パリジェンヌの着物はじめ
和服を着て、京都の町を歩くこと。これほど、古都の町並みにマッチすることはありません。着付けを習い始めた頃は、うれしくて、お茶のお稽古には必ず、小紋の着物を着て行ったり、していたものですが、最近は、お稽古で着ることはほとんどありません。本当は、お花のお稽古の時も、和服を着た方がいいのでしょうけど。(お弟子さんが習いに来られる時、たまにジーンズの時もありますわ。失礼ですね。)そんな、Mitti、今年こそは、和服を普段にも着ようと、年の始めに思い立ち、はや、半年近く過ぎてしまいました。(汗)和服を改めて、見直すということが必要ですね。こちらの本は、友人のお姉さまからプレゼントしてもらいました。 ”パリジェンヌの着物はじめ” 私たちが気づいていない、あるいは忘れてしまっている、 日本の伝統文化の素晴らしさを、違う視点から見せてくれます。著者は、来日17年のフランス人マダム、マニグリエ真矢さんです。来日当初は着物は自分に似合わないのでは、と思ってらっしゃったそうですが、そういう人だからこそ、見つけた着こなしのコツは本当に参考になります。実は、友人のお姉さんが、彼女と、同じマンションに住んでらして、2年前に、京都での展覧会をご案内いただいたのです。さりげなく、とても綺麗に着物を着てらして、びっくりいたしました。外国人にありがちな「奇を衒ったキモノ」ではなく「正統派の着物」をきちんと綺麗に着こなされています。長襦袢・胴裏・裾回しにもこだわっていらっしゃるところが、素晴らしいと思いました。裏にこだわるという感性は、とても興味深いです。きっと、着物の世界には、あったものでしょうけど。着物というと晴れの場で着るという、イメージが強いけれども、それより彼女のように、スーツ感覚で着物をあつらえて、着こなすほうが現実的であるし、かっこいいですね。 ”とにかく、着物は楽しい”・・・(はじめに より)なんだか、読んでいるうちに、着こなせそうな予感がしてきます。着物の種類や歴史についてもわかりやすくまとめられており、特に初心者の方が着物を着始める時のいい参考書にもなると思います。そうだわ♪ 7月5日の大徳寺ライブには、夏の着物を着ていきますね~♪