芥川賞選評にひっかかる
第136回芥川賞 青山七恵さんの「ひとり日和」が受賞。トラドキスタンでも手放しで歓迎。 ただ、村上龍氏の選評「正確に厳密に言葉を選んで書かれていて」がひっかかる。正確に厳密に言葉を選ぶことは作家としての最低限の心がけではないのか。翻訳の世界ばかりか、小説の世界までが、ただ当たり前のことをしている人が高く評価される時代になったとは、喜んでいいのか、悲しんでいいのか。 そう言えば、父が昔よく言っていた。 当たり前のことをする人が偉い。 子どものころはそんなことを言う父を軽蔑していたが、もしかしたら、ものすごい名言なのかもしれない。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。