突然の八方尾根ファミリーハイキング
真っ白な高山をながめつつ、のんびりキャンプをしようというテーマで、しろうま岳の麓、白馬アルプスキャンプ場にやってきました。 →キャンプの様子はこちら最近子育てで元気のない嫁さんをすばらしい眺めでいやしてあげようと思っていたのですが、いざキャンプ場にきてすばらしい眺めを前にすると、突然、彼女は「八方尾根に登りたい」と言い出しました。 実は彼女は、独身時代に八方尾根から唐松岳に登り、ざんざん降りの雨にもかかわらず、そこで山のすばらしさに目覚めたという原点の山だそうです。その後晴れた日の眺めをみたくて再度八方尾根に登ったのにそのときも大雨その後4年前に家族そろってのハイキングを企画したものの、雷雨で中止。もうすっかりあきらめかけていた晴れた日の八方尾根が、今目の前にある!今こそ千載一遇のチャンス!ととらえたみたいです。しかしいくら観光地とはいえ、5月北アルプスをなめたらいかん。ひとたび吹雪けばまったく冬山に逆戻りなのだ。そんな中で最近運動不足の子供をかかえてどこまで登れるというのだろう。でもまあゴンドラリフトを乗り継いで終点で帰るのも悪くないだろう。 というわけで急遽八方尾根ファミリーハイキングとあいなりました。 まずはゴンドラ&リフトで一気に1900mまで リフト終点は混雑なので、まああの高いところに行こうよ。眺め良さそうだし。という感じで、歩き出しました。そう思ったら結構遠かった。雪があると山が近く見えるんですよね 白馬三山が目の前に広がって行きます。気がついたら八方ケルンまで登ってしまった。 ここまで子供たちはばてばてしながらがんばって歩いている。ここまでくると八方池まであと30分。欲が出て歩き出す。第2ケルンの手前で雪田が現れる。雪山ムード満点。 難しい箇所はないけど、大事をとってここで引き返す。嫁さんはこれで満足したようだ。子供は目的地まで残念そう。残念がる子供をみて父ちゃんは「おっこれは少し山の楽しみがわかってきたか?」と若干の喜びを感じつつ、下山につくのであった。