「存貸通」
銀行ローンを抱えている人にとってうれしいお知らせです。知る人ぞ知る、中国工商銀行の「存貸通」。工商銀行にローンがある人が「存貸通」という口座を開設し、そこに普通預金をしておくと、その預金は前倒しでローンを返却しているものとみなされ、当日のローン利息計算からその金額を控除してくれるというもの。普通預金なのでいつでも出し入れでき、その日にいくら預金残高があるかによって、日割り計算でローン利息を節約できるのです。とはいえ、預金額がそのまま前倒し返却額とみなされるわけではなく、預金額から5万元を引き、さらにその80%の額で計算されます。例えば、30万元を「存貸通」の普通預金に入れた場合、節約できるローン額の計算は以下のようになります。(30万-5万)× 80% = 20万借りているローン利率が5.94%で、普通預金の利息が0.36%の場合、普通預金の利息は別に支払われるのでそれを引いて、20万 ×(5.94%-0.36%)= 11,160元1年でこれだけの利息が節約できる、逆に考えると、30万元の普通預金の利息が11,160元と考えると、利息は年3.72%となり、一般の普通預金の0.36%と比べてずーっと割がいいことになります。普通預金と同じようにいつでも出し入れできて、利息は5年定期より高いなんてお得ですね。見方を変えれば、30万元を「存貸通」に入れておけば、30万元のローンがあっても、10万元分の利息しか払わなくていいと考えることもできます。これは工商銀行の例ですが、深発展、建設銀行、招商銀行、中国銀行、民生銀行等の銀行でも同種の商品があるようです。うちは工商銀行に借金があるので、工商銀行の「存貸通」を利用する予定です。中国の各銀行に借金がある皆さん、ぜひこの種のサービスを利用してローン利息を節約しましょう!