想い花
いつの間にか、1月も終りに近づいております。ついこの間までお正月気分だったのに、月日のたつのは早いですね。今年はじめての、自宅でのお花のお教室・・・真冬は花のもちがよく、お正月花がまだ元気でピンピンしているというお宅が多いのですが、立春も近いことですし、気分も新たにフレッシュなお花を生けたくなる頃です。花材も冬を感じさせないすっかり春めいたものが届きます。お華の世界ってそうなのですよね。外の世界より、いつも少し先を歩いています。お花をやっていて、楽しいのはまずそういうところ。季節を先取り。届いた花材を、開ける時はいつも、ワクワクします。今回の華材は、 コンシンネ アマリリス ドラセナ・ゴッドセfヒアーナ フリージア アネモネお花屋さん、おまかせなのですが、こういった色合いは珍しいです。自分では、あまり選ばないでしょうね。 今回は“想い花”です。形式にとらわれず、植物がもつ、固有の美しさを生かし、生ける者の心にうつった思いを花を通して生け表すという生け花です。アマリリスの赤を強調させるために黒のシンプルな花器にしました。すこし、ラテン度が高いお花になりましたね。思い切って、ダイナミックに!部屋全体がぱっと明るくなりました。。。暖かい国への憧れかな。そんな想いをこめて生けてみました。