ファミリー野宿旅行記その2
朝7時もすぎるとこうこうと輝く太陽のあかりで目が覚めます。太陽のあかりで目が覚めるなんてなんという贅沢でしょう。 野宿最高ですヽ(*´▽`)◆ゞ今日は近隣の山をハイキングして午後は水遊びなどする予定です。ここからだと大菩薩かなあ・・・なんて考えつつテントを簡単に撤収して車に乗り込んでいざ出発であります。ゲートまでは100mくらいですが、急坂です。石や木の枝がごろごろしています。しかし今まで20年以上全国各地の劣悪な林道を制覇した自分にはこんなのへでもありませぬ。ゲートをくぐる舗装路に出て、方向転換しようとするとタイヤがぼこっぼこっと変な感触があります。なんかはさんだか?車をおりて右後輪をみると長さ10cmくらい、太さは太巻きくらいの木の枝が張り付いています。車のタイヤは5月に新品に替えたばかりで溝もばっちり残っています。その溝に入り込んでしまったようです。「なんだ枝か」と気楽に抜こうとします「あれ抜けない」( ̄Д ̄;;どうやら深く食い込んでいるようです木の枝にもっと大きな力を加えてみます。すると枝は動く感触がありましたが、なんというか、ぐらぐらした歯に触るようななんだか、このままとってしまうととんでもないことが起こりそうな感触がありました。かといってこのままぼこぼこ言いながら走り続けるわけにもいきません私はひと思いに枝を引っこ抜きました。頑強でトの字型の枝が目にはいると同時に「しゅ~」という情けない音をたてて車のタイヤがぺちゃんこになりました。Σ(T▽T;) そうです木の枝でパンクですそれも釘とかのレベルではない。タイヤには数cmの大きな切れ目が。出先でパンクとか最悪ですが、とにかく修理できるレベルではなくタイヤを丸替えしなければならないようこの多摩川の源流部の奥地で最寄りの大きなGS、もしくはイエ○ーハットなどは40キロ先の青梅市内でありましょう。ともかく、スペアタイヤに交換しないと話になりません。なのでまずは平らな場所へ移動です。この辺で平らな場所はなんと橋の上です。前後から車がくると話にならないが緊急事態なので勘弁してもらいましょう。スペアタイヤへの交換はものの10分程度ですんだけど、なんか頼りないタイヤだよなあ。最中に前後から車がきたけれど事情を話すと快く理解してくれ、「手伝おうか」とも言ってくれた。まったく山に来る人は善人ばかりで心が温まります。無事に修理完了。この状態では山に行くどころではなく青梅市内を目指します。時速40キロののんびり走行奥多摩湖の「水と緑のふれあい館」で休憩。ここは無料の展示場や3Dシアターなどもあって、ちょっと立ち寄ったにしては十分楽しめたでもまだ修理への旅への途中である。ようやく青梅市内の某店舗にて同じタイヤを取り付けてもらって事なきをえた。もう15時です。ふつうならこれで帰宅するのでしょうが、我々は転んでもただでは起きません。今日全然楽しくない子供たちも「山に登りたい」と突然言い出したので、この時間からいくにはあそこと飯能の巾着田を目指しました。巾着田はちょっとしたキャンプ村。ここは格安のキャンプ場としては便利さロケーションともになかなかのところ。つくづく昨夜ここに泊まればよかったと思いますが気を取り直して日和田山の登山口に向かいました。 日和田山はクライミングでは数え切れないほど登ったけれど、ハイキングで登ったのは初めて、途中ちょっとした岩場などもあり、子供たちはアスレチック気分で大満足。 頂上からの眺めは抜群でスカイツリーや横浜ランドマークタワーも見えました。 下山は30分くらい。「ああ今日は楽しかったね」というところですが我が家の遊びはまだ終わりません。こんどは水着に着替えて高麗川で遊びます。 1時間も遊べば子供も満足さあ帰るかというところですが、まだ終わりません。今度は時期も時期の「ホタル」を見に青梅の成木へ成木地区のホタル祭りはたぶん東京では一番ホタルがみられるところですが混雑が嫌いな我々は祭りの会場をスルーして上成木の方へここはホタルがたくさんみられる穴場なのであります。ホタルを鑑賞するのに、たくさんのギャラリーも模擬店もいらないでしょう。しずかな闇の中を飛び交うホタルを鑑賞すると大人も子供も大喜びでした。いくらなんでもこれで今日のレジャーは終わりです。なんだか昨日の土砂崩れからはじまっていろいろあって朝の出来事でさえなつかしいけれど、これはこれでインパクトの強い初めてのファミリー野宿旅行記でありました。