リクルートしてみたら・・・
年明けに、とある分野を中心に専門家が集まるパーティーがあり、いい感じでお酒も入り、たまたまそばに座ってた人が、「今求職活動中なの~」「待遇良くてもゲーム会社とかは違うかなと思って~」なんて話をしていて、少々ユニークな感じだったけどなんだか気に入ったので、「うちこない~?」と声をかけてみました。ほとんどナンパですね(笑)。私の職場では何人か外部の専門家に入ってもらっていますが、近年一人大きな「はずれ」を引き当ててしまい、一緒に働かねばならない同僚がだいぶ苦労しています。求人は私の仕事ではないけれど待っているとなかなかみつからないし、来てもはずれると被害が大きいし、ちょうど目の前に絶好の機会が転がってきたように見えたので、捕まえることにしました。どんなに面接しようと、一緒に働いてどうかなんて蓋をあけてみないと本当のところはわからないけれど、どうせ被害を蒙ることになるなら自分で選んでみたいかも、と酔っ払いの頭で考えたのですその後、上司も巻き込み、話を進めているのですが、ポストの用意の部分で難航しています。相手もこちら側もできるだけ両方Happyになれる形にしたいのですが、現在進行形で先行きは不透明という感じ。どうもあまりいい条件の提示が難しい情勢なのですが、相手方はそれでも仕事に興味を持ってくれて、履歴書を送ってくれました。履歴書もインパクトがあり、かなりオーバースペックな方向でレアな人で、良すぎて困るくらいでしたが、とりあえず分野的にも理想どおりと上司も言うので、職場に来て上司にも会ってもらいました。で、そのとき会うのが二度目だったのですが、遅ればせながらようやく自分の目の前にいる人が何なのか気付きました。その人たぶん、生まれ落ちた時点ですでに神様がべったりと印をつけてそうな感じの、もろにgeniusのカテゴリに入る人です。私も結構歳は食い、すごく履歴書の良い秀才系の人々はこれまで数を見てきましたが、これほど顕著なgifted系の人は初めてで気付くのが遅れました。で、今、悪い条件にもかかわらず相手方は結構乗り気で、もし話がいい方向に進んだとしても、そんな人をまったり系の職場に連れ込んでいろんな意味でうまくいくだろうかという大いなる不安に苛まれています。社会人としてアウトな困った専門家にふりまわされた同僚たちに、専門性とコミュ力を兼ね備えた頼りになるアドバイザー兼チームメイトを、という趣旨で当初選んだつもりで、多少変ってはいるけれど、連絡のやりとりをしていても対応は120点つけたいくらい過不足なくパーフェクトだし、いい感じでチームプレーもできそうな人だという当初からの見立ては変らないものの、なんというか、背びれの立派な魚をと思って海に捕まえに行き、いい背びれがそこにあったので喜んで捕獲して水から揚げたら背びれ以外は魚とは形がぜんぜん違って、例えば水面から現れたのは立派なゴジラでした、みたいな状況でしょうか。しかもたぶん希少種なので特別な保護とお世話を必要とする気がしてます。私、お世話係確定ですね・・・。ああまた仕事が増える(涙)。