断乳四晩目~
断乳四晩目以降のチビちゃんは、おっぱいを求めて大泣きすることはほとんどなくなりました。昼間、楽しく遊ぶチビちゃんを見ながら、あぁ、この子が母のおっぱいを吸うことはもう二度とないのか、と思うと、急に寂しい気持ちに襲われるつばめ。もう一回だけおっぱいをやってみたいなー、と思ったけど、ここまできてそんなことはできません。夫と一緒だとおっぱいなしに寝るようになったチビちゃんですが、母と一緒だとどうなのかはいまだ不明。でも夫が出張に出てしまい、四晩目はつばめが初めてひとりでチビちゃんの寝かしつけをすることに。最初はちょっと不安だったのですが、就寝も窓の外を見てお話しながら寝つき、夜も起きて泣いた時、つばめが抱き上げるとほどなくしてまた目を閉じるという感じ。昼寝もおばあちゃんの助けを借りることなく、母に抱かれて素直に眠りについてくれました。五晩目の夜、眠くなったチビちゃんは自分から母の腕の中にまあるくなって入ってきました。おっぱいを求めることもなくそのままあっさり就寝。こんなことは初めてです。昼は、眠くなった時にベッドに行くとおっぱいのことを思い出すようでぐずりはじめるのでベッドには近づかず、ベランダでいろんな物をたたいて音を出し、チビの気を紛らわせているうちに眠りの世界に。眠った後は一度も起きずに3時間も眠りました。それ以降は、昼も夜も、おっぱい姿勢になることなく、特別に一生懸命あやさなくても、眠くなったチビちゃんを抱っこしてゆらゆら揺らしていると寝てくれるようになりました。昼寝も途中で1,2度目覚めることが多いのですが、母の姿が確認できると、そのまま再び自分で眠りについてくれることも。おっぱいを飲んでいた時には、目が覚めた後再びひとりで眠りにつくことなどなかったので、これは大きな変化。そろそろおっぱいの記憶もおぼろげになってきたのでしょう。ただ断乳10日以上たった今も、おっぱいのことを完全に忘れたわけではなく、夜中目覚めたときに、たまにおっぱい飲み姿勢になることがあります。そのまま母が立ち上がるともらえないと分かって泣き声を上げますが、ほどなく再び眠りにつきます。ほぼ断乳成功かな、と思っていますが、夜あいかわらず、0時、2時、4時、6時のように4回ぐらい起きるのが悩みの種。断乳したら、夜を通してぐっすり寝てくれるようになるかと期待していたのだけど、うちのチビはしょっちゅう目が覚めてしまうようです。でも夜中は目を覚ましてもミルクも水も飲むことなく、そのまま眠りについてくれます。すぐ布団に置けたらいいのだけど、時々、何回チャレンジしても置くと目覚めるを繰り返すことがあり、これも断乳前と変わりません。きっとうちのチビちゃんは目が覚めやすいタイプなのでしょう。断乳する前は、もっとチビちゃんが何時間も必死で泣き続けるのかと思っておびえていましたが、実際やってみるとひどく大泣きする時間はそれほど長くなく、しばらくするとあきらめて泣き止みます。そして、泣く時間が日に日に短くなり、最初の3日を越えると、ほぼ泣かずにだっこされて眠るようになりました。心配していた断乳だけど、思ったよりあっけなかったなぁ、という感じです。断乳で難しいのはむしろ、お母さんのほうの気持ちの整理なのではないでしょうか。つばめも痛いし、空のおっぱいを何度も何度も吸われるのはもう嫌だと思いながらも、泣いておっぱいをほしがられると、「こんなにほしがっているものを絶つなんて かわいそうかな」などという母心も揺れ、なかなか決意がつきませんでした。さらに、チビに泣かれるとすぐおっぱいをやる習慣がついており、おっぱいをやらずに子供を寝かしつけるなんて、できないと思い込んでいたのです。おっぱい中毒なのは、チビだけではなく母もそうだったのです。断乳する前に、「あと○日でおっぱいはもうなくなるからね」と子供に言い聞かせるとよい、という話を聞いたことがありますが、それは子供に心理的準備をさせる意味もありますが、むしろ、そういうふうに子供に話しかけることによって、お母さんが自分で自分に言い聞かせ、心の整理をする意味もあるのではないかな、と思います。でも習慣を変えるってほんと大変ですね。つばめはもう限界!ってがまんできなくなって初めて断乳の決意がつきました。限界っていうほど大変でなかったら、きっと2歳ぐらいまでおっぱいをやりつづけていたと思います。断乳開始後数日は、おっぱいを上げられなくなってちょっと寂しい気持ちがしたりもしましたが、今はもうすっきりした気分です。授乳がなくなっても、育児はまだまだ続いていくので、これからもがんばっていこうと思います。