J2 第49節 愛媛vs鳥栖 ~変化
今回はツアーなのでホテルの朝食込み。バイキング方式で、オレンジジュースには手書きの”ORANGEジュース”の説明書き。Oの字が”凶悪な”ミカン顔になっていたのには、ちょっとにやっとした。愛媛県民にとって、もはやオレンジ(みかん)の擬人化は凶悪顔しかありえなくなっているのか(笑)ホテルを出てまずは松山駅へ。雨の予報だったので余計な荷物をコインロッカーにあずけて、身軽な格好でスタジアムに向かう。JR四国のバスセンターで往復バスの乗車券と自由席チケットがセットになったサポーターズチケットを購入。往復バス代1100円+B自由席当日1500円=計2600円が、1700円とかなりお得。これは来年からも続けて欲しい。ホテルを出た頃はまだ何とかもっていた天気は、バスに乗る頃に雨になった。松山駅からだとあんまり乗客もいないかなと思ったけれど、意外と座席は埋まり、次の停留所の松山市駅では満員で通路にもぎっしりと人。前はこんなに混まなかったのにな。松山駅で乗って正解だった。客層も、若い人から年配の方まで実にバラエティに富んでいる。後ろの親子の会話を聞くともなく聞いていると、サッカーの話題が多い。まぁ、これからサッカーを見に行くのだから当然だけど。今日はホーム最終戦ということもあり、スポンサーのディアドラサンクスデー。早く行けば色々もらえたようだが、結構ゆっくりだったので、何ももらえず(涙)。でも、たまにしかこれない奴がもらうより、地元の人がゲットして、来年もまたスタジアムに足を運ぼうと思ってくれた方がいいか。とりあえず、最終戦でしか予約できない記念Tシャツを予約して、昨日発売された愛媛FCオフィシャル応援歌、ガンガンジーガンジンルーの「My Home Ground」をゲット。#ちょっとおじさん、ガンガンジーはスカイライダーのキャラだよ(笑)ディアドラサンクスデーだったせいか、マッチシティもなくご当地グルメも味わえなかったけど、屋台のからあげ(というか、せんざんき)が食えたからよし。ちょっと味付けが甘めだけどボリューム満点で、からあげらーにとっては愛媛に行くときは絶対押さえないといけないアイテム(笑) 結構混んでいて待たされたけど、あげたてはウマー。雨は弱いけど、ずっと止まずに降り続けている。じっと座って見るのも嫌だったので、いわゆる”スキマジャ・ナナシーダ”ゾーンにて応援。BAゾーンには知らない顔が随分増えた。若い子達も増えた。若すぎる子達(笑)も結構来ている。まだまだ総数として足りないけど、一朝一夕には増えない。でも今年1年で応援の楽しさを知った人は確実に増えたはずだから、来年はもっと増えるんじゃないかな。ただ、応援より野次の方が威勢がいいのはちょっと困りもの。野次飛ばすより、選手を応援する方が勝利のためになるんだから、野次を飛ばす前にコールを送ろうよ。試合は双方ミスが多く、特に愛媛は湘南戦で見たような連携はあまり見られない。結構声出して応援したんだけど、オウンゴールと高橋の2得点で久しぶりの敗戦。ホーム最終戦にしては残念な出来だった。てか、声だし応援した試合って全部負けてるような気がするぞ・・・(涙) 今度はじっと見てようか・・・愛媛は前節までの動員が、93,725人。あと6275人動員すれば年間10万人の大台に乗る。残念ながら天気がよくなくて目標には達しなかったが、それでも5600人余りの観客。イベントがたくさんあったこともあるが、この天候でこの数字は合格点ではなかろうか。ホーム最終戦ということで、試合後、監督と敬介の挨拶があり、その後選手が場内をサンクスウォーキング。BAゾーンでは高萩に向けて「洋次郎愛媛で共に上を目指そう」の弾幕。高萩はユニフォームを脱ぎ、客席に投げる。ああ、やっぱり君は行ってしまうのか・・・ 分かってはいたけど、やっぱ切ないな。選手の中には久々に見るズーパーの姿も。一人一人と握手して回るズーパー・・・ ズーパーもう一度、ピッチでプレイする姿を見たいよ。ウォーキングの後、ユニのまま早めに空港へ。空港でユニを脱いでいると、職員の人が近づいてきて「どっちが勝ちました?」 何か普通のおじさんだったが、そういうおじさんも愛媛の結果を気にかけてくれる。今回、ガス戦を蹴ってまで愛媛に行ったのは、J初年度を終え、愛媛FCがどの程度愛媛の人々の間に根付いたかを自分の目で見たかったから、というのがひとつの大きな理由。開幕戦以来の愛媛だった。開幕戦の時はどちらかというと物珍しさのお祭り気分を感じた(それはそれでいい)。最終戦を迎えた今日、愛媛FCという存在が地元に確実に根付きつつあり、Jのある生活を、自分たちの町のクラブを応援することを、みんな楽しんでいるなというのをひしひし感じた。今年は1年目にしては思わぬ好成績だったが、来年以降、成績の悪い年もあるし、ぐだぐだなサッカーばかりを見せられるシーズンもあるだろうけど、これからも自分たちの町のチームを応援する生活を一人でも多くの人が楽しんでくれればと思う。