐ為、オーストラリアでは許可地域以外での裸火の使用は禁止されています山火事の後これも自然現象の一つです遠くから見た山火事の煙雷雨これが山火事の原因になります我々は自然の力に何も出来ないのであるオーストライア名物　カンガルーですこれは沢山の”イナゴ”です大量発生したイナゴの中を車で通過するとこうなります網はラジエターを保護（オーバーヒートを防ぐ）する為ですエミュー（大型の飛べない鳥）の親子を発見大きなトカゲを発見そして、中型のトカゲも発見しました小型のトカゲは発見できず、残念ですほんの一場面ですこれは大陸側、地質学的時間と言うのは凄い景色を作り出す自然の中で人工物を可能な限り使わない考えは素晴らしい綺麗なエスペランスの一部であるしかし、これらが汚染されている可能性があるかも知れないのである僕らが作り出したり、利用している重金属や化学物質は僕らの裸眼で見ることが出来ない僕らだけではなく、他の生き物（植物、動物）も同じである知らない間に僕らは害されていくのだろうか

タスマニア島の一場面集

タスマニア島のほんの一部の画像です夕暮れ時の一場面早朝の一場面首都ホバートの一場面標高１２００以上から見下ろした首都ホバートである自分の小ささを痛感した朝日の一場面早朝の一場面１８００年代に建てられた教会達１８００年代に建てられた橋達タスマニアには沢山の古い建造物があるこれらの多くは囚人（島流し）達によって築かれた物だマリア島である島全体が国立公園となるタスマニアの一場面自然の力、現象の結果であるこれらは信じられない時間を掛けて作られる早朝に活動すると色々な事に出会える早朝の一場面早朝の一場面星座は何処でも同じである地球の広さの感じた一瞬彼はまだ生きているのかも知れない早朝の一コマこのパイプは水を運んでいる。この水の力を利用して電気を作るタスマニアの殆どの電力は水力発電である二酸化炭素を出さない水力発電は、素晴らしいだけど、自然破壊を生む事もあるダムを作らなくては、水力で電気を得るのは難しい多くの植物が水の中に沈んでしまう早朝の一場面高山植物蜂である彼は彼らの巣を守っている森林の中に入っていくとこのような場面にも出会うことができるさらに自然の仕組みを理解することも出来る人工物（コンクリートなどなど）で作られていない物は、土に帰る事が出来るのであるハリモグラに注意！彼らはいたるところに居るたとえば、こんな所人工の穴（土管）とかハリモグラの子供であるひっくり返してみたほんの小さな一場面である人間活動の負の遺産である天然資源を得るために山を切り崩したその結果、地中に眠っていた樹木に有害な、多量の酸性物質を目覚めさせてしまう日本で、多量の天然資源（石炭、石油などなど）が消費されているそれらの多くは、オーストラリアからも輸入されているここに来て、考えさせられる事は僕ら日本人は、知らない所で環境破壊に手を貸している事だ

タスマニア

この画像はお気に入りのひとつです。僕は、可愛らしさを感じるんですよね

タスマニア

タスマニア

只今、タスマニアを訪れた時の画像をアップしてます。これは、タスマニア島の世界遺産で保護されている場所の近くです。