遅まきながら
とっくに旬を過ぎた話ですが、忘れないうちに。中川元財務相の件、いろいろ思ったりしました。まず、お付きをたくさん連れて専用ジェットで出かけたのに、なんで誰も会見や美術館訪問を止めなかったんだろ、というのが一点。大臣が自分の事務所で雇ってる秘書とかが一緒だったなら、まず最初に止めるべき責任があるのはその人で、同じか次くらいに責任があるのは、お付の役人側の一番偉い人でしょうね。役人が何人いても、一番偉い人があんな場面でも止めない場合、その下がなんか言ったら上司の顔をつぶすことになります。財務省にとってあまりやりやすい人じゃなかったからわざと止めなかったとかいう噂は、そんなこともあるのかもと一瞬思ってしまうものの、常識的に考えて普通止めると思うので、なぜあんなことになったのかが非常に不思議です。原因は、当人は風邪薬、周囲は酒だと言ってますが、何となく、安定剤や鎮痛剤、あるいは睡眠薬の類とアルコールのコンボにより、意識のたががはずれた行動のように見えました。薬とアルコールの飲み合わせはわりと怖いので皆さん注意しましょうね。加えて、どこにも書かれてなくて、個人的にすごく気になったのが、ニュースでちらっと流れた、例の記者会見の前のロシアの財相との会見模様で、風邪を引いていたという話のとおり、しきりに洟をすする中川元財相が映っていました。これ、日本ではわりとよくあることですが、少なくとも欧米では非常に嫌われ、汚らしいイメージを持たれる行為なのです。実際に、風邪気味らしいニュージーランド人と会合の最中、どうやらティッシュもハンカチも持ち合わせていなかったらしい彼は、決してすすることなく洟を垂らし、会合の後にあわててトイレにかけこんでました。少なくとも先進国に行って洟をすする人を見たことはないので、これが洟を垂らすよりも恥ずべき行為なのは確かなようです。